生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_リポソーム前駆体の製造方法
出願番号:2004326720
年次:2006
IPC分類:A61K 8/96,A61K 8/55,A61K 8/58,A61K 8/63,A61K 8/02,A61K 8/06,A23L 1/30,A61K 8/00,A61Q 17/04,A61Q 19/10,A61K 9/127,A61K 47/24,A61K 47/28,A61P 3/00,A61P 17/00


特許情報キャッシュ

上野 敏哉 橋本 明宏 JP 2006137684 公開特許公報(A) 20060601 2004326720 20041110 リポソーム前駆体の製造方法 日本精化株式会社 000231497 上野 敏哉 橋本 明宏 A61K 8/96 20060101AFI20060428BHJP A61K 8/55 20060101ALI20060428BHJP A61K 8/58 20060101ALI20060428BHJP A61K 8/63 20060101ALI20060428BHJP A61K 8/02 20060101ALI20060428BHJP A61K 8/06 20060101ALI20060428BHJP A23L 1/30 20060101ALI20060428BHJP A61K 8/00 20060101ALI20060428BHJP A61Q 17/04 20060101ALI20060428BHJP A61Q 19/10 20060101ALI20060428BHJP A61K 9/127 20060101ALI20060428BHJP A61K 47/24 20060101ALI20060428BHJP A61K 47/28 20060101ALI20060428BHJP A61P 3/00 20060101ALI20060428BHJP A61P 17/00 20060101ALI20060428BHJP JPA61K7/00 KA61K7/00 EA61K7/00 GA61K7/00 MA61K7/00 NA61K7/00 UA23L1/30 ZA61K7/42A61K7/50A61K9/127A61K47/24A61K47/28A61P3/00A61P17/00 6 OL 20 4B018 4C076 4C083 4B018MD07 4B018MD45 4B018ME02 4C076AA19 4C076BB31 4C076CC18 4C076DD63A 4C076DD70L 4C076FF15 4C083AD411 4C083AD412 4C083AD491 4C083AD492 4C083AD571 4C083AD572 4C083CC04 4C083CC05 4C083CC19 4C083CC25 4C083DD17 4C083DD23 4C083DD27 4C083DD31 4C083DD45 4C083EE12 4C083EE13 4C083EE17 4C083EE41ユビキノンQ10含有するリポソーム前駆体の製造方法およびそれを用いたリポソーム並びに該リポソームを含有する化粧料および健康食品に関する。ユビキノンQ10はユビデカレノン、補酵素Q10、ビタミンQなどとも呼ばれ、生体内において生理活性成分として存在している。近年、医薬用途、健康食品用途のみならず、化粧料用途においても細胞賦活作用、色素沈着防止作用、抗酸化作用、しわ防止作用などの効果があるとして配合が試みられている。化粧料に応用したものとしては特開昭61−289029がある。 ユビキノンQ10は脂溶性化合物であり、水に分散させるため界面活性剤を用いて乳化させることが行われているが、界面活性剤の多用は生体、皮膚などに対する安全性からは好ましいものではない。 脂溶性成分を水溶化する手段としてリポソーム化することが知られている。リポソームはリン脂質等から構成されるため、生体親和性が高く、安全性に優れているうえ、ユビキノンのような不安定物質はリポソーム粒子中に内封されて安定性が増すので好ましい。 ユビキノンQ10含有リポソームは特開昭58−8010にて知られている。しかしながらここで開示されている製造方法はロータリーエバポレーター法により薄膜のリポソーム前駆体を得、それを溶媒中に分散させ、ついでセファデックスカラムにより分画したものをさらに濾過をしてリポソームを得ているため、操作が非常に煩雑で、かつ収率は非常に低く経済性の乏しいものであった。操作が簡単で、高収率で高品位のユビキノンQ10含有リポソームの製造方法が望まれていた。 また、粉末状リポソーム前駆体はそれを多価アルコール水溶液等に分散させて容易にリポソームが得られるうえに、粉末状であるため経時安定性が高くリポソームを製造するうえで有用なものである。粉末状リポソーム前駆体の製造方法として噴霧乾燥法、凍結乾燥法などが知られているが、噴霧乾燥法では得られた粉末は固く、分散性の悪いものになり、凍結乾燥法では高価な装置が必要で、乾燥速度も遅く経済性の乏しいものである。特開昭58−8010特開平01−222291特開2002−540718 高効率に高品位のユビキノンQ10含有リポソーム前駆体を製造する方法、およびそれを用いたリポソーム並びに該リポソーム前駆体又は該リポソームを含有する化粧料および健康食品の提供。 本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、リン脂質とユビキノンQ10とを有機溶媒中均一に溶解させた有機溶媒溶液をクラックス法により乾燥させて粉末状リポソーム前駆体を得るユビキノンQ10含有リポソーム前駆体の製造方法、およびそれを用いたリポソーム並びに該リポソーム前駆体又は該リポソームを含有する化粧料および健康食品を提供するものである。 高効率に高品位のユビキノンQ10含有リポソーム前駆体が得られ、粒径が小さく、経時安定性に優れたユビキノンQ10含有リポソーム並びに該リポソーム前駆体又は該リポソームを含有する化粧料および健康食品を提供することがでる。 本発明に用いるユビキノンQ10は生体内に存在し、ミトコンドリア系のエネルギー代謝酵素の補酵素として作用することが知られている。これらは生体から抽出することにより得ることもできるが、醗酵法、有機合成法などにより製造されている市販品を用いることもできる。ユビキノンQ10はリポソーム前駆体に対して0.01〜30重量%程度含有させることができるが、好ましくは1〜20重量%、さらに好ましくは5〜15重量%である。ユビキノンQ10の量が少ないと安定なリポソームが得やすいが添加効率が悪くなり、多すぎるとリポソームの安定性が悪くなるからである。本発明に用いるリン脂質としては公知のものが何れも使用でき、その具体例としては、例えば、大豆レチシン、卵黄レシチン、ジパルトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ジオレイルホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルグリセロール、スフィンゴミエリン、ホスファチジルイノシトール等のリン脂質、水素添加レシチン等の天然リン脂質に水素添加を行ったものなどを挙げることができる。天然のものはホスファチジルコリンのほかホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジン酸などの混合物として得られる。これらはアセトン等の溶剤で精製することにより、ホスファチジルコリンの含有量を高めることができる。また脂肪酸とグリセリルホスホリルコリンにホスホリパーゼを作用させる有機合成法によってもホスファチジルコリンを得ることができる。この脂肪酸としてはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、エルカ酸、ドコサヘキサエン酸、イコサペンタエン酸、イソヘキサデカン酸、アンテイソペンタデカン酸、動植物油脂肪酸類などの高級脂肪酸類を例示できる。本発明のリン脂質としては水素添加レシチンなどのヨウ素価の低いものが酸化安定性、色、臭気に優れ好ましい。特にヨウ素価が5以下のものが好ましい。また溶剤等で精製したホスファチジルコリン含有量の高いレシチンも好ましいこれらのリン脂質は2種以上を組み合わせて用いることもできる。とくにリポソーム粒子の帯電を付与するために、正又は負に荷電したリン脂質と併用することは好ましい。 リン脂質としてはユビキノンQ10に対して重量比で1〜1000倍用いることができ、好ましくは4〜50倍である。より好ましくは5〜10倍である。本発明に用いる有機溶媒としては、リン脂質とユビキノンQ10の両者を同時に溶解し得るものであれば特に制限されないが、溶解の容易さと乾燥性を考慮するとユビキノンQ10の融点より高い沸点を有し、100℃より低い沸点の有機溶媒が好ましい。具体的には、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン炭化水素類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、メタノール、エタノール等の低級アルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類等を挙げることができる。有機溶媒は単独で或いは2種以上を併用して使用できる。有機溶媒の使用量は特に制限されず、脂質の有機溶媒への溶解度に応じて広い範囲から適宜選択すればよいが、工業的規模への適用性等を考慮すると、通常使用する脂質量の1〜100重量倍程度、好ましくは5〜50重量倍程度とするのがよい。本発明に用いるステロールとしてはコレステロール、ジヒドロコレステロール、ラノステロール、ジヒドロラノステロール、シトステロール、カンペステロール、スチグマステロール、ブラシカステロール、エルゴステロール、及びこれらの混合物であるフィトステロール、並びに、水素添加フィトステロール等を挙げることができる。ステロールは単独で或いは2種以上を併用して使用できる。このうちコレステロール、シトステロール、フィトステロールが好ましい。特にコレステロールはリポソームの安定に効果が高く好ましい。ステロールの使用量としてはリン脂質に対して0.01〜0.3重量倍程度、好ましくは0.02〜0.2重量倍、より好ましくは0.02〜0.1重量倍である。本発明の粉末状リポソーム前駆体の製造方法はリン脂質、ステロール以外の界面活性剤を併用しなくてもリポソーム液にしたときに粒径50〜180nmのものが容易に得ることができ、安全性からは界面活性剤を含まないものが好ましい。上述の有機溶媒溶液には必要に応じて、上述の化合物以外に、油脂類、酸化防止剤、生理活性物質、界面活性剤などを含有させても良い。本発明のクラックス法による乾燥方法は例えば、図1に示すフローシートに従って実施出来る。まず、リン脂質とユビキノンQ10との有機溶媒溶液を調製する。例えば、原液タンク(1)にリン脂質及びユビキノンQ10を有機溶媒と共に投入して均一に溶解すればよい。溶解時に、必要に応じて加熱してもよい。次いで、原液タンク(1)中の溶液は、必要に応じ予熱器(図示せず)で予熱された後、加熱管(2)に一定速度で供給される。供給方法は特に制限されないが、例えば、ポンプ等を使用して一定速度で供給すればよい。供給速度は、後記する加熱された蒸気と固形分の混合物の流速や加熱管(2)の径に応じて広い範囲から適宜選択できるが、通常1〜100l/h程度、より好ましくは5〜50l/h程度とすればよい。加熱管(2)は、図示しないが、例えばスチームによる加熱、温水加熱、電熱加熱等により外部から加熱できるようにされている。加熱温度は、使用する有機溶媒の沸点よりも高い温度であれば特に制限されないが、通常該有機溶媒の沸点よりも5〜100℃程度、より好ましくは5〜50℃程度高くすればよい。加熱により、加熱管(2)内に供給される溶液中の有機溶媒は加熱されて蒸発し、従って該溶液は加熱された蒸気とリン脂質とユビキノンQ10(以下「固形分」という)との混合物になる。この時固形分には、有機溶媒が僅かに残存している。この時の固形分の温度は40〜90℃が好ましく、より好ましくは50〜80℃である。この程度の温度にすることにより得られる粉末状リポソーム前駆体は凝集の少ないものが得られる。次いで、加熱された蒸気と固形分の混合物は、加熱管(2)の出口から減圧状態の真空室(3)へ導入される。導入により、固形分中に残存している僅かな有機溶媒は瞬間的に蒸発し、固形分中には、有機溶媒が実質的に残存しなくなる。真空室(3)の真空度は、通常40kPa以下程度、好ましくは0.6〜40kPa程度、より好ましくは0.6〜13kPa程度とするのがよい。これにより、加熱された蒸気と固形分との混合物は、通常音速の1/10以上程度、好ましくは100m/sec以上、より好ましくは音速以上程度の速度で真空室(3)内へ導入される。真空度が40kPaより低くなると、加熱管(2)内部が詰まったり、得られる粉末中の有機溶媒の残存量が多くなるか或いは粉末の粒径が大きくなって、その水和性が低下したり、原料ロスが多くなったりする。真空室(3)を真空状態とするための真空ポンプ(7)は、例えば、凝縮器(4)を介して真空室(3)に接続すればよい。上記のようにして瞬間真空乾燥された固形分は、例えば真空室(3)下部の容器(6)に回収される。このようにして、本発明のユビキノンQ10含有リポソーム前駆体を粉末状に得ることができる。該粉末の粒径は、通常100〜2000μm程度であり、これを粉砕機にかけて更に粒度の小さいものにすることもできる。一方、揮散した有機溶媒の蒸気は凝縮器(4)中で液化されて回収タンク(5)に貯蔵され、回収される。本発明では、図1に示すような、溶液を瞬間真空乾燥させる装置として、例えば商品名「クラックス」(ホソカワミクロン(株)製)等の市販されている瞬間真空乾燥システムを使用できる。この装置によれば、成分が加熱される時間が30秒〜2分程度と非常に短いため、熱に不安定なユビキノンQ10には好都合である。 このようにして得られた粉末状ユビキノンQ10含有リポソーム前駆体は窒素、炭酸ガス、アルゴンガスなどのイナートガスにて密封保存されることが望ましい。 本発明のリポソームは上述の粉末状ユビキノンQ10含有リポソーム前駆体を水性溶液に添加して分散させる。