タイトル: | 公開特許公報(A)_コラーゲンペプチド粉末、その製造方法およびポリフェノール含有製品 |
出願番号: | 2006268594 |
年次: | 2008 |
IPC分類: | C12P 21/06,C07K 14/78,A23L 1/305,A23J 3/06,A61K 8/33,A61K 8/65 |
松岡 純子 深川 奈津美 籠谷 和弘 JP 2008086219 公開特許公報(A) 20080417 2006268594 20060929 コラーゲンペプチド粉末、その製造方法およびポリフェノール含有製品 辻製油株式会社 591193037 和気 操 100100251 松岡 純子 深川 奈津美 籠谷 和弘 C12P 21/06 20060101AFI20080324BHJP C07K 14/78 20060101ALI20080324BHJP A23L 1/305 20060101ALI20080324BHJP A23J 3/06 20060101ALI20080324BHJP A61K 8/33 20060101ALI20080324BHJP A61K 8/65 20060101ALI20080324BHJP JPC12P21/06C07K14/78A23L1/305A23J3/06A61K8/33A61K8/65 9 OL 14 4B018 4B064 4C083 4H045 4B018LB08 4B018MD08 4B018MD20 4B018MD22 4B018MD48 4B018MD74 4B018ME06 4B018MF01 4B018MF12 4B018MF14 4B064AG01 4B064BA11 4B064CA21 4B064CB05 4B064CE08 4B064CE09 4B064CE10 4B064CE16 4B064DA10 4B064DA20 4C083AC102 4C083AC122 4C083AC471 4C083AC472 4C083AC482 4C083AD042 4C083AD431 4C083AD432 4C083CC04 4C083DD27 4C083EE01 4C083FF01 4H045AA10 4H045AA20 4H045AA30 4H045BA10 4H045CA52 4H045EA01 4H045EA15 4H045FA71 4H045GA20 4H045GA22 4H045HA03 本発明は、コラーゲンペプチド粉末およびその製造方法、ならびにこのコラーゲンペプチド粉末が添加された飲料などのポリフェノール含有製品等に関し、特にポリフェノール結合性が低いコラーゲンペプチド粉末、および皮膚の角質層に浸透できるコラーゲンペプチドに関する。 従来、コラーゲンを添加した飲料製品などでは、牛や豚などの哺乳類由来のコラーゲンペプチドが用いられることがあった。しかし、哺乳類由来のコラーゲンペプチドは、宗教上の理由や、近年では家畜伝染病の理由などから敬遠されやすい傾向がある。そこで、代替材料として魚類由来のコラーゲンペプチド(以下、コラーゲンペプチドをFCPという)が注目されている。魚類由来のFCPを得る方法として、魚鱗からFCPを抽出する製造方法が開示されている(特許文献1、特許文献2、特許文献3)。 多くのコラーゲン分子は、3本のペプチド鎖がらせん構造を形成し、分子量が 300,000 程度である。分子量の大きいコラーゲンは摂取しても消化吸収されにくいため、FCPとして低分子量化し、飲料製品などに添加される。しかし従来のFCPは、低分子量化されたものでも分子量 10,000 以上のものが多用されていた。 ここで、FCPを、緑茶や紅茶、ウーロン茶、レモン果汁入り飲料、ワイン等、ポリフェノールを含有する飲料製品へ添加し低温下に置くと、白濁や沈殿が生じるという問題がある。特に紅茶はFCPとの相性が特に悪く、少量のFCPを加えると白濁沈殿を生じることが知られている。これはポリフェノールの成分のひとつであるカテキンが、水溶性タンパク質であるFCPと結合することによるものであり、特にFCPの分子量が大きいと白濁が顕著であるという問題があった。白濁物質は製品として外観を損ねるため、この問題に対処するために、植物ポリフェノールにコラーゲンなどの水溶性たんぱく質を添加した溶液にさらにペクチンを添加して白濁を抑制する技術が開示されている(特許文献4)。 しかしながら、白濁物質を抑制するためだけに添加剤を新たに用いることは、製品として大量生産するには適さず、また白濁物質を消失させるための添加のために、もとのポリフェノールやコラーゲン自身が持つ風味やその他の効能が維持できないという問題がある。 また、コラーゲンは保湿効果に優れた化粧料素材として知られているが、皮膚の角質層に浸透できるFCPについては検討されていない。 