タイトル: | 公開特許公報(A)_ホルミル化アリールアミン類の製造方法 |
出願番号: | 2005206522 |
年次: | 2006 |
IPC分類: | C07C 221/00,C07C 223/06,C07B 61/00 |
ティモシー ピー ベンダー ナン−シン フー エイチ ブルース グッドブランド JP 2006045224 公開特許公報(A) 20060216 2005206522 20050715 ホルミル化アリールアミン類の製造方法 ゼロックス コーポレイション 596170170 XEROX CORPORATION 吉田 研二 100075258 石田 純 100096976 ティモシー ピー ベンダー ナン−シン フー エイチ ブルース グッドブランド US 10/909,136 20040730 C07C 221/00 20060101AFI20060120BHJP C07C 223/06 20060101ALI20060120BHJP C07B 61/00 20060101ALN20060120BHJP JPC07C221/00C07C223/06C07B61/00 300 3 OL 13 4H006 4H039 4H006AA02 4H006AC45 4H006BA66 4H006BJ50 4H006BQ30 4H006BU46 4H039CA62 4H039CD10 アリールアミン化合物生成のためのプロセスを開示する。より特定的には、本明細書では、ホール輸送成分として光導電性イメージング部材中に組み入れることができるアリールアミンを合成するためのアリールアミン類をビスホルミル化するための方法を説明する。 有機光導電体中のホール輸送分子としてアリールアミン類を選択することができる。アリールアミンホール輸送分子の例としては、化合物Iに関して図示されている、シロキサン含有ホール輸送分子が挙げられる。 化合物I(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7は、それぞれ、例えば、1〜約20の炭素原子のアルキルまたは炭化水素ラジカルを示し、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ステアリル、およびそれらのより高級な類似体を示す。) R1〜R6が炭化水素ラジカルであり、より特定的には、R2およびR6がメチル、エチルまたはイソプロピルである化合物1を調製するためのプロセスは、非常に時間がかかり、「環境に優しい」と考えることができない試薬が関連する。例えば、化合物Iを調製するためのプロセスは、6つもの別個の合成操作を必要とするかもしれず、そのような操作を完了するには最大30日必要であり、そのような操作には、中間体化合物II(N,N−ジフェニル−4−アミノビフェニル)をビスホルミル化し、そのビスホルミル化形態とするためのVilsmeier反応が含まれる。 化合物II Vilsmeier反応を使用し、アルデヒドまたはホルミル基を芳香族環上に導入し、ホルミル化−アリール部分を得ることができる。例示的なVilsmeier反応では、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)をオキシ塩化リン(POCl3)、ホスゲン(COCl2)またはチオニルクロリド(SOC12)(オキシ塩化リンが好ましい)と反応させることにより形成してもよいVilsmeier試薬の形成が必要である。Vilsmeier試薬の調製は通常、in−situで実施される。Vilsmeier試薬はその後、フェノールまたは芳香族アミンなどの、活性化分子の芳香族環と反応する。そのような官能基の、一般的なトリアリールアミン中への導入は、下記反応シーケンスのように示される。 化合物IIは、本明細書で以後、説明するようにVilsmeier反応によりビスホルミル化してもよい。Vilsmeier反応により比較的容易に化合物IIのモノホルミル化を達成することができるが、ビスホルミル化はより困難であり、反応を約90℃〜約110℃の高温で実施する必要があるかもしれず、この温度はVilsmeier試薬が分解する温度より高い(Td〜81℃)。