タイトル: | 公開特許公報(A)_経皮用ミネラル水 |
出願番号: | 2007049879 |
年次: | 2008 |
IPC分類: | A61K 31/315,C02F 1/68,A61K 35/02,A61P 17/02 |
石田 英雄 JP 2008214200 公開特許公報(A) 20080918 2007049879 20070228 経皮用ミネラル水 日新ファインメディコ株式会社 306015076 鈴木 正次 100059281 涌井 謙一 100108947 山本 典弘 100117086 鈴木 一永 100124383 石田 英雄 A61K 31/315 20060101AFI20080822BHJP C02F 1/68 20060101ALI20080822BHJP A61K 35/02 20060101ALI20080822BHJP A61P 17/02 20060101ALI20080822BHJP JPA61K31/315C02F1/68 510AC02F1/68 520GC02F1/68 530BA61K35/02A61P17/02 2 OL 10 4C087 4C206 4C087AA01 4C087AA02 4C087BA01 4C087MA63 4C087NA14 4C087ZA89 4C206AA01 4C206AA02 4C206JB02 4C206MA01 4C206MA04 4C206MA83 4C206NA14 4C206ZA89 本発明は、有機亜鉛化合物を含有し、創傷治癒効果等の諸効果を備えた経皮用ミネラル水に関する。 金属元素である亜鉛は、生体にとって欠かすことができない必須の栄養素であり、動植物の組織中で種々の役割を果たし、このようなミネラル成分としての亜鉛は、動物では、主に血液、肝臓、膵臓、腎臓等に多く存在している。亜鉛は、亜鉛酵素であるDNA及びRNAヌクレオチジルトランスフェラーゼ、インシュリン、アルコールデヒドロゲナーゼ、ウリカーゼ、ペプチターゼ、スーパーオキシドジスムターゼ等の酵素の金属成分として重要な役割を果たしている。一方、生体における亜鉛が欠乏して、酵素のはたらきが不十分となると、いわゆる「亜鉛欠乏症」が発症することになり、かかる亜鉛欠乏症は、創傷治癒遅延性、発育障害、免疫機能の低下、易感染性、味覚・嗅覚障害、口内炎、皮膚炎、鬱(うつ)状態、脱毛症、食欲不振、性腺機能の低下、動脈硬化等の症状に深く関わっている。そのため、生体内に亜鉛を補給することは極めて重要である。 亜鉛成分をはじめとするミネラル成分を生体内に提供できる媒体としては、例えば、ミネラル水(ミネラルウォーターとも呼ばれる。)が広く知られており、このような亜鉛成分を含むミネラル水としては、例えば、天然水に土壌前駆物質より抽出した亜鉛成分等を含む自然ミネラル活性波動水を適量混合して得られるミネラル水が提供されている(例えば、特許文献1を参照。)。また、水を玄武岩と接触昇温させ、玄武岩から抽出される亜鉛成分等をミネラル成分として含有するミネラル水が提供されている(例えば、特許文献2を参照。)。特開2003−23973号公報([請求項1]、[0012])特開2004−237248号公報([0009]、[0017]) しかしながら、これまでに提供されている亜鉛成分を含有したミネラル水は、経皮から吸収させて亜鉛の効能を発揮させるタイプのものは少なく、また、経皮から吸収させるタイプのミネラル水についても、経皮からの吸収性は必ずしも良好であるとはいえないため、改善が望まれていた。 本発明の目的は、前記の課題に鑑みてなされたものであり、種々の効能が期待できるミネラル成分である亜鉛を含有するミネラル水であって、皮膚表面からの亜鉛の吸収性に優れ、また、細胞内への亜鉛の取り込みが良好に行われる経皮用ミネラル水を提供することにある。 本発明の請求項1の経皮用ミネラル水は、下記式(I)に示す有機亜鉛化合物を有効成分として含有することを特徴とする。 (式(I)中、Rは水素原子またはヒドロキシ基(水酸基)、nは8〜12の整数を示す。) 本発明の請求項2に係る経皮用ミネラル水は、前記請求項1において、経皮用創傷治癒促進剤であることを特徴とする。 本発明に係る経皮用ミネラル水は、ミネラル成分となる亜鉛(64Zn)を、3−トリメチルシリルプロパノールのエチレンオキシド付加物からなる有機化合物と結合させた有機亜鉛化合物を有効成分として含有しているので、人体等の経皮に適用させた場合にあっては、亜鉛の備えた諸機能、例えば、組織再生を促進して創傷治癒や皮膚の新陳代謝を促進したり、肌の保水性・保湿性を維持して、肌を美しくする、髪質を向上させて抜け毛を防止する等の効果を発揮することができる。