生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_延伸フィルムの配向度評価方法
出願番号:2008228739
年次:2010
IPC分類:G01N 21/65,G02B 5/30


特許情報キャッシュ

平間 進 宮井 孝 JP 2010060516 公開特許公報(A) 20100318 2008228739 20080905 延伸フィルムの配向度評価方法 株式会社日本触媒 000004628 平間 進 宮井 孝 G01N 21/65 20060101AFI20100219BHJP G02B 5/30 20060101ALI20100219BHJP JPG01N21/65G02B5/30 6 OL 7 2G043 2H149 2G043AA03 2G043CA07 2G043DA01 2G043DA06 2G043EA03 2G043NA01 2H149AA02 2H149CA02 2H149CA08 2H149CB02 2H149CB11 2H149FA08X 2H149FB08 2H149FD05 2H149FD06本発明は、延伸フィルムの評価方法に関する。特に、偏光子保護フィルムなど位相差を生じない延伸フィルムの配向度を評価する方法に関する。さらには積層された、或いは製品等に組み込まれた延伸フィルムを取り出すことなく直接評価する方法に関する。 液晶表示装置のように偏光を扱う表示装置に用いるプラスチックフィルムは、光学的に透明であり、かつ複屈折が小さい他に光学的な均質性が求められる。このため、高度に延伸したポリビニルアルコールからなる偏光子を保護するための偏光子保護フィルムや、ガラス基板を樹脂フィルムに代えたプラスチック液晶表示装置用のフィルム基板の場合、複屈折と厚みの積で表される位相差が小さいことが要求される。現在、PMMAに代表されるアクリル系樹脂(アクリル系重合体)は光学的特性に優れていることが良く知られており、高い光透過率や低複屈折率、低位相差の光学材料として従来種々の用途に適用されている。しかしアクリル系樹脂は一般的に可撓性が低い。このため、縦横二軸延伸を施すことにより可撓性を向上させる方法が開示されている(特許文献1参照)。しかし、フィルムの配向度を評価する方法としては特許文献2に開示されているように位相差を測定する方法があるが、分子差は配向していても異方性を持たないフィルムでは測定できないという欠点があった。また、特許文献3に開示されているように光弾性変調法によって微小複屈折位相差を測定する方法が開示されているが、1nm以下の領域で0.01nm程度の配向度差を評価するのは極めて実用性に劣る。さらに、物質の配向度を測定する方法としてはX線を用いる方法があるが、非晶質のプラスチックフィルムには使用できない。また、偏光ATR法によって表面配向度を測定する方法が特許文献4に開示されているが、偏光ATR法は装置の特性上表面しか測定できない。このため積層された状態、コーティング層が塗布された状態、製品に組み込まれた状態などから、評価したい延伸フィルムを取り出す作業を行う必要がある上に、測定焦点が大きいため、フィルムの厚み方向の配向を評価することは不可能である。すなわち、延伸しても複屈折異方性を発現しないフィルムが望まれているにもかかわらず、現状ではその配向評価が事実上不可能であった。特開2005−162835号公報特開平8−201277号公報特開2005−283552号公報特開2005−350615号公報 本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、延伸しても位相差の発現しないフィルムの配向度を評価する方法を提供することを目的とする。本発明者らは上記事情に鑑み、延伸しても位相差の発現しないフィルムの配向度を評価する方法を見出した。