タイトル: | 公開特許公報(A)_アルコール、界面活性剤、及び可溶化剤に基づく水性組成物、この組成物を含浸した製品、並びに毛髪のクレンジング方法 |
出願番号: | 2005062963 |
年次: | 2005 |
IPC分類: | 7,A61K7/06 |
サンドリン・デコステル ヴァージニー・マッセ JP 2005255680 公開特許公報(A) 20050922 2005062963 20050307 アルコール、界面活性剤、及び可溶化剤に基づく水性組成物、この組成物を含浸した製品、並びに毛髪のクレンジング方法 ロレアル 391023932 志賀 正武 100064908 渡邊 隆 100089037 村山 靖彦 100108453 実広 信哉 100110364 サンドリン・デコステル ヴァージニー・マッセ FR 0450465 20040308 7A61K7/06 JPA61K7/06 16 OL 49 4C083 4C083AB051 4C083AC011 4C083AC012 4C083AC101 4C083AC102 4C083AC641 4C083AC901 4C083AD022 4C083AD151 4C083BB04 4C083BB05 4C083BB07 4C083CC31 4C083DD23 4C083EE06 4C083EE21 4C083EE28 本発明は、化粧品的に許容可能な水性媒体に、少なくとも一つのC2−C4モノアルコール、少なくとも一つの界面活性剤、及び脂溶性化合物を可溶化する少なくとも一つの試薬を含む、毛髪のクレンジングを企図した毛髪組成物、ならびにこの組成物を使用する前記毛髪のクレンジング方法に関する。 毛髪は、自然な油脂、汗、鱗状構造の除去、汚染、湿度等のような因子の作用の下で、その質のある部分を喪失する傾向を有する。これらの因子は、毛髪の視覚的外観及び感触に対して有害である。かくして、再脂化(及び汚染の可能性もある)は毛髪を減量し、毛髪は共に固まる傾向を有する。次いで毛髪のスタイリングは困難となり、好ましくは脂っぽい光沢と、好ましくないワックス状の感触を生じる。 これらの因子の重要性の度合いは、ほぼ全て不可避的であるが、非常に可変的である。例えばそれは、毛髪の質、長さ、及び採用されるヘアスタイルに依存する。 ほとんどの場合に、これらの不便性を解消するためシャンプーが使用されている。実際、界面活性剤組成物での洗浄は非常に有効である;それは汚れとフケの除去を可能にする。さらにそれは、乾燥の間で毛髪を所望の成型に戻すことを可能にする。しかしながら、シャンプーの有益な効果は薄れていき、数日間で前述の問題が再発する。従って、シャンプーの頻度を増大する傾向が存在する。 毛髪をシャンプーすることは、水、好ましくは熱湯または湯の供給が必要である。 シャンプーの組成物は、頭皮または眼の刺激のような不便性を生じ得る大量の界面活性剤に基づく。 毛髪をより迅速にクレンジングし、毛髪が濡れることを避けるために、「ドライ」シャンプーの使用がすでに提案されている。この技術は、毛髪に吸収性粒子をスプレーし、次いでこの粒子を除去するため毛髪を素早くブラッシングすることよりなる。しかしながら一般的に、前記粒子を完全に除去することは非常に困難である。その結果はあまり満足であるとはいえない。毛髪はあまり光沢を有さず、荒い感触を有する。 本発明の目的は、特に前述の問題を解消することである。 より正確には、本発明は、操作の最後で、自然な感触と自然な視覚的外観を有する毛髪を生ずる、毛髪のクレンジング方法を提案することを目的とする。 ここで、被験者に対して実施された相当な研究の後、全く予期せぬ且つ驚くべきことに、この目的その他が、化粧品的に許容可能な水性媒体に以下のものを含む液状化粧品組成物、特に毛髪のクレンジングを企図した毛髪組成物を使用することによって達成できることが、本出願人により見出された:− 組成物の全重量に対して10から90重量%の、少なくとも一つのC2−C4モノアルコール;− 組成物の全重量に対して0.01から5重量%の、アニオン性界面活性剤、両性及び/または両イオン性界面活性剤、及び非イオン性界面活性剤から選択される少なくとも一つの界面活性剤;− 0.01から5重量%の、界面活性剤とは異なり、直鎖状または分枝状炭化水素、水素化または非水素化ポリオレフィン、揮発性シリコーン、及びそれらの混合物から選択される、脂溶性化合物を可溶化するための試薬;− 1から89.98%の水。 本発明に係る組成物でクレンジングされた毛髪は、清潔な毛髪の特徴を有する:それは自然な感触を有し、毛髪は光沢を有し(脂っぽい外観は消失する)、毛髪はふんわりとして軽く、フケは存在しない。さらに毛髪はよりコントロールしやすく、より柔軟であり、より滑らかである。さらにトリートメントにより不快な臭気は除去される。 かくして本発明の主題はまた、前述の化粧品組成物の、毛髪のクレンジングのための美容的使用である。 本発明の主題はまた、前述の組成物の乾いた毛髪に適用し、毛髪を乾かすことを特徴とする、毛髪のクレンジング方法である。 C2−C4モノアルコールは直鎖状または分枝状である。それは特に、エタノール、イソプロパノール、及びtert-ブタノールである。 前記アルコールは好ましくは、組成物の全重量に対して10から50重量%、とりわけ10から25重量%の範囲の濃度で存在する。 