分散は激しい撹拌や加熱などを行わなくても容易に分散できる。 ついで、ホモジナイザーやディスパーミキサーのような分散機にて単分散させると微細なリポソーム液が得られる。リポソーム液はさらにエクストルーダのような高圧ろ過機にて粒度を整えることもできる。リポソームの粒径としては50〜180nm程度にすることが好ましい。この程度の粒径であればリポソーム液は透明になり、かつ経時安定性も増すからである。また健康食品に含有させたとき、粒径が小さければ腸管からの吸収性が著しく向上することが知られている。また上述リポソーム液調製の際に、ビタミン類などの生理活性成分等を添加してリポソームに内封させることもできる。リポソーム液調製のときには水性溶液にグリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコールなどの多価アルコールを含有させておくことが好ましい。本発明の化粧料におけるユビキノンQ10含有リポソームの量は化粧料全体に対してユビキノンQ10として0.0001〜1重量%程度添加すればよい。本発明の化粧料には必要に応じて水及び通常化粧料及び皮膚外用剤に配合される添加成分、例えば油性基剤、界面活性剤、アルコール類、保湿剤、高分子・増粘・ゲル化剤、酸化防止剤、防腐剤、殺菌剤、キレート剤、pH調整剤・酸・アルカリ、紫外線吸収剤、美白剤、溶剤、角質剥離・溶解剤、鎮痒剤、消炎剤、制汗剤、清涼剤、抗ヒスタミン剤、収れん剤、刺激剤、育毛用薬剤・血行促進剤、還元剤・酸化剤、高分子粉体、ヒドロキシ酸、ビタミン類及びその誘導体類、糖類及びその誘導体類、有機酸類、酵素類、核酸類、ホルモン類、無機粉体類、香料、色素等を配合することができる。これらの添加成分を例示すると、油性基剤としては、例えばセタノール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、ラウリルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ホホバアルコール、キミルアルコール、バチルアルコール、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、ダイマージオール等の高級アルコール類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、エルカ酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、イソヘキサデカン酸、アンテイソヘンイコサン酸、長鎖分岐脂肪酸、ダイマー酸、水素添加ダイマー酸等の高級脂肪酸類及びそのアルミニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、カリウム塩等の金属石けん類、及びアミド等の含窒素誘導体類;流動パラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、ポリブテン、スクワラン、スクワレン、ワセリン、固型パラフィン等の炭化素類;キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、木ろう、みつろう、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー等のワックス類;ヤシ油、パーム油、パーム核油、サフラワー油、オリーブ油、ヒマシ油、アボカド油、ゴマ油、茶油、月見草油、小麦胚芽油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、ククイナッツ油、ローズヒップ油、メドウフォーム油、パーシック油、ティートリー油、ハッカ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ヒマワリ油、小麦胚芽油、アマニ油、綿実油、大豆油、落花生油、コメヌカ油、カカオ脂、シア脂、水素添加ヤシ油、水素添加ヒマシ油、ホホバ油、水素添加ホホバ油等の植物油脂類;牛脂、乳脂、馬脂、卵黄油、ミンク油、タートル油等の動物性油脂類;鯨ロウ、ラノリン、オレンジラッフィー油等の動物性ロウ類;液状ラノリン、還元ラノリン、吸着精製ラノリン、酢酸ラノリン、酢酸液状ラノリン、ヒドロキシラノリン、ポリオキシエチレンラノリン、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、ラノリンアルコール、酢酸ラノリンアルコール、酢酸(セチル・ラノリル)エステル等のラノリン類;ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、スフィンゴミエリン、ホスファチジン酸、リゾレシチン等のリン脂質類;水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質等のリン脂質誘導体類;コレステロール、ジヒドロコレステロール、ラノステロール、ジヒドロラノステロール、フィトステロール等のステロール類;酢酸コレステリル、ノナン酸コレステリル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、軟質ラノリン脂肪酸コレステリル、硬質ラノリン脂肪酸コレステリル、長鎖分岐脂肪酸コレステリル、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸コレステリル等のステロールエステル類;オレイン酸エチル、アボカド油脂肪酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソプロピル、セバチン酸ジエチル、セバチン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソプロピル、コハク酸ジオクチル等の低級アルコール脂肪酸エステル類;ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸ヘキシルデシル、イソステアリン酸オクチルドデシル、パルミチン酸オクチルドデシル、オクタン酸セチル、オクタン酸ヘキシルデシル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸オクチル、イソノナン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソデシル、ネオペンタン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソステアリル、ネオデカン酸オクチルドデシル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、リシノレイン酸オクチルドデシル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、エルカ酸オクチルドデシル、イソステアリン酸硬化ヒマシ油等の高級アルコール脂肪酸エステル類;乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、モノイソステアリン酸水添ヒマシ油等のオキシ酸