生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_ニーム樹からのアザジラクチン抽出液、及びアザジラクチン抽出方法
出願番号:2005266089
年次:2007
IPC分類:A01N 65/00,A01N 43/90,C07D 493/18


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金木 彰彌 JP 2007077058 公開特許公報(A) 20070329 2005266089 20050913 ニーム樹からのアザジラクチン抽出液、及びアザジラクチン抽出方法 有限会社富葉トレーディング 502312890 朝日 直子 100112162 金木 彰彌 A01N 65/00 20060101AFI20070302BHJP A01N 43/90 20060101ALI20070302BHJP C07D 493/18 20060101ALI20070302BHJP JPA01N65/00 AA01N43/90 101C07D493/18 9 1 OL 8 4C071 4H011 4C071AA01 4C071AA07 4C071AA08 4C071BB02 4C071BB05 4C071CC13 4C071CC30 4C071DD11 4C071EE30 4C071FF14 4C071GG03 4C071GG06 4C071HH05 4C071JJ06 4C071LL02 4H011AB03 4H011AC01 4H011BB22 4H011DA12 4H011DC10 4H011DG05 4H011DG16本発明は、ニーム樹(インドせんだん)からのアザジラクチン抽出液、及びその抽出方法に関し、特に、所定の機能を有するイオン水を溶媒として使用することによって得られる安全で貯蔵安定性が高く且つ高濃度なアザジラクチン抽出液、及びその抽出方法に関する。近年、アザジラクチンの有する機能、即ち、草食昆虫(害虫)に対する摂食阻害作用や成長阻害作用、害虫の天敵となりうる肉食性昆虫やミミズなどの土中有益動物に対する低い毒性、脊椎動物に対する低い毒性等が着目され、アザジラクチンを合成又は抽出する方法が研究されている。そして、インド原産のニーム樹にアザジラクチンが多く含まれることから、ニーム樹からアザジラクチンを抽出する方法が各種提案されている。特許文献1の方法は、ニーム種子を非極性の脂肪族炭化水素溶媒及び極性溶媒の共溶媒混合物と接触させ、親水性のアザジラクチン含有フラクション及び疎水性のニーム油含有フラクションを同時に取り出すというもので、非極性の脂肪族炭化水素溶媒としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、イソオクタン、クロロペンタン、クロロヘキサン、その異性体、石油留分、石油エーテルが使用され、極性溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、2−ブタノール、t−ブタノール、ベンジンアルコールなどが使用されている。また、アザジラクチンは、太陽光線のUV照射、熱、空気、湿度、酸及び葉の表面に存在する酵素などの環境因子のために迅速に分解することから、貯蔵安定性を高める技術も各種提案されている。特許文献2には、メタノールやエタノールなどの極性溶媒を用いることによって、脂肪油が主に種子の残留物に保持されているような室温で、熱分解されることなく、ニーム種子から大量のアザジラクチン粉末を直接抽出する技術が提案されている。また、特許文献3には、ヘキサンで3時間抽出したニーム種子を遠心分離し、ヘキサンを蒸発して抽出された油を分離し、油を除去した仁を乾燥して過剰のヘキサンを除去し、次いで酢酸エチルで抽出したアザジラクチンを、非プロトン性溶媒と水によって溶解する技術も提案されている。