タイトル: | 特許公報(B2)_フォスファターゼ活性阻害剤 |
出願番号: | 2006351667 |
年次: | 2011 |
IPC分類: | A23L 1/337,A23L 1/229,C12N 9/99,A23B 4/044 |
伏見 善也 高野 靖子 JP 4751313 特許公報(B2) 20110527 2006351667 20061227 フォスファターゼ活性阻害剤 日本たばこ産業株式会社 000004569 平木 祐輔 100091096 石井 貞次 100096183 安田 徹夫 100107168 藤田 節 100118773 伏見 善也 高野 靖子 20110817 A23L 1/337 20060101AFI20110728BHJP A23L 1/229 20060101ALI20110728BHJP C12N 9/99 20060101ALI20110728BHJP A23B 4/044 20060101ALI20110728BHJP JPA23L1/337 BA23L1/229 AC12N9/99A23B4/04 505A A23L 1/337 A23L 1/22−1/24 CAPLUS/BIOSIS/MEDLINE/WPIDS/FSTA(STN) G−Search 特開平11−215966(JP,A) 特開2001−299269(JP,A) 特公昭44−010153(JP,B1) 特開2002−212201(JP,A) 3 2008161079 20080717 8 20091127 千葉 直紀 本発明は、フォスファターゼ活性阻害剤に関するもので、特に旨味成分である5’−リボヌクレオチド類が、生の食品原料や発酵食品中に含まれるフォスファターゼにより分解され風味が劣化することを防止する安全で効果の高いフォスファターゼ活性阻害剤に関する。 鰹節の旨味成分として知られるイノシン酸や椎茸の旨味成分として知られるグアニル酸などの5’−リボヌクレオチド類は、食品のおいしさの重要な構成成分であり、またグルタミン酸との旨味の相乗効果により、加工食品には、欠く事のできない調味料として、一般に良く知られている。 一方で、生の食品原料や発酵食品中に含まれるフォスファターゼにより5’位の燐酸が脱燐酸化され、その機能を失うことも良く知られている。 従来、フォスファターゼの脱燐酸化を防止する方法として、食品を冷凍、冷蔵し、酵素の活性を弱めたり、あらかじめ、食品原料を加熱し、酵素を失活させた後、5’-リボヌクレオチドを含む調味料を加えるといった方法が採られている。 また、フォスファターゼ活性阻害剤として、キンミズキの親水性有機溶媒抽出液に非親水性有機溶媒を添加して得られる沈殿物(特許文献1)、サングイソルバ・オフィスナリス・リンネの親水性有機溶媒抽出液に非親水性有機溶媒を添加して得られる沈殿物(特許文献2)、コケモモの葉の親水性有機溶媒抽出液に非親水性有機溶媒を添加して得られる沈殿物(特許文献3)を始めとし、シンナモム・カシア・ニース(特許文献4)、ウンカビリア・ガンビール・ロクスブルギの葉(特許文献5)、ビンロウジュの種子(特許文献6)、など特殊な植物抽出物の開示があり、さらに一般の食品に近いものとして、ブドウの皮(特許文献7)、茶抽出物(特許文献8)、茶飲料生産工程より産出するスラッジ(特許文献9)、りんごの未熟果(特許文献10)、加熱処理した食用ゴマの種子及び/またはその抽出物(特許文献11)、酸性多糖(特許文献12)が開示されている。 しかしながら、フォスファターゼを含む生の食品原料全てを冷凍または、冷蔵し、低温を保ったまま、加工食品を製造する事は、設備、コストの面からも不可能であり、食品によっては、冷凍変性やフォスファターゼの抑制が十分でなかったりする問題があった。 また、あらかじめ加熱することにより、フォスファターゼを失活させる方法は、たとえば、味噌のような熱伝導性のきわめて悪い食品の場合、加熱してもフォスファターゼの活性が一部に残存していたり、過度の加熱により、商品価値を著しく落とす欠点があった。 一方、従来開示されているフォスファターゼ活性阻害剤のうち、特殊な植物または、その抽出物は、食用に供した場合の安全性に疑問があり、かつ非常に高価である。 また、従来開示されている比較的、一般の食品に近いものまたはその抽出物は、安全性は高いがフォスファターゼに対する阻害効果は低く、実用化においては十分とは言えず、かつブドウ、茶、リンゴ、ゴマ等の原料風味が強く、食品本来の微妙な風味を妨げるため、汎用性のあるフォスファターゼ活性阻害剤とは、言えなかった。