エステル類;トリオクタン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル、水素添加ロジングリセリル(水素添加エステルガム)、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、ジオレイン酸プロピレングリコール、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、水素添加ロジンペンタエリスリチル、(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ポリグリセリル、ノナイソステアリン酸ポリグリセリル−10、デカ(エルカ酸/イソステアリン酸/リシノレイン酸)ポリグリセリル−8等の多価アルコール脂肪酸エステル類;ダイマージリノール酸ジイソプロピル、ダイマージリノール酸ジイソステアリル、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物、ダイマージリノール酸硬化ヒマシ油、ヒドロキシアルキルダイマージリノレイルエーテル等のダイマー酸若しくはダイマージオールの誘導体;ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、パルミチン酸モノエタノールアミド、パルミチン酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミド類等;低粘度ジメチルポリシロキサン、高粘度ジメチルポリシロキサン、環状ジメチルシロキサン(デカメチルシクロペンタシロキサン)、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、アミノプロピルジメチコン及びアモジメチコン等のアミノ変性ポリシロキサン、カチオン変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリグリセリン変性ポリシロキサン、糖変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、脂肪酸変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類;パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類等が挙げられる。界面活性剤としては、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、アシルN−メチルタウリン塩、アルキルリン酸エステル塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩、N−アシルアミノ酸塩等の陰イオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルソルビタン脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、多価アルコール脂肪酸部分エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルポリグリコシド、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤;アルキルトリメチルアンモニウムクロリド、アルキルトリメチルアンモニウムブロミド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリド、エチル硫酸長鎖分岐脂肪酸(12〜31)アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、短鎖ポリオキシエチレンアルキルアミン及びその塩または四級塩、塩化ベンザルコニウム等の陽イオン性界面活性剤;脂肪酸アミドアミン及びその塩;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシ−N−ヒドロキシイミダゾリニウムベタイン等の両性界面活性剤;ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、デンプン誘導体、トラガントガム、アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体等の高分子界面活性剤;等を例示することができる。保湿剤としては、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール等の多価アルコール類、ヒアルロン酸ナトリウム、クエン酸塩、尿素、乳酸菌培養液、酵母抽出液、卵殻膜タンパク、牛顎下腺ムチン、ヒポタウリン、ゴマリグナン配糖体、ベタイン、コンドロイチン硫酸、グルタチオン、ポリエチレングリコール、ソルビトール、カルビトール、乳酸ナトリウム、2−ピロリドン−5−カルボン酸ナトリウム、アルブミン、トリメチルグリシン;コラーゲン、ゼラチン、エラスチン、コラーゲン分解ペプチド、エラスチン分解ペプチド、ケラチン分解ペプチド、コンキオリン分解ペプチド、シルク蛋白分解ペプチド、大豆蛋白分解ペプチド、小麦蛋白分解ペプチド、カゼイン分解ペプチド、アシル化ペプチド等の蛋白ペプチド類及びその誘導体;アルギニン、セリン、グリシン、スレオニン、グルタミン酸、システイン、メチオニン、ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸類;胎盤抽出液、エアラスチン、コラーゲン、アロエ抽出物、ハマメリス水、ヘチマ水、カモミラエキス、カンゾウエキス、コンフリーエキス等の動物・植物抽出成分、天然型セラミド(タイプ1、2、3、4、5、6)、ヒドロキシセラミド、疑似セラミド、スフィンゴ糖脂質等のセラミド類を例示することができる。高分子・増粘剤・ゲル化剤としては、グアーガム、ローカストビーンガム、クィーンスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、タラガム、タマリンド、ファーセレラン、カラヤガム、トロロアオイ、キャラガム、トラガントガム、ペクチン、アルギン酸及びその塩、マンナン、デンプン、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸及びその塩、ザンサンガム、プルラン、ジェランガム、キチン、キトサン、寒天、コンドロイチン硫酸塩、カゼイン、ゼラチン、アルブミン、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びその塩、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カチオン化セルロース、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、アルギン酸プロピレングリコールエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリオキシエチレン-ポリオキシプロピレン共重合体、ポリ酢酸ビニル部分けん化物、マレイン酸共重合体、ポリアクリル酸エステル共重合体、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸及びその塩、アクリル酸・メタアクリル酸エステル共重合体、両性メタクリル酸エステル共重合体、アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、アクリル酸・ジアリルジメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、アクリル酸・カチオン化メタアクリル酸エステル共重合体、アクリル酸・カチオン化メタアクリル酸アミド共重合体、塩化メタクリル酸コリンエステル重合体、カチオン化グアーガム、ニトロセルロース;12−ヒドロキシステアリン酸及びその塩、デキストリン脂肪酸エステル、無水ケイ酸、金属石鹸、有機変性粘土鉱物、ショ糖脂肪酸エステル、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル等を例示することができる。