また、化粧料には、皮膚での抗酸化作用や美白効果を目的としてポリフェノールが使用されているが、特にコラーゲンとともに配合することで肌の弾力性回復など有益な効果があると知られている(特許文献5)。しかし、ポリフェノールとコラーゲンを同時に配合した場合、ポリフェノールとコラーゲンの結合により白濁、沈澱等で外観に影響を及ぼすという問題がある。このため、特に透明な化粧水などへのコラーゲンとポリフェノールの配合は困難である。また、化粧料全般についても、沈澱や結合による各成分の機能性低下を防ぐため、配合量に制限がある。特開2006−000089号公報特開2003−327599号公報特開2003−238598号公報特開2002−027957号公報特開2003−026581号公報 本発明は、このような問題に対処するためになされたもので、より低分子量化した魚鱗由来のFCPの粉末であって、ポリフェノール含有飲料へ添加したときに白濁を生じず、飲料中のポリフェノール含有量を低下させない魚鱗由来のFCP粉末、および皮膚の角質層に浸透でき、かつ、ポリフェノール含有化粧料に配合した際に、白濁、沈澱を生じないFCP粉末の提供を目的とする。 本発明のFCP粉末は、魚鱗より抽出される粗ゼラチンを原料とする魚鱗由来のFCP粉末であって、上記粗ゼラチンを植物由来のエンドペプチターゼおよび微生物由来のエキソペプチターゼを併用して酵素分解処理を行ない、該酵素分解処理で得られたFCP溶液を活性炭処理して得られ、 5 重量%FCP水溶液の 600 nmにおける透過率のピークがpH 1.5〜5.5 の領域においてみられないことを特徴とする。 また、上記植物由来のエンドペプチターゼがブロメライン、パパイン、およびアクチニジンから選ばれた少なくとも1つであり、上記微生物由来のエキソペプチターゼが糸状菌およびバチルス属ペプチダーゼから選ばれた少なくとも1つであることを特徴とする。 また、上記酵素分解処理条件がpH 4.5〜7.5、温度 50〜70℃、処理時間 8〜36 時間であることを特徴とする。 また、上記活性炭処理は、上記酵素分解処理で得られたFCP溶液の全液分量を基準として、 1.0 〜 4.0重量%の活性炭を用いることを特徴とする。 また、本発明のFCP粉末は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定したポリスチレン換算重量平均分子量が 3,500 以下であることを特徴とする。 本発明のFCP粉末の製造方法は、魚鱗より製造される魚鱗由来のFCP粉末の製造方法であって、魚類の鱗を水洗浄により脱色し、酸による脱灰処理でリン酸カルシウムを除去し、さらに加熱処理により粗ゼラチンを抽出する工程と、該粗ゼラチンに対し、エンドペプチターゼおよびエキソペプチターゼをそれぞれ1種または2種以上組み合わせて酵素分解処理を行なう工程と、該酵素分解処理で得られたコラーゲンペプチド溶液に活性炭を添加して処理する活性炭処理工程とを備えることを特徴とする。 また、本発明のポリフェノール含有飲料は、ポリフェノールと結合することによるポリフェノール量の減少、ポリフェノール機能性の低下を抑制できるコラーゲンペプチドが添加されたポリフェノール含有製品であって、上記本発明のFCP粉末が添加されていることを特徴とする。 また、他の本発明は皮膚の角質層に浸透できる上記本発明のFCP粉末を主成分とする化粧料素材であり、この化粧料素材を含むポリフェノール含有化粧料であることを特徴とする。 本発明のFCP粉末は、魚鱗より抽出される粗ゼラチンを植物由来のエンドペプチターゼおよび微生物由来のエキソペプチターゼを併用して酵素分解処理を行ない、さらに活性炭処理をするので、重量平均分子量が 5,000 以下、好ましくは 3,500 以下のFCP粉末が得られる。 また、 1.0 〜 4.0重量%と大量の活性炭を用いて処理するので、 600 nmにおける透過率のピークがpH 1.5〜5.5 の領域においてみられない。これらの特徴から、ポリフェノール含有飲料に本発明のFCP粉末を添加しても白濁するなど飲料物の外観に影響を及ぼさない。本発明のFCP粉末が均一に低分子量化されたものであるため、ポリフェノール類と結合しないことによるものと考えられる。また、低分子量化されているため、皮膚の角質層への浸透性に優れる。 本発明のFCP粉末は、魚鱗より抽出される粗ゼラチンを原料として用いる。本発明で使用できる魚類の鱗としては特に制限はないが、例えば同じ湖や川など、常に同じ環境から採取できる淡水魚のものが好ましい。また餌として抗生物質などを摂取している可能性が低い天然魚の鱗が好ましい。好ましい淡水魚としては鱗のタンパク質含有量が多い草魚やコクレンなどが例示できる。 本発明では、魚鱗より抽出した粗ゼラチンを酵素分解処理する工程を含む。