非イオン性界面活性剤として好ましくは、アルキルポリグリコシド、特に6から30の炭素原子(C6−C30アルキルポリグルコシド)、好ましくは8から16の炭素原子を含むアルキル基を有するアルキルポリグルコシド(APG)、例えばデシルグルコシド(C9/C11アルキルポリグルコシド(1,4))、例えばKao Chemicals社によりMYDOL 10の名称で市販されている製品、Henkel社によりPLANTAREN 2000 UPまたはPLANTACARE 2000 UPの名称で市販されている製品、及びSeppic社によりORAMIX NS 10の名称で市販されている製品;カプリリル/カプリルグルコシド、例えばSeppic社によりORAMIX CG 110の名称で市販されている製品;ラウリルグルコシド、例えばHenkel社によりPLANTAREN 1200 N及びPLANTACARE 1200の名称で市販されている製品;並びにココグルコシド、例えばHenkel社によりPLANTACARE 818/UPの名称で市販されている製品の使用が挙げられる。 アニオン性活性剤として例えば、カルボキシラート、アミノ酸誘導体、アルキルスルファート、アルキルエーテルスルファート、スルホナート、イセチオナート、タウラート、スルホスクシナート、アルキルスルホアセタート、ホスファート及びアルキルホスファート、ポリペプチド、アルキルポリグルコシドのアニオン性誘導体、脂肪酸石鹸、及びこれらの混合物の使用が挙げられる。 カルボキシラートとして例えば、N-アシルアミノ酸の塩(例えばアルカリ塩)、(C8−C20)アルキルアミドエーテルカルボキシラート(AEC)、例えばKao Chemicals社によりAKYPO FOAM 30の名称で市販されているナトリウムラウリルアミノエーテルカルボキシラート(3EO);(C8−C20)アルキルエーテルカルボキシラート、例えばKao Chemicals社によりAKYPO SOFT 45 NVの名称で市販されているオキシエチレン化(6EO)ナトリウムラウリルエーテルカルボキシラート(65/25/10 C12−C14−C16)、4.5EOを含むオキシエチレン化ラウリルエーテルカルボン酸(KAO社製のAKYPO RLM 45);ポリオキシエチレン化及びカルボキシメチル化オリーブオイル脂肪酸、例えばBiologia T Tecnologia社によりOLIVEM 400の名称で市販されている製品;Nikkol社によりNIKKOL ECTD-6NEXの名称で市販されているオキシエチレン化(6EO)ナトリウムトリデシルエーテルカルボキシラート;Sanyo社によりBEAULIGHT SHAAの名称で市販されているナトリウム2-(2-ヒドロキシアルキルオキシ)アセタートが挙げられる。好ましくは、(C8−C20)アルキルアミドエーテルカルボン酸、及び(C8−C20)アルキルエーテルカルボン酸、及びそれらの塩の使用が挙げられる。 アミノ酸誘導体は例えば、サルコシナート、特にアシルサルコシナート、例えばCiba社によりSARKOSYL NL 97の名称で市販されている、またはSeppic社によりORAMIX L 30の名称で市販されているナトリウムラウロイルサルコシナート、Nikkol社によりNIKKOL SARCOSINATE MNの名称で市販されているナトリウムミリストイルサルコシナート、Nikkol社によりNIKKOL SARCOSINATE PNの名称で市販されているナトリウムパルミトイルサルコシナート;アラニナート、例えばNikkol社によりSODIUM NIKKOL ALANINATE LN 30の名称で市販されている、またはKawaken社によりALANONE ALEの名称で市販されているナトリウムN-ラウロイル-N-メチルアミドプロピオナート、及びKawaken社によりALANONE ALTAの名称で市販されているトリエタノールアミンN-ラウロイル-N-メチルアラニン;N-アシルグルタマート、例えばAjinomoto社によりACYLGLUTAMATE CT-12の名称で市販されているトリエタノールアミンモノココイルグルタマート、及びAjimonoto社によりACYLGLUTAMATE LT-12の名称で市販されているトリエタノールアミンラウロイルグルタマート;アスパルタート、例えばMitsubishi社によりASPARACK LM-TS2の名称で市販されている、トリエタノールアミンN-ラウロイルアスパルタートとトリエタノールアミンN-ミリストイルアスパルタートとの混合物;シトラート、並びにこれらの混合物から選択できる。 グリシン誘導体としては、ナトリウムN-ココイルグリシナート、及びカリウムN-ココイルグリシナート、例えばAjinomoto社によりAMILITE GCS-12及びAMILITE GCK-12の名称で市販されている製品が挙げられる。 アルキルエーテルスルファートとしては例えば、Henkel社によりSIPON AOS 225またはTEXAPON N702 PATEの名称で市販されているナトリウムラウリルエーテルスルファート(70/30 C12−C14)(2.2EO)、Henkel社によりSIPON LEA 370の名称で市販されているアンモニウムラウリルエーテルスルファート(70/30 C12−C14)(3EO)、またはRhodia Chimie社によりRHODAPEX AB/20の名称で市販されているアンモニウム(C12−C14)アルキルエーテル(9EO)が挙げられる。 