タイトル: | 公開特許公報(A)_皮膚外用剤 |
出願番号: | 2007206026 |
年次: | 2009 |
IPC分類: | A61K 8/37,A61Q 19/00 |
村田 武司 JP 2009040706 公開特許公報(A) 20090226 2007206026 20070808 皮膚外用剤 花王株式会社 000000918 伊藤 健 100132285 村田 武司 A61K 8/37 20060101AFI20090130BHJP A61Q 19/00 20060101ALI20090130BHJP JPA61K8/37A61Q19/00 5 OL 10 4C083 4C083AA072 4C083AA112 4C083AB032 4C083AC022 4C083AC102 4C083AC122 4C083AC172 4C083AC182 4C083AC212 4C083AC352 4C083AC391 4C083AC392 4C083AC422 4C083AC432 4C083AC472 4C083AC532 4C083AC812 4C083AC842 4C083AC852 4C083AD042 4C083AD092 4C083AD152 4C083AD172 4C083AD532 4C083CC05 4C083DD31 本発明は、潤いを与え、のびの良さやべたつきのなさといった使用性、使用感を持ちながら、高い保湿効果を付与することができる皮膚外用剤に関するものである。 皮膚に潤いを付与し、のびをよくする等の保湿効果を持つ皮膚外用剤として、一般に乳液、美容液、クリーム等が挙げられる。これらの皮膚外用剤には、主に多価アルコールが配合されており、さらに保湿効果を高めるため高級アルコール、流動パラフィン、エステル油等が配合されている。これらの成分が、皮膚に付着することにより、前記記載の保湿効果が得られることが知られている。 例えば、多価アルコール,高級アルコール等を含有した皮膚外用剤(特許文献1参照)が開示されており、それらは保湿成分の効果を与えることが示されている。 また、固形油分及び半固形油分を特定の質量比にて含む皮膚外用剤(特許文献2参照)が開示されており、それらが使用性、保湿効果を付与することが示されている。 また、半固形油脂分と、低分子環状シリコーンとゲル化剤とを特定の質量比にて含有してなるゲル状組成物(特許文献3参照)が開示されており、なめらかでのびがよくサラッとしたさわやかな使用感を付与することが提示されている。特開2001−72570号公報特開平6−157240号公報特公平7−2631号公報 上記従来技術は、いずれも皮膚外用剤として一定の改善がなされているが、のびの良さやべとつき、保湿の効果において、満足できる特性を十分に得られない。 そこで、本発明の目的は、従来の組成物が有する利点を低下させることなく、潤いを与え、のびの良さ、高い保湿効果を与え、使用性、使用感に優れた皮膚外用剤を提供することにある。 上記目的を達成するため鋭意研究を行った結果、多価アルコール、半固形油、固形油だけでは成しえなかった上記課題に対して、水溶性高分子、液状油、室温でペースト状の油剤、さらにトリポリヒドロキシ脂肪酸ジペンタエリスリチルを含有することで、のびの良さやべたつきのなさといった使用性、使用感を持ちながら、高い保湿効果を付与することができることを見出した。 即ち、本発明の請求項1は、(A)水溶性高分子、(B)液状油、(C)室温でペースト状の油剤、及び(D)トリポリヒドロキシ脂肪酸ジペンタエリスリチルを含有することを特徴とする皮膚外用剤である。 また、本発明の請求項2は、さらに(E)多価アルコールを含有することを特徴とする請求項1記載の皮膚外用剤、本発明の請求項3は、(B)液状油と(C)室温でペースト状の油剤と(D)トリポリヒドロキシ脂肪酸ジペンタエリスリチルとの総含有量が、皮膚外用剤の総量を基準として5〜30質量%である請求項1又は2に記載の皮膚外用剤、本発明の請求項4は、成分(B)と(D)の質量比が10:1〜5:5で、さらに成分(C)と(D)の質量比が(C):(D)=6:1〜1:9である請求項1〜3のいずれか1項に記載の皮膚外用剤、並びに本発明の請求項5は、加温溶解させた(C)及び(D)が予め(B)に分散して配合されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の皮膚外用剤である。 本発明の皮膚外用剤は、潤いを与え、のびの良さ、高い保湿効果を与え、使用性、使用感に優れたものである。 以下、本発明の構成について詳述する。 本発明で使用する成分(A)水溶性高分子は、アラビヤガム、トラガカントガム、カラヤガム、キサンタンガム、タマリンドガム、グアーガム、ヒドロキシプロピルグアーガム、ローカストビーンガム、クインスシード、ジェランガム、ネイティブジェランガム、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリメタアクリルアミドや、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、N−n−ブトキシメチルアクリルアミド、N−iso−ブトキシアクリルアミド、tert−ブチルアクリルアミドスルホン酸、ジメチルアミノプロピルメタアクリルアミド、またはこれら重合性モノマー原料と他の重合性モノマーとの共重合体、あるいは、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸、カラギーナン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、コラーゲン、キチン誘導体、ペクチン、ゼラチン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体およびこれらの塩等が挙げられる。