(1)波長589nmの光に対する面内位相差Reが5nm以下、波長589nmの光に対する厚み位相差Rthが10nm以下である延伸フィルムの配向度を評価する方法であって、偏向ラマンスペクトル測定にて得られる面内配向度Dpl、および厚み配向度Dthから延伸フィルムの配向度を評価する方法。(2)延伸フィルムを含む積層フィルムから、該延伸フィルムを取り出すことなく評価する、(1)に記載の延伸フィルムの配向度の評価方法。(3)コーティングが施された延伸フィルムから、コーティング層を除去することなく評価する、(1)に記載の延伸フィルムの配向度の評価方法。(4)偏光板に組み込まれた延伸フィルムから、前記延伸フィルムを取り出すことなく評価する、(1)に記載の延伸フィルムの配向度の評価方法。(5)液晶表示装置に組み込まれた延伸フィルムから、前記延伸フィルムを取り出すことなく評価する、(1)に記載の延伸フィルムの配向度の評価方法。(6)前記延伸フィルムが、非晶性の熱可塑性樹脂を主成分とすることを特徴とする、(1)から(5)のいずれかに記載の延伸フィルムの配向度の評価方法。本発明によれば、延伸しても位相差の発現しないフィルムの配向度を評価できる。以下、本発明について詳しく説明するが、本発明の範囲はこれらの説明に拘束されることはなく、以下の例示以外についても、本発明の趣旨を損なわない範囲で適宜変更実施し得る。 本発明の評価方法は測定にラマンスペクトルを用いる。このため、評価したい延伸フィルムがピントを合わせることができる位置にあれば直接評価できる。つまり、偏向IR法や偏向ATR法とは異なり、評価したい延伸フィルムを取り出す、或いは切り出して表面に露出させる必要がない。このため、積層された状態、コーティング層が塗布された状態、製品に組み込まれた状態などから、評価したい延伸フィルムを取り出す作業を行うことなく評価できる。 また、評価したい延伸フィルムの厚みも評価したい延伸フィルムにピントを合わせることができればよいので、測定焦点の大きさから2μm以上であれば問題なく評価できる。さらに、評価したい延伸フィルムが積層体である場合、各層の厚みが2μm以上であれば、任意の層の配向度を測定することができる。本発明の延伸フィルムの配向度の評価方法は、以下の手順に従って測定、算出される面内配向度Dpl、及び厚み配向度Dthをもって評価を行う。〔1〕延伸フィルムのラマンスペクトルを偏光フィルタを用いずに測定し、フィルムを構成する樹脂の主鎖に対して平行、或いは垂直な方向を向く置換基に帰属されるピークを1つ選択する(PPとする。)。同じく主鎖に対して向きを特定できない置換基に帰属されるピークを1つ選択する(PSとする)。〔2〕フィルムの流れ方向をX方向、フィルムの幅方向をY方向、フィルムの厚み方向をZ方向とし、XY平面のX方向の偏光ラマンスペクトルを測定し、PPに対応するピークの強度(SXYXP)とPSに対応するピークの強度(SXYXS)の比(SXYXP/SXYXS)を算出し、SXYXとする。なお、流れ方向と幅方向が明確ではないカットフィルムであれば、適宜X方向とY方向を定める。〔3〕同様にXY平面のY方向の偏光ラマンスペクトルを測定し、PPに対応するピークの強度(SXYYP)とPSに対応するピークの強度(SXYYS)の比(SXYYP/SXYYS)を算出し、SXYYとする。〔4〕(SXYX/SXYY)を面内配向度Dplとする。〔5〕XZ平面のX方向の偏光ラマンスペクトルを測定し、PPに対応するピークの強度(SXZXP)とPSに対応するピークの強度(SXZXS)の比(SXZXP/SXZXS)を算出し、SXZXとする。〔6〕XZ平面のZ方向の偏光ラマンスペクトルを測定し、PPに対応するピークの強度(SXZZP)とPSに対応するピークの強度(SXZZS)の比(SXZZP/SXZZS)を算出し、SXZZとする。〔6〕YZ平面のY方向の偏光ラマンスペクトルを測定し、PPに対応するピークの強度(SYZYP)とPSに対応するピークの強度(SYZYS)の比(SYZYP/SYZYS)を算出し、SYZYとする。