生命科学関連特許情報

タイトル:再公表特許(A1)_ビタミンB1を安定に配合した糖液を含む末梢静脈投与用輸液
出願番号:2010053758
年次:2012
IPC分類:A61K 31/51,A61K 47/20,A61K 9/08,A61K 31/198,A61K 47/12,A61K 47/24,A61K 47/02,A61P 3/02,A61K 31/70


特許情報キャッシュ

繁田 睦夫 JP WO2010104023 20100916 JP2010053758 20100308 ビタミンB1を安定に配合した糖液を含む末梢静脈投与用輸液 味の素株式会社 000000066 結田 純次 100127926 竹林 則幸 100140132 繁田 睦夫 JP 2009057227 20090311 A61K 31/51 20060101AFI20120817BHJP A61K 47/20 20060101ALI20120817BHJP A61K 9/08 20060101ALI20120817BHJP A61K 31/198 20060101ALI20120817BHJP A61K 47/12 20060101ALI20120817BHJP A61K 47/24 20060101ALI20120817BHJP A61K 47/02 20060101ALI20120817BHJP A61P 3/02 20060101ALI20120817BHJP A61K 31/70 20060101ALI20120817BHJP JPA61K31/51A61K47/20A61K9/08A61K31/198A61K47/12A61K47/24A61K47/02A61P3/02 105A61P3/02A61K31/70 AP(BW,GH,GM,KE,LS,MW,MZ,NA,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),EP(AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PE,PG,PH,PL,PT,RO,RS,RU,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC,VN,ZA,ZM,ZW 再公表特許(A1) 20120913 2011503800 14 4C076 4C086 4C206 4C076AA11 4C076AA12 4C076BB13 4C076BB17 4C076CC23 4C076DD26 4C076DD41 4C076DD43 4C076DD51 4C076FF63 4C086AA01 4C086AA02 4C086BC83 4C086EA01 4C086MA03 4C086MA05 4C086MA10 4C086MA17 4C086MA66 4C086NA03 4C086NA10 4C086ZC21 4C086ZC25 4C206AA01 4C206AA02 4C206FA53 4C206MA03 4C206MA05 4C206MA10 4C206MA12 4C206MA37 4C206MA86 4C206NA03 4C206NA10 4C206ZC21 4C206ZC25 本発明は糖液とアミノ酸液が複室容器内に別々に収納された末梢静脈投与用輸液であって、糖液にビタミンB1を安定に配合する技術に関するものである。 近年、経静脈栄養療法は著しい進歩を遂げ、糖・電解質・アミノ酸を含有する輸液剤が汎用されている。しかし、経口栄養補給ができないで経静脈栄養輸液のみに頼る場合には、糖・電解質・アミノ酸の投与のみではビタミンや微量元素の欠乏症が生じる。また、ビタミンB1を投与せずに大量の糖負荷がかかると、糖代謝に大きな異常をきたし、重篤な副作用である乳酸アシドーシスを引き起こすことがある。そこでビタミンB1をあらかじめ糖液に配合することが広く行われている。 またビタミンB1は、中性〜アルカリ性で不安定であり、亜硫酸イオンの存在により分解するので、酸性に調節され、亜硫酸イオンを含有しない糖液側に配合される。 糖液中に含まれる緩衝性を有する塩がビタミンB1の安定化を妨げるため、ビタミンB1を配合する糖液中に含まれる電解質の滴定酸度を1以下とすることにより、ビタミンB1の安定性を高めるという報告がある(特許文献1)。また、アスコルビン酸やL−システインといった抗酸化剤がビタミンB1の安定性を高めるという報告もある(特許文献2)。 なお、特許文献1の方法は、糖液の緩衝能を極限にまで下げる必要があるため、配合できる電解質が限定され、pHの調整が難しいことに加え、配合物の少しの分解でpHが変動してしまうなど、安定性に課題がある。WO2004/103375号公報特開2005−179200号公報 本発明の課題は、糖液とアミノ酸液を複室容器内に別々に収納した末梢静脈投与用輸液において、糖液にビタミンB1を安定に配合する点にある。 糖液にN−アセチルシステインを添加することによって、緩衝性のある塩を含有し、一定の滴定酸度を有する糖液においても、糖液に処方されるビタミンB1の安定性を高めることができることを発見して本発明を完成させた。 したがって、本発明の好ましい態様は以下のとおりである。 (1)糖液とアミノ酸液が複室容器内に別々に収納された末梢静脈投与用輸液において、糖液がビタミンB1およびN−アセチルシステインを含有することを特徴とする末梢静脈投与用輸液。 (2)糖液がN−アセチルシステインを0.3〜3.0g/L含有する(1)に記載の末梢静脈投与用輸液。 (3)糖液が乳酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、グリセロリン酸カリウム、リン酸二カリウムから選ばれる緩衝性のある塩を一種類以上含有する(1)または(2)記載の末梢静脈投与用輸液。 (4)糖液およびアミノ酸液が亜硫酸イオンを含有しない(1)〜(3)のいずれかに記載の末梢静脈投与用輸液。 N−アセチルシステインを糖液に添加することにより、ビタミンB1の安定化を図ることができ、安定化剤として添加したN−アセチルシステインはL−システイン源とすることができる。L−システインによるビタミンB1の安定化効果は知られている(前述特許文献2)が、抗酸化剤として添加したL−システインは輸液の保存中に減少するため、アミノ酸成分でもあるL−システインを含量保証することができないことが明らかとなった。これに引き換えN−アセチルシステインをビタミンB1の安定化剤として用いた時には、N−アセチルシステインの含量減少が小さいので、安定化効果が奏されると同時にN−アセチルシステインの含量を保証できる。また、N−アセチルシステインはカルボン酸と同様の働きで、pHを酸性にするため、糖液に添加するpH調節剤の量を減らすことができる。 以下、本発明の末梢静脈投与用輸液に関して説明する。本発明の要点は、ビタミンB1を含み亜硫酸イオンを含まない糖液において、ビタミンB1とともにN−アセチルシステインを含有させることによって、糖液の滴定酸度と関係なく、ビタミンB1の安定化を図ることであり、その他の点に関しては、従来から知られている末梢静脈投与用輸液に関する事項が応用できる。<糖液について> 本発明の静脈投与用輸液における、糖液は、糖、電解質およびビタミンB1を基本構成とし、ビタミンB1の安定化を阻害する亜硫酸塩を含有しない。使用できる糖としては通常輸液に用いられる糖であれば特に制限はないが、例えば還元糖として、ブドウ糖、フルクトース、マルトースが、非還元糖としてはトレハロース、キシリトール、ソルビトール、グリセリンが挙げられる。前記の各種糖のうち、栄養効果の点からはブドウ糖を配合することが好ましい。ブドウ糖を用いる場合、ブドウ糖はアミノ酸液との混合後の輸液において35〜150g/L、好ましくは70〜130g/Lの濃度で使用される。 糖液のpHは、ビタミンB1を安定に配合するため、pH4.0〜4.5とするのが望ましい。 pH調節剤としては、医薬品添加物として使用できるものであれば、制限を受けない。なお、クロル性アシドーシス防止のために、クロルを含まない硫酸あるいは酢酸、乳酸、クエン酸、コハク酸及びリンゴ酸などの有機酸を用いるのが好ましく、これらのpH調節剤から1種類以上を配合することができる。 糖液に含有させるビタミンB1は、公知の如何なるビタミンB1も用いることができるが、例えば、塩酸チアミン、硝酸チアミン、フルスルチアミンなどがあげられる。ビタミンB1の量は糖液とアミノ酸液を混合した輸液中において0.7〜3.5mg/Lで配合するのが望ましい。 ビタミンB1を安定化させるN−アセチルシステインは、0.3〜3.0g/Lの割合で配合することが好ましい。この範囲では、配合されたN−アセチルシステインは、吸光光度法によって、簡易的に定量できる。 電解質としては、一般の電解質輸液などに用いられる化合物と同様のものを使用でき、生体に必須の電解質であるナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、クロル、リンなどが挙げられる。具体的には、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、酢酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化カリウム、ヨウ化カリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二カリウム、乳酸カリウム、クエン酸カリウム、酢酸カリウム、乳酸カルシウム、グリセロリン酸ナトリウム、グリセロリン酸カリウム、グリセロリン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、酢酸マグネシウム、塩化亜鉛、硫酸亜鉛などが使用でき、これらは水和物であっても良い。 