タイトル: | 公開特許公報(A)_第四級アンモニウム塩の製造法 |
出願番号: | 2005078439 |
年次: | 2006 |
IPC分類: | C07C 209/12,C07C 211/62,C07D 233/58,C07F 5/02,C07B 61/00 |
西本 佳弘 JP 2006257039 公開特許公報(A) 20060928 2005078439 20050318 第四級アンモニウム塩の製造法 広栄化学工業株式会社 000167646 西本 佳弘 C07C 209/12 20060101AFI20060901BHJP C07C 211/62 20060101ALI20060901BHJP C07D 233/58 20060101ALI20060901BHJP C07F 5/02 20060101ALI20060901BHJP C07B 61/00 20060101ALN20060901BHJP JPC07C209/12C07C211/62C07D233/58C07F5/02 BC07B61/00 300 3 OL 12 4H006 4H039 4H048 4H006AA02 4H006AC52 4H006BA02 4H006BA06 4H006BA29 4H006BA32 4H006BC10 4H006BC34 4H039CA71 4H039CL00 4H048AA02 4H048AC52 4H048BA02 4H048BA06 4H048BA29 4H048BA32 4H048VA75 本発明は、触媒や電解質等の中間体として有用な第四級アンモニウム=ハライドの製造法に関する。 従来、第四級アンモニウム=ハライドの製造法としては、通常第三級アミンとアルキルハライドとを反応させてなる製造法がある(以下、従来製法という。)。しかし、従来製法では、1)溶媒若しくは原料中の水分等の影響、或いは2)原料の第三級アミン中に不純物として含まれるアンモニア、第一級アミン、第二級アミンとアルキルハライドとの反応等の理由によりハロゲン化水素が副生し、さらに生成したハロゲン化水素が、原料の第三級アミンと反応してハロゲン化水素塩(以下、アミン塩類という)を形成する。よって、従来製法により製造された第四級アンモニウム=ハライドには不純物としてアミン塩類を含んでおり、しかもその含有量は数千ppmもあり、従来製法では高品位の第四級アンモニウム=ハライドを得ることは困難である。 従来製法の改良法として、第四級アンモニウム=ハライド中のアミン塩類の発生を抑えるため、反応時に水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム又は炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属化合物を存在させる製法(以下、改良製法という。)が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし本発明者が当該改良製法を試みたところ、反応終了後の反応混合物中のアミン塩類の生成は抑えられたものの、かかる反応混合物の色調は従来製法と比較してAPHAが極めて高く、この反応混合物を濃縮して得られる第四級アンモニウム=ハライドの色調も反応混合物の色調と同等程度であり、当該改良製法は未だ満足のしうるものではない。特開平10−287630 本発明は、従来製法と同程度の低着色で且つアミン塩類含量の少ない高品位の第四級アンモニウム=ハライドを簡便な操作で製造できる、工業的に優位な製造法を提供することを課題とする。 本発明者等が上記課題を解決するために鋭意検討したところ、驚くべきことに塩基性のアルカリ土類金属化合物を反応時に存在させることで、アルカリ金属化合物存在下のときと比較して大幅に着色を抑えることができ、且つ不純物であるアミン塩類の生成をも低下させることができることを見出し、本発明を完成させるに至った。 即ち、本発明は、第三級アミンとアルキルハライドとを反応させて式(1):Q+X− (1)(式中、Q+は第四級アンモニウムカチオンを示し、X−はハロゲンアニオンを示す。)で表される第四級アンモニウム=ハライド(以下、第四級アンモニウム=ハライド(1)という。)を製造する方法において、塩基性のアルカリ土類金属化合物の存在下で反応させることを特徴とする第四級アンモニウム=ハライド(1)の製造方法に関する。 本発明方法によれば、工業的に簡便な操作で、低着色で且つアミン塩類の含有量が少ない高品位第四級アンモニウム=ハライド(1)を製造できるため、本発明は工業的価値大なるものである。以下に本発明を詳細に説明する。 式(1)中、Q+で示される第四級アンモニウムカチオンとしては、例えば式(4):(式中、R1〜R4はそれぞれ互いに同じであっても異なっていても良く、置換されていてもよいアルキル基を示す。)で表される脂肪族アンモニウムカチオン(以下、脂肪族アンモニウムカチオン(4)という。)、式(5):(式中、環Q1は置換されていてもよい含窒素脂肪族環基を示す。R1及びR2は前記に同じ。)で表される脂環式アンモニウムカチオン(以下、脂環式アンモニウムカチオン(5)という。)又は式(6):(式中、Q2は置換されていてもよい含窒素ヘテロ芳香族環基を示す。