酸化防止剤としては、BHT、BHA、没食子酸プロピル、ビタミンE(トコフェロール)および/またはその誘導体、ビタミンC(アスコルビン酸)および/またはその誘導体、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩等を例示することができる。防腐剤としては、フェノール類、フェノキシエタノール、ヒドロキシ安息香酸及びその塩類、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、ハロゲン化ビスフェノール類、酸アミド類、四級アンモニウム塩類等を例示することができる。殺菌剤としては、トリクロロカルバニド、ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、クロルヘキシジン、ハロカルバン、ヒノキチオール、フェノール、イソプロピルフェノール、感光素類等を例示することができる。キレート剤としては、エデト酸塩、フィチン酸、ホスホン酸類、シュウ酸ナトリウム、ポリアミノ酸類等を例示することができる。pH調整剤・酸・アルカリとしては、クエン酸、乳酸、グリコール酸、コハク酸、酢酸、塩酸、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、アルギニン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水、炭酸グアニジン等を例示することができる。紫外線吸収剤としては、オキシベンゾン等のベンゾフェノン誘導体、パラアミノ安息香酸誘導体、パラメトキシケイヒ酸誘導体、サリチル酸誘導体、フェルラ酸及びその誘導体、ウロカニン酸及びウロカニン酸エチル等の誘導体、ブチルメトキシベンゾイルメタン、オクチルトリアゾン、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、フェルラ酸、アントラニル酸メチル、ルチン及びその誘導体等を例示することができる。美白剤としては、アルブチン、アスコルビン酸、アスコルビン酸グルコシド、アスコルビン酸リン酸エステル塩、アスコルビン酸分岐脂肪酸エステル、アスコルビン酸アルキルエーテル等のアスコルビン酸誘導体、コウジ酸、グルタチオン,エラグ酸、プラセンタエキス、オリザノール、ブチルレゾルシノール、カモミラエキス等植物エキスを例示することができる。溶剤類としては、エタノール、2−プロパノール等の低級アルコール類;アセトン、酢酸エチル、エチレングリコールモノエチルエーテル、トルエン等を例示することができる。角質剥離・溶解剤としては、サリチル酸、イオウ、レゾルシン、硫化セレン、ピリドキシン等を例示することができる。鎮痒剤としては、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、カンファー等を例示することができる。消炎剤としては、グリチルリチン酸及びその誘導体、グアイアズレン、酢酸ヒドロコーチゾン、プレドニゾン等を例示することができる。制汗剤としては、クロルヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、酸化亜鉛、パラフェノールスルホン酸亜鉛等を例示することができる。清涼剤としては、メントール、サリチル酸メチル等を例示することができる。抗ヒスタミン剤としては、塩酸ジフェドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルレチン酸誘導体等を例示することができる。収れん剤としては、クエン酸、酒石酸、乳酸、硫酸アルミニウム・カリウム、タンニン酸等を例示することができる。刺激剤としては、カンタリスチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、ニコチン酸ベンジル等を例示することができる。育毛用薬剤・血行促進剤としては、センブリエキス、トウガラシチンキ、ショウキョウチンキ、カンタリスチンキ等の植物エキス・チンキ類;セファランチン、ビタミンE及びその誘導体、γ−オリザノール、ニコチン酸及びニコチン酸ベンジルエステル等の誘導体、アラントイン、感光素301、感光素401、ペンタデカン酸モノグリセリド、フラバノノール誘導体、ミノキシジル等を例示することができる。還元剤としては、チオグリコール酸、システイン、システアミン等を例示することができる。酸化剤としては、過酸化水素水、過硫酸アンモニウム、臭素酸ナトリウム等を例示できる。高分子粉体としては、デンプン、ナイロンパウダー、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末等、及び、これらの表明処理粉体を例示することができる。α−ヒドロキシ酸類及びその誘導体類としては、乳酸、グリコール酸、フルーツ酸、ヒドロキシカプリン酸、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸コレステリル等を例示することができる。ビタミン類及びその誘導体類としては、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンE、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類;ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、リン酸アスコルビルマグネシウム、アスコルビン酸ナトリウム、ニコチン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、リノール酸トコフェロール、フェルラ酸トコフェロール等のビタミン誘導体類を例示することができる。糖類及びその誘導体類としては、シクロデキストリン、β−グルカン、キチン、キトサン、グルコース、トレハロース、ペクチン、アラビノガラクタン、デキストリン、デキストラン、メタクリル酸グルコシルエチル重合物若しくは共重合物等を例示することができる。有機酸類としては、酢酸、プロピオン酸、クエン酸、アビエチン酸、酒石酸等を例示することができる。