タイトル: | 公開特許公報(A)_中性子爆弾透過撮影写真による惑星内部探査法 |
出願番号: | 2008210151 |
年次: | 2010 |
IPC分類: | G01N 23/05,G01V 5/10,G21B 1/00,G21J 1/00,G21J 3/00 |
栗林 政史 JP 2010019820 公開特許公報(A) 20100128 2008210151 20080708 中性子爆弾透過撮影写真による惑星内部探査法 栗林 政史 598098087 栗林 政史 G01N 23/05 20060101AFI20091225BHJP G01V 5/10 20060101ALI20091225BHJP G21B 1/00 20060101ALI20091225BHJP G21J 1/00 20060101ALI20091225BHJP G21J 3/00 20060101ALI20091225BHJP JPG01N23/05G01V5/10G21B1/00 ZG21J1/00G21J3/00 1 2 書面 4 2G001 2G001AA04 2G001BA02 2G001BA11 2G001CA04 2G001DA02 2G001DA06 2G001DA10 2G001GA04 2G001GA06 2G001KA20 本発明は地球の惑星である月,内部の天然資源の開発及び地質の探査に関するものである。中性子爆弾が核分裂を起こした後に核融合を起こすと大量の熱中性子を放出するという事実がある。中性子ラジオグラフィーという公知の技術を使用して前記月,内部の透過撮影図をフィルム上に記録して被検体である月,内部における密度の不均一性をその透過度の差から見い出し月,内部の地中の金属鉱脈の発見や地質の探査に役立てようとするものである。 従来から地中の天然資源の開発及び地質の探査には不確実性があった。 従来から地中の天然資源の開発には人間の所有する感覚である視覚や聴覚や味覚や嗅覚や触覚に感じとる事が可能な確実な技術が無いために前記開発に必要な設備投資には多大な無駄も生じた。本発明においては中性子爆弾(水素爆弾)という非常に危険な物を使用する事に限定しているので地球上周辺又はその内部においては使用できない。 放射線である中性子線はそれと同類のX線よりも物体に対する透過力が10〜100倍程もありさらに写真作用があるので中性子線を対象物体に照射すれば前記対象物体の透過写真が撮影できる。本発明では中性子爆弾(水素爆弾)を使用して熱中性子を大量に放出させ前記中性子の特質を利用しようとするものであるが中性子爆弾という物は非常に危険な物であるので地球上及びその周辺では使用できない。地球の惑星である月は地球から遠く離れており、月面付近の宇宙空間は僅かな重力が作用しているものの超高真空状態であり、しかも無生物の惑星である。中性子爆弾は爆風や熱線が抑えられた小型の核爆弾ではあるがその代り大量の中性子を放出させる事が可能である等,以上の理由から惑星である月の内部に中性子爆弾と中性子ラジオグラフィーを埋めてから中性子爆弾を核融合させ熱中性子を大量に放出させた時,中性子ラジオグラフィーを使用し月内部の透過撮影を行い透過写真を撮る。例えば岩石及び土砂の地層は金属層とは異なる物質で形成されているのでその相方相互の違いが透過写真上において明確に表現される。 本発明により天然資源を開発することに伴って必要な設備投資やその他の諸経費やその作業にかかる時間等を節約できる。本発明では核兵器を使用するものの地球の惑星である月,という遠く離れた惑星の地中で、しかも超高真空状態の中で核融合を行うので爆風は発生せず地球に対しての熱線や残存放射能の悪影響は皆無である。 図1は地球の惑星月,の断面図であり符号1は月,内部の超高真空状態の部屋である。符号2は符号1の部屋の中に設置されている中性子爆弾である。符号3は符号2の中性子爆弾が設置されている地点から一個の中性子(符号4)が中性子線となって飛散して行くであろうと考えられる矢印で示した方向であり符号7は符号3と同一直線上の破線で示した延長線(符号6)上に前記中性子爆弾2が設置されている地点から地層(符号5)を介し核融合から発生する熱線の影響を受けない程度に適当な距離を隔てて多数個設置されている複数の透過撮影用の中性子ラジオグラフィーの中の一個である。 中性子爆弾(世界大百科事典) 中性子ラジオグラフィー(世界大百科事典) 本発明である中性子爆弾の核融合から発生する熱中性子を利用した中性子ラジオグラフィーで透過写真を撮る方法なら月,内部の地質構造や天然資源の所在位置を正確に把握できることから産業上の利用可能性は大きい。 地球の惑星月,の断面図である。前記月の地中には超高真空状態の部屋1が設けられておりその中に中性子爆弾2が設置されている。前記中性子爆弾を取り囲むようにして中性子ラジオグラフィー7が地層5を介して多数個設置されている。 中性子爆弾2が核融合を起こし大量に放出した熱中性子9を利用して中性子ラジオグラフィー7が透過撮影を行っている様子。符号8は中性子線 符号の説明 1 超高真空状態の部屋2 中性子爆弾3 中性子線の方向4 一個の中性子5 中性子線の方向と同一直線上の延長線6 地層7 中性子ラジオグラフィー8 中性子爆弾が核融合を起こして大量に放出している中性子線の中の一本9 一個の中性子 中性子爆弾の核融合で発生する放射線を利用すると透過撮影が可能となる写真機,を使用して惑星内部の透過撮影図を記録する。 【課題】 天然資源の開発では失敗すると多大な損失を負うことになる。従来の技術には不確実性があり、そしてその発見には手間取った。【解決手段】 本発明においては中性子線の強い透過力を利用して地中の透過撮影をして透過写真を撮るので天然資源の所在位置を正確に把握できる。【選択図】図2