スルホナートとして例えば、アルファ-オレフィンスルホナート、例えばStepan社によりBIO-TERGE AS-40の名称で市販されている、Witco社によりWITCONATE AOS PROTEGE及びSULFRAMINE AOS PH 12の名称で市販されている、またはStepan社によりBIO-TERGE AS-40 CGの名称で市販されている、ナトリウムアルファ-オレフィンスルホナート(C14−C16)、Clariant社によりHOSTAPUR SAS 30の名称で市販されている第二級ナトリウムオレフィンスルホナート;または直鎖状アルキルアリールスルホナート、例えばManro社によりMANROSOL SXS30、MANROSOL SXS40、及びMANROSOL SXS93の名称で市販されているナトリウムキシレンスルホナートが挙げられる。 イセチオナートとしては、アシルイセチオナート、例えばナトリウムココイルイセチオナート、例えばJordan社によりJORDAPON CI Pの名称で市販されている製品が挙げられる。 タウラートとしては、Clariant社によりHOSTAPON CT PATEの名称で市販されている、パームパーム実オイルメチルタウラートのナトリウム塩;N-アシル-N-メチルタウラート、例えばClariant社によりHOSTAPON LT-SFの名称で市販されている、またはNikkol社によりNIKKOL CMT-30-Tの名称で市販されているナトリウムN-ココイル-N-メチルタウラート、Nikkol社によりNIKKOL PMTの名称で市販されているナトリウムパルミトイルメチルタウラートが挙げられる。 スルホスクシナートとしては例えば、Witco社によりSETACIN 103 SPECIAL及びREWOPOL SB-FA 30 K 4の名称で市販されているオキシエチレン化(3EO)ラウリル(70/30 C12−C14)アルコールモノスルホスクシナート、Zschimmer Schwarz社によりSETACIN F SPECIAL PASTEの名称で市販されているC12−C14アルコールのヘミスルホスクシナートの二ナトリウム塩、Henkel社によりSTANSAPOL SH 135の名称で市販されているオキシエチレン化(2EO)二ナトリウムオレアミドスルホスクシナート、Sanyo社によりLEBON A-5000の名称で市販されているオキシエチレン化(5EO)ラウラミドモノスルホスクシナート、Witco社によりREWOPOL SB CS 50の名称で市販されているオキシエチレン化(10EO)ラウリルシトラートモノスルホスクシナートの二ナトリウム塩、またはWitco社によりREWODERM S 1333の名称で市販されているリシノール酸モノエタノールアミドモノスルホスクシナートが挙げられる。 ホスファート及びアルキルホスファートとしては例えば、モノアルキルホスファート及びジアルキルホスファート、例えばKao Chemicals社によりMAP 20の名称で市販されているラウリルモノホスファート、ドデシルホスファートのカリウム塩、Cognis社によりCRAFOL AP-31の名称で市販されているモノ及びジエステルの混合物(主にジエステル)、Cognis社によりCRAFOL AP-20の名称で市販されているオクチルホスファートモノエステル及びジエステルの混合物、Condea社によりISOFOL 12 7EO-PHOSPHATE ESTERの名称で市販されているエトキシル化(7モルのEO)2-ブチルオクチルホスファートモノエステル及びジエステルの混合物、Uniqema社によりARLATONE MAP 230K-40及びARKATONE MAP 230T-60の参考名で市販されているモノ(C12−C13)アルキルホスファートのカリウム塩またはトリエタノールアミン塩、またはRhodia Chimie社によりDERMALCARE MAP XC-99/09の名称で市販されているカリウムラウリルホスファートが挙げられる。 ポリペプチドは例えば、脂肪鎖とシリアルアミノ酸、特にコムギ及びオートムギアミノ酸との縮合によって得られる。ポリペプチドとして例えば、Croda社によりAMINOFOAM W ORの名称で市販されている加水分解化ラウロイルコムギタンパク質のカリウム塩、Maybrook社によりMAY-TEIN SYの名称で市販されている加水分解化ココイルダイズタンパク質のトリエタノールアミン塩、Seppic社によりPROTEOL OATの名称で市販されているオートムギラウロイルアミノ酸のナトリウム塩、Deutsche Gelatine社によりGELIDERM 3000の名称で市販されているココナッツ脂肪酸にグラフトしたコラーゲン加水分解産物、またはSeppic社によりPROTEOL VS 22の名称で市販されている水素化ココナッツ酸でアシル化されたダイズタンパク質が挙げられる。 アニオン性アルキルポリグルコシド誘導体は特に、アルキルポリグルコシドから得られるシトラート、タートラート、スルホスクシナート、カルボナート、及びグリセロールエーテルであることができる。例えば、Cesalpinia社によりEUCAROL AGE-ETの名称で市販されているココイルポリグルコシド(1,4)酒石酸エステルのナトリウム塩、Seppic社によりESSAI 512 MPの名称で市販されているココイルポリグルコシド(1,4)スルホコハク酸エステルの二ナトリウム塩、Cesalpinia社によりEUCAROL(登録商標)AGE-ECの名称で市販されているココイルポリグルコシド(1,4)クエン酸エステルのナトリウム塩が挙げられる。別のアニオン性ホロシド誘導体は、Soliance社によりSODIUM DODECYL-D-GALACTOSIDE URONATEの名称で市販されているナトリウムドデシル-D-ガラクトシドウロナートであって良い。 