R1は前記に同じ。)で表される含窒素へテロ芳香族アンモニウムカチオン(以下、含窒素へテロ芳香族アンモニウムカチオン(6)という。)等が挙げられる。 置換さていてもよいアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、デシル基、ドデシル基、オクタデシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の炭素数1〜18の直鎖状、分岐鎖状若しくは環状の無置換アルキル基、若しくはかかる無置換アルキル基を構成する一つ若しくは二つ以上水素原子が、例えばフェニル基等のアリール基、例えばジメチルアミノ基等の二置換アミノ基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、例えばホルミル基、アセチル基等のアシル基、例えばメトキシ基、エトキシ基、2−メトキシエトキシ基等のアルコキシ基、例えばビニル基等のアルケニル基、水酸基等の置換基で置換された、例えば1−メトキシエチル基、2−(ジメチルアミノ)メチル基、ベンジル基、1−フェニルエチル基、2−フェニルエチル基、2−メトキシエチル基、2−(2−メトキシエトキシ)エチル基、アリル基等が挙げられる。 置換されていてもよい含窒素脂肪族環基としては、例えばピロリジル基、2−メチルピロリジル基、3−メチルピロリジル基、2−エチルピロリジル基、3−エチルピロリジル基、2,2−ジメチルピロリジル基、2,3−ジメチルピロリジル基、ピペリジル基、2−メチルピペリジル基、3−メチルピペリジル基、4−メチルピペリジル基、2,6−ジメチルピペリジル基、2,2,6,6−テトラメチルピペリジル基、モルホリノ基、2−メチルモルホリノ基、3−メチルモルホリノ基等が挙げられる。置換されていてもよい含窒素ヘテロ芳香族基としては、例えばピリジル基、2−メチルピリジル基、3−メチルピリジル基、4−メチルピリジル基、2,6−ジメチルピリジル基、2−メチル−6−エチルピリジル基、1−メチルイミダゾリル基、1,2−ジメチルイミダゾリル基、1−エチルイミダゾリル基、1−プロピルイミダゾリル基、1−ブチルイミダゾリル基、1−ペンチルイミダゾリル基、1−へキシルイミダゾリル基等が挙げられる。脂肪族アンモニウムカチオン(4)としては、例えばテトラメチルアンモニウムカチオン、テトラエチルアンモニウムカチオン、テトラプロピルアンモニウムカチオン、テトラブチルアンモニウムカチオン、テトラペンチルアンモニウムカチオン、テトラへキシルアンモニウムカチオン、エチルトリメチルアンモニウムカチオン、トリエチルメチルアンモニウムカチオン、トリメチルプロピルアンモニウムカチオン、tert−ブチルトリエチルアンモニウムカチオン、ベンジルトリメチルアンモニウムカチオン、ベンジルトリエチルアンモニウムカチオン、トリメチル(2−メトキシエチル)アンモニウムカチオン、ジメチルエチル(2−メトキシエチル)アンモニウムカチオン、ジエチルメチル(2−メトキシエチル)アンモニウムカチオン、トリメチル[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アンモニウムカチオン、ジメチルエチル[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アンモニウムカチオン、ジエチルメチル[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アンモニウムカチオン、ジアリルメチルヘキシルアンモニウムカチオン、ジアリルメチルオクチルアンモニウムカチオン等が挙げられる。 脂環式アンモニウムカチオン(5)としては、例えば1,1−ジメチルピロリジニウムカチオン、1,1−ジエチルピロリジニウムカチオン、1−エチル−1−メチルピロリジニウムカチオン、1−プロピル−1−メチルピロリジニウムカチオン、1−ブチル−1−メチルピロリジニウムカチオン、1−ヘキシル−1−メチルピロリジニウムカチオン、1−オクチル−1−メチルピロリジニウムカチオン、1−(2−メトキシエチル)−1−メチルピロリジニウムカチオン、1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]−1−メチルピロリジニウムカチオン、1,1,2−トリメチルピロリジニウムカチオン、1,1,3−トリエチルピロリジニウムカチオン、1,1−ジプロピルピロリジニウムカチオン、1,1−ジブチルピロリジニウムカチオン、1,1−ジペンチルピロリジニウムカチオン、1,1−ジへキシルピロリジニウムカチオン、1,1−ジメチルピペリジニウムカチオン、1,1−ジエチルピペリジニウムカチオン、1−エチル−1−メチルピペリジニウムカチオン、1−プロピル−1−メチルピペリジニウムカチオン、1−ブチル−1−メチルピペリジニウムカチオン、1−ヘキシル−1−メチルピペリジニウムカチオン、1−オクチル−1−メチルピペリジニウムカチオン、1−(2−メトキシエチル)−1−メチルピペリジニウムカチオン、1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]−1−メチルピペリジニウムカチオン、1,1,4−トリメチルピペリジニウムカチオン、1,1−ジメチルモルホリニウムカチオン、1,1−ジエチルモルホリニウムカチオン、1−エチル−1−メチルモルホニウムカチオン、1−プロピル−1−メチルモルホニウムカチオン、1−ブチル−1−メチルモルホニウムカチオン、1−ヘキシル−1−メチルモルホニウムカチオン、1−オクチル−1−メチルモルホニウムカチオン、1−(2−メトキシエチル)−1−メチルモルホニウムカチオン、1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]−1−メチルモルホニウムカチオン等が挙げられる。 