この酵素分解処理にはプロテアーゼを用い、特にエンドペプチターゼおよびエキソペプチターゼを組み合わせて使用する。エンドペプチターゼがポリペプチド鎖のペプチド結合を加水分解により切断するとともに、エキソペプチターゼがポリペプチド鎖の末端から作用してアミノ酸を遊離させることで、より効率よく低分子化されたコラーゲンペプチドを得ることができる。 本発明に用いられる上記プロテアーゼは、特に植物由来のエンドペプチターゼおよび微生物由来のエキソペプチターゼが好ましい。植物および微生物由来のペプチターゼは、例えば、家畜伝染病で動物原料の使用を敬遠する場合、または宗教上の理由により動物原料の使用を禁止する場合などにおいても、問題なく使用できることから好ましい。 エンドペプチターゼとしては、例えばパパイン、ブロメライン、およびアクチニジンなどを用いることができる。これらの中で、市販されている酵素製剤においては、パパインおよびブロメラインが、力価が強く、供給が安定していることから好ましい。 エキソペプチターゼとしては、例えば糸状菌およびバチルス属由来のペプチターゼなどを用いることができる。これらの中で、市販されている酵素製剤においては、糸状菌由来のペプチターゼが、力価が強く、供給が安定していることから好ましい。 また、エンドペプチターゼとエキソペプチターゼの混合ペプチターゼなどを使用することもできる。 本発明において好ましいプロテアーゼの組み合わせは、異なる2種類のエンドペプチターゼと、微生物由来のエキソペプチターゼとの組み合わせである。この組み合わせを用いることにより、重量平均分子量が 3,500 以下のコラーゲンペプチドを容易に得ることができる。 エンドペプチターゼおよびエキソペプチターゼのそれぞれの配合量は、コラーゲン溶液の固形分に対して 0.01 〜 1.0 重量%、好ましくは 0.05 〜 0.5 重量%である。 0.01 重量%未満では、酵素反応に時間を要すため生産性が向上しない。また、1.0 重量%を越えて配合した場合、酵素分解反応時間に有意な差はないため使用に好ましくない。 また、エンドペプチターゼとエキソペプチターゼとの混合割合は、重量比でエンドペプチターゼ/エキソペプチターゼ=( 65/35 )〜( 85/15 )の範囲が好ましい。その理由は、エンドペプチターゼに対してエキソペプチターゼが少なすぎる場合は酵素分解により生じる苦味が強く、エンドペプチターゼに対してエキソペプチターゼが多すぎる場合は遊離アミノ酸量が増加するためである。 酵素分解反応におけるpH 条件は、pH 4.5〜7.5 、好ましくはpH 5.0〜6.0 である。上記パパインは活性pHが 4.5 〜 5.2 の酸性〜弱酸性であり、ブロメラインは活性pHが 6.5 〜 8.0 の弱アルカリ性〜アルカリ性である。このため、パパインを用いて酵素分解処理をする場合は、酵素分解条件としてFCP溶液をpH 5.5付近で行なうことが好ましく、またパパインを用いない場合は、pH 6.0 付近で酵素分解処理を行なうことが好ましい。混合プロテアーゼを用いる場合においても、上記pH 範囲において酵素分解反応が進行する。 酵素分解反応における他の条件としては、処理温度 50〜70℃、好ましくは処理温度 55〜65℃、処理時間 8〜36 時間、好ましくは処理時間 16〜24 時間である。処理温度が 50℃未満では、魚鱗からのゼラチン変性によるコラーゲン抽出が不十分であり、70℃を越えると、酵素が失活するおそれがある。また、処理時間が 8 時間未満では、酵素分解による低分子化が不十分であり、24 時間を越えると、色調や風味が悪くなる。 上記酵素反応により低分子量化されたFCPを高濃度で得ることができる。本発明において、低分子量化されたFCPとは、重量平均分子量が 5,000 以下、好ましくは 3,500 以下をいう。より好ましくは、重量平均分子量が 500 〜3,500 であるものをいう。 上記酵素分解処理で得られたFCP溶液を活性炭処理することで本発明のFCP粉末が得られる。 本発明で使用できる活性炭としては、ガス賦活などの活性化と呼ばれる化学的、物理的な処理を施して物質の吸着効率を高めた多孔質の炭であれば使用できる。活性炭の原料としては、例えば、石炭、ヤシ殻、大鋸屑等の有機物質が挙げられる。これらの原料を 700〜800 ℃で炭化させ、さらに 900〜1100 ℃で水蒸気や二酸化炭素によるガス賦活や、薬品を加えて 400〜600 ℃で焼成する薬品賦活により製造される活性炭が使用できる。活性炭の形状としては、粉末状、粒状、破砕状、繊維状、ハニカム状などが挙げられる。 また、減圧再生、加熱脱離再生、化学再生、溶媒再生、置換再生、酸化分解再生による再生活性炭を使用することができる。 