両性及び両イオン性界面活性剤として例えば、(C8−C20)アルキルベタイン、N-(C8−C20)アルキルアミドベタイン、及びそれらの誘導体、グリシン誘導体、スルタイン、(C8−C20)アルキルポリアミノカルボキシラート、(C8−C20)アルキルアンホアセタート、及びそれらの混合物が挙げられる。 ベタインとして例えば、ココベタイン、例えばHenkel社によりDEHYTON AB-30の名称で市販されている製品、ラウリルベタイン、例えばClariant社によりGENAGEN KBの名称で市販されている製品、オキシエチレン化(10EO)ラウリルベタイン、例えばShin Nihon Rica社によりLAURYLETHER(10EO)BETAINEの名称で市販されている製品、またはオキシエチレン化(10EO)ステアリルベタイン、例えばShin Nihon Rica社によりSTEARYLETHER(10EO)BETAINEの名称で市販されている製品が挙げられる。 N-アルキルアミドベタイン及びその誘導体としては例えば、Sanyo社によりLEBON 2000 HGの名称で市販されている、またはAlbright & Wilson社によりEMPIGEN BBの名称で市販されているコカミドプロピルベタイン、Witco社によりREWOTERIC AMB12Pの名称で市販されているラウラミドプロピルベタインが挙げられる。 スルタインとしては、Croda社によりCROSULTAINE C-50の名称で市販されているココイルアミドプロピルヒドロキシスルホベタインが挙げられる。 アルキルポリアミノカルボキシラート(APAC)としては、Akzo Nobel社によりAMPHOLAK 7 CX/C及びAMPHOLAK 7 CXの名称で市販されているナトリウムココイルプロピルアミノカルボキシラート、Akzo Nobel社によりAMPHOLAK 7 TX/Cの名称で市販されているナトリウムステアリルポリアミドカルボキシラート、またはAkzo Nobel社によりAMPHOLAK X07/Cの名称で市販されているナトリウムカルボキシメチロレイルポリプロピルアミンが挙げられる。 アルキルアンホアセタートとしては例えば、N-二ナトリウムN-ココイル-N-カルボキシメトキシエチル-N-カルボキシメチルエチレンジアミン(CTFA名:二ナトリウムコクアンホアセタート)、例えばRhodia Chimie社によりMIRANOL C2M CONCENTRE NPの名称で市販されている製品、及びN-ナトリウムN-ココイル-N-ヒドロキシエチル-N-カルボキシメチルエチレンジアミン(CTFA名:ナトリウムコクアンホアセタート)が挙げられる。 前記組成物はまた、これらの界面活性剤の混合物を含んでも良い。 前記界面活性剤は好ましくは、両性及び/または両イオン性界面活性剤、アルキルポリグリコシド、及び少なくとも一つのカルボキシラート基を有するアニオン性界面活性剤から選択される。 各種の界面活性剤の性質及び濃度は、前記組成物が毛髪に適用された際に起泡しないように選択される。 好ましくは前記界面活性剤は、組成物の全重量に対して0.01から2重量%、とりわけ0.05から1重量%、より好ましくは0.075から0.5重量%の範囲の濃度で存在する。 脂溶性化合物を可溶化するための試薬は界面活性剤ではない。これらの化合物は3未満のHLBを有する(HLB=Griffinの意味の範囲内の親水性-親油性バランス;J. Soc. Cosm. Chem. 1954 (Vol. 5), pp 249-256参照;親水性と親油性との間のバランスである)。 脂溶性化合物を可溶化するための試薬は好ましくは揮発性である。 本発明の目的のため、用語「揮発性」は、大気圧で290℃以下の沸点を有するいずれかの化合物を意味するように企図される。 好ましくは炭化水素は8から16の炭素原子を有し、好ましくは分枝状である。それらはとりわけC10−C14イソパラフィンである。 前記ポリオレフィンは特にポリ-α-オレフィン、とりわけ、水素化または非水素化ポリブテンタイプのもの、好ましくは水素化または非水素化ポリイソブテンである。 好ましくは1000未満の分子量のイソブテンオリゴマーの使用が挙げられる。 本発明の文脈で使用できるポリ-α-オレフィンの例として、とりわけPresperse Inc社によりPERMETHYL 99 A、101 A、102 A、104 A (n=16)、及び106 A (n=38)の名称で市販されているポリイソブテン、または別法として、ICI社によりARLAMOL HD (n=3)の名称で市販されている製品が挙げられる(nは重合度を表す)。 あるいは水素化または非水素化ポリデセンタイプのものが挙げられる。 そのような製品は例えば、Ethyl Corp.社によりETHYFLOの名称で、及びICI社によりARLAMOL PAOの名称で市販されている。 揮発性シリコーンはとりわけ、60℃から260℃の間の沸点を有するものから選択され、とりわけ以下のものから選択される:(i)3から7のケイ素原子、好ましくは4から5のケイ素原子を含む環状シリコーン。それらは例えば、Union Carbide社により"VOLATILE SILICONE"の名称で、またはRhodia Chimie社により"SILBIONE 70045 V 2"の名称で特に市販されている、オクタメチルシクロテトラシロキサン、またはUnion Carbide社により"VOLATILE SILICONE 7158"の名称で、またはRhodia Chimie社により"SILBIONE 70045 V 5"の名称で市販されている、デカメチルシクロペンタシロキサン、及びそれらの混合物である。 (ii)2から9のケイ素原子を含み、25℃で5×10-6m2/s以下の粘度を有する直鎖状揮発性シリコーン、これは例えば、Toray Silicone社により"SH 200"の名称で特に市販されているデカメチルテトラシロキサンである。このクラスに入るシリコーンは、Cosmetics and Toiletries, Vol. 91, Jan. 76, 27-32 - Todd & Byers "Volatile Silicone Fluids for Cosmetics"で出版された文献に記載されている。 脂溶性化合物を可溶化する試薬は好ましくは、組成物の全重量に対して0.1から3重量%、とりわけ0.5から1.5重量%の範囲の濃度で存在する。 前記組成物はさらに、例えば有機用内、親水性または親油性増粘剤及びゲル化剤、柔軟剤、抗酸化剤、不透明化剤、安定化剤、キレート化剤、香料、スクリーニング剤、精油、染料、含量、ビタミン、プロビタミン、抗フケ剤、毛髪の過剰な皮脂をクレンジングすることを可能にする抗脂漏活性剤、及び毛髪からそこに存在し得る微生物を除去する抗微生物剤、抜け毛防止剤、毛髪の成長を促進する活性剤、親水性または親油性活性剤、一つ以上の活性剤を任意にカプセル化した脂質ビヒクル、または化粧品若しくは皮膚科学で通常使用されるいずれかの他の成分のような、考慮される分野で従来使用されているアジュバントを含んでも良い。それはまた任意に防腐剤を含んでも良い。本発明に係る組成物の各種の構成成分の量は、考慮される分野で通常使用されているものである。もちろんこれらのアジュバント及びその量は、本発明に係る毛髪のクレンジングを妨害しないように使用されなければならない。これらのアジュバントの量は、例えば組成物の全重量に対して0.01から30重量%の範囲であることができる。 前記組成物はまた、防腐剤、pH調節剤、及び香料から選択される添加剤を含んでも良い。 本発明の係る化粧品組成物の粘度は、好ましくは1500mPa.s未満、より好ましくは1000mPa.s未満である。前記粘度は、Rheomat RM 180装置で環境温度(およそ25℃)で測定される。 本発明によって使用される組成物のpHは、一般的に2から12の間、好ましくは3から8である。 本発明に係る組成物は、組成物の全重量に対して好ましくは40から89重量%、とりわけ50から85重量%、より好ましくは60から85重量%、更により好ましくは70から85重量%の水を含む。 本発明に係る組成物は、当業者に周知の方法によって調製される。 前記組成物は、手で、アプリケーターの先端で、スプレー装置で、分配用のクシで適用することができ、好ましくは前記組成物を含浸した不溶性の基体で適用できる。 本出願人は、前記組成物を適用するための不溶性の基体の使用が、特に有利な結果を与えることを見出した。 かくして本発明の好ましい実施態様によれば、本発明に係る組成物は、水不溶性の基体に含浸されて製品を構成するために使用でき、特に毛髪をクレンジングすることを企図したペーパータオルまたはグローブを構成できる。水不溶性の基体は一つ以上の層を含んで良く、シート、ボール、またはフィルムとしての、織布材料、不織布材料、発泡体、スポンジ、またはコットンウールを含む群から選択されて良い。それは特に天然起源(アマ、ウール、コットン、シルク)または合成起源(セルロース誘導体、ビスコース、ポリビニル誘導体、ポリエステル、例えばポリエチレンテトラフタラート、ポリオレフィン、例えばポリエチレンまたはポリプロピレン、ポリアミド、例えばナイロン(登録商標)、アクリル誘導体)の繊維に基づく不織布基体であって良い。不織布は、Riedel "Nonwoving Bonding Methods & Materials", Nonwoven World (1987)に一般的に記載されている。これらの基体は、不織布を調製するための技術の常法によって得られる。 前記基体が不織布である場合、好ましくは厚い不織布の使用がなされ、それはボール状に巻かれるものではなく、型崩れしない程度に固く、皮膚に対する適用で丸まらない。それは、特に目からメイクアップを除去するために、少なくとも一方の面で吸収性且つ柔軟でなければならない。適切な不織布として例えば、BBA社によりUltraloft 15285-01、Ultraloft 182-008、Ultraloft 182-010、及びUltraloft 182-016の名称で市販されているもの、及びFreudenberg社によりVilmed M1519 Blau、Vilmed M 1550 N、及び112-132-3の名称で市販されているもの、Jacob Holm Industries社によりNorafin 11601-010Bの名称で市販されているもの、Tharreau社によりAquadim VE50 G1NL(スパンレース)の名称で市販されているもの、及びUni Flockage社によりUnivel 109及びUnivel 119の名称で市販されている凝集不織布が挙げられる。 さらにこの基体は、同一または異なる特性を有する一つ以上の層を含んでも良く、弾性、及び柔軟性、及び所望の使用に適した他の特性を有しても良い。基体は例えば、文献WO-A-99/13861に記載されたような、異なる弾性を有する二つの区画を含んでも良く、または文献WO-A-99/25318に記載されたような、異なる密度を有する単一の層を含んでも良く、または文献WO-A-98/18441に記載されたような、異なるきめの二つの層を含んでも良い。 