〔7〕YZ平面のZ方向の偏光ラマンスペクトルを測定し、PPに対応するピークの強度(SYZZP)とPSに対応するピークの強度(SYZZS)の比(SYZZP/SYZZS)を算出し、SYZZとする。〔8〕{(SXZX×SYZY)1/2}/{(SXZZ×SYZZ)1/2}を厚み配向度Dthとする。<面内配向度Dplの評価方法>延伸フィルムを構成する樹脂の配向度がX方向、Y方向で等しい場合、面内配向度Dplは1となる。面内配向度Dplが1よりも小さい場合、PPを樹脂の主鎖に対して平行な方向を向く置換基に帰属されるピークとするとY方向に配向しており、逆に垂直な方向を向く置換基に帰属されるピークとするとX方向に配向している。また、面内配向度Dplが1よりも大きい場合、PPを樹脂の主鎖に対して平行な方向を向く置換基に帰属されるピークとするとX方向に配向しており、逆に垂直な方向を向く置換基に帰属されるピークとするとはY方向に配向している。なお、面内配向度Dplは0より大きい値となる。<厚み配向度Dthの評価方法>延伸フィルムを構成する樹脂が配向していない、或いは樹脂の配向度がX方向、Y方向、Z方向で等しい場合、或いはX方向とY方向の樹脂の配向度の平均とZ方向の配向度が等しい場合、厚み配向度Dthは1となる。厚み配向度Dthが1よりも小さい場合、PPを樹脂の主鎖に対して平行な方向を向く置換基に帰属されるピークとするとZ方向に配向しており、逆に垂直な方向を向く置換基に帰属されるピークとするとXY平面方向の延伸倍率(面倍率)が高い。また、厚み配向度Dthが1よりも大きい場合、PPを樹脂の主鎖に対して平行な方向を向く置換基に帰属されるピークとするとXY平面方向の延伸倍率(面倍率)が高く、逆に垂直な方向を向く置換基に帰属されるピークとするとZ方向に配向している。なお、厚み配向度Dthも0より大きい値となる。[製造例1] 撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入管を付した1m2の反応釜に、204kgのメタクリル酸メチル(MMA)、51kgの2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチル(MHMA)、249kgのトルエンを仕込み、これに窒素を通じつつ、105℃まで昇温し、還流したところで、重合開始剤として281gのターシャリーアミルパーオキシイソノナノエート(アトフィナ吉富製、商品名:ルペロックス570)を添加すると同時に、561gの重合開始剤と5.4kgのトルエンからなる溶液を2時間かけて滴下しながら、還流下(約105〜110℃)で溶液重合を行い、さらに4時間かけて熟成を行った。 得られた重合体溶液に、255gのリン酸ステアリル/リン酸ジステアリル混合物(堺化学製、商品名:Phoslex A−18)を加え、還流下(約90〜110℃)で5時間、環化縮合反応を行った。 次いで、上記環化縮合反応で得られた重合体溶液を、バレル温度250℃、回転数150rpm、減圧度13.3〜400hPa(10〜300mmHg)、リアベント数1個、フォアベント数4個のベントタイプスクリュー二軸押出し機(Φ=42mm、L/D=42)に、樹脂量換算で15kg/時間の処理速度で導入し、該押出し機内で環化縮合反応と脱揮を行い、押出すことにより、透明なペレットを得た。 次いでΦ50mm、多条フライト構造のミキシング部を有するフルフライト型スクリューからなるL/D=36の単軸押出し機を用い、耐熱アクリル樹脂ペレット90部、AS樹脂(旭化成ケミカルズ社製スタイラックAS783)10部および酢酸亜鉛0.04部をシリンダ設定温度270℃にて50kg/時間の処理速度で溶融押出しをおこない、樹脂ペレット(1A)を作成した。得られた樹脂ペレット(1A)の質量平均分子量は132000、ラクトン環含有割合は28.5%であり、ガラス転移温度は125℃であった。(実施例1)製造例1で得られた樹脂ペレット(1A)を、温度270℃で溶融押出して、厚み180μmの未延伸フィルムを成膜し、次いで、温度130℃まで加熱して縦方向に1.9倍に延伸を行った。