含窒素ヘテロ芳香族アンモニウムカチオン(6)としては、例えば1−メチルピリジニウムカチオン、1−エチルピリジニウムカチオン、1,2−ジメチルピリジニウムカチオン、1,3−ジメチルピリジニウムカチオン、1,4−ジメチルピリジニウムカチオン、1,2,6−トリメチルピリジニウムカチオン、1−プロピルピリジニウムカチオン、1−ブチルピリジニウムカチオン、1−ペンチルピリジニウムカチオン、1−へキシルピリジニウムカチオン、1,3−ジメチルイミダゾリウムカチオン、1,3−ジエチルイミダゾリウムカチオン、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムカチオン、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムカチオン、1−ヘキシル−3−メチルイミダゾリウムカチオン、1−オクチル−3−メチルイミダゾリウムカチオン、1,3−ジプロピルイミダゾリウムカチオン、1,3−ジブチルイミダゾリウムカチオン、1,3−ジペンチルイミダゾリウムカチオン、1,3−ジへキシルイミダゾリウムカチオン等が挙げられる。 X−で示されるハロゲンアニオンとしては、クロロイオン、ブロモイオン又はヨードイオン等が挙げられる。 第四級アンモニウム=ハライド(1)としては、例えばテトラメチルアンモニウム=クロリド、テトラエチルアンモニウム=クロリド、テトラプロピルアンモニウム=クロリド、テトラブチルアンモニウム=クロリド、テトラペンチルアンモニウム=クロリド、テトラヘキシルアンモニウム=クロリド、1,1,1−トリメチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アンモニウム=クロリド、1,1,1−トリメチル−1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]アンモニウム=クロリド、1,1−ジメチル−1−エチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アンモニウム=クロリド、1,1,1−トリメチル−1−(2−メトキシエチル)アンモニウム=クロリド、1,1,1−トリメチル−1−(2−エトキシエチル)アンモニウム=クロリド、1,1,1−トリオクチル−1−メチルアンモニウム=クロリド、1,1−ジアリル−1−ヘキシル−1−メチルアンモニウム=クロリド、1,1−ジアリル−1−メチル−1−オクチルアンモニウム=クロリド、1,1−ジメチルピロリジニウム=クロリド、1,1−ジエチルピロリジニウム=クロリド、1,1−ジプロピルピロリジニウム=クロリド、1,1−ジブチルピロリジニウム=クロリド、1,1−ジペンチルピロリジニウム=クロリド、1,1−ジヘキシルピロリジニウム=クロリド、1−エチル−1−メチルピロリジニウム=クロリド、1−ブチル−1−メチルピロリジニウム=クロリド、1−ヘキシル−1−メチルピロリジニウム=クロリド、1,1−ジメチルピペリジニウム=クロリド、1,1−ジエチルピペリジニウム=クロリド、1,1−ジプロピルピペリジニウム=クロリド、1,1−ジブチルピペリジニウム=クロリド、1,1−ジペンチルピペリジニウム=クロリド、1,1−ジヘキシルピペリジニウム=クロリド、1−エチル−1−メチルピペリジニウム=クロリド、1−ブチル−1−メチルピペリジニウム=クロリド、1−ヘキシル−1−メチルピペリジニウム=クロリド、1,1−ジメチルモルフォリニウム=クロリド、1,1−ジエチルモルフォリニウム=クロリド、1,1−ジプロピルモルフォリニウム=クロリド、1,1−ジブチルモルフォリニウム=クロリド、1,1−ジペンチルモルフォリニウム=クロリド、1,1−ジヘキシルモルフォリニウム=クロリド、1−エチル−1−メチルモルフォリニウム=クロリド、1−ブチル−1−メチルモルフォリニウム=クロリド、1−ヘキシル−1−メチルモルフォリニウム=クロリド、1,3−ジメチルイミダゾリウム=クロリド、1,3−ジエチルイミダゾリウム=クロリド、1,3−ジプロピルイミダゾリウム=クロリド、1,3−ジブチルイミダゾリウム=クロリド、1,3−ジペンチルイミダゾリウム=クロリド、1,3−ジヘキシルイミダゾリウム=クロリド、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム=クロリド、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウム=クロリド、1−ヘキシル−3−メチルイミダゾリウム=クロリド、1−オクチル−3−メチルイミダゾリウム=クロリド、1−メチルピリジニウム=クロリド、1−エチルピリジニウム=クロリド、1−プロピルピリジニウム=クロリド、1−ブチルピリジニウム=クロリド、1−ヘプチルピリジニウム=クロリド、1−ヘキシルピリジニウム=クロリド、1−ヘキシル−4−メチルピリジニウム=クロリド、テトラメチルアンモニウム=ブロミド、テトラエチルアンモニウム=ブロミド、テトラプロピルアンモニウム=ブロミド、テトラブチルアンモニウム=ブロミド、テトラペンチルアンモニウム=ブロミド、テトラヘキシルアンモニウム=ブロミド、1,1,1−トリメチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アンモニウム=ブロミド、1,1,1−トリメチル−1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]アンモニウム=ブロミド、1,1−ジメチル−1−エチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アンモニウム=ブロミド、1,1,1−トリメチル−1−(2−メトキシエチル)アンモニウム=ブロミド、1,1,1−トリメチル−1−(2−エトキシエチル)アンモニウム=ブロミド、1,1,1−トリオクチル−1−メチルアンモニウム=ブロミド、1,1−ジアリル−1−ヘキシル−1−メチルアンモニウム=ブロミド、1,1−ジアリル−1−メチル−1−オクチルアンモニウム=ブロミド、1,1−ジメチルピロリジニウム=ブロミド、1,1−ジエチルピロリジニウム=ブロミド、1,1−ジプロピルピロリジニウム=ブロミド、1,1−ジブチルピロリジニウム=ブロミド、1,1−ジペンチルピロリジニウム=ブロミド、1,1−ジヘキシルピロリジニウム=ブロミド、1−エチル−1−メチルピロリジニウム=ブロミド、1−ブチル−1−メチルピロリジニウム=ブロミド、1−ヘキシル−1−メチルピロリジニウム=ブロミド、1,1−ジメチルピペリジニウム=ブロミド、1,1−ジエチルピペリジニウム=ブロミド、1,1−ジプロピルピペリジニウム=ブロミド、1,1−ジブチルピペリジニウム=ブロミド、1,1−ジペンチルピペリジニウム=ブロミド、1,1−ジヘキシルピペリジニウム=ブロミド、1−エチル−1−メチルピペリジニウム=ブロミド、1−ブチル−1−メチルピペリジニウム=ブロミド、1−ヘキシル−1−メチルピペリジニウム=ブロミド、1,1−ジメチルモルフォリニウム=ブロミド、1,1−ジエチルモルフォリニウム=ブロミド、1,1−ジプロピルモルフォリニウム=ブロミド、1,1−ジブチルモルフォリニウム=ブロミド、1,1−ジペンチルモルフォリニウム=ブロミド、1,1−ジヘキシルモルフォリニウム=ブロミド、1−エチル−1−メチルモルフォリニウム=ブロミド、1−ブチル−1−メチルモルフォリニウム=ブロミド、1−ヘキシル−1−メチルモルフォリニウム=ブロミド、1,3−ジメチルイミダゾリウム=ブロミド、1,3−ジエチルイミダゾリウム=ブロミド、1,3−ジプロピルイミダゾリウム=ブロミド、1,3−ジブチルイミダゾリウム=ブロミド、1,3−ジペンチルイミダゾリウム=ブロミド、1,3−ジヘキシルイミダゾリウム=ブロミド、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム=ブロミド、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウム=ブロミド、1−ヘキシル−3−メチルイミダゾリウム=ブロミド、1−オクチル−3−メチルイミダゾリウム=ブロミド、1−メチルピリジニウム=ブロミド、1−エチルピリジニウム=ブロミド、1−プロピルピリジニウム=ブロミド、1−ブチルピリジニウム=ブロミド、1−ヘプチルピリジニウム=ブロミド、1−ヘキシルピリジニウム=ブロミド、1−ヘキシル−4−メチルピリジニウム=ブロミド、テトラメチルアンモニウム=ヨージド、テトラエチルアンモニウム=ヨージド、テトラプロピルアンモニウム=ヨージド、テトラブチルアンモニウム=ヨージド、テトラペンチルアンモニウム=ヨージド、テトラヘキシルアンモニウム=ヨージド、1,1,1−トリメチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アンモニウム=ヨージド、1,1,1−トリメチル−1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]アンモニウム=ヨージド、1,1−ジメチル−1−エチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アンモニウム=ヨージド、1,1,1−トリメチル−1−(2−メトキシエチル)アンモニウム=ヨージド、1,1,1−トリメチル−1−(2−エトキシエチル)アンモニウム=ヨージド、1,1,1−トリオクチル−1−メチルアンモニウム=ヨージド、1,1−ジアリル−1−ヘキシル−1−メチルアンモニウム=ヨージド、1,1−ジアリル−1−メチル−1−オクチルアンモニウム=ヨージド、1,1−ジメチルピロリジニウム=ヨージド、1,1−ジエチルピロリジニウム=ヨージド、1,1−ジプロピルピロリジニウム=ヨージド、1,1−ジブチルピロリジニウム=ヨージド、1,1−ジペンチルピロリジニウム=ヨージド、1,1−ジヘキシルピロリジニウム=ヨージド、1−エチル−1−メチルピロリジニウム=ヨージド、1−ブチル−1−メチルピロリジニウム=ヨージド、1−ヘキシル−1−メチルピロリジニウム=ヨージド、1,1−ジメチルピペリジニウム=ヨージド、1,1−ジエチルピペリジニウム=ヨージド、1,1−ジプロピルピペリジニウム=ヨージド、1,1−ジブチルピペリジニウム=ヨージド、1,1−ジペンチルピペリジニウム=ヨージド、1,1−ジヘキシルピペリジニウム=ヨージド、1−エチル−1−メチルピペリジニウム=ヨージド、1−ブチル−1−メチルピペリジニウム=ヨージド、1−ヘキシル−1−メチルピペリジニウム=ヨージド、1,1−ジメチルモルフォリニウム=ヨージド、1,1−ジエチルモルフォリニウム=ヨージド、1,1−ジプロピルモルフォリニウム=ヨージド、1,1−ジブチルモルフォリニウム=ヨージド、1,1−ジペンチルモルフォリニウム=ヨージド、1,1−ジヘキシルモルフォリニウム=ヨージド、1−エチル−1−メチルモルフォリニウム=ヨージド、1−ブチル−1−メチルモルフォリニウム=ヨージド、1−ヘキシル−1−メチルモルフォリニウム=ヨージド、1,3−ジメチルイミダゾリウム=ヨージド、1,3−ジエチルイミダゾリウム=ヨージド、1,3−ジプロピルイミダゾリウム=ヨージド、1,3−ジブチルイミダゾリウム=ヨージド、1,3−ジペンチルイミダゾリウム=ヨージド、1,3−ジヘキシルイミダゾリウム=ヨージド、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム=ヨージド、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウム=ヨージド、1−ヘキシル−3−メチルイミダゾリウム=ヨージド、1−オクチル−3−メチルイミダゾリウム=ヨージド、1−メチルピリジニウム=ヨージド、1−エチルピリジニウム=ヨージド、1−プロピルピリジニウム=ヨージド、1−ブチルピリジニウム=ヨージド、1−ヘプチルピリジニウム=ヨージド又は1−ヘキシルピリジニウム=ヨージド、1−ヘキシル−4−メチルピリジニウム=ヨージド等が挙げられる。 本発明方法を実施するには、出発原料の第三級アミン、アルキルハライド及び必要に応じて溶媒を加え、塩基性のアルカリ土類金属化合物の存在下で反応すればよい。このようにすれば、アミン塩類の少ない反応混合物が得られる。 第三級アミンとしては、例えば式(7):(式中、R2〜R4は前記に同じ。)で表される脂肪族アミン、式(8):(式中、Q1及びR2は前記に同じ。)で表される脂環式アミン又は式(9):(式中、Q2は前記に同じ。)で表される含窒素ヘテロ芳香族アミンが挙げられる。第三級アミンの具体例としては、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、トリペンチルアミン、トリヘキシルアミン、ジメチルエチルアミン、ジエチルメチルアミン、1,1−ジメチル−1−(2−メトキシエチル)アミン、1,1−ジメチル−1−(2−エトキシエチル)アミン、1,1−ジメチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アミン、1,1−ジメチル−1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]アミン、ジアリルメチルアミン、1−メチルピロリジン、1−エチルピロリジン、1−プロピルピロリジン、1−ブチルピロリジン、1−ペンチルピロリジン、1−ヘキシルピロリジン、1−(2−メトキシエチル)ピロリジン、1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]ピロリジン、1−メチルピペリジン、1−エチルピペリジン、1−プロピルピペリジン、1−ブチルピペリジン、1−ペンチルピペリジン、1−ヘキシルピペリジン、1−(2−メトキシエチル)ピペリジン、1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]ピペリジン、1−メチルモルホリン、1−エチルモルホリン、1−プロピルモルホリン、1−ブチルモルホリン、1−ペンチルモルホリン、1−ヘキシルモルホリン、1−(2−メトキシエチル)モルホリン、1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]モルホリン、1−メチルイミダゾール、1−エチルイミダゾール、1−プロピルイミダゾール、1−ブチルイミダゾール、1−ペンチルイミダゾール、1−ヘキシルイミダゾール、1−オクチルイミダゾール、ピリジン、2−メチルピリジン、3−メチルピリジン、4−メチルピリジン等が挙げられる。 アルキルハライドとしては、例えば式(10): R1−X (10)(式中、R1は前記に同じ。Xはハロゲン原子を示す。)