活性炭処理条件としては、酵素分解処理で得られたFCP溶液に、該溶液の液分量の 1.0 〜 4.0 重量%、好ましくは 2.0 〜 4.0 重量%、より好ましくは 3.0 〜 4.0 重量%となるように粉末状の活性炭を加え、処理温度 50〜70℃、好ましくは処理温度 55〜65℃、処理時間 0.5〜3 時間、好ましくは処理時間 1〜2 時間で撹拌する。その後、活性炭をろ別して、FCP溶液を加熱滅菌し、さらにスプレードライ等により粉末化することができる。 本発明のFCP粉末は、上記活性炭処理をすることにより、pH 1.5〜5.5 の領域において、 5 重量%FCP水溶液の 600 nmにおける透過率のピークがみられなくなる。そのため、酸性領域におけるFCP溶液の白濁を防ぐことができる。 本発明のFCP粉末を得るための製造方法を図に基づき説明する。図1は、本発明の魚鱗由来FCP粉末の製造過程を説明する図である。図1において、(1)原料洗浄 〜(4)加熱抽出が粗ゼラチンの製造工程であり、(5)酵素分解および(6)沈殿除去が酵素分解工程であり、(7)活性炭処理および(8)ろ過が活性炭処理工程であり、(9)減菌以下が製品化の工程である。 図1に示すように、草魚およびコクレンの鱗を原料として、水で洗浄し夾雑物を除去する。さらに洗浄を繰り返すことにより鱗の色素を脱色する。続いて、脱灰処理を行ない、鱗中のリン酸カルシウムを、酸により除去する。このとき鱗中のリン酸カルシウムが、脱灰処理前の 30 重量%程度になるように除去することが好ましい。さらに得られた物質を加熱抽出することにより物質中のコラーゲンを変性させてゼラチン化する。これに水を加えて固形分をコラーゲン溶液全体の 10 〜 15 重量%とする。 上記コラーゲン溶液をpH調整した後、上述した各種プロテアーゼを用いて酵素分解する。例えば、エンドペプチターゼとしてブロメラインおよびパパイン(ともにジュネンコア協和(株)製)、エンドペプチターゼとエキソペプチターゼの混合酵素としてフレーバザイム500Lおよび同1000L(ノボザイム(株)製)を好適に使用できる。具体的なペプチターゼの配合量、分解条件ついては以下の各実施例で後述する。 その後、酵素分解処理で失活により生じた沈殿をろ過により除去し、さらに活性炭処理を行なう。活性炭は、例えば、太平化学株式会社製、梅蜂F50Wを、コラーゲン溶液の液分量の約 1.0 〜 4.0 %となるように使用できる。活性炭処理後、フィルタープレスによりろ過する。 上記一連の操作の後、コラーゲン溶液を加熱滅菌し、さらにスプレードライにより粉末化して、FCP粉末が得られる。 本発明のFCP粉末は、緑茶や紅茶、ウーロン茶、レモン果汁入り飲料、ワイン等、ポリフェノールを含有する飲料製品へ添加することができる。このポリフェノール含有製品は、本発明のFCP粉末がポリフェノール類と結合しない低分子量であるため、白濁や沈殿が生じない。 また、低分子量化されているため、皮膚の角質層への浸透性に優れ、ポリフェノール類が配合されている化粧料であっても好適に使用することができる。 化粧料は、油脂類、炭化水素類、ロウ類、脂肪酸類、合成エステル類、アルコール類、界面活性剤類、増粘剤類、防腐剤類、香料類、顔料類、薬剤類、ポリフェノール類と、水とをローション、クリーム等の種類に応じて配合することで得られる。本発明におけるFCPは、ポリフェノール類が配合された化粧料に好適に配合できる。 油脂類としては、ホホバ油、ヒマシ油、オリーブ油、大豆油、ヤシ油、パーム油、カカオ油、ミンク油、タートル油等が挙げられる。 炭化水素類としては、流動パラフィン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン等が挙げられる。 ロウ類としては、ミツロウ、ラノリン、カルナバロウ、キャンデリラロウ等が挙げられる。 脂肪酸類としては、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸等が挙げられる。 合成エステル類としては、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、モノステアリン酸プロピレングリコール、乳酸ミリスチル、リンゴ酸イソステアリル、モノステアリン酸グリセリン、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等が挙げられる。 上記油脂類、炭化水素類、ロウ類、脂肪酸類、合成エステル類は、通常あわせて0〜50重量%の割合で配合できる。 アルコール類としては、エタノール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等が挙げられる。アルコール類は、通常0〜10重量%の割合で配合できる。 