酵素類としては、塩化リゾチーム、パパイン、パンクレアチン、プロテアーゼ等を例示することができる。核酸類としては、アデノシン三リン酸二ナトリウム等を例示することができる。ホルモン類としては、エストラジオール、エストロン、エチニルエストラジオール、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾン等を例示することができる。無機粉体類としては、マイカ、タルク、カオリン、モンモリロナイト、セリサイト、カオリナイト、炭酸カルシウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、カーボンブラック、二酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、煙霧状シリカ(超微粒子無水ケイ酸)、雲母チタン、魚鱗箔、窒化ホウ素、ホトクロミック顔料、合成フッ素金雲母、微粒子複合粉体、金、アルミニウム等の無機粉体及びこれらを表明処理により疎水化した粉体等を例示することができる。香料としては、リモネン、リナノール、シトラール、β−イオノン、ベンジルベンゾエート、インドール、オイゲノール、オーランチオール、ゲラニオール、リラール、ダマスコン、ベンジルアセテート、ジャスミンラクトン、ガラクソリッド、精油等が例示することができる。色素としては、β−カロチン、カルサミン、ルチン、コチニール、クロロフィル等の天然色素;法定色素、塩基染料、レーキ、有機顔料;p−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、m−フェニレンジアミン、o−,m−,若しくはp−アミノフェノール、レゾルシン等の酸化染料中間体等等を例示することができる。その他公知の化粧料、医薬品、食品等成分などに使用される成分を本発明の効果を損なわない範囲において、適宜配合することができる。本発明の化粧料は、通常の方法に従って製造することができ、毛髪用化粧料、基礎化粧料、メーキャップ化粧料、芳香化粧料、ボディ化粧料等が包含される。毛髪用化粧料としては、オイルシャンプー、クリームシャンプー、コンディショニングシャンプー、ふけ用シャンプー、ヘアカラー用シャンプー、リンス一体型シャンプー等のシャンプー;リンス、トリートメント、ヘアパック、ヘアフォーム、ヘアムース、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘアワックス、ヘアジェル、ウォーターグリース、セットローション、カラーローション、ヘアトニック、ヘアリキッド、ポマード、チック、ヘアクリーム、ヘアブロー、枝毛コート、ヘアオイル、パーマネントウェーブ用剤、ストレートパーマ剤、酸化染毛剤、ヘアブリーチ、ヘアカラープレトリートメント、ヘアカラーアフタートリートメント、パーマプレトリートメント、パーマアフタートリートメント、ヘアマニキュア、育毛剤等を例示することができる。基礎化粧料としては、クレンジングフォーム、洗粉、洗顔パウダー、クレンジングクリーム、クレンジングミルク、クレンジングローション、クレンジングジェル、クレンジングオイル、クレンジングマスク等の洗顔料;柔軟化粧水、収れん化粧水、洗浄用化粧水、多層式化粧水等の化粧水;エモリエントローション、モイスチャーローション、ミルキィーローション、ナリシングローション、ナリシングミルク、スキンモイスチャー、モイスャーエマルション、マッサージローション、クレンジングローション、プロテクトエマルション、サンプロテクト、サンプロテクター、UVケアミルク、サンスクリーン、メーキャップローション、角質スムーザー、エルボーローション、ハンドローション、ボディローション等の乳液;エモリエントクリーム、栄養クリーム、ナリシングクリーム、バニシングクリーム、モイスチャークリーム、ナイトクリーム、マッサージクリーム、クレンジングクリーム、メーキャップクリーム、ベースクリーム、プレメーキャップクリーム、サンスクリーンクリーム、サンタンクリーム、除毛クリーム、デオドラントクリーム、シェービングクリーム、角質軟化クリーム等のクリーム;クレンジングジェル、モイスチャージェル等のジェル:化粧石鹸、透明石鹸、薬用石鹸、液状石鹸、ひげそり石鹸、合成化粧石鹸等の石鹸;ピールオフパック、粉末パック、ウォッシングパック、オイルパック、クレンジングマスク等のパック・マスク類;保湿エッセンス、美白エッセンス、紫外線防止エッセンス等のエッセンス等を例示することができる。メーキャップ化粧料としては、白粉・打粉類、ファンデーション類、口紅類、リップグロス、頬紅類、アイライナー、マスカラ、アイシャドー、眉墨、アイブロー、ネイルエナメル、エナメルリムーバー、ネイルトリートメント等を例示することができる。芳香化粧料としては、香水、パフューム、パルファム、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロン、練香水、芳香パウダー、香水石鹸、ボディローション、バスオイル等を例示することができる。ボディ化粧料としては、ボディシャンプー等のボディ洗浄料;デオドラントローション、デオドラントパウダー、デオドラントスプレー、デオドラントスティック等の防臭化粧料;脱色剤、脱毛・除毛剤;浴用剤;虫よけスプレー等のインセクトリペラー等を例示することができる。また、剤型としては水中油(O/W)型、油中水(W/O)型、W/O/W型、O/W/O型の乳化型化粧料、油性化粧料、固形化粧料、液状化粧料、練状化粧料、スティック状化粧料、揮発性油型化粧料、粉状化粧料、ゼリー状化粧料、ジェル状化粧料、ペースト状化粧料、乳化高分子型化粧料、シート状化粧料、ミスト状化粧料、スプレー型化粧料等の剤型で用いることができる。また、軟膏剤、貼付剤、ローション剤、リニメント剤、液状塗布剤などの剤型で皮膚外用剤としても用いることができる。以下、本発明につき実施例を用いてより詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでない。実施例1図1に示す瞬間真空乾燥装置として、「CRUX 8B型」なる商品名で市販されている装置〔ホソカワミクロン(株)製、以下「クラックスシステム」という〕を用い、本発明の粉末状リポソーム前駆体を製造した。水素添加ダイズレシチン 780g、コレステロール100g、ユビキノンQ10 120gをクロロホルム10lに溶解した。この脂質溶液を、クラックスシステムの原液タンク(1)に投入し、送液量:約20l/hで加熱管(2)へ供給した。この時、加熱管(2)の外部に設けられた熱交換器の温度70℃、及び加熱管(2)出口に接続された真空室(3)の真空度を5〜10kPaに設定した。加熱管(2)内で形成されたクロロホルム蒸気と脂質との混合物は、音速の1/10以上の速度で真空室(3)へ流出した。脂質溶液を加熱管(2)へ供給し始めてから40分後、黄色微粉末状のユビキノンQ10含有リポソーム前駆体950gを得た。(原料回収率95%)。比較例1水素添加ダイズレシチン 78g、コレステロール10g、ユビキノンQ10 12gを第三ブタノール400mlに溶解した。