で表されるアルキルハライドが挙げられ、具体的には、例えば塩化メチル、塩化エチル、塩化プロピル、塩化イソプロピル、塩化ブチル、塩化イソブチル、塩化ペンチル、塩化ヘキシル、塩化ヘプチル、塩化オクチル、塩化(2−メトキシエチル)、塩化(2−エトキシエチル)、塩化[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]、塩化[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]、臭化メチル、臭化エチル、臭化プロピル、臭化イソプロピル、臭化ブチル、臭化イソブチル、臭化ペンチル、臭化ヘキシル、臭化ヘプチル、臭化オクチル、臭化(2−メトキシエチル)、臭化(2−エトキシエチル)、臭化[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]、臭化[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル、ヨウ化イソプロピル、ヨウ化ブチル、ヨウ化イソブチル、ヨウ化ペンチル、ヨウ化ヘキシル、ヨウ化ヘプチル、ヨウ化オクチル、ヨウ化(2−メトキシエチル)、ヨウ化(2−エトキシエチル)、ヨウ化[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]、ヨウ化[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]等が挙げられる。 第三級アミン及びアルキルハライドは、市販されているものを用いることができる。 かかるアルキルハライドの使用量としては、第三級アミン1モルに対して、通常0.8〜10モル、好ましくは1〜5モルである。 溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等のアルコール類、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、バレロニトリル、ヘキサンニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、クロロホルム、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等のカーボネート類、ジメチルスルホキシド或いはN,N−ジメチルホルムアミド等が挙げられる。溶媒は単独で用いても良いし、二種類以上を混合して用いても良い。その使用量は特に限定されるものではないが、第三級アミン1重量部に対して、通常10重量部以下であり、好ましくは5重量部以下である。塩基性のアルカリ土類金属化合物としては、例えば炭酸塩、炭酸水素塩、水酸化物、酸化物等が挙げられ、好ましくは水酸化物である。具体的には、例えば水酸化バリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素バリウム、炭酸水素カルシウム、炭酸水素マグネシウム、酸化バリウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム等が挙げられる。かかる塩基性のアルカリ土類金属化合物は単独で用いても良いし、二種類以上を混合して用いても良い。塩基性のアルカリ土類金属化合物の使用量は特に限定されるものではないが、第三級アミン1モルに対して、通常0.0001〜0.1モルであり、好ましくは0.0005〜0.08モル、特に好ましくは0.001モル〜0.05モルである。 反応温度は通常0〜300℃程度、好ましくは10℃〜200℃の範囲である。 本発明方法は所望により不活性ガス雰囲気下に実施する。不活性ガスとしては、例えば窒素ガス、アルゴンガス等が挙げられる。 反応終了後、塩基性のアルカリ土類金属化合物を濾別し、反応混合物を得る。得られた反応混合物から必要に応じて溶媒を濃縮し、得られる第四級アンモニウム=ハライド(1)を所望の操作により分離し、乾燥することで、容易に低着色の高品位第四級アンモニウム=ハライド(1)を得ることができる。 得られた第四級アンモニウム=ハライド(1)と式(2):M+A− (2)(式中、M+はプロトン、金属カチオン又はアンモニウムカチオンを示し、A−はビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミデートイオン[N(SO2CF3)−]、テトラフルオロボレートイオン[BF4−]又はヘキサフルオロフォスフェートイオン[PF6−]を示す。)で表される化合物(以下、化合物(2)という。)とをイオン交換反応すれば、容易に式(3):Q+A− (3)(式中、Q+及びA−は前記に同じ。)で表される四級塩(以下、四級塩(3)という。)を製造することができる。このようにすれば、低着色で且つアミン塩類の含量が少ない高品位の四級塩(3)が得られる。かかるイオン交換反応は、例えばElectrochemica Acta,46,1753(2001)、J.Phys.Chem.B,102,8858(1998)、Green Chemistry,3,156(2001)等に記載の公知の製造法、具体的には溶剤中、第四級アンモニウム=ハライド(1)と化合物(2)を混合することによって実施できる。 