界面活性剤類としては、グリセリン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラウリル硫酸ナトリウム、ピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ジアルキルスルホコハク酸、臭化セチルピリジニウム、塩化-n-オクタデシルトリメチルアンモニウム、モノアルキルリン酸、N-アシルスルタミン酸、N-アシルグルタミン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン還元ラノリン等が挙げられる。 界面活性剤類は、通常0〜2重量%の割合で配合できる。 増粘剤類としては、カルボキシビニルポリマー、メチルポリシロキサン、デキストラン、カルボキシメチルセルロース、カラギーンナン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等が挙げられる。増粘剤類は、通常0〜1重量%の割合で配合できる。 保湿剤類としては、グリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ピログルタミン酸、アセチルグルタミン酸、ヒアルロン酸、プロシアニジン等が挙げられる。保湿剤類は、通常0〜5重量%の割合で配合できる。 防腐剤類としては、安息香酸、サリチル酸、デヒドロ酢酸あるいはそれらの塩類、パラオキシ安息香酸エステル類のフェノール類、トリクロサンハロカルバン等が挙げられる。防腐剤類は、通常0〜0.3重量%の割合で配合できる。 香料類は、通常化粧料に使用するものであればどのような香料を用いることができる。 顔料類としては、酸化鉄、二酸化チタン、酸化亜鉛、カオリン、タルク等が挙げられる。顔料類は、通常0〜1重量%の割合で配合できる。 薬剤類としては、小麦胚芽油、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンE、アスコルビン酸−2−リン酸マグネシウムあるいはナトリウム、D−パントテールアルコール、グリチルリチン酸ジカリウム、グルタチオン、UV吸収剤、キレート剤、植物抽出物、微生物代謝物/抽出物等が挙げられる。薬剤類は、通常0〜3重量%の割合で配合できる。 水としては、水道水、ミネラルウォーター、かん水、海水、超純水、極地氷由来水、含鉱水、精製水等が挙げられる。水は任意の割合で配合できる。 ポリフェノール類としては、植物ポリフェノールを含有する植物もしくはその加工品として茶、ブドウ、レモン、カシス、コーヒー、カカオ、リンゴなどから抽出されたポリフェノールが挙げられる。具体例としては、カテキン類、アントシアニジン類、フラバノン類などが挙げられる。ポリフェノール類は通常0.001〜0.1重量%の割合で配合できる。 以下の各実施例において、FCP粉末の分子量の測定は、トリクロロ酢酸(TCA)によるペプチド沈殿法(以下TCA法という)、およびゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による分子量測定法を用いて行なった。 TCA法では、ペプチド溶液にトリクロロ酢酸(TCA)を加えると、分子量の大きいペプチドは不溶化して沈殿する。そこで、このペプチド−TCA溶液中の沈殿物の量を秤量してペプチド量の残存率として算出した。この残存率が高いほど、分子量が低いFCP粉末が得られたと判断できる。 また、GPC法では、東ソー(株)製GPCカラム(HPLC−8020、TSKgel、G2000SWXL 7.8mmLD×300mmL)を用い、カラム温度 40 ℃の条件によるゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により得られたFCP粉末の分子量を測定した。 実施例1、実施例2および比較例1 草魚およびコクレンの鱗を準備して、この鱗を水で十分に洗浄して脱色した。次いで、乾燥鱗 100 gに対して、0.5 N 塩酸水溶液 1500 gを加えて、鱗中のリン酸カルシウムを除去した。その後、水を加えて加熱することによりコラーゲンを変性して固形分約 15 重量%の粗ゼラチンを得た。 この粗ゼラチンを原料として、表1に示す分解条件で酵素分解処理を行なった。表1におけるプロテアーゼは以下のものを用いた。また、表1におけるプロテアーゼの配合量の表示 1/300 は、酵素 1 gに対する被処理固形分量が 300 gであることを表す。植物由来のエンドペプチターゼ:(1)ブロメライン;パイナップル茎由来のペプチターゼであって、ジェネンコア協和(株)製を用いた。活性pHは 4.5 〜 5.2 であり、活性温度は 40 〜 65 ℃であり、力価は 2100 BTU/gである。