この製品は好ましくはグローブを構成するが、別の形態(例えばペーパータオル)で存在しても良い。 それゆえ本発明の主題は、水不溶性の基体と、前記基体に含浸された前述の組成物とを含む製品である。 本発明の主題はまた、毛髪をクレンジングすることを企図した製品の調製のための、前述の組成物の使用である。 本発明の別の特徴点によれば、前述の液状化粧品組成物で含浸された少なくとも一つの基体を含む、使い捨て化粧用製品が調製され、前記基体は透過性であり、少なくとも第一の群の繊維と、第一の群の繊維とは異なる親水性度を有する少なくとも第二の群の繊維とを含み、前記第一及び第二の群の繊維は、基体の第一の面が、第一の面と反対側の基体の第二の面の親水性度より大きい親水性度を示すように配向され、前記第一の面は、処理される表面、特に毛髪と接触可能なように基体の外部に存在する。 そのような製品を使用して、美容的トリートメントの効力の増大は、前記製品に含浸されたより大量の組成物を、処理される表面に放出されることを可能にすることによって、実質的に改良できる。 用語「透過性」は、前記化粧品組成物が通過できる厚み全体を有する基体を意味する。かくして、前記参考にされる従来技術のいくつかの製品とは異なり、本発明に係る製品は、含浸している組成物に対するバリアを形成し得る不透過性の層を含まない。 もちろん前記基体は水不溶性であり、少なくとも製品の寿命全体の間で、含浸している水性化粧品組成物の存在によって、その完全性が実質的に影響されない。 有利には前記基体は単一層の基体である。用語「単一層の基体」は、構成する全ての繊維が同じ結合方法の間で互いに結合している基体を表す。最後に基体の厚みにおいて、二つのタイプの繊維の分配は不均一であり、一つのプロフィールによって以下のものにより特徴づけされて良い:− 基体の第一の面に存在する、大多数の第一の群の繊維、− 基体の第二の面に存在する、大多数の第二の群の繊維、及び二つの面の間で、− 相対的に段階的なプロフィールによって変化する相対量の第一の群の繊維で、その傾斜は、第二の群の相対量の繊維に対応した相対的に段階的なプロフィールの傾斜とは反対の量を表す。 そのような構造は、各種の層が形成されて別個に結合し、次いで熱的結合、温溶接、または超音波によって互いに結合した複層構造とは異なる。 有利には期待の第一の面は、静圧下での放出指数(RISP1)を有し、基体の第二の面は、静圧下での放出指数(RISP2)を有し、RISP1/RISP2の比は1.5以上である。静圧下での放出指数(RISP) 以下の記載されるであろう試験は、前述の化粧品組成物を含浸した製品の二つの面の静圧下での放出指数(RISP)を測定することを可能にする。RISPは、静圧の作用の下で支持体の二つの表面によって放出されるであろう支持体に含浸された液体の量を決定し、それによって2つの面の間の放出の差異が存在するかを明らかにする。 前記製品の使用の間で消費者が通常取る挙動は、製品の第一の面で消費者の皮膚または毛髪を拭き取ることであり、製品の別の面は消費者の手と接触するため、支持体の二つの面によって同時的に放出される液体の量を測定することが望ましい。 この目的に対して、50g/m2の坪量を有するKimberley-Clark社により市販されている商標名Wypall L30(参照番号7303)のペーパータオルタイプの二つのシートの吸収性材料を、Mettler Toledo PR5002バランスを使用して、ほぼ100分の1グラムに正確に計量する。吸収性材料のシートは、少なくとも試験される製品と同じ大きさでなければならず、少なくとも2センチメートルまで支持体の先端を覆うように、好ましくはわずかに大きいほうが望ましい。 第一のシートを、試験される製品の寸法と少なくとも同じ寸法を有するガラスプレートに配置する。試験される製品を、Wypall L30の第一のシートに配置する。Wypall L30の第二のシートを上部に配置する。 試験される製品の表面領域に少なくとも等しい表面領域を有し、3.7kgの重量を有する金属プレートを組み立てたものに配置する。一分後、プレートを除去し、Wypall L30の各シートを計量する。 Wypall L30の各シートに含浸されている液体の重量を、試験の前後のWypall L30の重量の差異によって計算する。この液体の重量は、支持体の二つの面のそれぞれによって放出された液体の量に対応し、高い親水性を有する面についてRISP1と、低い親水性を有する面についてRISP2としてそれぞれ記録する。 RISP1とRISP2の間の比は、ペーパーシートの2つの面の間の放出の差異を示す。 RISP1/RISP2の比について維持される値は、4の製品について測定された測定値の平均値である。 有利には、RISP1/RISP2の比は、1.5から15、好ましくは2.5から10、より好ましくは2.5から7の範囲である。 液多価に、製品が中空であり、グローブの形態で特に形成されている場合、構成する二つのシートは分離しており、試験はかくして分離されたシートについて実施される。基体: 前記基体は好ましくは、不織布の調製のために従来使用されているウォータージェット結合法によって製造される。 第一の工程は、異なる親水性度を有する繊維のウェブの生産である。これらのウェブは、繊維のボールを使用するカーディングによって、または繊維の連続フィラメントの形態でポリマーの押出しによってのいずれかで、あるいは圧縮空気経路を介して、当業者に既知の各種の方法により調製されて良い。 最も高い親水性である繊維のウェブと、最も小さい親水性である繊維のウェブを、ベルトコンベアーには位置し、高圧で水のジェットのアレイの下で運搬し、繊維を共に結合させる。