かかるイオン交換反応に用いられる第四級アンモニウム=ハライド(1)は、本発明方法によって得られた反応混合物で用いることもできるし、分離したものを用いても良い。 式(2)中、M+で示される金属カチオンとしては特に限定されないが、例えば、リチウムイオン、カリウムイオン、ナトリウムイオン、銀イオン等が挙げられる。 化合物(2)の具体例としては、例えばビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド酸、ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド酸リチウム、ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド酸カリウム、ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド酸ナトリウム、ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド酸アンモニウム、テトラフルオロホウ酸、テトラフルオロホウ酸リチウム、テトラフルオロホウ酸カリウム、テトラフルオロホウ酸ナトリウム、テトラフルオロホウ酸アンモニウム、ヘキサフルオロリン酸、ヘキサフルオロリン酸リチウム、ヘキサフルオロリン酸カリウム、ヘキサフルオロリン酸ナトリウム、ヘキサフルオロリン酸アンモニウム等が挙げられる。かかる化合物(2)は市販品を用いることができる。 化合物(2)の使用量は、第四級アンモニウム=ハライド(1)1モルに対して、通常0.8〜1.5モル、好ましくは0.9〜1.3モル、特に好ましくは1.0〜1.1モルである。 四級塩(3)としては、例えば第四級アンモニウム=ハライド(1)のハライドアニオンがビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミデートイオン、テトラフルオロボレートイオン又はヘキサフルオロフォスフェートイオンにイオン交換されたものが挙げられ、具体的には1,1−ジメチル−1−エチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アンモニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ブチル−1−メチルピロリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ブチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ヘキシルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ヘキシル−4−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1,1,1−トリオクチル−1−メチルアンモニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1,1−ジメチル−1−エチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アンモニウム=テトラフルオロボラート、1−ブチル−1−メチルピロリジニウム=テトラフルオロボラート、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム=テトラフルオロボラート、1−ブチルピリジニウム=テトラフルオロボラート、1−ヘキシルピリジニウム=テトラフルオロボラート、1−ヘキシル−4−メチルピリジニウム=テトラフルオロボラート、1,1,1−トリオクチル−1−メチルアンモニウム=テトラフルオロボラート、1,1−ジメチル−1−エチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アンモニウム=ヘキサフルオロフォスファート、1−ブチル−1−メチルピロリジニウム=ヘキサフルオロフォスファート、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム=ヘキサフルオロフォスファート、1−ブチルピリジニウム=ヘキサフルオロフォスファート、1−ヘキシルピリジニウム=ヘキサフルオロフォスファート、1−ヘキシル−4−メチルピリジニウム=ヘキサフルオロフォスファート、1,1,1−トリオクチル−1−メチルアンモニウム=ヘキサフルオロフォスファート等が挙げられる。 溶剤としては、例えば、水、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等のアルコール類、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、バレロニトリル、ヘキサンニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、クロロホルム、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等のカーボネート類、ジメチルスルホキシド或いはN,N−ジメチルホルムアミド等が挙げられる。溶媒は単独で用いても良いし、二種類以上を混合して用いても良い。