また、食品本来の風味を妨げないよう精製には、特殊な装置が必要となり、かつコストも高いものとなった。特公昭45−18263号公報特公昭45−20542号公報特公昭45−20544号公報特公昭45−20545号公報特公昭45−20546号公報特公昭45−20547号公報特開平02−84141号公報WO95/0448号公報特開平08−266870号公報特開平09−74994号公報特開2001−299269号公報特開2002−256288号公報 本発明は、安全かつ効果が高く、汎用性のあるフォスファターゼ活性阻害剤を提供することを課題とする。 鋭意検討を重ねた結果、強いフォスファターゼ活性阻害効果を持つ海藻及び/又は海藻抽出物を見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、フォスファターゼ活性阻害効果のある海藻及び/または海藻抽出物を含むことを特徴とするフォスファターゼ活性阻害剤であり、海藻及び/または海藻抽出物が「ひじき」であることが特に好ましい。 さらに、フォスファターゼ活性阻害剤が魚節又は魚節抽出物を含むことにより、フォスファターゼ活性阻害効果が相乗的に高まり、さらには、5’−リボヌクレオチド類の粒子表面を当該海藻抽出物で被覆することにより、5’−リボヌクレオチド類の粒子表面近傍に局在する高濃度の海藻抽出物が非常に高いフォスファターゼ阻害効果を示す。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明のフォスファターゼとは、畜肉、家禽肉、魚介肉などの食肉、野菜類など、生の食品素材原料や、味噌、醤油などの発酵食品に含まれる酵素のうち、イノシン酸、グアニル酸、アデニル酸、シチジル酸など、D-リボースの5’−位に燐酸の結合したヌクレオチドすなわち5’−リボヌクレオチド類から燐酸を脱離する酵素類の総称である。 ヌクレオチドから燐酸が脱離したものは、ヌクレオシドと呼ばれ、旨味および、グルタミン酸との旨味の相乗作用と言った5’−リボヌクレオチド特有の機能を失う。 本発明における海藻及び/又は海藻の抽出物とは、褐藻類のヒジキ、ワカメ、昆布あるいは、紅藻類のアサクサノリ、テングサなどが挙げられ、ヒジキ及び/又は、ヒジキの抽出物が特に好ましい。 ヒジキには一般に、長ヒジキ、芽ヒジキ、ヒジキ粉末などの種類が挙げられるが、形状や加工段階、あるいは加工方法など特に限定されるものではない。 また当該抽出物としては、特に限定された抽出方法によらず、水、熱水、水蒸気あるいは含水アルコールやアルコールなどで抽出し固液が混合されたもの、あるいは固液分離をした液体、およびこれら液体をスプレードライ、フリーズドライ、熱風乾燥など特に限定された乾燥法によらず粉体あるいは顆粒にしたものを言う。このうち特に熱水抽出が好ましい。 また、魚節又は魚節抽出物を用いると、当該海藻及び/又は海藻の抽出物のフォスファターゼ活性阻害効果を相乗的に高めることから特に好ましい。 魚節としては、鰹、宗田鰹、鯖、鰯、鮪、秋刀魚、飛魚をボイルや蒸気煮熟し、薫乾あるいは、天日干しし、その後カビ付けなどの工程を含むこともあるものを言うが魚種や製造方法など特に限定されるものではない。 混合方法については、特に限定されず、液体状態の5’−リボヌクレオチド類と液体状態の海藻抽出物を混ぜ合わせても良いし、粉末あるいは顆粒状態の5’−リボヌクレオチド類と海藻及び/又は海藻抽出物の乾燥粉末を混合することでも効果が得られる。 特に好ましい形態としては、粉体の5’−リボヌクレオチド類の粒子表面を海藻抽出物で被覆したものが、5’-リボヌクレオチド近傍に海藻抽出物を高濃度で局在させることができフォスファターゼ活性阻害に極めて有効である。 海藻抽出物の被覆方法としては、特に限定された方法によらず、粉体のコーティングに用いられる流動層乾燥法やコーティングパン法を用いることができる。 また、粉体の5’−リボヌクレオチド類が水に難溶な物質である場合には、液体状態の海藻抽出物と混合し、スプレードライによる噴霧乾燥法やマイクロカプセルの製造方法であるコアセルベーション法、界面重合法なども有効である。 海藻は、食物繊維、ビタミン、ミネラル類の豊富な優れた食品で、現代人のこれらの食品の摂取欠乏が叫ばれている中では、欠かす事のできない食材であり、さらに本発明の海藻抽出物のもつ香気は、2-ethylpyrazine、2,6-dimethylpyrazine、3-ethylpyrizine等の香気を主体に、鰹節・昆布・椎茸等の魚介系調味料を始め、チキンエキス・ポークエキス・ビーフエキス等・酵母エキスに含まれる良質な肉感様香気成分を豊富に含んでいることから、食品の嗜好性に優れた香気を高めることも可能で、極めて汎用的に使用できる。 