Vilsmeier反応による化合物IIのビスホルミル化に対する別の欠点は、そのようなプロセスで使用するオキシ塩化リンなどの試薬が有害で有毒であると考えられることである。 Vilsmeier反応を使用した化合物IIのビスホルミル化 さらに、Vilsmeier反応による化合物IIのビスホルミル化により、おそらく反応物の分解による有機溶解性でも水溶性でもない扱いにくい黒色タールが得られることがある。このため、プロセスにおいて使用する装置および機器の動作および洗浄が困難となる。また、Vilsmeier試薬による化合物IIのビスホルミル化では、変換収率が90%未満、例えば約75%〜85%となることがある。 アルデヒド基を芳香族環上に導入するために使用するVilsmeier反応以外の反応スキームとしては、Reimer−Tiemann反応およびDuff反応が挙げられる。Reimer−Tiemann反応では、下記のように、例えば、クロロホルムおよび水酸化物イオン(−OH)または塩基を反応混合物中に含有させることにより、in−situでのジハロカルベンの生成が必要である。 例示的なReimer−Tiemann反応 Duff反応では、酸性(H+)条件で、ヘキサメチレンテトラアミン(HMTA)(C6H12N4)などのアルキレンアミンが使用される。 例示的なDuff反応ダフ(Duff)ら、ジャーナル・オブ・ザ・ケミカル・ソサエティ(Journal of the Chemical Society)、1941年、p.547 Reimer−Tiemann反応およびDuff反応では、ホルミル化生成物が得られるが、収率が約5〜約50%と低い。 そのため、例えば、高い収率でビスホルミル化アリールアミン類が得られるプロセスが必要であり、そのようなプロセスは、化合物IIなどのアリールアミン類をビスホルミル化アリールアミン類に変換させるように設計されている。これらのプロセスは、多くのシロキサン含有ホール輸送分子の合成において有益であるかもしれない。 本明細書で開示される観点としては、 アリールアミン化合物と、約2〜約200モル当量のアルキレンアミンとを含む酸性溶液を反応、還流させる工程を含み、アルキレンアミンがヘキサメチレンテトラアミンであってもよい方法、 2および約200モル当量のパラホルムアルデヒドおよび/または1,3,5−トリオキサンを含む酸性溶液中で、アリールアミン化合物をヘキサメチレンテトラアミンなどのアルキレンアミンと反応させる工程を含む方法、 (a)亜硫酸水素塩(bisulfite salt)溶液を提供または生成する工程と、(b)有機溶媒中にビスホルミル−アリールアミンとモノホルミル−アリールアミンとを含む複合混合物を前記亜硫酸水素塩溶液に添加する工程と、(c)有機溶媒を前記亜硫酸水素塩溶液に添加することにより、前記ビスホルミル−アリールアミンを沈澱させる工程と、を含む方法、 (a)亜硫酸水素塩(bisulfite salt)溶液を提供または生成する工程と、(b)有機溶媒中にビスホルミル−アリールアミンとモノホルミル−アリールアミンとを含む複合混合物を前記亜硫酸水素塩溶液に添加する工程と、(c)前記混合物を前記亜硫酸水素塩溶液に添加することにより、前記ビスホルミル−アリールアミンを沈澱させる工程と、を含む方法、が挙げられる。 本実施態様では、有機酸、例えばトリフルオロ酢酸を含む還流溶液中で、アリールアミン化合物を約2〜約200、約15〜約100、または約25〜約75モル当量のアルキレンアミンと反応させる工程を含み、アルキレンアミンが、例えば、化学式C6N4H12のヘキサメチレンテトラアミンである、アリールアミン類をビスホルミル化するための方法が説明される。 反応は、有機酸または使用する他の成分の沸点に応じて、約20℃〜約120℃、約50℃〜約100℃、または約70℃〜約90℃の温度で実施してもよい。 選択した酸量は、アリールアミン化合物に添加するホルミル基1モルあたり約1モル当量またはそれ以上としてもよく、例えば、約1〜約100、約1〜約50、または約1〜約25モル当量である。 