さらに、最初の抽出溶媒として水を使用し、続いて非水性溶媒(ケトン、アルコール、エステル、ハロゲン化炭化水素等)によってアザジラクチンを抽出する技術も提案されている。一方では、有機溶媒を使用することによる環境負荷及び価格上昇に鑑み、特許文献5には、植物油と非イオン界面活性剤を含むアザジラクチン配合物も提案されている。特開平6−298614号公報特開平9−255684号公報特開平6−199617号公報特表平6−505976号公報特開2001−278721号公報しかしながら、特許文献1〜4に開示の技術は、いずれも有機溶媒によってアザジラクチンを抽出するものであり、抽出工程おける環境負荷が高く、人体への副作用が懸念される。また、植物の成長促進及び害虫の忌避を目的として使用する場合は、特許文献2のような粉状のアザジラクチンでは、散布が困難である。また、特許文献5に開示の技術では、植物油や非イオン界面活性剤が混合されるので、ニーム樹が有するアザジラクチンを純然たる状態で得ることができない。一方で、ニーム樹の葉の有する血液浄化作用、花の有する健胃・強壮作用、花と葉を貼ることによって激しい頭痛が沈められる、枝を噛むことによって歯磨きがわりになるといった経験則によって認知されているニーム樹の効用が、アザジラクチンに由来するものか否かの解明が今後進められる中で、ニーム樹から得られる純粋なアザジラクチンを様々な用途に利用することができるよう、環境負荷が低く、副作用の少ない溶媒(即ち、水)によって抽出する技術が期待されている。しかしながら、水道水や蒸留水に浸漬させたり、煮出したりして抽出する方法では、高濃度で貯蔵安定性のあるアザジラクチン抽出液を得ることができなかった。そこで、本発明は、ニーム樹からアザジラクチンを抽出するに際して、特定の方法で製造された機能水のみを使用することによって、安全で貯蔵安定性が高く尚且つ高濃度なアザジラクチン抽出液を得ることを目的とする。上記課題を解決するために、本発明におけるニーム樹からのアザジラクチン抽出液は、ニーム樹の葉、幹、樹液、花又は果実を、結晶性粘土鉱物が溶解した原料水を電気分解処理して得られたアルカリ性イオン水および酸性イオン水に結晶性粘土鉱物をさらに溶解させるとともに前記アルカリ性イオン水と前記酸性イオン水を所定の電極側に供給して電気分解処理することにより生成され長期にわたって安定したpH値を有するアルカリ性のイオン水に所定時間浸漬し、濾過して得られたことを特徴とする。また、本発明によるニーム樹からのアザジラクチン抽出液は、ニーム樹の葉、幹、樹液、花又は果実を乾燥させ粉砕したものを、結晶性粘土鉱物が溶解した原料水を電気分解処理して得られたアルカリ性イオン水および酸性イオン水に結晶性粘土鉱物をさらに溶解させるとともに前記アルカリ性イオン水と前記酸性イオン水を所定の電極側に供給して電気分解処理することにより生成され長期にわたって安定したpH値を有するアルカリ性のイオン水を所定濃度に希釈した希釈イオン水に所定時間浸漬し、濾過して得られることを特徴とする。この場合、前記ニーム樹の葉、幹、樹液、花又は果実は、45℃〜50℃の雰囲気下で乾燥させてもよい。また、前記希釈イオン水は、前記アルカリ性のイオン水を、水道水又は蒸留水によって80〜120倍に希釈することで得られたものであってもよい。さらに、前記所定時間は、8時間以上であってもよい。本発明によるアザジラクチン抽出方法は、ニーム樹の葉、幹、樹液、花又は果実を乾燥させる工程と、乾燥されたニーム樹の葉、幹、樹液、花又は果実を粉砕してニーム粉末を得る工程と、結晶性粘土鉱物が溶解した原料水を電気分解処理して得られたアルカリ性イオン水および酸性イオン水に結晶性粘土鉱物をさらに溶解させるとともに前記アルカリ性イオン水と前記酸性イオン水を所定の電極側に供給して電気分解処理することによって得られた長期にわたって安定したpH値を有するアルカリ性のイオン水を所定濃度に希釈し、希釈化アルカリイオン水を得る工程と、前記ニーム粉末を、前記希釈化アルカリイオン水に所定時間浸漬する工程と、前記ニーム粉末が浸漬された希釈イオン水を濾過する工程と、を順次行うものである。