また、本発明は、当該亜鉛をミネラル水中で特定の有機化合物と結合させているので、皮膚表面からの亜鉛の吸収性に優れ、また、細胞内への亜鉛の取り込みが良好に行われることになる。更には、本発明の経皮用ミネラル水は、かかる諸機能を有する機能水であるとともに、人体への毒性も低く、安全性も高い。これらの効果より、本発明の経皮用ミネラル水は、経皮用創傷治癒促進剤等の用途として最適である。 以下、本発明の経皮用ミネラル水の一形態を説明する。本発明の経皮用ミネラル水は、有機亜鉛化合物を有効成分として含有してなり、当該有機亜鉛化合物は、下記式(I)で表される構造となる。なお、本発明において、ミネラル水(ミネラルウォーター)とは、亜鉛等に代表されるミネラル成分を含有した水溶液のことを指す。 (式(I)中、Rは水素原子またはヒドロキシ基(水酸基)、nは8〜12の整数を示す。) 式(I)に表されるように、本発明の経皮用ミネラル水の有効成分となる有機亜鉛化合物の有機部分は、下記式(II)で表されるポリエチレングリコールと、下記式(III)で表される3−トリメチルシリルプロパノールとがエーテル結合して一つの分子を形成している構造となっている。そして、かかる有機部分の3−トリメチルシリルプロパノールの側鎖に、無機成分である亜鉛が結合されることによりなる。なお、式(II)のポリエチレングリコールにおけるmは、前記した式(I)のnに対応し、当該nと同様に8〜12の整数を示す。 このようにして、ミネラル成分となる亜鉛(64Zn)を、3−トリメチルシリルプロパノールのエチレンオキシド付加物という有機化合物と結合させることにより、水溶液化してミネラル水とした場合に、皮膚表面からの亜鉛の吸収や、細胞内への亜鉛の取り込みを良好とすることができる。また、亜鉛は、酵素のはたらきを活発にすることができるため、体内の細胞分裂を活発にしたり、組織再生を促進するなどにも及んでおり、経皮に適用することにより、例えば、肌の新陳代謝の促進を図ることができ、また、肌の保水性や保湿性が保たれるために美しい肌を得ることができる。更には、髪質が向上することによる抜け毛防止効果を期待することができる。 よって、ミネラル成分となる亜鉛(64Zn)を、3−トリメチルシリルプロパノールのエチレンオキシド付加物からなる有機化合物と結合させた有機亜鉛化合物を有効成分として含有しているので、人体等の経皮に適用させた場合にあっては、当該亜鉛の備えた諸機能、例えば、組織再生を促進して、皮膚の創傷治癒や新陳代謝を促進したり、肌の保水性・保湿性を維持して、肌を美しくする、髪質を向上させて抜け毛を防止する等の効果を発揮することができる。加えて、当該亜鉛をミネラル水中で特定の有機化合物と結合させているので、生体内において、皮膚表面からの亜鉛の吸収性に優れ、また、細胞内への亜鉛の取り込みが良好に行われることになる。そして、式(I)に表される有機亜鉛化合物は人体への毒性も低いため、安全性も高い経皮用ミネラル水となる。 式(I)で表される有機亜鉛化合物は、例えば、前記したように、式(II)で表されるポリエチレングリコールあるいはその誘導体と、式(III)で表される3−トリメチルシリルプロパノールとをエーテル結合させて3−トリメチルシリルプロパノールのエチレンオキシド付加物を合成し、当該3−トリメチルシリルプロパノールのエチレンオキシド付加物の側鎖に、無機成分である金属亜鉛を結合させることにより簡便に合成することができる。 また、式(I)で表される有機亜鉛化合物は、天然物から下記の手段により抽出・精製したものを使用してもよい。すなわち、アメリカ合衆国ユタ州セントジョージ等で得られたミネラル水の原水を凍結した後、凍結乾燥して得られた乾燥成分から酢酸エチルによる可溶性成分を抽出し、酢酸エチル高可溶成分を得るようにする。かかる酢酸エチルによる可溶性成分の抽出は、複数回実施することが好ましい。 次に、得られた酢酸エチル高可溶性成分を、薄層クロマトグラフィー(TLC:Thin-Layer Chromatographyの略。以下同じ。)により展開分離し、所定の展開位置(例えば、Rf値0.35〜0.8に相当する展開位置)の展開吸着剤・展開固着剤を採取し、得られた展開吸着剤・固着剤を、メチルアルコールを抽出液として有機亜鉛化合物となる画分を抽出して、精製物を得ればよい。かかる精製物は、再度酢酸エチルに溶解させて、薄層クロマトグラフィー(TLC)により展開分離する操作をすることにより、高い純度の精製物となる。 