還流させる酸は、有機酸、無機酸を含む有機酸、有機酸を含む有機溶媒、または無機酸を含む有機溶媒としてもよい。例えば、有機酸としては、化学式RCO3H(式中、Rは直鎖または分枝アルキル、例えば、メチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、およびオクチルである)の有機酸、および酢酸、プロピオン酸、ブタン酸などが挙げられ、また、トリフルオロ酢酸(TFA)、ペルフルオロプロピオン酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、およびペルフルオロブタン酸またはそれらの混合物も含まれる。有機酸または有機溶媒と組み合わせて使用することができる無機酸としては、臭化水素および塩化水素が挙げられ、有機溶媒の例としてはジメチルホルムアミドおよび1,4−ジオキサンが挙げられる。例えば、無機酸を含む有機酸としては、臭化水素含む酢酸、臭化水素を含むTFA、塩化水素を含むTFAおよび臭化水素を含むブタン酸が挙げられる。無機酸を含む有機溶媒の例としては、塩化水素を含む1,4−ジオキサン、臭化水素を含む1,4−ジオキサン、塩化水素を含むジメチルホルムアミドおよび臭化水素を含むジメチルホルムアミドが挙げられる。酸を還流すると、反応を加速させることによりビスホルミル化が促進され、さらに、有機酸中での開始アリールアミン化合物の溶解が促進されるかもしれない。 選択したアルキレンアミンの量は、ホルミル化するアリールアミン1モルあたり、約2〜約200モル当量、または約2〜約10モル当量、または約2〜約5モル当量としてもよい。アルキレンアミンは、1〜約25の炭素原子、あるいは1〜約10の炭素原子を含んでもよい。また、アルキレンアミンのアルキレンはメチレンであることが好ましい。アルキレンアミンは、アルキルが例えばポリアミン、環状または非環状であってもよく、アルキレンアミンはヘキサメチレンテトラミン(HTMA)を含んでもよい。 反応は、約20℃〜約120℃、または約70℃〜約90℃で実施してもよい。 また、酸、例えば有機酸を、ヘキサメチレンテトラアミン(C6H12N4、HMTA)を含む溶液中で、アリールアミンの存在下、約20℃〜約120℃の温度で還流させる工程を含むアリールアミンをビスホルミル化するための方法も開示する。 還流させる酸は、有機基質中に導入するホルミル基の数に対し、非触媒量、例えば約1〜約1,000、約2〜約500、約4〜約100モル当量、約2〜約10モル当量、または約2〜5モル当量で選択してもよい。還流させる酸は、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸、トリフルオロ酢酸(TFA)、ペルフルオロプロピオン酸、ペルフルオロブタン酸およびメタンスルホン酸のうちの少なくとも1つまたはそれらの混合物を含んでもよい。ヘキサメチレンテトラアミン(C6H12N4、HMTA)濃度は、ビスアリールアミンに変換されるアリールアミン1モルあたり、約2〜約200モル当量、または約2〜約10モル当量、または約2〜約5モル当量としてもよい。 アリールアミン類のビスホルミル化速度は、反応混合物中にパラホルムアルデヒド(高分子ホルムアルデヒド)および/または1,3,5−トリオキサン(環状ホルムアルデヒド)を含有させることにより加速させてもよい。加速は、特にそのような化合物がアリールアミンに対し約2〜約200モル当量の濃度で存在する場合、化合物を含まない場合の反応速度の約1.5〜約10倍とすることができる。また、反応混合物中のパラホルムアルデヒドおよび/または1,3,5−トリオキサンの濃度はアリールアミン1モルあたり、約2〜約40モル当量、または約2〜約5モル当量である。 