(2)ハパイン;ハパイヤ果汁由来のペプチターゼであって、ジェネンコア協和(株)製を用いた。活性pHは 6.5 〜 8.5 であり、活性温度は 55 〜 75 ℃であり、力価は 30000 FCC PU/mgである。微生物由来のエキソペプチターゼ:(3)フレーバザイム500L;Aspergillus oryzae 由来のペプチターゼであって、ノボザイム(株)製を用いた。活性pHは 5.0 〜 7.0 であり、活性温度は約 50 ℃であり、力価は 500 LAPU/gである。(4)フレーバザイム1000L;Aspergillus oryzae 由来のペプチターゼであって、ノボザイム(株)製を用いた。活性pHは 5.0 〜 7.0 であり、活性温度は約 50 ℃であり、力価は 1000 LAPU/gである。 酵素分解処理後、失活により生じた沈殿をろ過により除去した。なお、酵素分解時間は 3 〜 20 時間の間で、略同等のペプチド残存率を示した。ペプチド残存率は、 16 時間以降大きな差はみられなかった。 次いで、活性炭処理を行なった。得られたコラーゲン溶液の液分量に対し、 4.0 重量%の活性炭(太平化学(株)製、梅蜂F50W)を加え、 60 ℃にて 1 時間処理した。得られたコラーゲン溶液を加熱滅菌し、スプレードライにより粉末化して、それぞれFCP粉末を得た。 得られたFCP粉末について、TCA法により、TCA濃度 32%、FCP濃度 4.0 重量%にて残存ペプチド量の割合を算出した。また、GPC法により重量平均分子量をそれぞれ測定した。結果を表1に示す。 また、活性炭処理を行なって得られた実施例2のFCP粉末について、FCP濃度 5.0 重量%水溶液を、pH 1.5 〜 5.0 の範囲内でpHを変化させ、各溶液の波長 600 nmにおける透過率を測定した。透過率の測定は、SPECTORO PHOTOMETER U−1800((株)日立製作所製)を用い、PMMA製セル(光路長 1 cm)、室温の条件にて行なった。結果を図2に示す。図2は、pHの違いによるFCP水溶液の透過率変化を示す図である。 図2において、実施例2aで示される曲線は活性炭処理を行なう前の実施例2の透過率変化を示す。活性炭処理を行なうことにより、酸性領域において高い透過率を維持できることが分かる。実施例3 上記TCA法によるペプチド残存率が最も高い実施例2で得られたFCP粉末を用いて緑茶へ配合した際の外観への影響を調べた。なお、比較例1で得られた粉末も緑茶への影響を調べた。 緑茶溶液に対し、各試料を、それぞれ 0.05 重量%および 0.1 重量%溶解させ、121 ℃で 5 分間加熱した後、室温で静置した。さらに各試料を 4 ℃で一晩静置した後、再度室温に戻し、目視での観察および、600 nmでの透過率を測定した。結果を表2に示す。なお、表中の透過率の各数値は、ブランクであるもとの緑茶溶液を 100 とした時の値である。また目視による観察は、ブランクと比較し、白濁がみられた場合は「+」、みられなかった場合を「−」で示す。 実施例2で得られたFCP粉末は比較例1に比べ、透過率に有意な差が確認できた。目視での観察では、FCP粉末を添加していない緑茶溶液をブランクとして比較すると、比較例1のFCP粉末を添加したものは白濁が著しかった。実施例2のFCP粉末を添加したものの中で、0.1 重量%の濃度ものでは、0.05 重量%のものと比較して透過率に差がみられたが、目視では白濁がほとんど観察されなかった。実施例4 上記実施例2で得られたFCP粉末および上記比較例1のFCP粉末を用いて、特にFCPとの相性が悪く、添加による白濁が著しい紅茶へ配合した際の外観への影響を調べた。 紅茶溶液に対し、各試料を 0.05 重量%溶解させ、 121 ℃で 5 分間加熱した後、室温で静置した。さらに各試料を 4 ℃で一晩静置した後、各溶液の 600 nmにおける透過率を測定した。結果を表3に示す。なお表中の各数値は、ブランクであるもとの紅茶溶液を 100 とした時の値である。 実施例2で得られたFCP粉末は比較例1で得られたFCP粉末に比べ、透過率に有意な差が確認できた。 さらに上記外観比較終了後の各試料から、遠心分離により沈殿物を除去し、上澄み液中のポリフェノール含有量の測定を行なった。ポリフェノール含有量の測定は、フェノール試薬を用いた比色法により算出した総ポリフェノール含有量から、酸化防止剤として含まれるアスコルビン酸の影響を差し引いて行なった。結果を表3に併記する。 実施例2の低分子化FCP粉末を配合した紅茶に残存するポリフェノール量は、比較例1と比べて有意な差が確認されただけではなく、ブランクと比較しても分かるように、配合前とほぼ同量のポリフェノール量が残存することが確認された。