なお、本発明のフォスファターゼ活性阻害剤は、培地に用いても効果的である。 本発明により、汎用性の高い、安全で優れたフォスファターゼ活性阻害効果を持つフォスファターゼ活性阻害剤を提供することができる。 次に、実施例を挙げ、本発明を具体的に説明するが、本発明は、実施例のみに限定されるものではない。 5’−リボヌクレオチドの測定方法としては、高速液体クロマトグラフィー法によった。 以下に測定条件を示すが、測定条件について限定するものではない。 カラム:三菱化学社製MCI GEL CDR10 4.6mm×250mm 検出器:UV260nm 移動相:pH3.1 燐酸バッファー流量:1ml/min また、実施例および比較例中の核酸残存率とは、食品と混合物を混合した直後の5’−リボヌクレオチド含量を100%とした場合、所定時間経過した後の5’-リボヌクレオチドの残存割合を示す。 乾燥ヒジキ粉末(芽ヒジキ:国産)を0.1重量部、5’-リボヌクレオチド含量が20%の酵母エキス(ジェイティフーズ社製バーテックスIG20)15重量部とを混合し、混合物とした。該混合物を生味噌(信州味噌(株)白味噌)100重量部に添加した。 37℃恒温層にて24hr保存し、5’-リボヌクレオチド含量を測定した結果、核酸残存率は、31.5%であった。 乾燥ヒジキ(長ヒジキ:国産)を95℃30min熱水抽出し、固液分離した液体をエバポレーターにて濃縮し、ヒジキ由来のBrixが3.0の海藻抽出物を得た。得られた海藻抽出物を3.0重量部、5’-イノシン酸二ナトリウム(5’-IMP・Na2)1.5重量部および5’-グアニル酸二ナトリウム(5’-GMP・Na2)1.5重量部とを混合し、混合物とした。該混合物を生味噌(信州味噌(株)白味噌)100重量部に添加した。 37℃恒温層にて24hr保存し、5’-リボヌクレオチド含量を測定した結果、核酸残存率は、35.6%であった。 乾燥ワカメ(国産)粉末を3.0重量部、5’-イノシン酸二ナトリウム(5’-IMP・Na2)1.5重量部および5’-グアニル酸二ナトリウム(5’-GMP・Na2)1.5重量部とを混合し、混合物とした。該混合物を生味噌(信州味噌(株)白味噌)100重量部に添加した。 37℃恒温層にて24hr保存し、5’-リボヌクレオチド含量を測定した結果、核酸残存率は、25.9%であった。 乾燥したアオサ(国産)を10重量%の含水エタノールで室温24hr攪拌しながら抽出した後、エバポレーターにて濃縮し、アオサ由来のBrixが3.0の海藻抽出物を得た。得られた海藻抽出物を3.0重量部、5’-イノシン酸二ナトリウム(5’-IMP・Na2)1.5重量部および5’-グアニル酸二ナトリウム(5’-GMP・Na2)1.5重量部とを混合し、混合物とした。該混合物を生味噌(信州味噌(株)白味噌)100重量部に添加した。 37℃恒温層にて24hr保存し、5’-リボヌクレオチド含量を測定した結果、核酸残存率は、26.4%であった。 乾燥トサカノリ(国産)を95℃30分熱水抽出した後、デキストリンを添加し、スプレードライにて抽出物粉末とし、トサカノリ由来の固形分が3.0%の海藻抽出物粉末を得た。得られた海藻抽出物粉末を5.0重量部、5’-イノシン酸二ナトリウム(5’-IMP・Na2)1.5重量部および5’-グアニル酸二ナトリウム(5’-GMP・Na2)1.5重量部とを混合し、混合物とした。該混合物を生味噌(信州味噌(株)白味噌)100重量部に添加した。 37℃恒温層にて24hr保存し、5’-リボヌクレオチド含量を測定した結果、核酸残存率は、24.4%であった。[比較例1] 蒸留水を3.0重量部、5’-イノシン酸二ナトリウム(5’-IMP・Na2)1.5重量部および5’-グアニル酸二ナトリウム(5’-GMP・Na2)1.5重量部とを混合し、混合物とした。該混合物を生味噌(信州味噌(株)白味噌)100重量部に添加した。 37℃恒温層にて24hr保存し、5’-リボヌクレオチド含量を測定した結果、核酸残存率は、7.4%であった。 以上の実施例1〜5の海藻及び/または海藻抽出物を含む混合物を生味噌に添加した場合の核酸残存率は、比較例1の海藻及び/または海藻抽出物を含まない混合物と比較し、ヒジキ粉末は4.3倍、ヒジキの熱水抽出物は4.8倍、ワカメ粉末は3.5倍、アオサの含水エタノール抽出物は3.6倍、トサカノリの熱水抽出物は3.3倍の核酸残存が見られ、海藻及び/または海藻抽出物の形態によらず、フォスファターゼ活性が阻害されていることがわかる。