ナトリウムは、乳酸ナトリウムとして添加することが好ましい。糖液とアミノ酸液を混合した輸液中におけるナトリウムの濃度は、20〜50mEq/Lであることが好ましい。 カリウムは、グリセロリン酸カリウム、塩化カリウムとして添加することが好ましい。グリセロリン酸カリウムはリン酸源となり、カルシウム塩及びマグネシウム塩と沈殿反応を起こさないため、カルシウム塩及びマグネシウム塩と同じ液に配合することができる。糖液とアミノ酸液を混合した輸液中における好ましいカリウムの濃度は、10〜30mEq/Lである。糖液とアミノ酸液を混合した輸液中における好ましいリン酸の濃度は、5〜20mmol/Lである。 カルシウムは塩化カルシウムが、またマグネシウムは硫酸マグネシウムが適当である。糖液とアミノ酸液を混合した輸液中における好ましいカルシウムおよびマグネシウムの濃度は、いずれも2〜8mEq/Lである。 亜鉛は、硫酸亜鉛、塩化亜鉛として糖液に配合される。糖液とアミノ酸液を混合した輸液中における好ましい亜鉛の濃度は、2.5〜7.5μmol/Lである。<アミノ酸液について> アミノ酸液は、少なくとも必須アミノ酸を含むアミノ酸を溶解したものであり、糖液と混合後の輸液において、アミノ酸は遊離アミノ酸換算で10〜70g/L、好ましくは15〜45g/Lの濃度で含有される。アミノ酸は遊離のアミノ酸のみならず、種々の塩、例えばナトリウム、カリウムのような金属塩、酢酸などの有機酸との塩、塩酸などの無機酸との塩であってもよい。さらにその一部はアシル体やペプチドであってもよい。本発明においては、N−アセチルシステインを糖液に加えるのでアミノ酸液からL−システインを省くこともできる。 グリセロリン酸塩以外のリン化合物を配合する場合には、カルシウム塩及びマグネシウム塩と分離して、異なる液に配合しておくのが好ましい。具体的には、カルシウム塩及びマグネシウム塩を糖液に配合した場合、リン化合物はアミノ酸液に配合される。その他の電解質は、特に制限されず、糖液及びアミノ酸液のいずれに配合しても良い。<その他の成分について> アミノ酸の安定剤として亜硫酸塩特に亜硫酸水素ナトリウムをアミノ酸液に添加することが良く知られている。しかし、糖液にN−アセチルシステインを配合することにより、L−システイン及びN−アセチルシステインをアミノ酸として使用する必要がない場合には亜硫酸水素ナトリウムの使用を省くこともできる。そのほか、必要に応じて、糖液及びアミノ酸液に各種ビタミン類、微量元素等を任意に配合することができる。<糖液とアミノ酸液を混合した輸液について> 糖液とアミノ酸液は、使用時に外部からの押圧で、連通可能な仕切りを破壊して混合され輸液とする。本発明における輸液は末梢静脈投与用であり、投与時に静脈炎や血管痛を起こさないよう、pHが6〜7.5、滴定酸度が5〜10の範囲となるようにするのが好ましい。糖液とアミノ酸液の混合割合は、2〜3:1とするのが好ましい。<輸液容器について> 連通可能に構成された多室容器としては、公知の如何なるものも使用できる。このうち隔壁が、易剥離シールで構成されている輸液バッグが、連通作業が簡単なために特に好ましい。輸液バッグの素材は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテンのようなポリオレフィン、エチレン・プロピレン共重合体、架橋エチレン・酢酸ビニル共重合体、これらの積層体等が適当である。<外包装と鉄系脱酸素剤について> 糖液、アミノ酸液を窒素置換下で充填した輸液バッグは、常法により脱酸素剤とともに遮光性を有するガス非透過性の外包装材で包装する。遮光性を有するガス非透過性の外包装材としては、一般に汎用されている、アルミ箔、アルミ蒸着フィルム等があげられる。また、透明性を有するガス非透過性の外包装材である、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、アルミナ、シリカ等を選択する場合は紫外線カット層を加えることで使用することができる。 脱酸素剤としては、水酸化鉄、酸化鉄、炭化鉄等の鉄化合物を主成分とするものが用いられる。市販品としては、エージレス(三菱ガス化学社製)、モジュラン(日本化薬社製)、セキュール(日本曹達社製)等があげられる。 輸液バッグと外包装容器の間の空間は窒素等の不活性ガスで充填されていることが好ましい。 以下に本発明を説明するために実施例をあげるがこれは本発明を制限するものではない。