この場合、ニーム樹の葉、幹、樹液、花又は果実の乾燥は、45℃〜50℃の雰囲気下で行ってもよい。また、前記アルカリ性のイオン水を、蒸留水又は水道水によって80〜120倍に希釈してもよい。 さらに、前記ニーム粉末を、希釈イオン水に8時間以上浸漬してもよい。請求項1、2及び6の発明によれば、有機溶媒を使用しないでアザジラクチンを抽出するので、抽出工程における環境負荷が少ない。また、得られたアザジラクチン抽出液は、ニーム樹から得られた純粋な抽出液なので、副作用の虞がなく、植物の成長促進、土壌改良、人体への健康促進等、様々な用途に使用することができる。また、溶媒として、結晶性粘土鉱物が溶解した原料水を電気分解処理して得られたアルカリ性イオン水および酸性イオン水に結晶性粘土鉱物をさらに溶解させるとともに前記アルカリ性イオン水と前記酸性イオン水を所定の電極側に供給して電気分解処理することにより生成され長期にわたって安定したpH値を有するイオン水を使用するので、経時的な品質劣化がなく、貯蔵安定性の高いアザジラクチン抽出液を得ることができる。さらに、ニーム樹からアザジラクチンを抽出することは、ニーム樹の利用促進に繋がるので、ニーム樹の植林面積を拡大することができる。ニーム樹は、酸素の放出量が通常の樹木よりも格段に高いことから、ニーム樹の植林面積の拡大は、二酸化炭素の削減、ひいては地球の温暖化防止に資する。請求項2及び7の発明によれば、ニーム樹の葉等を、45℃〜50℃の雰囲気下で乾燥させるので、乾燥時におけるアザジラクチン成分の破壊が少ない。請求項3及び8の発明によれば、長期にわたって安定したpH値を有するアルカリ性のイオン水を80〜120倍に希釈した希釈イオン水によってアザジラクチンを抽出するので、高濃度なアザジラクチン抽出液を得ることができる。請求項4及び9の発明によれば、ニーム樹の葉等を希釈イオン水に8時間以上浸漬するので、高濃度なアザジラクチン抽出液を得ることができる。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明によるアザジラクチン抽出方法の実施形態を示す流れ図である。本実施形態のアザジラクチン抽出方法は、乾燥工程1と、粉砕工程2と、希釈工程3と、浸漬工程4と、濾過工程5とを順次行うものである。まず、乾燥工程1では、ニーム樹の葉、幹、樹液、花又は果実を乾燥させる。この際、天日乾燥を避け、45℃〜50℃の雰囲気下で遠赤外線によって乾燥させるのが好ましい。粉砕工程2では、乾燥されたニーム樹の葉等をミキサーによって粉砕し、粉末度が0.2mm〜5mm、好ましくは0.2〜2.5mmのニーム粉末を得る。この際、葉、幹、樹液、花、果実を別個に粉砕しても良いし、これらを混合して(即ち、ニームの樹木ごと)粉砕してもよい。希釈工程3では、結晶性粘土鉱物が溶解した原料水を電気分解処理して得られたアルカリ性イオン水および酸性イオン水に結晶性粘土鉱物をさらに溶解させるとともに前記アルカリ性イオン水と前記酸性イオン水を所定の電極側に供給して電気分解処理することにより陰極付近に生成されたアルカリ性のイオン水を所定濃度に希釈し、希釈イオン水を得る。この際の希釈濃度は、80〜120倍程度が好ましい。この場合、アルカリ性のイオン水に通常の水(水道水又は蒸留水)を加えるよりも、通常の水の中にアルカリ性のイオン水を加えた方が良い。