その使用量は特に限定されるものではないが、第四級アンモニウム=ハライド(1)1重量部に対して、通常10重量部以下であり、好ましくは5重量部以下である。 反応温度は通常0℃〜80℃、好ましくは10℃〜60℃である。 反応終了後、得られた反応混合物から濃縮等の所望の操作により四級塩(3)を分離し、乾燥することで、高品位の四級塩(3)が得られる。 次に、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例によってなんら限定されるものではない。なお、反応混合物中のアミン塩類の量は、液体クロマトグラフィー(LC)分析にて測定した。 実施例1 200mlの圧力容器に、1−メチルイミダゾール30.0g(0.37モル)、60.2%塩化エチル/アセトニトリル溶液(塩化エチル0.55モル)58.7g、アセトニトリル6.6g及び水酸化カルシウム0.3g(0.004モル)を仕込み、90℃で18時間反応した。反応終了後、濾過して水酸化カルシウムを除去し、濾液として反応混合物を得た。得られた反応混合物を濃縮し、乾燥して1−エチル−3−メチルイミダゾリウム=クロリドを得た(収率95.2%)。反応混合物の色調はAPHA240相当であり、反応混合物中のアミン塩類の量は150ppmであった。比較例1実施例1の水酸化カルシウムを、炭酸ナトリウムに代えた以外は実施例1と同様にして行い、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム=クロリドを得た。反応混合物の色調はAPHA500以上(ガードナーNo.4相当)であり、反応混合物中のアミン塩類の量は430ppmであった。 実施例2 実施例1の水酸化カルシウムを、炭酸カルシウムに代えた以外は実施例1と同様にして行い、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム=クロリドを得た。反応混合物の色調はAPHA240相当であり、反応混合物中のアミン塩類の量は1460ppmであった。 比較例2 実施例1の水酸化カルシウムを用いない以外は実施例1と同様にして行い、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム=クロリドを得た。反応混合物の色調はAPHA200相当であり、反応混合物中のアミン塩類の量は3470ppmであった。 比較例3 実施例1の水酸化カルシウムを、炭酸水素ナトリウムに代えた以外は実施例1と同様にして行い、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム=クロリドを得た。反応混合物の色調はAPHA500以上(ガードナーNo.8相当)であり、反応混合物中のアミン塩類の量は920ppmであった。 実施例3 テトラフルオロホウ酸ナトリウム37.7g(0.34mol)のアセトニトリル溶液113.1gに、実施例1で得られた反応混合物75g(1−エチル−3−メチルイミダゾリウム=クロリド51.6g、0.35mol含有)を25℃で2時間かけて滴下後、25℃で30分攪拌した。反応終了後、ろ過し、得られたろ液を濃縮後、濃縮残渣を乾燥して1−エチル−3−メチルイミダゾリウム=テトラフルオロボラート63.9gを得た(収率95.0%)。得られた1−エチル−3−メチルイミダゾリウム=テトラフルオロボラート中のアミン塩類の量は100ppm以下であり、色調はAPHA240相当であった。 第三級アミンとアルキルハライドとを反応させて式(1):Q+X− (1)(式中、Q+は第四級アンモニウムカチオンを示し、X−はハロゲンアニオンを示す。)で表される第四級アンモニウム=ハライドを製造する方法において、塩基性のアルカリ土類金属化合物の存在下で反応させることを特徴とする第四級アンモニウム=ハライドの製造方法。 塩基性のアルカリ土類金属化合物が、炭酸塩、炭酸水素塩、酸化物又は水酸化物である請求項1に記載の製造方法。 請求項1で得られた第四級アンモニウム=ハライドと式(2):M+A− (2)(式中、M+はプロトン、金属カチオン又はアンモニウムカチオンを示し、A−はビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミデートイオン[N(SO2CF3)−]、テトラフルオロボレートイオン[BF4−]又はヘキサフルオロフォスフェートイオン[PF6−]を示す。)で表される化合物とをイオン交換反応してなる式(3):Q+A− (3)(式中、Q+及びA−は前記に同じ。)で表される四級塩の製造方法。 【課題】 本発明は、従来製法と同程度の低着色で且つアミン塩類含量の少ない高品位の第四級アンモニウム=ハライドを簡便な操作で製造できる、工業的に優位な製造法を提供すること【解決手段】 第三級アミンとアルキルハライドとを反応させて式(1):Q+X− (1)(式中、Q+は第四級アンモニウムカチオンを示し、X−はハロゲンアニオンを示す。)で表される第四級アンモニウム=ハライドを製造する方法において、塩基性のアルカリ土類金属化合物の存在下で反応させることを特徴とする式(1)で表される第四級アンモニウム=ハライドの製造方法【選択図】 無し