また、フォスファターゼ活性阻害がある海藻及び/または海藻抽出物の内で、ヒジキが特に阻害活性が強いことがわかる。 乾燥ヒジキ粉末(芽ヒジキ:国産)0.1重量部、酵母エキス(ジェイティフーズ社製バーテックスIG20)15重量部、鰹節粉末10重量部とを混合し、混合物とした。該混合物を生味噌(信州味噌(株)白味噌)100重量部に添加した。 37℃恒温層にて24hr保存し、5’-リボヌクレオチド含量を測定した結果、核酸残存率は、44.1%であった。[比較例2] デキストリン0.1重量部、酵母エキス(ジェイティフーズ社製バーテックスIG20)15重量部、鰹節粉末10重量部とを混合し、混合物とした。該混合物を生味噌(信州味噌(株)白味噌)100重量部に添加した。 37℃恒温層にて24hr保存し、5’-リボヌクレオチド含量を測定した結果、核酸残存率は、7.4%であった。 比較例2では、鰹節にフォスファターゼ活性阻害効果は、見られない。また実施例1と実施例6は、共に0.1重量部の海藻粉末が添加されているが核酸残存率は、実施例1が31.5%であるのに対し実施例6では、44.1%の高いフォスファターゼ活性阻害が見られ、海藻粉末のフォスファターゼ活性阻害効果を鰹節粉末成分が相乗的に強めていることが明らかである。 ヒジキ(芽ヒジキ:国産)を95℃30分熱水抽出した後、濃縮しBrix=3.0の海藻抽出物を得た。得られた海藻抽出物を5’−イノシン酸二ナトリウム50重量部5’-グアニル酸二ナトリウム50重量部に対し、流動層乾燥機(フロイント社製)を用いて30重量部噴霧ししながら造粒、乾燥し、海藻抽出物に被覆された混合物を得た。 生味噌(信州味噌(株)白味噌)100重量部に海藻抽出物に被覆された混合物0.1重量部添加した。 37℃恒温層にて24hr保存した後の核酸残存率は、50.1%であった。 実施例2と実施例7は、生味噌中に存在するヒジキ由来の固形分量は、0.09重量部で同一であるが、核酸残存率は、それぞれ35.6%と50.1%であり、混合物が海藻抽出物にて被覆された構造物となることにより、優れた効果を示している。 ヒジキ(芽ヒジキ:国産)を95℃30分熱水抽出した後、濃縮しBrix=3.0の海藻抽出物を得た。煮干粉末50重量部、5’-リボヌクレオチドを20重量%含む酵母エキス(ジェイティフーズ社製)15重量部、デキストリン35重量部の混合物に対し、コーティングパンを用いて、得られた海藻抽出物を30重量部噴霧しながら乾燥し、海藻抽出物に被覆された混合物を得た。 生味噌(信州味噌社製 白味噌)100重量部に海藻抽出物に被覆された混合物を0.1重量部、蒸留水10重量部添加し、36℃恒温層にて24hr保存し、その後、上記の条件のHPLC法にて測定した。 37℃恒温層にて24hr保存した後の核酸残存率は、60.1%であった。 実施例7と実施例8は、生味噌中に存在するヒジキ由来の固形分量は、0.09重量部で同一であるが、核酸残存率は、それぞれ50.1%と60.1%であり、煮干が海藻抽出物に被覆された混合物の効果をさらに高めていることがわかる。 スケソウダラのすり身56.7重量部、食塩1.6重量部、砂糖2.2重量部、馬澱粉3.9重量部、卵白2.5重量部、味醂1.6重量部、GIMP(JTフーズ)0.5重量部、調整水31重量部に実施例7で得られた海藻抽出物に被覆された混合物を0.09重量部、添加し、36℃にて3hrのすわり工程後、成型し、蒸してかまぼこを作製した。かまぼこの核酸残存率は、80.0%であった。[比較例3] 3.0%のデキストリン溶液を作成し、5’−イノシン酸二ナトリウム50重量部5’-グアニル酸二ナトリウム50重量部に対し、流動層乾燥機(フロイント社製)を用いて30重量部噴霧ししながら造粒、乾燥し、デキストリンに被覆された混合物を得た。 該混合物を用いて実施例9と同様にかまぼこを作製し、核酸残存率を測定したところ、65.0%であった。 実施例1〜8および実施例9、比較例3により、本発明は、フォスファターゼの由来原料(例えば、味噌あるいはかまぼこ)にも限定されないことは明らかである。 ひじき粉末及び/又はひじきの抽出物を含むことを特徴とするフォスファターゼ活性阻害剤。 魚節又は魚節抽出物と混合することを特徴とする請求項1記載のフォスファターゼ活性阻害剤。 請求項1又は2記載のフォスファターゼ活性阻害剤で被覆されている5’−リボヌクレオチド類の粒子を含有することを特徴とする飲食品。