なお、このアルカリ性のイオン水は、特許第2949322号に記載されているように、モンモリロナイト等の2−1型結晶性粘土鉱物(珪酸4面体層とアルミナ8面体層とが2対1に結合して生成されたものであり、アルミナ8面体層の両側から一対の珪酸4面体層が挟み込んだ状態のもの)、カオリナイトやハロイサイト等の1−1型結晶性粘土鉱物(珪酸4面体層とアルミナ8面体層とが1対1に結合して生成されたもの)を主体とし、非結晶の含水水酸化物を含有する粘土のセラミックによって構成された厚さ数ミリの電解隔膜を有する電解セルの内側に、ステンレス鋼によって構成された陰極を配置し、電解セルの外側にPtクラッドのTiによって構成された陽極を配置した電解槽によって、水道水又は天然水を繰り返し電気分解することによって製造されるもので、OH−イオンを物理的に過剰にしたpH12のアルカリの性質をもつ液体である。このアルカリ性のイオン水は、通常の電気分解によって生成されるpH12のアルカリ性イオン水と比べて、経時的な変化がなく、長期にわたり安定して初期のpH値を維持するという特徴を有するものであり、アルイオン(株式会社アロンワールドの登録商標)として市場に流通しているものである。浸漬工程4では、ニーム粉末を細かいメッシュの袋に入れ、それを希釈イオン水が入った水槽に所定時間浸漬する。この際、外気との接触を避けるために蓋をした状態で、冷暗所にて、8時間以上浸漬するのが好ましい。濾過工程5では、ニーム粉末が所定時間浸漬された希釈イオン水を濾紙によって濾過する。上記工程によって、本発明に係るニーム樹からのアザジラクチン抽出液を得ることができる。なお、一般にニーム樹は、熱帯の高温乾燥地域で栽培されることが多いため、栽培地から遠い地域でニーム樹からのアザジラクチン抽出液を製造する場合は、輸送又は保存の便宜のため、乾燥させたものであることが好ましいが、生の状態のニーム樹を粉砕し、それを希釈イオン水に浸漬してもよい。特に、ニーム樹の樹液は、樹皮から採取した液状の樹液を自然乾燥させて固化した後、粉砕して粉状にしたものを、希釈イオン水に浸漬させるのが好ましいが、採取直後の液状のものを直接希釈イオン水に浸漬してもよい。また、アルカリ性のイオン水は、その製造の際の通電回数によっては、必ずしも希釈する必要がない場合もある。植樹から5年程度経過したニーム樹の果実及び葉を採取し、下記温度の雰囲気下で遠赤外線によって乾燥させた後、粉砕して得られたニーム粉末20g(果実と葉を6:4の割合で混合したもの)をメッシュの袋に入れ、アルイオン(登録商標)を下記濃度に希釈したアルイオン水1リットルに下記時間浸漬し、濾紙によって濾過することによってニーム抽出液を得た。このニーム抽出液を、遠心分離した後に濾過し、高速液体クロマトグラフィーによって分析したところ、下記濃度のアザジラクチンの含有が認められた。なお、実施例M及び実施例Lは、希釈アルイオン水を60℃に熱したものに上記のニーム粉末を浸漬したものである。第1比較例として、上記のニーム粉末を、蒸留水1リットルに10時間浸漬した後濾過することによって得られた液体について、上記の方法でアザジラクチンの含有量を分析した。第2比較例として、上記のニーム粉末を蒸留水1リットルの中に入れ、100℃で10分間煮出した後濾過することによって得られた液体について、上記の方法でアザジラクチンの含有量を分析した。上記実施例より、約45℃の雰囲気下で、遠赤外線によって乾燥させ粉砕して得られたニーム粉末を、約100倍に希釈したアルイオンに約8時間以上浸漬した後に濾過すれば、効率的に高濃度のアザジラクチン抽出液を得ることができることが判った。また、実施例Kと他の実施例との比較により、ニーム樹を天日干しにするのではなく、陰干しにすることで、高濃度のアザジラクチン抽出液を得ることができることが判った。また、実施例Lと他の実施例との比較により、アルイオンを原液で用いるよりも、アルイオンの希釈水を用いることで、高濃度のアザジラクチン抽出液を得ることができることが判った。さらに、実施例M及び実施例Nと他の実施例との比較により、短時間で抽出する場合は、高温のアルイオン希釈水を使用すればよいが、長時間かけて抽出する場合は、常温(約18℃)のアルイオン希釈水を用いるほうがよいことが判った。