<実施例1> 上記処方の糖、電解質、ビタミンB1を注射用水に溶解し、pH調節剤として硫酸を用いてpH4.3とした。この液350mLをプラスチック製容器の各室に充填し、密封した後、窒素雰囲気下において高圧蒸気滅菌を行った。滅菌後、鉄系脱酸素剤(商品名「エージレスZA-200」)と共にアルミ箔をバリア層とするガス非透過性の外包装材(大日本印刷(株)製)に窒素ガス下で包装した。<実施例2> 処方において、N−アセチルシステインを0.29g/Lとした以外は、実施例1と同様に薬液を得た。<比較例1> 処方において、N−アセチルシステインを除外し、L−システイン0.43g/Lを加えた以外は、実施例1と同様に薬液を得た。<比較例2> 処方において、N−アセチルシステインを除外した以外は実施例1と同様に薬液を得た。 実施例1及び2、比較例1及び2を25℃/60%RH及び40℃/75%RHに保存した。二週間後、四週間後及び八週間後にビタミンB1をHPLC法にて測定した。N−アセチルシステイン及びL−システインは比色法にて定量を行った。また、着色傾向を見るために吸光波長430nmにて吸光度を測定した。 ビタミンB1の残存量に関する測定結果を以下に示す。表中NACはN−アセチルシステインを示す。 以上の結果から明らかなようにN−アセチルシステインを用いた場合(実施例1および2)およびL−システインを用いた場合にはビタミンB1が十分に残存することが示された。 次に、N−アセチルシステインおよびL−システインに関する残存量の測定結果を以下に示す。 以上の結果から明らかなように、N−アセチルシステイン及びL−システインの含量を比較した場合、L−システインの含量が処方量に比較して約30%低下した一方でN−アセチルシステインは約3〜5%の低下であった。 次に、吸光度の測定結果を以下に示す。 着色については、全ての液で認められなかった. 同様の処方を用いて同様の試験を行った。 <実施例3> 糖液は上記の糖、電解質、ビタミンB1を注射用水に溶解し、pH調節剤として硫酸を用いてpH4.5とした。また、アミノ酸液は上記したアミノ酸を注射用水に溶解し、pH調節剤として硫酸を用いて、pH6.8とした。両液を無菌ろ過し、糖液350mLおよびアミノ酸液150mLをそれぞれ易剥離シールで仕切られたプラスチック製容器の各室に充填し、密封した後、窒素雰囲気下において高圧蒸気滅菌を行った。冷却乾燥後、鉄系脱酸素剤(商品名「エージレスZA-200」)と共にアルミ箔をバリア層とするガス非透過性の外包装材(大日本印刷(株)製)に窒素ガス下で包装した。なお、糖液の滴定酸度は、20であった。<実施例4> 糖液処方において、N−アセチルシステインを1.17g/Lとした以外は、実施例3と同様に薬液を得た。なお、糖液の滴定酸度は21であった。<実施例5> 糖液処方において、N−アセチルシステインを2.93g/Lとした以外は、実施例3と同様に薬液を得た。なお、糖液の滴定酸度は21であった。<比較例3> 糖液処方において、N−アセチルシステインを除外した以外は、実施例3と同様に薬液を得た。なお、糖液の滴定酸度は20であった。 実施例3、4、5及び比較例3を室温下に保存した。二週間後、二箇月後及び四箇月後にビタミンB1をHPLC法にて定量した。また、保存二箇月後及び四箇月後にN−アセチルシステインを比色法にて定量した。 ビタミンB1の残存量に関する測定結果を以下に示す。 以上のように、N−アセチルシステインを処方した輸液は、未添加のものと比較して、ビタミンB1の安定性が向上した。 N−アセチルシステインの残存量に関する測定結果を以下に示す。 N−アセチルシステイン含量は処方量に比較して、保存期間中95%以上であり、安定であった。 糖液とアミノ酸液が複室容器内に別々に収納された末梢静脈投与用輸液において、糖液がビタミンB1およびN−アセチルシステインを含有することを特徴とする末梢静脈投与用輸液。 糖液がN−アセチルシステインを0.3〜3.0g/L含有する請求項1に記載の末梢静脈投与用輸液。 糖液が乳酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、グリセロリン酸カリウム、リン酸二カリウムから選ばれる緩衝性のある塩を一種類以上含有する請求項1または2記載の末梢静脈投与用輸液。 糖液およびアミノ酸液が亜硫酸イオンを含有しない請求項1〜3のいずれかに記載の末梢静脈投与用輸液。 糖液とアミノ酸液が複室容器内に別々に収納された末梢静脈投与用輸液において、ビタミンB1を含む糖液にN−アセチルシステインを添加することによりビタミンB1が安定化された末梢静脈投与用輸液を提供する。


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