さらにそのまま、フィルムの両端部から20mmの位置を2インチのクリップで掴みテンターへ供給し、145℃まで加熱して2.2倍の延伸を行い、平均膜厚45μmの延伸フィルム(1AF−1)を得た。得られた延伸フィルム(1AF−1)の特性は次の通りであり、フィルムの裂け、厚み方向の剥がれのないフィルムであった。面内位相差Re(nm) :1.6 厚み方向位相差Rth(nm) :0.9 折り曲げ試験 :○ 得られた延伸フィルム(1AF−1)について、日本分光株式会社製Laser Raman Spectrophotometer JASCO NRS−3100を用いてラマンスペクトルを測定し、面内配向度Dpl、及び厚み配向度Dthを算出した。測定、算出は以下の手順で行った。(1)フィルムの流れ方向をX方向、フィルムの幅方向をY方向、フィルムの厚み方向をZ方向とし、X方向、Y方向ともに10mmずつ正方形の測定サンプルを正確に切り出した。切り出したサンプルは、サンプルホルダーにXY平面を測定できるように軸をそろえてセットした。(2)偏光フィルタを用いずにラマンスペクトル測定を行った。得られたラマンスペクトルのピークの帰属を行った。主鎖に対して垂直な方向を向く置換基に帰属されるピーク(PP)として2960cm−1のピーク(C−H伸縮)、主鎖に対して向きを特定できない置換基に帰属されるピーク(PS)として1460cm−1のピーク(CH2変角)を選択した。(3)XY平面のX方向の偏光ラマンスペクトルを測定し、PPに対応するピークの強度(SXYXP)とPSに対応するピークの強度(SXYXS)の比(SXYX)を算出したところ、5.64であった。なお、SXYX=SXYXP/SXYXSである。(4)XY平面のY方向の偏光ラマンスペクトルを測定し、PPに対応するピークの強度(SXYYP)とPSに対応するピークの強度(SXYYS)の比(SXYY)を算出したところ、4.58であった。なお、SXYY=SXYYP/SXYYSである。(5)面内配向度Dpl=(SXYX/SXYY)=1.23であった。(6)サンプルホルダーに切り出したサンプルのXZ平面(切断面)を測定できるように軸をそろえてセットし、XZ平面のX方向の偏光ラマンスペクトルを測定した。PPに対応するピークの強度(SXZXP)とPSに対応するピークの強度(SXZXS)の比(SXZX)を算出したところ、0.95であった。なお、SXZX=SXZXP/SXZXSである。(7)同じくXZ平面のZ方向の偏光ラマンスペクトルを測定し、PPに対応するピークの強度(SXZZP)とPSに対応するピークの強度(SXZZS)の比(SXZZ)を算出したところ、6.10であった。なお、SXZZ=SXZZP/SXZZSである。(8)サンプルホルダーに切り出したサンプルのYZ平面(切断面)を測定できるように軸をそろえてセットし、YZ平面のY方向の偏光ラマンスペクトルを測定した。PPに対応するピークの強度(SYZYP)とPSに対応するピークの強度(SYZYS)の比(SYZY)を算出したところ、0.93であった。なお、SYZY=SYZYP/SYZYSである。(9)同じくYZ平面のZ方向の偏光ラマンスペクトルを測定し、PPに対応するピークの強度(SYZZP)とPSに対応するピークの強度(SYZZS)の比(SYZZ)を算出したところ、5.71であった。なお、SYZZ=SYZZP/SYZZSである。(10)厚み配向度Dth={(SXZX×SYZY)1/2}/{(SXZZ×SYZZ)1/2}=0.16であった。 面内配向度Dpl :1.23厚み配向度Dth :0.16(実施例2)テンターでの延伸条件を2.4倍に変更した以外は実施例1と同様の方法で延伸フィルム(1AF−2)を得た。得られた延伸フィルム(1AF−3)の特性は次の通りであり、Y方向に裂けやすいフィルムであった。 面内位相差Re(nm) :1.5 厚み方向位相差Rth(nm) :1.8 折り曲げ試験 :△ 面内配向度Dpl :3.72厚み配向度Dth :0.13 得られた延伸フィルム(1AF−2)は面内配向度Dplの値が大きかった。