これらの高圧ウォータージェットは、繊維構造内で三次元的に繊維の再配列を生じ、かくして繊維のオーバーラップを導き、化学的結合剤の添加なしで繊維を共に結合する。一般的に繊維のウェブは、第一のアレイから最後のものまで次第に増大していく圧力を有するウォータージェットのいくつかのアレイの下を通過する。この方法は、ハイドロボンディングとして既知である。 さらに前記基体は、エンボス加工され、ヘムステッチ加工され、カレンダ加工され、またはプリント加工されても良く、あるいはいずれかのタイプのラインエンド処理を受けても良い。かくして有利には、支持体の一方の面、特に親水性度が低い面が、特にホットカレンダー加工によって剥離可能となる。 この特定の方法によって、繊維の二つのウェブから形成されるが、最後には基体は一つのみの層を含むことに注意すべきである。前記参考とされる複層構造で観察されている層分離の危険は除去される。 最も高い親水性の繊維は、コットン、セルロース、またはビスコース繊維から選択されて良い。 最も低い親水性の繊維は、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、またはポリエチレン繊維から選択されて良い。 本発明の別の特徴点によれば、液状化粧品組成物で含浸された少なくとも一つの基体を含む、使い捨て美容製品が調製され、前記基体は透過性であり、少なくとも第一の群の繊維と、第一の群の繊維のものとな異なる親水性度を有する少なくとも第二の群の繊維とを含み、前記第一及び第二の群の繊維は、期待の第一の面が外側から後に亘り、第一の面とは反対側の基体の第二の面の親水性度より大きい親水性度を含むように整列されており、前記製品は、少なくとも一つの中空または凹面の部分を含み、前記中空または凹面の部分は以下のことを企図している:i)処理される表面が製品の内部表面と接触するように、処理される表面を受け入れること;またはii)製品の外側表面が処理される表面と適合するように、手の全体または一部を受け入れること。 そのような中空または凹面の製品は、グローブ、ミトン、スリッパ、指サック、ボンネット、スカルキャップ、またはヘッドキャップの形態の構想を有して良い。 そのような中空製品は、それぞれの先端に沿って少なくとも「二つのシート」をアセンブリーすること、またはシートそれ自体を丸めて、かくして丸められたシートの先端をそれ自体固定することによって得られても良い。 中空または凹面の部分が手の全体または一部を受け入れるように企図される場合、製品の外側表面を処理される表面と接触させるために、最も高い親水性の面は、中空または凹面の部分の外側に存在する。 有利には前記基体は、非含浸基体の重量に対して100から1000重量%、好ましくは150から800重量%、より好ましくは150から400重量%の範囲の度合いによって、前記化粧品組成物で含浸される。 以下の実施例は、本発明をより具体的に理解することを可能にさせるものであるが、制限的な性質を有するものではない。記載された量は、他に記載がなければ重量%単位である。 非制限的な説明のために与えられたいかの実施例において、本発明に係る具体的な組成物が記載される(AMは活性材料を意味する)。実施例1:ヘアクレンジンググローブ 以下の記載のクレンジング組成物を、Sandler不織布(参考番号03/02/1001)に200%まで含浸させる。成分: 重量%:水 100%までの適量エタノール 16% AM二ナトリウムココアンホジアセタート(RHODIA CHIMIE社製のMIRANOL C2M CONC) 0.2% AMC11−C12イソパラフィン(EXXON MOBIL CHEMICAL社製のISOPAR H) 1%香料、防腐剤 適量pH剤、適量 pH7 Sandler不織布(参考番号03/02/1001)はハイドロボンディングによって得られ、100%のビスコース繊維の一方の面と、100%のポリプロピレン(PP)繊維の他方の面からなる。それをミトンまたはグローブの形状に切断し、手を入れるポケットを規定するように、PPの面が先端を介して内部的にくっついている。 数日前に洗浄された毛髪に対して、本発明に係る組成物を含むグローブで片手でマッサージする。毛髪を約30秒間マッサージし、次いで毛髪を風乾して乾燥する。 乾燥後、左側(本発明)で、毛髪はより清潔になり、処理を施していない右側よりふんわりとしている。処理を施す前より左側(本発明)でより快適な感触が得られる。 毛髪は触ると滑らかであり、より軽く、より柔軟である。高いボリューム感が出て、スタイリングがより容易である。実施例2:ヘアクレンジンググローブ 以下の記載のクレンジング組成物を、Sandler不織布(参考番号03/02/1001)に200%まで含浸させる。成分: 重量%:水 100%までの適量変性エタノール(水中に93.1% AM) 20% AM二ナトリウムココアンホジアセタート(RHODIA CHIMIE社製のMIRANOL C2M CONC) 0.2% AM水素化ポリイソブテン 5%香料 適量pH剤、適量 pH7 Sandler不織布(参考番号03/02/1001)はハイドロボンディングによって得られ、100%のビスコース繊維の一方の面と、100%のポリプロピレン(PP)繊維の他方の面からなる。それをミトンまたはグローブの形状に切断し、手を導入するポケットを規定するように、PPの面が先端を介して内部的にくっついている。実施例3:ヘアクレンジンググローブ 以下の記載のクレンジング組成物を、Sandler不織布(参考番号03/02/1001)に200%まで含浸させる。