経皮用ミネラル水の有効成分となる前記した有機亜鉛化合物の含有量は、経皮用ミネラル水全体に対して、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.002〜0.01質量%存在させるようにする。有機亜鉛化合物の含有量をかかる範囲とすることにより、ミネラル水中に安定して存在することができ、ミネラル成分としての亜鉛が備える効果を効率よく発揮することができるとともに、経皮吸収性を良好な状態で保持することができる。有機亜鉛化合物の含有量は、経皮用ミネラル水全体に対して0.002〜0.006質量%とすることが特に好ましい。 本発明の経皮用ミネラル水の調製にあっては、前記のようにして得られる式(I)で表される有機亜鉛化合物を、公知のミネラルウォーター等の経皮適用に支障のない溶媒に溶解させて水溶液とすればよい。 本発明の経皮用ミネラル水は、前記した亜鉛の諸効果を備え、経皮からの吸収性や生体内の細胞への取り込みも良好であるので、人間や豚、鶏、牛、馬等の動物の経皮から適用させることにより、経皮から亜鉛成分を効率よく吸収させることができ、例えば、組織再生を促進して、皮膚の創傷治癒や新陳代謝を促進する(創傷治癒・新陳代謝促進剤的効果)ことを可能とする。また、肌の保水性・保湿性を維持して、肌を美しくする(保水・保湿剤的効果)、髪質を向上させて抜け毛を防止する(抜け毛防止剤的効果)等の効果を発揮することができる。 本発明の経皮用ミネラル水を、例えば、経皮用創傷治癒促進剤として適用させるには、経皮用ミネラル水を患部に対して1日に1〜3回程度塗布することにより、皮膚の創傷治癒を促進させることができる。他の諸効果を発揮させたい場合にも、大略、本発明の経皮用ミネラル水を患部に対して1日に1〜3回程度塗布するようにすればよい。 以下、実施例及び比較例に基づき本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例等の内容に限定されるものではない。 [実施例1] 経皮用ミネラル水の調製: 下記(1)(2)の方法を用いて、本発明の経皮用ミネラル水を調製した。(1)有機亜鉛化合物の精製: アメリカ合衆国ユタ州セントジョージで得られたミネラル水の原水を8L用意し、これを凍結した後、凍結乾燥した。溶質成分は、1Lあたり約30g含まれていた。 得られた乾燥成分を用いて、酢酸エチルによる可溶性成分の抽出をして乾固させた。また、乾固した酢酸エチル可溶性成分を少量の酢酸エチルによりさらに抽出して、酢酸エチル高可溶性成分を得た。得られた酢酸エチル高可溶性成分は、約390mgであった。 得られた酢酸エチル高可溶性成分を、分取用薄層クロマトグラフィー(TLC)により下記の条件を用いて展開分離した。分取用TLC上のRf値0.35〜0.8に相当する有機亜鉛化合物となる画分の展開位置の展開吸着剤・展開固着剤を、プラスチックスクレパーにより基材から剥がして収集した。得られた展開吸着剤・固着剤(セルロース・本吉野葛)から、メチルアルコールを抽出液として有機亜鉛化合物となる画分を抽出して、粗精製物を得た。 (分取用薄膜クロマトグラフィーの条件) 薄層板 : 自作(日本原子力研究所 東海研究所) 基板(板ガラス) 展開吸着剤(セルロース微結晶、Merck、1.02330) 固着剤(本吉野葛) 展開溶媒: クロロホルム/メタノール/水=10/8/1 展開距離: 18cm 粗精製物を酢酸エチルに溶解し、再度分取用薄膜クロマトグラフィー(TLC)により下記の条件を用いて分離した。分取用TLC上のRf値0.35〜0.8に相当する有機亜鉛化合物となる画分の展開位置の展開吸着剤・展開固着剤を、プラスチックスクレパーにより基材から剥がして収集した。得られた展開吸着剤・固着剤(セルロース・本吉野葛)から、メチルアルコールを抽出液として有機亜鉛化合物となる画分を抽出して、抽出溶媒のメチルアルコールを留去して、精製物(下記式(I’)に表される有機亜鉛化合物)を得た。 (分取用薄膜クロマトグラフィーの条件) 薄層板 : 自作(日本原子力研究所 東海研究所) 基板(板ガラス) 展開吸着剤(セルロース微結晶、Merck、1.02330) 固着剤(本吉野葛) 展開溶媒: クロロホルム/メタノール/水=10/8/1 展開距離: 8cm (式(I’)中、nは8〜12の整数を示す。)(2)経皮用ミネラル水の調製: (1)で得られた有機亜鉛化合物を、市販されるミネラル水(商標名 VOLVIC(登録商標):ビュイ・ドゥ・ドームボルヴィック採水)中に、有機亜鉛化合物としてミネラル水全体に対して0.002質量%含有させるようにして、本発明の経皮用ミネラル水を得た。 [試験例1] 創傷治癒効果の確認: 本発明の経皮用ミネラル水の創傷治癒効果を、市販されるミネラル水(商標名 VOLVIC(登録商標):ビュイ・ドゥ・ドームボルヴィック採水)及び純水を対照品として、全層切開創を形成したラットを試験動物として、下記の方法により確認した。 (試験動物) 日本クレア(株)から4週齢のBrlHan:WIST系@Jcl雄ラットを購入し、約1週間の予備飼育を行って一般状態に異常の無いことを確認した後、そのうちの6匹を試験動物として使用した(試験動物A〜Fとした。)。試験動物は、予備飼育期間中はソフトチップを床敷したポリカーボネート製ケージに収容するようにし、試験期間中はステンレスの床網をしたポリカーボネート製ケージに各1匹ずつ収容し、室温23℃±2℃、照明時間12時間/日に設定した飼育室において飼育した。飼料(マウス、ラット用固型飼料:ラボMRストック、日本農産工業(株)製)及び飲料水(水道水)は自由に摂取させた。 (試験方法) まず、前記の試験動物1匹につき、約3cm×3cmの大きさで3区の試験区を設定し、バリカンで被毛を刈毛した後、ペントバルビタールナトリウムを40mg/kgの容量で腹腔内投与し、全身麻酔した。麻酔下でメスを用いて約1.5cm×1.5cmの大きさで全層切開創を各試験動物について作製した。 次に、各試験区を、実施例1で調製した経皮用ミネラル水(本発明品1)、ミネラルウォーター(対照品1)及び純水(対照品2)各5mlで洗浄及び消毒した(以下、「処理」という。)。かかる処理は試験開始日から連続して5日間、1日1回行った。 効果の確認は、試験開始1、3、5及び8日目に各試験区をデジタルカメラで撮影し、画像解析ソフト(ImageJ,National Institutes Of Health USA)を用いて創傷面積を求めた。そして、試験開始1日目の創傷面積を100%として創傷面積割合を求め、当該創傷面積割合の減少率を創傷治癒の指標として、本発明品1、対照品1及び対照品2の創傷治癒効果を比較・評価した。 なお、試験期間中は試験動物が傷を舐め合わないように、それぞれの頚部にカラーを装着した。また、試験終了時に試験動物の体重を測定した。試験開始時と試験終了時の試験動物の体重を表1に示す。 (試験動物の体重) なお、試験結果の統計処理としては、得られた創傷面積割合を逆正接変換して、一元配置分散分析を行って、各試験区間に有意差が認められた場合には、更にDunnett法により純水処理区との平均順位の一対比較検定を行った。有意水準は、いずれも5%とした。創傷面積割合の推移について、本発明品1の結果を表2、対照品1の結果を表3、対照品2の結果を表4に、また、試験開始3日後、5日後及び8日後の創傷面積割合を比較したグラフを図1にそれぞれ示す。 (創傷面積割合の推移:本発明品1) (創傷面積割合の推移:対照品1) (創傷面積割合の推移:対照品2) 表1の結果より、試験動物の体重は、試験期間中6匹とも問題なく増量しており、試験期間中の試験動物の異変は認められなかった。 また、表2ないし表4及び図1の結果より、試験開始3日及び5日目では、本発明品、対照品1及び対照品2の創傷面積割合には、いずれにおいてもそれほどの差は見られなかったが、試験開始5日目において、本発明品については創傷面積割合に縮小傾向があることが確認できた。 そして、試験開始8日目には、本発明品1の創傷面積割合は、対照品1や対照品2と比較して縮小していることが確認できた。よって、本試験条件下において、本発明品1には対照品1や対照品2と比較して創傷治癒効果があることが確認できた。試験開始3日後、5日後及び8日後の創傷面積割合を比較したグラフを示した図である。 下記式(I)に示す有機亜鉛化合物を有効成分として含有することを特徴とする経皮用ミネラル水。 (式(I)中、Rは水素原子またはヒドロキシ基(水酸基)、nは8〜12の整数を示す。) 経皮用創傷治癒促進剤であることを特徴とする請求項1に記載の経皮用ミネラル水。 【課題】ミネラル成分である亜鉛を含有し、皮膚表面からの亜鉛の吸収性に優れ、また、細胞内への亜鉛の取り込みが良好に行われる経皮用ミネラル水を提供することにある。【解決手段】本発明の経皮用ミネラル水は、下記式(I)に示すように、亜鉛を有機化合物と結合させた有機亜鉛化合物を有効成分として含有しているので、人体等の経皮に適用させた場合にあっては、組織再生を促進して創傷治癒や皮膚の新陳代謝を促進する等の亜鉛の備えた諸機能を発揮することができる。また、皮膚表面からの亜鉛の吸収性に優れ、細胞内への亜鉛の取り込みが良好に行われる。 【化1】 (式(I)中、Rは水素原子またはヒドロキシ基(水酸基)、nは8〜12の整数を示す。)【選択図】なし