この脂質溶液を、凍結ビンに入れ−70℃の冷媒中に漬けて凍結させ、凍結乾燥機FLEXI-DRY(FTS SYSTEM INC.製)を用い0.013kPaの真空度で凍結乾燥を行った。一昼夜乾燥を行い、黄色微粉末90gを得た。(原料回収率90%)。実施例2 ユビキノンQ10含有リポソーム 実施例1のユビキノンQ10含有リポソーム前駆体1gに水80g、グリセリン5g、1,3−ブチレングリコール7.5g、フェノキシエタノール0.1g、メチルパラベン0.1gを加え、50℃まで加熱した後、Heidolph DIAX900((有)ハイドルフジャパン製)にて20分間50℃から70℃の間昇温しながら撹拌して黄色透明なリポソーム液を得た。比較例2実施例1のユビキノンQ10含有リポソーム前駆体を比較例1の前駆体に変える以外は実施例2と同様の方法にてやや濁りのある黄色のリポソーム液を得た。実施例3 化粧水(a)実施例2のリポソーム液93.7gに(b)2%キサンタンガム水溶液2.55g、pH6.5に調節した2%カルボキシビニルポリマー水溶液0.5g、2%ヒアルロン酸ナトリウム水溶液0.25g、水3gを加え均一に分散させた水溶液6.3gを加え、T.K.HOMOMIXER(特殊機化工業(株)製)にて、5分間撹拌し、黄色透明な化粧水を得た。この化粧水を肌に塗るとつるつるとして伸びがよく、乾くとしっとりとした保湿性の高いものであった。比較例3 化粧水実施例2のリポソーム液を比較例2のリポソーム液に変える以外は実施例3と同様の方法にてやや濁りのある黄色の化粧水を得た。評価方法濁度得られた化粧水の指標として実施例3、および比較例3で得られた化粧水を水で4倍に希釈した後、分光光度計HITACHI U-3310 Spectrophometer((株)日立製作所製)を用い600nmでの透過率を測定した粒度化粧水に含まれるリポソームの粒度を粒度分布計ZETASIZER NANO-ZS(MALVERN INSTALLMENTS LIMITED)を用いて測定した。経時変化化粧水を50℃に2週間放置して外観を観察した。結果を表1に記す。表1から本発明のクラックス乾燥法は平均粒子径の小さいものが得られ、経時安定性も優れ、透明性もあるので、透明な化粧料にも適用でき、凍結乾燥法に比べて優れていることがわかる。実施例4 化粧水 下記処方の化粧水を調製した。保湿感に優れ、皮膚を柔軟にしみずみずしくなめらかなうるおいのある肌を保ちながらつるっとした感触等が得られ、これらの効果は長時間持続する。 成 分 配合量(重量%)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−Aクエン酸 0.01 クエン酸ナトリウム 0.1 ピロリドンカルボン酸ナトリウム 1.0 1,3−ブチレングリコール 3.0 精製水 合計で100となる量Bポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.2 防腐剤 適量セラミド3 0.01 エタノール 10.0 C実施例2のリポソーム液 15.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(調製方法)A,B共に50℃で加温溶解し,BをAに撹拌しながら徐々に加え可溶化する。撹拌しながら30℃まで冷却し,Cを添加して均一に混合する。 実施例5 美容液下記処方の美容液を調製した。保湿感効果が高く、皮膚を柔軟にしみずみずしくなめらかなうるおいのある肌を保ちながらつるっとした感触等の使用感が得られ、これらの効果は長時間持続する。 成 分 配合量(重量%)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−A(HEMAグルコシド/メタクリル酸エチルトリモニウムクロリド)コポリマー(10%)(日本精化) 20.0 キサンタンガム 0.4 カルボマー 0.1 1,3−ブチレングリコール 10.0 ヒアルロン酸Na 0.05 精製水 合計で100となる量B水酸化K(1%水溶液) 2.5 精製水 10.0 C実施例2のリポソーム液 20.0グリチルリチン酸2K 0.2 精製水 5.0 D防腐剤 適量PEG−40水添ヒマシ油 0.2 スクワラン 0.1 精製水 5.0 (調製方法)A〜Dを常温で溶解する。BをAに攪拌しながら徐々に加え粘稠性液体とし,ついでC,Dを加え均一とし,放置する。実施例6乳液 下記処方の乳液を調製した。伸びがよくしっとり感があり、肌の水分を保持し、みずみずしさを保つ等の使用感が得られ、これらの効果は長時間持続する。 成 分 配合量(重量%)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−Plandool−G(日本精化) 1.0 実施例1のリポソーム前駆体 0.2 セラミド2 0.01ステアリン酸 2.0 ワセリン 3.0 セチルアルコール 1.0 ソルビタンモノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 1,3−ブチレングリコール 3.0 グリセリン 3.0 マルトース 1.0 ソルビトール 1.0 トリエタノールアミン 1.0 香料、防腐剤 適量精製水 合計で100となる量−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(調製方法)精製水にポリエチレングリコール1500、1,3−ブチレングリコール、トリエタノールアミンを加え80℃に加熱溶解する(水相)。その他の成分を混合し80℃に加熱溶解する(油相)。この水相にかき混ぜながら油相を徐々に加え予備乳化する。更に乳化機にて均一に乳化して室温まで冷却する。実施例7 アンチエイジングクリーム 下記処方のアンチエイジングクリームを調製した。このクリームは、艶があり伸びがよく、しっとり感を付与する効果に優れるクリームであった。 成 分 配合量(重量%)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−APlandool−S(日本精化) 10.0 実施例1のリポソーム前駆体 0.2オクタン酸セチル 1.0 トリオクタノイン 1.0 イソステアリン酸バチル 2.0 イソステアリン酸PEG−60グリセリル 1.5 ホホバ油 0.5 水添ホホバ油 1.0 スクワラン 0.5 水添パーム油 3.7 セラミド2 0.1 セラミド3 0.1 ラウロイルサルコシンイソプロピル 0.5 レチノール 0.1 油溶性カンゾウエキス 0.5 油溶性カモミラエキス 0.5 エチルパラベン 0.2 ステアリルアルコール 3.5 ステアリン酸グリセリル(SE) 1.0 ステアレス−6 1.5 ジステアリン酸PEG−8 1.0 セタノール 1.0 ジメチコン 1.0 ポリエーテル変性シリコーン 0.5 トコフェロール 0.2 B西河柳エキス 0.05 桃葉エキス 0.05 蓬葉エキス 0.05 卵殻膜エキス 0.05 Cアルブチン 3.0 リン酸アスコルビルMg 1.0 グリチルリチン酸2K 0.05 グリチルレチン酸 0.05 アラントイン 0.05 トラネキサム酸 0.02 β−シクロデキストリン 0.5 セリン 0.1 アラニン 0.1 アルギニン 0.1 ベタイン 0.1 ピロリドンカルボン酸 0.1 コンドロイチン硫酸Na 0.01 EDTA−3Na 0.1 ポリグルタミン酸(一丸ファルコス、バイオPGA溶液)0.1 シロキクラゲ多糖体 0.1グリセリン 1.0 ジグリセリン 1.0 ポリグリセリン−10 0.2 トレハロース 0.5 亜硫酸Na 0.05 亜硫酸水素Na 0.05 1,2−ヘキサンジオール 0.5 1,2−ペンタンジオール 0.5 BG 5.0 クエン酸 0.05 フマル酸 0.05 水酸化K 適量精製水 合計で100となる量−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(調製方法)Aを約80℃に加温し、均一に溶解させた(A)。