これは実施例2のFCP粉末が汎用品である比較例1のFCP粉末よりもより低分子化され、ポリフェノールと結合することなく配合されたためだと考えられる。実施例5および比較例2 化粧料素材、すなわち化粧料原料としての有用性を確認するために、上記実施例2で得られたFCP粉末を用いて、低分子化FCPの皮膚角質層への浸透性を確かめた。FCP粉末を精製水に溶解させ、10重量%となるよう調製を行なった。比較例2としてPゼラチン250(日本ハム株式会社製)を精製水に溶解させたゼラチン10重量%水溶液を準備した。評価は角質層浸透性試験および結合水量測定試験により行なった。(1)角質層浸透性試験とその結果 被験者は、25〜35歳の女性4名とした。ゼラチンおよび低分子化FCP10重量%水溶液をそれぞれ脱脂綿に吸収させ、上腕部内側に塗布した。8時間塗布後、精製水とエタノールで皮膚上に残った試料をふき取り、テープストリップ法により角質層の採取を行なった。採取したテープから6〜15層目の水溶性成分の回収を行ない、酸加水分解によりペプチドなどを完全にアミノ酸となるまで分解した。分解後、一定量の精製水により回収した成分中のヒドロキシプロリン含有量(nmol/ml)および遊離アミノ基含有量(nmol/ml)の定量を行なった。ヒドロキシプロリン含有量は、ヒドロキシプロリンの酸化、脱炭酸により生じるピロールの発色法により、アミノ基含有量は、日本食品科学工学会編、新・食品分析法(1996)512頁に準じて、トリニトロベンゼンスルホン酸による遊離アミノ基の発色法により行なった。 遊離アミノ基含有量は、回収成分中の全アミノ酸量に匹敵すると考え、回収率による誤差を考慮するための指標とし、遊離アミノ基1000nmol中のヒドロキシプロリンnmol数の比率が高いほど、角質層への浸透性が高いと判断した。 また、4名のうち26歳の女性を除く3名については、採取したテープから2〜5、6〜10、11〜15層についての、詳細なデータ分析を行なった。結果を表4に示す。 表4には、各被験者より採取を行なったテープ6〜15層におけるアミノ基1000nmol中のヒドロキシプロリン含有量を示し、ゼラチン塗布時、低分子化FCP塗布時における被験者4名の平均値および標準偏差を示した。この結果、26歳女性が低分子FCPを塗布した場合ゼラチンと比較して、アミノ基1000nmol中のヒドロキシプロリンのnmol数は、0.56nmolから3.21nmolへ増加(5.73倍)、28歳女性では3.62nmolから11.77nmolへ増加(3.25倍)、31歳女性では0.13nmolから7.72nmolへ増加(57.21倍)、33歳女性では1.19nmolから3.40nmolへ増加(4.60倍)が確認された。スチューデントのt検定において1%水準で有意差が認められた。 3名の被験者より採取を行なったテープについては、より詳細に2〜5、6〜10、11〜15層におけるアミノ基1000nmol中のヒドロキシプロリンのnmol数の測定を行なった。図3に、各層における3名の平均を棒グラフで示した。図3の縦軸は角質層中のアミノ基中のヒドロキシプロリンが占める割合を示し、横軸は角質層の深度を示す。スチューデントのt検定において、いずれも1%水準で有意差が認められた。(2)結合水量測定とその結果 各試料の結合水量の測定を行なった。各試料、濃度の異なる水溶液を調製し、示差走査熱量計DSCによる0℃付近の氷の融解ピークの値から外挿して求めた。 低分子化FCPは25〜30%の結合水量を、ゼラチンは35〜40%の結合水量をそれぞれ示した。 角質層の上層部だけでなく、11〜15層のような下層部においてもヒドロキシプロリン含有率がゼラチンと比較して3倍程度上昇した。この結果からも、低分子化FCPは角質層に留まり保水などの効果をもたらすと考えられる。 また、低分子化FCPの結合水量を測定した結果、ゼラチンが35〜40%であるのに比較して、25〜30%であり、分解率から予想していたよりも、高い結合水量を維持していた。この結合水量は、人の肌が本来持つ結合水量といわれる20%よりも高く、化粧料素材としての低分子化FCPの特徴として比較的高い結合水量の保持が挙げられる。実施例6〜実施例8および比較例3〜比較例5 上記実施例2で得られたFCP粉末を用いて表5に示す組成の化粧水を調整し4℃で一晩静置した後、白濁の有無について目視により評価を行なった。表5中の各成分はいずれも重量%で示した。また、ポリフェノールとしては、緑茶カテキン、カシスポリフェノール、レモンポリフェノールを使用した。結果を表5に示し、ブランクと比較し、白濁がみられた場合は「+」、みられなかった場合は「−」と表した。 実施例2で得られたFCP粉末は比較例1で得られたFCP粉末に比べ、外観に有意な差が確認できた。比較例1のFCP粉末を配合したポリフェノール入り化粧料は白濁が確認されたが、実施例2で得られたFCP粉末を配合したポリフェノール入り化粧料では白濁が確認されなかった。 