タイトル: | 公開特許公報(A)_爪白癬の治療薬として使用する殺菌消毒薬 |
出願番号: | 2006047426 |
年次: | 2007 |
IPC分類: | A61K 31/14,A61K 31/198,A61P 17/00,A61P 31/02,A61P 31/04,A61K 47/34 |
小堺 茂 JP 2007204461 公開特許公報(A) 20070816 2006047426 20060130 爪白癬の治療薬として使用する殺菌消毒薬 有限会社小堺 394015958 小堺 茂 A61K 31/14 20060101AFI20070720BHJP A61K 31/198 20060101ALI20070720BHJP A61P 17/00 20060101ALI20070720BHJP A61P 31/02 20060101ALI20070720BHJP A61P 31/04 20060101ALI20070720BHJP A61K 47/34 20060101ALI20070720BHJP JPA61K31/14A61K31/198A61P17/00A61P31/02A61P31/04A61K47/34 2 1 書面 6 4C076 4C206 4C076AA11 4C076BB31 4C076CC20 4C076CC31 4C076DD09 4C076DD19 4C076EE23 4C076FF11 4C206AA01 4C206AA02 4C206FA42 4C206FA53 4C206MA03 4C206MA05 4C206MA36 4C206MA83 4C206NA05 4C206ZA89 4C206ZA90 4C206ZB32 爪白癬を治療できる手段として、内用殺菌殺真菌薬がありますが、外用薬では浸透性等の課題があり、いまだに解決されておりません。 界面活性剤の特徴として、殺菌、洗浄、浸透性をあわせもつものです。塩化ベンザルコニウムとアルキルジアミノエチルグリシンの引力・反発力に加え、ポリオキシエチレンラウリルエーテルの分散力などが相乗するものだと考察できます。爪および皮膚に付着している白癬菌を全て殺菌するものではなく、むしろ、この殺菌消毒薬の中に追い出すものであると考察されます。 今まで爪白癬は内用薬で治療されて、外用薬では効果的な治療ができなかった。内用抗真菌薬が服用できない糖尿病患者、ガン患者、また多量の薬を服用している患者にも利用できる外用殺菌消毒薬で、爪白癬、潜在性の白癬に効果があるものが待たれていた。この殺菌消毒薬はそれを解決できるものです。この殺菌消毒薬は塩化ベンザルコニウム0.02%アルキルジアミノエチルグリシン0.015%ポリオキシエチレンラウリルエーテル0.08%(希釈水は水道水)を含有する混合界面活性剤で、この殺菌消毒薬は爪白癬の治療ができます。 塩化ベンザルコニウム0.02%アルキルジアミノエチルグリシン0.015%ポリオキシエチレンラウリルエーテル0.08%(希釈水は水道水)を含有する混合界面活性剤である殺菌消毒薬に10〜15分間ずつ足浴します。それを1日1〜3回、約1〜2ヶ月続けることにより爪白癬は治療できる。 [発明が解決しようとする課題][0003]に記載したこの殺菌消毒薬を以下この殺菌消毒薬と称します。従来の塩化ベンザルコニウム液の消毒方法に比べて、この殺菌消毒薬は遥かに活性が強いのは、塩化ベンザルコニウムとアルキルジアミノエチルグリシンの引力と反発力に加え、ポリオキシエチレンラウリルエーテルの分散力が相乗しているものだと考察できます。そして爪の中及び皮膚の中にこの殺菌消毒薬の塩化ベンザルコニウム、アルキルジアミノエチルグリシン、ポリオキシエチレンラウリルエーテルが浸透できると考察できます。この殺菌消毒薬で充分に爪白癬、潜在性の白癬に効果があります。内用薬は不要になると考察できます。このことは内用抗真菌薬が服用できない糖尿病患者、ガン患者、また多量の薬を服用している患者にも利用できるものであります。