Cを約80℃に加温し、溶解させた(C)。約80℃でホモミキサーにて攪拌しながら、AにCを徐々に加え、乳化後均一に混合し、約40℃まで冷却し、Bを加え、均一に混合した。実施例8 モイスチュアパック 下記処方のモイスチュアパックを調製した。保湿効果を高め、肌を柔軟にし、しっとり感を与え優れた清浄作用が得られる。 成 分 配合量(重量%)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−Aポリビニルアルコール 13.0 1,3−ブチレングリコール 3.0 アルギン酸K 0.5 (スチレン/ビニルピロリドン)コポリマー 1.5 BPlandool−G(日本精化) 0.3実施例2のリポソーム液 20.0PCAイソステアリン酸グリセレス−25 1.5 変性アルコール 8.0 PEG/PPG−5/30コポリマー 1.0 オレス−10リン酸DEA 1.0 グリチルリチン酸2K 0.05 トコフェロール 0.1 メチルパラベン 0.2 ヒアルロン酸Na 0.05 塩化Na 0.3 精製水 合計で100となる量−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(調製方法)Aを50℃で加温膨潤させる。BをAに撹拌しながら徐々に加え,均一混和する。撹拌しながら冷却し,30〜25℃で撹拌を止め,放置する。実施例9 サンスクリーン 下記処方のサンスクリーンを調製した。高い紫外線防止効果、白浮き抑制等の効果があった。 成 分 配合量(重量%)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−Aクオタニウム−18ヘクトライト 1.0 Bシクロメチコン 13.7 ジフェニルジメチコン 1.0 実施例2のリポソーム液 10.0 炭酸ジカプリリル 1.0 Plandool−G(日本精化) 1.0 ジメチコンコポリオール 5.5 YOFCO MAS(日本精化) 2.0 オクチルトリアゾン 0.5ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム 0.5ジヒドロキシベンゾフェノン 0.51−(3,4−ジメトキシフェニル)−4,4−ジメチル―1,3―ペンタンジオン 0.5ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2―エチルヘキシル 0.5テトラヒドロキシベンゾフェノン 0.5テレフタリリデンジカンフルスルホン酸 0.5トリメトキシケイ皮酸メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル 0.5ドロメトリゾールトリシロキサン 0.5パラジメチルアミノ安息香酸アミル 0.5C酸化チタン 3.9 酸化亜鉛 2.1 D ステアリン酸Al 0.7 水酸化Al 0.5 イソノナン酸イソノニル 5.0 Eトリメチルシロキシケイ酸 1.2 ジメチコン 0.8 メチコン 0.1 グリチルレチン酸ステアリル 0.02 セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 トコフェロール 0.02 F塩化Na 1.0 メチルパラベン 0.15 精製水 合計で100となる量−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(調製方法)AをBに加え,攪拌する。更にCを加えローラーミルを使用して分散させる。Dを加温融解して、A・B・Cの混合物に加え、更にEを加えて約70℃にする。Fを加温し、AからEの混合物に撹拌しながら徐々に添加し、乳化する。撹拌しながら冷却し40〜35℃で撹拌を止め、放置する.実施例10 粉末浴用剤下記処方の粉末浴用剤を調製した。発泡性も良好で、入浴後肌がしっとりとして温浴効果、保湿性の優れたものであった。 成 分 配合量(重量部)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−炭酸ナトリウム 20.0炭酸水素ナトリウム 22.0硫酸ナトリウム 15.0コハク酸 20.0フマル酸 22.0無水ケイ酸 0.8実施例1のリポソーム前駆体 0.2香料 微量色素 微量−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−上記各粉体をニーダーに投入して撹拌混合して製造した。高効率に高品位のユビキノンQ10含有リポソーム前駆体が得られ、粒径が小さく、経時安定性に優れたユビキノンQ10含有リポソーム並びに該リポソーム前駆体又は該リポソームを含有する化粧料および健康食品を提供することがでる。図1は、本発明方法の一例を示すフローシートである。 (1)原液タンク、 (2)加熱管、 (3)真空室、 (4)凝縮器 (5)溶剤回収タンク、 (6)粉体回収容器、 (7)真空ポンプリン脂質とユビキノンQ10とを有機溶媒中均一に溶解させた有機溶媒溶液をクラックス法により乾燥させて粉末状リポソーム前駆体を得るユビキノンQ10含有リポソーム前駆体の製造方法請求項1の有機溶媒溶液がステロールを含有するものであるリポソーム前駆体の製造方法請求項1−2に記載のリポソーム前駆体の製造方法により得られたリポソーム前駆体を用いたリポソームリポソームの平均粒子径が50〜180nmである請求項3のリポソーム請求項1又は請求項2の製造方法で得られたリポソーム前駆体又は請求項3又は請求項4のリポソームを含有する化粧料請求項1又は請求項2の製造方法で得られたリポソーム前駆体又は請求項3又は請求項4のリポソームを含有する健康食品 【課題】高効率に高品位のユビキノンQ10含有リポソーム前駆体を製造する方法、およびそれを用いたリポソーム並びに該リポソーム前駆体又は該リポソームを含有する化粧料および健康食品の提供【解決手段】リン脂質とユビキノンQ10とを有機溶媒中均一に溶解させた有機溶媒溶液をクラックス法により乾燥させて粉末状リポソーム前駆体を得るユビキノンQ10含有リポソーム前駆体の製造方法、およびそれを用いたリポソーム並びに該リポソーム前駆体又は該リポソームを含有する化粧料および健康食品を提供するものである。【選択図】なし


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