これらは1種又は2種以上を組み合わせて使用される。 中でも特に好ましいものは、キサンタンガム、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ポリアクリルアミドである。 成分(A)の含有量は、全組成中0.001〜10質量%であり、適度な粘性を付与するには、0.01〜5質量%が好ましい。 0.001質量%未満では、十分な粘性付与効果が得られない場合があり、10質量%を超えると、粘性が高くなりすぎて使用性を損ない、べたつきを感じて使用感を損なう場合がある。 本発明で使用する成分(B)液状油は、流動パラフィン、スクワランなどの炭化水素油、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ(2−エチルヘキサン酸)グリセリル、ジネオペンタン酸トリプロピレンポリグリコールなどの合成エステル油、イソノナン酸イソノニル、ジメチルポリシロキサン、ジヒドロキシジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーンなどの25℃における動粘度が1000mm2/s以下のシロキサン化合物、ホホバ油、マカデミアナッツ油、サフラワー油などの植物油などが挙げられる。これらは1種又は2種以上を組み合わせて使用される。 上記液状油の中でも特に好ましいものは、流動パラフィン、スクワラン、25℃における動粘度が1000mm2/s以下のジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサンであり、ジメチルポリシロキサンにおいてはさらに25℃における動粘度が100mm2/s以下が好ましい。 成分(B)の含有量は、全組成中1〜30質量%、好ましくは5〜20質量%である。30質量%を超える場合は、肌に塗布した場合の感触が重くなるなどオイル独特の使用感になるため好ましくなく、1質量%未満の場合は、効果が十分に発揮されない場合があり好ましくない。 本発明で使用する成分(C)室温でペースト状の油剤は、例えば、ラノリン、トリラノリン脂肪酸グリセリル、軟質ラノリン脂肪酸、ワセリン、シア脂、分岐脂肪酸(C12−31)コレステリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル(ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリット等)、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、モノヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリド、乳酸ミリスチルなどが挙げられる。これらは1種又は2種以上を組み合わせて使用される。 これらは、室温でペースト状(半固体)の油剤であり、室温(15〜25℃)の範囲を超える温度に融点を持ち、かつこの範囲で完全に固化しない点で液体油、固体油脂と区別される油剤である。 上記ペースト状の油剤の中でも、ワセリン、シア脂、分岐またはヒドロキシル化した脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリドが好ましい。 成分(C)の含有量は、全組成中1〜30質量%、好ましくは1〜20質量%である。30質量%を超える場合は、肌に塗布した場合の感触がべたつくなど使用感が悪くなるため好ましくなく、1質量%未満の場合は、効果が十分に発揮されない場合があり好ましくない。 本発明で使用する成分(D)トリポリヒドロキシ脂肪酸ジペンタエリスリチルは、トリポリヒドロキシラウリン酸ジペンタエリスリチル、トリポリヒドロキシミリスチン酸ジペンタエリスリチル、トリポリヒドロキシパルミチン酸ジペンタエリスリチル、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、トリヒドロキシべへニン酸ジペンタエリスリチルなどが挙げられる。これらは1種又は2種以上を組み合わせて使用される。 上記トリポリヒドロキシ脂肪酸ジペンタエリスリチルの中でも、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルが好ましく、市販品としては日清オイリオ社製の「サラコスWO−6」が挙げられる。 成分(D)の含有量は、全組成中1〜30質量%、好ましくは1〜20質量%である。30質量%を超える場合は、肌に塗布した場合の感触がべたつくなど使用感が悪くなるため好ましくなく、1質量%未満の場合は、保湿効果が十分に発揮されない場合があり好ましくない。 本発明で使用する成分(E)として多価アルコールを配合すると、保湿の面でより効果が向上することができる。成分(E)は、グリセリン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール(平均分子量が1000以下)、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプレピレングリコール、ソルビトール、マルチトール等が挙げられる。これらは1種又は2種以上を組み合わせて使用される。 成分(E)の含有量は、0.1〜20.0質量%、特に1〜20.0質量%が好ましい。0.1質量%未満では、保湿の向上が十分に発揮されず、20.0質量%を超える場合は、べたつき感が生じ好ましくない。 本発明の皮膚外用剤は(B)液状油と(C)室温でペースト状の油剤と(D)トリポリヒドロキシ脂肪酸ジペンタエリスリチルの総含有量は、全組成中5〜30質量%、好ましくは5〜25質量%、さらに好ましくは10〜25%である。総含有量が5質量%未満では、保湿効果が十分に発揮されず、30%超える場合は、油性感が強く、べたつきが生じ好ましくない。 本発明の皮膚外用剤は、成分(B)と(D)の質量比が10:1〜5:5で、さらに成分(C)と(D)の質量比が(C):(D)=6:1〜1:9であり、好ましくは、成分(B)と(D)の質量比が10:1〜3:1で、さらに成分(C)と(D)の質量比が(C):(D)=2:1〜1:3である。 成分(B)が、(B):(D)=10:1の比率を超えて多く配合されると、本発明の高い保湿効果を付与することができず、また、成分(D)が、(B):(D)=5:5の比率を超えて多く配合されると、べとつきが生じ好ましくない。成分(C)が、(C):(D)=6:1の比率を超えて配合されると、(D)のエモリエント性の効果が発揮されず、また成分(D)が、(C):(D)=1:9の比率を超えて配合されると、べたつきやきしみが生じ好ましくない。 本発明の皮膚外用剤は加温溶解させた(C)及び(D)が予め20℃〜35℃の(B)に分散して配合することができ、また、逆に加温溶解させた(C)及び(D)に20℃〜35℃の(B)を分散して配合することができる。この方法は通常の乳化工程にある高温での乳化を要せず、常温付近(20℃〜45℃)にて製造することができる。また、固形の活性剤・活性助剤等(高級アルコール、高級脂肪酸は含まない)を配合する場合は、予め(B)に加温溶解させた固形の活性剤・活性助剤等を分散し、さらに加温溶解させた(C)及び(D)を分散することで、常温付近にて製造することができる。この場合は上記手順が好ましいが、特に分散する順番は問わない。 また、予め(E)に加温溶解させた固形の活性剤・活性助剤等を分散(ゲル化)し、さらに上記手順にて作製した(C)及び(D)を含有した(B)を分散することで、常温付近にて製造することができる。 本発明の皮膚外用剤は、特に限定されるものではないが、クリーム、乳液、美容液、サンスクリーン、などが挙げられる。 本発明の皮膚外用剤は、前記の必須成分に加えて必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で通常使用されている任意の成分を使用することが出来る。これらの成分としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、油分、紫外線吸収剤、防腐剤、保湿剤、ポリマー類、アミノ酸誘導体、糖誘導体、香料、水、アルコール、増粘剤、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、薬剤等が挙げられる。 次に本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、これに限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。(評価方法)保湿感、のび、つき、べたつきのなさ及びきしみ: 専門パネラー10名により、各化粧料を使用したときの保湿感、のび、つき(均一に伸びてむらにならない)、べたつきのなさ及びきしみについて、1点から5点の5段階の官能評価を行い、その平均点を求め、以下の基準で判定した。 ◎ :平均点が4.5以上 〇 :平均点が3.5以上、4.5未満 △ :平均点が2.5以上、3.5未満 × :平均点が1.5以上、2.5未満 ××:平均点が1.5未満実施例1〜8、比較例1〜3 表1に示した処方の皮膚外用剤を常法により作製し、前記各試験を実施した。その結果を表1に併せて示す。(製造方法) 常温の成分Eに加温溶解したポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.)を分散、ゲル化したもの(ベース2)に、常温の成分Bに加温溶解した成分C及び成分Dを分散させたもの(ベース1)を投入し、ベース3を調製した。次いで、精製水に成分Aを投入、分散させた後、ベース3及び水酸化カリウムを順次投入、分散させ、目的とする皮膚化粧料を得た。尚、すべての工程は常温(25℃)で行うことが可能であった。 表1より明らかなように本発明の成分を用いた実施例の皮膚外用剤はいずれも優れた性能を有していた。 一方、必須成分のいずれかを欠いた比較例では、保湿感、のび、つき、べたつきのなさ及びきしみのいずれかの面で劣っており、本発明の目的を達成できなかった。