成分: 重量%:水 100%までの適量エタノール 16%4.5molのエチレンオキシドを含むラウリルエーテルカルボン酸(Kao社製のAKYPO RLM 45) 0.4% AMC11−C12イソパラフィン(EXXON MOBIL CHEMICAL社製のISOPAR H) 1%香料、防腐剤 適量pH剤、適量 pH7 毛髪は触るとより柔らかく、より軽く、より柔軟である。高いボリューム感が出て、スタイリングがより容易である。 化粧品的に許容可能な水性媒体に− 組成物の全重量に対して10から90重量%の、少なくとも一つのC2−C4モノアルコール;− 組成物の全重量に対して0.01から5重量%の、アニオン性界面活性剤、両性及び/または両イオン性界面活性剤、及び非イオン性界面活性剤から選択される少なくとも一つの界面活性剤;− 0.01から5重量%の、直鎖状または分枝状炭化水素、水素化または非水素化ポリオレフィン、揮発性シリコーン、及びそれらの混合物から選択される、脂溶性化合物を可溶化するための試薬;− 1から89.98%の水を含む化粧用毛髪組成物。 前記C2−C4モノアルコールが、エタノール、イソプロパノール、及びtert-ブタノールから選択されることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。 前記モノアルコールが、組成物の全重量に対して10から50重量%、とりわけ10から25重量%の範囲の濃度で存在することを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。 前記界面活性剤が、両性及び/または両イオン性界面活性剤、アルキルポリグルコシド、及び少なくとも一つのカルボキシラート基を有するアニオン性界面活性剤から選択されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。 前記両性及び/または両イオン性界面活性剤が、アルキルアンホアセタートから選択されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。 前記アニオン性界面活性剤が、(C8−C20)アルキルアミドエーテルカルボン酸、及び(C8−C20)アルキルエーテルカルボン酸、及びそれらの塩から選択されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。 前記界面活性剤が、組成物の全重量に対して0.01から2重量%、とりわけ0.05から1重量%、より好ましくは0.1から0.5重量%の範囲の濃度で存在することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。 前記可溶化剤が、組成物の全重量に対して0.1から3重量%、とりわけ0.5から1.5重量%の範囲の濃度で存在することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。 毛髪のクレンジングを企図した製品の調製のための、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物の使用。 請求項1から8のいずれか一項に記載の液状化粧品組成物を含浸した少なくとも一つの基体を含む使い捨て美容製品。 請求項1から8のいずれか一項に記載の液状化粧品組成物を含浸した少なくとも一つの基体を含む使い捨て美容製品であって、前記基体は浸透性であり、少なくとも第一の群の繊維と、第一の群の繊維のものとは異なる親水性度を有する第二の群の繊維とを含み、前記第一及び第二の群の繊維は、前記基体の第一の面が、第一とは反対の基体の第二の面の親水性度より高い親水性度を示すように整列しており、前記第一の面は、処理される表面、特に毛髪と接触可能なように基体の外側に存在する、美容製品。 前記基体が単一の層の基体であることを特徴とする、請求項11に記載の美容製品 前記基体が、含浸していない基体の重量に対して100から1000重量%、好ましくは150から800重量%、より好ましくは150から400重量%の範囲の度合いによって、前記化粧品組成物を含浸していることを特徴とする、請求項10から12のいずれか一項に記載の美容製品。 毛髪のクレンジングのための、請求項1から8のいずれか一項に記載の化粧品組成物の使用。 請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物を乾いた毛髪に適用することを特徴とする、毛髪のクレンジング方法。 請求項10から13のいずれか一項に記載の製品を乾いた毛髪に適用することを特徴とする、毛髪のクレンジング方法。 【課題】 本発明は、操作の最後で、自然な感触と自然な視覚的外観を有する毛髪を生ずる、毛髪のクレンジング方法を提案することを目的とする。【解決手段】 化粧品的に許容可能な水性媒体に以下のものを含む液状化粧品組成物、特に毛髪のクレンジングを企図した毛髪組成物:− 組成物の全重量に対して10から90重量%の、少なくとも一つのC2−C4モノアルコール;− 組成物の全重量に対して0.01から5重量%の、アニオン性界面活性剤、両性及び/または両イオン性界面活性剤、及び非イオン性界面活性剤から選択される少なくとも一つの界面活性剤;− 0.01から5重量%の、界面活性剤とは異なり、直鎖状または分枝状炭化水素、水素化または非水素化ポリオレフィン、揮発性シリコーン、及びそれらの混合物から選択される、脂溶性化合物を可溶化するための試薬;− 1から89.98%の水。【選択図】 なし