本発明の魚鱗由来のFCP粉末は、ポリフェノール含有飲料へ添加して、低温下においても白濁を生じず、外観を損ねることがない。また、添加の前後で飲料中のポリフェノール含有量を変化させないので、コラーゲン添加清涼飲料水などへ好適に用いることができる。また、皮膚の角質層への浸透性および結合水量の保持に優れるので、化粧料用途に好適に用いることができる。また、ポリフェノール含有化粧料に添加しても白濁を生じず、外観を損ねないため、ポリフェノール含有化粧料に好適に用いることができる。本発明の魚鱗由来コラーゲンペプチド粉末の製造過程を説明する図である。pHの違いによる魚鱗由来コラーゲンペプチド水溶液の透過率変化を示す図である。深度別角質層中のアミノ基中のヒドロキシプロリンが占める割合を示す図である。 魚鱗より抽出される粗ゼラチンを原料とする魚鱗由来のコラーゲンペプチド粉末であって、 前記粗ゼラチンを植物由来のエンドペプチターゼおよび微生物由来のエキソペプチターゼを併用する酵素分解処理を行ない、該酵素分解処理で得られたコラーゲンペプチド溶液を活性炭処理して得られ、 5 重量%コラーゲンペプチド水溶液の 600 nmにおける透過率のピークがpH 1.5〜5.5 の領域においてみられないことを特徴とするコラーゲンペプチド粉末。 前記植物由来のエンドペプチターゼがブロメライン、パパイン、およびアクチニジンから選ばれた少なくとも1つであり、前記微生物由来のエキソペプチターゼが糸状菌およびバチルス属ペプチダーゼから選ばれた少なくとも1つであることを特徴とする請求項1記載のコラーゲンペプチド粉末。 前記酵素分解処理条件がpH 4.5〜7.5、温度 50〜70℃、処理時間 8〜36 時間であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコラーゲンペプチド粉末。 前記活性炭処理は、前記酵素分解処理で得られたコラーゲンペプチド溶液の全液分量を基準として、 1.0 〜 4.0重量%の活性炭を用いることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載のコラーゲンペプチド粉末。 前記コラーゲンペプチド粉末は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定したポリスチレン換算重量平均分子量が 3,500 以下のコラーゲンペプチドの粉末であることを特徴とする請求項4記載のコラーゲンペプチド粉末。 魚鱗より製造される魚鱗由来のコラーゲンペプチド粉末の製造方法であって、 魚類の鱗を水洗浄により脱色し、酸による脱灰処理でリン酸カルシウムを除去し、さらに加熱処理により粗ゼラチンを抽出する工程と、 該粗ゼラチンに対し、エンドペプチターゼおよびエキソペプチターゼをそれぞれ1種または2種以上組み合わせて酵素分解処理を行なう工程と、 該酵素分解処理で得られたコラーゲンペプチド溶液に活性炭を添加して処理する活性炭処理工程とを備えることを特徴とするコラーゲンペプチド粉末の製造方法。 請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載のコラーゲンペプチド粉末が配合されたポリフェノール含有製品。 請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載のコラーゲンペプチド粉末を主成分とする化粧料素材。 コラーゲンペプチド粉末およびポリフェノールが配合された化粧料であって、 前記コラーゲンペプチド粉末が請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載のコラーゲンペプチド粉末であることを特徴とする化粧料。 【課題】ポリフェノール含有飲料および化粧料へ添加したときに白濁を生じず、ポリフェノール含有量を低下させない、また、角質層への浸透性および結合水量の保持に優れたコラーゲンペプチド粉末、その製造方法およびポリフェノール含有製品の提供。【解決手段】魚鱗より抽出される粗ゼラチンを原料とし、上記粗ゼラチンを植物由来のエンドペプチターゼおよび微生物由来のエキソペプチターゼを併用して酵素分解処理を行ない、該酵素分解処理で得られた溶液の全液分量を基準として、 1.0 〜 4.0重量%の活性炭を用いて処理して得られ、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定したポリスチレン換算重量平均分子量が 3,500 以下であり、 5 重量%水溶液の 600 nmにおける透過率のピークがpH 1.5〜5.5 の領域においてみられないコラーゲンペプチド粉末。【選択図】なし