さらに、従来の水虫薬は湿疹、皮膚炎には利用できないものでありましたが、この殺菌消毒薬は水虫以外の皮膚疾患の患者にも使用できます。また、水虫にこの殺菌消毒薬を利用した後に、かぶれを治療するため亜鉛華軟膏、副腎皮質ホルモン外用軟膏を使用し塗布できます。 [課題を解決するための手段]で示した方法をこの殺菌消毒方法と称します。実施例 1男性(60代)平成17年12月14日糖尿病の患者で内服薬は服用できないということです。左足親指、中指、くすり指がひどい爪白癬で、親指の裏側が亀裂部分に潜在性の白癬があり、全体が水虫です。この患者にこの殺菌消毒方法を指導した。10日後に来店されたときは皮膚上の水虫はきれいになっていました。くすり指の爪白癬はなくなっていました。中指の爪白癬もよくなってきました。親指の爪白癬はまだ残っていました。親指の裏側が亀裂部分は変わりませんでした黄色味が中心に集まってくるのが判りました。この殺菌消毒方法を続けるように指導しました。その5日後 親指の爪白癬の状態は非常によくなってきました。かぶれの状態はそのまま残っていました。親指の裏側の亀裂部分を中心に黄色味が増してきました。さらにこの殺菌消毒方法を続けるように指導した。その10日後親指の爪白癬はすっかり良くなっていましたが、親指の爪白癬のかぶれだけが残っていました。親指の裏側の黄色味がすっかりよくなっていました。その後もこの殺菌消毒方法を続けるように指導しました。実施例 2女性(60代)平成17年9月両足の水虫と爪白癬で来店、左足の甲の部分が水虫でひどくがぶれて、白く芽胞がういていました、くすり指が爪白癬で真っ白になっていました。左足の中指とくすり指の指間型の水虫でした。この殺菌消毒方法を指導した。10日後に来店されたときは、水虫のかぶれが残っていたのでこの殺菌消毒方法と副腎皮質ホルモン皮膚疾患治療軟膏を塗布するように指導した。さらに10日後に来店されたときは清浄な皮膚になっていました。爪白癬もきれいになっていました。 処理前の説明 洗面器に殺菌消毒薬 塩化ベンザルコニウム0.02% アルキルジアミノエチルグリシン0.015% ポリオキシエチレンラウリルエーテル0.08% (希釈水は水道水) となるように約2リットルを作る。その中に、患部(この場合は足とします)を入れて足浴します。処理後の説明 10〜15分開足浴をして処理する。 患部は殺菌消毒されると同時に爪及び皮膚からカビ、白癬菌、雑菌等が殺菌消毒薬の中にれる。 1日1〜3回、約1〜2ヶ月続けることにより、爪白癬は治療できる。 爪白癬の治療薬として使用する殺菌消毒薬 塩化ベンザルコニウム0.02% アルキルジアミノエチルグリシン0.015% ポリオキシエチレンラウリルエーテル0.08% を含有する混合界面活性剤である。 尚、希釈水は水道水で充分であり、 温度は39〜41℃くらいが妥当ではないかと思われる。 爪白癬を殺菌消毒薬で処理、治療する方法 洗面器に殺菌消毒薬 塩化ベンザルコニウム0.02% アルキルジアミノエチルグリシン0.015% ポリオキシエチレンラウリルエーテル0.08% (希釈水は水道水) 温度は39〜41℃くらいとなるように約2リットルを作る。その中に、患部 (この場合は足とします)を入れて足浴します。 それを1日1〜3回、約1〜2ヶ月続けることにより爪白癬は治療できる。 【課題】今まで爪白癬は内用薬で治療されて、外用薬では効果的な治療ができなかった。内用抗真菌薬が服用できない糖尿病患者、ガン患者、また多量の薬を服用している患者にも利用できる外用殺菌消毒薬で充分に爪白癬、潜在性の白癬に効果があるものが待たれていた。この殺菌消毒薬はそれを解決できるものです。【解決手段】この殺菌消毒薬は塩化ベンザルコニウム0.02%アルキルジアミノエチルグリシン0.015%ポリオキシエチレンラウリルエーテル0.08%(希釈水は水道水)を含有する混合界面活性剤である殺菌消毒薬です。この殺菌消毒薬に10〜15分間ずつ足浴します。それを1日1〜3回、約1〜2ヶ月続ける。この消毒方法は消毒すると同時に白癬菌を殺菌、洗浄するものです。そして、爪白癬の治療ができます。【選択図】図1