実施例9(乳液)・カルボキシビニルポリマー 0.2%・水酸化ナトリウム 0.1%・グリセリン 10.0%・スクワラン 9.0%・デカメチルシクロペンタシロキサン 2.0%・トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸) 2.0%(商品名:サラコス334 日清オイリオ社製)・トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル 3.0%(商品名:サラコスWO−6 日清オイリオ社製)・ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 1.5%・火棘抽出物(商品名:火棘 サントリー社製) 0.1%・アンズ果汁(商品名:アプリコットエキスK エスペリス社製) 0.1%・キョウニンエキス(商品名:キョウニン抽出液LA 丸善製薬社製) 0.1%・加水分解コンキオリン液 0.1%(商品名:真珠タンパク抽出液 丸善製薬社製)・加水分解シルク液 0.1%(商品名:シルクプロテインエキスK 一丸ファルコス社製)・紫蘭根エキス(商品名:ランヴェール−EX テクノーブル社製) 0.1%・オウバクエキス(商品名:オウバク抽出液J 丸善製薬社製) 0.1%・グリチルリチン酸ジカリウム 0.1%・エデト酸二ナトリウム 0.05% ・エタノール 1.0%・フェノキシエタノール 0.4%・キサンタンガム 0.1%・香料 0.1%・精製水 残 部 上記組成の皮膚外用剤(乳液)を常法により調製し、保湿感、のび、つき、べたつきのなさ及びきしみのいずれの面においても優れていた。実施例10(クリーム)・カルボキシビニルポリマー 0.2%・アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2%・水酸化ナトリウム 0.2%・ジプロピレングリコール 12.0%・流動パラフィン 8.0%・メチルフェニルポリシロキサン 2.0%・ジメチルポリシロキサン(100000mm2/s;25℃) 1.0%・トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸) 3.0%(商品名:サラコス334日清オイリオ社製)・トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル 3.0%(商品名:サラコスWO−6 日清オイリオ社製)・ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 1.5%・ポリオキシエチレンオレイルエーテル(2E.O.) 0.5%・オレンジ果汁(商品名:ホモフルーツ(オレンジ)N 香栄興業社製) 0.1%・オウバクエキス(商品名:オウバク抽出液J 丸善製薬社製) 0.1%・酵母エキス(商品名:ディスムチンBTJ ペンタファーム社製) 0.1%・チョウジエキス(商品名:チョウジ抽出液 丸善製薬社製) 0.1%・海草エキス(商品名:マリンパージ 一丸ファルコス社製) 0.1%・キイチゴエキス 0.1%(商品名:ファルコレックスキイチゴB 一丸ファルコス社製)・ディオスコレアコンポジタエキス 0.1%(商品名:ディオスコレアコンポジタ根エキス 三井化学社製)・豆乳発酵液(商品名:豆乳発酵液 三省製薬社製) 0.1%・ユズエキス(商品名:ユズ抽出液 丸善製薬社製) 0.1%・グリチルリチン酸ジカリウム 0.1%・エデト酸二ナトリウム 0.05%・エタノール 1.0%・フェノキシエタノール 0.4%・クロロフェネシン 0.1%・キサンタンガム 0.15%・香料 0.1%・精製水 残 部 上記組成の皮膚外用剤(クリーム)を常法により調製し、保湿感、のび、つき、べたつきのなさ及びきしみのいずれの面においても優れていた。 尚、上記処方中での香料は、表2記載の香料処方のものを用いた。下記(A)〜(D)を含有することを特徴とする皮膚外用剤。(A)水溶性高分子(B)液状油(C)室温でペースト状の油剤(D)トリポリヒドロキシ脂肪酸ジペンタエリスリチルさらに(E)多価アルコールを含有することを特徴とする請求項1記載の皮膚外用剤。(B)液状油と(C)室温でペースト状の油剤と(D)トリポリヒドロキシ脂肪酸ジペンタエリスリチルとの総含有量が、皮膚外用剤の総量を基準として5〜30質量%である請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。成分(B)と(D)の質量比が10:1〜5:5で、さらに成分(C)と(D)の質量比が(C):(D)=6:1〜1:9である請求項1〜3のいずれか1項に記載の皮膚外用剤。加温溶解させた(C)及び(D)が予め(B)に分散して配合されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の皮膚外用剤。 【課題】本発明は、潤いを与え、のびの良さやべたつきのなさといった使用性、使用感を持ちながら、高い保湿効果を付与することができる皮膚外用剤を提供する。【解決手段】下記(A)〜(D)を含有することを特徴とする皮膚外用剤。(A)水溶性高分子(B)液状油(C)室温でペースト状の油剤(D)トリポリヒドロキシ脂肪酸ジペンタエリスリチル【選択図】なし