アリールアミン類のビスホルミル化を加速するために使用することができる方法は、開始アリールアミン化合物、例えばアリールアミン化合物IIの1モルに対し、約2モル当量〜約5モル当量の1または複数の有機酸、例えば、酢酸およびトリフルオロ酢酸と、約2モル当量〜約200モル当量のアルキルアルキレンアミン、例えば、ヘキサメチレンテトラアミンと、約2モル当量〜約5モル当量の濃度の1または複数の加速剤、例えば、1,3,5−トリオキサンおよびパラホルムアルデヒドからなる群から選択される加速剤と、を添加する工程を含む。 得られたビスホルミル化アリールアミン類は、亜硫酸水素塩付加物を形成して溶液から沈澱させることにより、反応プロセスで形成したモノホルミル化アリールアミン類から精製してもよい。ビスホルミル−アリールアミン/モノホルミル−アリールアミンを含む有機溶液を亜硫酸水素塩溶液に添加してもよく、亜硫酸水素塩溶液は飽和溶液であってもよく、その後、溶液を振り混ぜてもよいし、撹拌してもよい。沈澱する塩を濾過し、その後、有機溶媒、例えばトルエンで洗浄してもよい。乾燥粉末を形成させてもよい。トルエンと、重炭酸塩、炭酸塩または水酸化物を含んでもよい飽和塩基溶液との間で分配させることにより、フリーのビスホルミル−アリールアミンが得られる。亜硫酸水素塩は亜硫酸水素ナトリウムであることが好ましい。 このビスホルミル化反応により、Vilsmeier反応などのビスホルミル化反応に比べ、特に反応スキームにおいて使用する反応物に関し、安全上の懸念が少なくなる。 本明細書で説明した観点で生成させることができるアリールアミン化合物の例としては、上記のような反応条件下で、前記量の反応物を使用して調製してもよい、アリールアミンホール輸送分子、例えば、N,N−ビス(4−ホルミルフェニル)−4−アミノビフェニル(化合物II)の調製において有益なアリールアミン中間体が挙げられる。(実施例1)<N,N−ジフェニル−4−アミノビフェニル(化合物II)のビスホルミル化のための方法> 1モルのN,N−ジフェニル−4−アミノビフェニル(化合物II)をトリフルオロ酢酸(TFA)の溶液として、4モル当量のHMTAの存在下、20℃および120℃の温度で還流させた。反応物中に存在する化合物II、モノホルミル−化合物IIおよびビスホルミル−化合物IIの量を6時間にわたり、HPLCを用いて測定した。時間/変換プロットを作成した(図1参照)。このプロットでは、異なる時間での各化合物の相対量が示されている。 図1に示されるように、ビスホルミル化−化合物IIは、約85℃〜約120℃の範囲の温度で反応混合物をインキュベートした後、約1.25hr(時間)で80%を越える量で得られ、化合物IIのそのビスホルミル化形態への完全な変換(≧99%)は、反応を終了させた後約5時間で達成された。(実施例2)<Duff反応を介するN,N−ジフェニル−4−アミノビフェニル(化合物II)のビスホルミル化に対する酸触媒の影響> 表1において「条件」の下で示される酢酸、プロピオン酸、臭化水素酸を含む酢酸、メタンスルホン酸、シュウ酸、トリフルオロ酢酸(TFA)、またはホウ酸およびそれらの組み合わせを、化合物IIおよび2〜4モル当量のヘキサメチレンテトラアミン(HTMA)を含む溶液中で還流させた。化合物IIのモノ−およびビス−ホルミル化形態への変換の結果を表1において、室温(約20℃)で3時間、約85℃で2.5時間、および85℃で一晩中(約12〜約16時間)後に測定した、化合物II(非ホルミル化)の量、モノホルミル−化合物IIの量、およびビスホルミル−化合物IIの量として示す。下記表1に示されるように、約2モル当量〜約4モル当量のTFAにより、化合物IIのビスホルミル化反応が可能となった。 データにより、化合物IIのビスホルミル化形態への100%変換が、85℃の温度で、酸としてTFAを使用した反応混合物の2.5hのインキュベーション後に達成されたので、反応混合物中、約2〜約4モル当量のHMTAが存在すれば、ビスホルミル化反応を達成するのに十分であることも示唆される(サンプル番号、1、10および11)。(実施例3)<共試薬(Co−reagent)によるDuff反応の加速> 酢酸および/またはトリフルオロ酢酸(TFA)ならびに酢酸およびシュウ酸と共に還流させた2.2〜4当量のヘキサメチレントリアミン(HTMA)による化合物IIのビスホルミル化に関するパラホルムアルデヒド(高分子ホルムアルデヒド)または1,3,5−トリオキサン(環状ホルムアルデヒド)の効果を、表2に示すように調べた。