(実施例3)製造例1で得られた樹脂ペレット(1A)を、温度270℃で溶融押出して、厚み180μmの未延伸フィルムを成膜し、平均膜厚180μmの未延伸フィルムを得た。次に、得られた未延伸フィルムから、流れ方向(X方向)、幅方向(Y方向)ともに98mmの正方形の未延伸フィルムサンプルを正確に切り出した。切り出した未延伸フィルムサンプルを二軸延伸装置(東洋精機製作所製TYPE EX4)により逐次二軸延伸して、平均膜厚60μmの延伸フィルム(1AF−2)を得た。なお、一段目の延伸はX方向に延伸温度150℃、延伸倍率3.5倍、延伸速度1000%/分で行い、二段目の延伸はY方向に延伸温度150℃、延伸倍率3.5倍、延伸速度1000%/分で行った。得られた延伸フィルム(1AF−3)の特性は次の通りであり、厚み方向に剥がれやすいフィルムであった。 面内位相差Re(nm) :1.9 厚み方向位相差Rth(nm) :1.6 折り曲げ試験 :○ 面内配向度Dpl :1.11厚み配向度Dth :0.09 得られた延伸フィルム(1AF−3)は厚み配向度Dthの値が小さかった。(実施例4) 実施例1で得られた延伸フィルム(1AF−1)に、30μm厚の保護フィルム(トレテック7332、東レフィルム加工株式会社製)を貼付した状態で面内位相差Re、厚み方向位相差Rth、面内配向度Dpl、厚み配向度Dthを測定した。 面内位相差Re(nm) :14.7 厚み方向位相差Rth(nm) :24.5 面内配向度Dpl :1.23厚み配向度Dth :0.16実施例のデータを表1に纏めた。実施例1から3より、面内位相差Re、或いは厚み方向位相差Rthでは評価できない低複屈折フィルムであっても、面内配向度Dpl、および厚み配向度Dthから延伸フィルムの配向度とそれに伴う物性の評価を行うことができた。また、実施例4から保護フィルムを貼号したままであっても面内配向度Dpl、および厚み配向度Dthから評価したい延伸フィルムのみの配向度を評価できた。 本発明の評価方法は、偏光子保護フィルムなど複屈折がほとんど発生しない延伸フィルムの配向度を評価に好適に用いることができる。波長589nmの光に対する面内位相差Reが5nm以下、波長589nmの光に対する厚み位相差Rthが10nm以下である延伸フィルムの配向度を評価する方法であって、偏向ラマンスペクトル測定にて得られる面内配向度Dpl、および厚み配向度Dthから延伸フィルムの配向度を評価する方法。延伸フィルムを含む積層フィルムから、該延伸フィルムを取り出すことなく評価する、請求項1に記載の延伸フィルムの配向度の評価方法。コーティングが施された延伸フィルムから、コーティング層を除去することなく評価する、請求項1に記載の延伸フィルムの配向度の評価方法。偏光板に組み込まれた延伸フィルムから、延伸フィルムを取り出すことなく評価する、請求項1に記載の延伸フィルムの配向度の評価方法。液晶表示装置に組み込まれた延伸フィルムから、延伸フィルムを取り出すことなく評価する、請求項1に記載の延伸フィルムの配向度の評価方法。前記延伸フィルムが、非晶性の熱可塑性樹脂を主成分とすることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の延伸フィルムの配向度の評価方法。 【課題】 今までは正確に評価することができなかった、延伸しても複屈折異方性を発現しないフィルムの配向度の評価方法を提供する。【解決手段】 波長589nmの光に対する面内位相差Reが5nm以下、波長589nmの光に対する厚み位相差Rthが10nm以下である延伸フィルムの配向度を評価する方法であって、面内配向度Dpl、および厚み配向度Dthから前記フィルムの配向度を評価する方法。【選択図】なし


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