比較例A及び比較例Bにより、アルイオン水による抽出は、蒸留水による抽出や煮出し法による抽出に比べ、高濃度のアザジラクチン抽出液を得ることができることが判った。 また、アルイオン水によって抽出したものは、アザジラクチン含有量の経時的な変化が少なく、貯蔵安定性に優れることが判った。本発明のアザジラクチン抽出方法の工程を示す流れ図である。符号の説明1・・・乾燥工程2・・・粉砕工程3・・・希釈工程4・・・浸漬工程5・・・濾過工程 ニーム樹の葉、幹、樹液、花又は果実を、結晶性粘土鉱物が溶解した原料水を電気分解処理して得られたアルカリ性イオン水および酸性イオン水に結晶性粘土鉱物をさらに溶解させるとともに前記アルカリ性イオン水と前記酸性イオン水を所定の電極側に供給して電気分解処理することにより生成された長期にわたって安定したpH値を有するアルカリ性のイオン水に所定時間浸漬し、濾過して得られたことを特徴とするニーム樹からのアザジラクチン抽出液。ニーム樹の葉、幹、樹液、花又は果実を乾燥させ粉砕したものを、結晶性粘土鉱物が溶解した原料水を電気分解処理して得られたアルカリ性イオン水および酸性イオン水に結晶性粘土鉱物をさらに溶解させるとともに前記アルカリ性イオン水と前記酸性イオン水を所定の電極側に供給して電気分解処理することにより生成され長期にわたって安定したpH値を有するアルカリ性のイオン水を所定濃度に希釈した希釈イオン水に所定時間浸漬し、濾過して得られることを特徴とするニーム樹からのアザジラクチン抽出液。前記ニーム樹の葉、幹、樹液、花又は果実は、45℃〜50℃の雰囲気下で乾燥されたことを特徴とする請求項2に記載のニーム樹からのアザジラクチン抽出液。前記希釈イオン水は、前記アルカリ性のイオン水を、水道水又は蒸留水によって80〜120倍に希釈することで得られることを特徴とする請求項2又は3に記載のニーム樹からのアザジラクチン抽出液。 前記所定時間は、8時間以上であることを特徴とする請求項2〜4の何れか1つの請求項に記載のニーム樹からのアザジラクチン抽出液。ニーム樹の葉、幹、樹液、花又は果実を乾燥させる工程と、乾燥されたニーム樹の葉、幹、樹液、花又は果実を粉砕してニーム粉末を得る工程と、結晶性粘土鉱物が溶解した原料水を電気分解処理して得られたアルカリ性イオン水および酸性イオン水に結晶性粘土鉱物をさらに溶解させるとともに前記アルカリ性イオン水と前記酸性イオン水を所定の電極側に供給して電気分解処理することによって得られた長期にわたって安定したpH値を有するアルカリ性のイオン水を所定濃度に希釈し、希釈化アルカリイオン水を得る工程と、前記ニーム粉末を、前記希釈化アルカリイオン水に所定時間浸漬する工程と、前記ニーム粉末が浸漬された希釈イオン水を濾過する工程と、からなることを特徴とするアザジラクチン抽出方法。ニーム樹の葉、幹、樹液、花又は果実の乾燥は、45℃〜50℃の雰囲気下で行うことを特徴とする請求項6に記載のアザジラクチン抽出方法。前記アルカリ性のイオン水を、蒸留水又は水道水によって80〜120倍に希釈することを特徴とする請求項6又は7に記載のアザジラクチン抽出方法。 前記ニーム粉末を、希釈イオン水に8時間以上浸漬することを特徴とする請求項6〜8の何れか1つの請求項に記載のアザジラクチン抽出方法。 【課題】ニーム樹からアザジラクチンを抽出するに際して、水のみの使用によって、安全で貯蔵安定性が高く尚且つ高濃度なアザジラクチン抽出液を得ることを目的とする。【解決手段】ニーム樹の葉、幹、樹液、花又は果実を、結晶性粘土鉱物が溶解した原料水を電気分解処理して得られたアルカリ性イオン水および酸性イオン水に結晶性粘土鉱物をさらに溶解させるとともに前記アルカリ性イオン水と前記酸性イオン水を所定の電極側に供給して電気分解処理することにより生成され長期にわたって安定したpH値を有するアルカリ性のイオン水に所定時間浸漬し、濾過する。【選択図】 図1


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