表2に示されるように、パラホルムアルデヒド(高分子ホルムアルデヒド)または1,3,5−トリオキサン(環状ホルムアルデヒド)のいずれかは酢酸およびTFAを還流させる混合物中でのビスホルミル化反応の速度を加速するのに適した試薬であることが見出された。ベースライン反応条件と比較することにより、いずれかの試薬を使用すると、ベースラインでは64.8%であるのと比較して、2.5時間以内にビスホルミル−化合物IIへの90%を超える変換が得られた。(実施例4)<亜硫酸水素塩付加物によるビスホルミル−化合物IIの精製> 実施例5の沈澱をトルエン100mlに溶解し、モートン(Morton)フラスコ中、飽和亜硫酸水素ナトリウム500ml(新たに調製)で一晩中(約16時間)処理した。固体沈澱を濾過し、トルエンで洗浄した。固体を、飽和重炭酸ナトリウム250mlおよびトルエン250mlと共にモートンフラスコに戻した。混合物を約12〜16時間撹拌した。その後、相分離した。トルエン層を重力により硫酸マグネシウムを通して濾過することにより乾燥させた。その後、トルエンを除去すると生成物が得られた(75%、HPLCによると純度>98%)。 また、ビスホルミル−化合物IIを、熱トルエン中で吸着剤(活性粘土またはアルミナ)で処理することにより沈澱から分離すると、下記実施例5からの粗材料を精製した場合、約85%の収率が得られた。(実施例5)<化合物IIのビスホルミル化に有益な反応> 機械的撹拌機、アルゴン入口/温度制御装置および水凝縮器を備えた2Lの3首フラスコに、(a)化合物IIを66.6g、(b)ヘキサメチレンテトラアミン63.9g、(c)1,3,5−トリオキサン41.1g、(d)酢酸140mL(撹拌開始(startede))、および(e)トリフルオロ酢酸140mLをこの順に入れた。 反応器制御システムを用いて下記温度プロファイルに従い、混合物を90℃まで加熱し、その後、60℃まで下降させた:(a)55℃〜75℃で10分、(b)90℃まで、15分、(c)90℃で360分間維持、(d)さらに250mLの水を添加することにより5分で60℃まで下降(HPLCサンプルをとり、精査せずに、加水分解が完了したことを確認)、および(f)混合物を60℃で90分間維持。 その後、混合物を2L分液漏斗に移し、室温まで冷却した後、トルエンで2度抽出した(2×250mL)。トルエン抽出物を合わせ、水(250mL)で、その後、2度飽和塩化ナトリウム水(2×250mL)で洗浄した。無水硫酸マグネシウムを含むフィルタを通過させることによりトルエンを乾燥させ、ロータリエバポレータにより除去した。ビスホルミル化化合物IIの粗収率81%が得られた。改良Duff反応を使用した、N,N−ジフェニル−4−アミノビフェニル(化合物II)のビスホルミル化化合物IIへの変換を示した時間/変換プロットである。 アリールアミン化合物と、約2〜約200モル当量のアルキレンアミンとを含む酸性溶液を反応、還流させる工程を含むことを特徴とするホルミル化アリールアミン類の製造方法。 パラホルムアルデヒド及び1,3,5−トリオキサンのうち少なくとも1つを含む酸性溶液中で、アリールアミン化合物をアルキレンアミンと反応させる工程を含むことを特徴とするホルミル化アリールアミン類の製造方法。 (a)亜硫酸水素塩溶液を、 (b)ビスホルミル−アリールアミンおよびモノホルミル−アリールアミンを含む組成物と、混合する工程と、 (c)前記組成物を含む前記亜硫酸水素塩溶液に有機溶媒を添加する工程と、 を含むことを特徴とするホルミル化アリールアミン類の製造方法。 【課題】高い収率でビスホルミル化アリールアミンが得られるプロセスを提供する。【解決手段】アリールアミン化合物と、約2〜約200モル当量のアルキレンアミンを含む酸性溶液を反応、還流させる工程を含むビスホルミル化アリールアミン類の製造方法である。【選択図】なし