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タイトル:特許公報(B2)_低pH及び高皮膚摩擦の化粧クリーム
出願番号:2003577843
年次:2008
IPC分類:A61K 8/06,A61K 8/19,A61K 8/36,A61K 8/37,A61K 8/44,A61K 8/46,A61Q 19/00


特許情報キャッシュ

チヨウ,ヤン スリアナラヤナン,ラメシユ チヤンダー,プレム ソナ,プシユケル バラツト,マイケル・ジエイムズ JP 4166703 特許公報(B2) 20080808 2003577843 20030228 低pH及び高皮膚摩擦の化粧クリーム ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 590003065 川口 義雄 100062007 一入 章夫 100113332 小野 誠 100114188 大崎 勝真 100103920 坪倉 道明 100124855 チヨウ,ヤン スリアナラヤナン,ラメシユ チヤンダー,プレム ソナ,プシユケル バラツト,マイケル・ジエイムズ US 10/104,464 20020322 20081015 A61K 8/06 20060101AFI20080925BHJP A61K 8/19 20060101ALI20080925BHJP A61K 8/36 20060101ALI20080925BHJP A61K 8/37 20060101ALI20080925BHJP A61K 8/44 20060101ALI20080925BHJP A61K 8/46 20060101ALI20080925BHJP A61Q 19/00 20060101ALI20080925BHJP JPA61K8/06A61K8/19A61K8/36A61K8/37A61K8/44A61K8/46A61Q19/00 A61K 8/00-8/99 A61Q 1/00-99/00 特表2002−501013(JP,A) 特開昭57−207538(JP,A) 化粧品製剤実用便覧,日光ケミカルズ株式会社,1982年 5月28日,p.327 化粧品ハンドブック,日光ケミカルズ株式会社,1996年11月 1日,pp.206-207 18 EP2003002056 20030228 WO2003080012 20031002 2005526781 20050908 17 20051228 ▲高▼岡 裕美 本発明は低pHを有しておりかつ高い皮膚摩擦を与える化粧用スキンクリームに関する。 高温多湿気候の地域に暮らす消費者または脂性肌の消費者は、使用中に特有の触質性を有している化粧品を要望している。より詳細には、このような製品は皮膚に塗布したときに、脂性の皮膚感触及び光った皮膚外観を抑えるような高い皮膚摩擦及び艶のない仕上りを提供しなければならない。使用者は、皮膚摩擦の増加が大きいほど製品の脂気が少ないと感じる。Lauferら,“Objective Measurement and Self−Assessment of Skin−Care Treatments”,Cosmetics and Toiletries Magazine,Vol.111,June 1996,pp.92−96参照。 より詳細に説明すると、高い皮膚摩擦及び艶のない仕上りを与えバニシングクリームとしても知られたこれらのクリームの典型的な官能的及び光学的な特徴は、(1)乾いた、摩擦抵抗のある脂性でない感触を皮膚に与えること、(2)光らない艶のない仕上りを与えること、(3)皮膚の上で容易に延びること、(4)皮膚に速やかに吸収されること、即ち、“消える”ことである。伝統的に使用されているバニシングクリームは、高レベルのステアリン酸及びアルカリ金属セッケンを乳化剤として含有している。乳化剤は製品の物理的安定性に重要である。セッケンは、ステアリン酸の一部分が苛性カリまたはその他のアルカリでin situ中和されることによって形成される。その結果、ステアリン酸のケン化によって製造されたクリームは、酸と酸性セッケンとの正しいバランスを維持するために限られたpH、即ち、5.7よりも大きいpHを有していなければならない。アニオン性セッケンは、加水分解が生じるような酸性条件では不活性になり、その結果として、未解離のステアリン酸が存在し、従って低pHで物理的安定性に問題が生じる。 酸性セッケンで乳化されたバニシングクリームが低pHで物理的安定性に欠けることは、アルファ−ヒドロキシカルボン酸のような優れた酸性有益成分の使用が制限されるという欠点を生む。酸性有益成分が組成物のpHを低下させるからである。しかしながら、最新のスキンケアの傾向として、酸性皮膚有益物質の添加に適応できるバニシングクリーム配合物が要求されるようになってきた。 米国特許第6,153,177号(Bartoloneら)は、皮膚明色化効果を達成するために5よりも高いpHを有している酸性セッケンを含有するバニシングクリーム、従って、アルファ−ヒドロキシ酸(AHA)のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を含むバニシングクリームを開示している。上述の理由で酸による基剤の不安定化を回避するために配合物に酸形態のAHAを含有させないように配慮されていた。 しかしながら一般には、有効成分が酸形態であるほうがイオン化形態であるよりも皮膚によく浸透し、塩または電解質はセッケン基剤のバニシングクリーム製品の官能感に悪影響を与え易いと考えられている。Percutaneous Penetration Enhancers,CRC press,pp.407(1995)参照。 従って、伝統的なバニシングクリームの官能特性を維持しながらも酸性皮膚有益物質を送達するというバニシングクリームの性能を増強するためにいっそうの研究が必要なことは明らかであった。 国際特許出願公開WO 01/70187(Dwiwahyuら)は、皮膚有益特性が増強された低pH(2−4.8)の酸性セッケン非含有バニシングクリームを開示している。低pHのステアリン酸を基剤とするバニシングクリームを安定させるためにC8−C22脂肪酸置換糖が使用されている。これらの組成物は酸性皮膚有益物質を送達すると記述されているが、伝統的なバニシングクリームの官能特性は実現されていない。その理由は、適正な乳化系の欠如にあると考えられる。 米国特許第4,536,519号(Suzukiら)は、乳化剤としての中和リン酸エステル、HLB<6の非イオン性界面活性剤及び天然油、ワックス、脂肪、脂肪酸または脂肪族アルコールのような脂肪成分を使用する中性または弱酸性pHの乳化化粧組成物、例えばバニシングクリームを開示している。しかしながらこれらの組成物には伝統的なバニシングクリームの官能特性が欠如しており、その理由は適正な乳化系の欠如にあると考えられる。 従って、バニシングクリーム特有の官能特性を維持するだけでなくpH感受性皮膚有益物質を添加することが可能な、pH感受性でなく安定な化粧組成物を提供することが要望されている。 従来技術の欠点は、消費者に望まれる伝統的なバニシングクリームの官能特性を提供できかつ酸性セッケン配合物に許容されるpHの範囲外の低いpHで安定に維持される組成物によって解消することができる。 本発明の第一の側面は、(a)少なくとも組成物の約4重量%の固体非対称粒子と、(b)アルキルスルフェート、アラルキルスルフェート、アルキルエトキシエーテルスルフェート、アルカリールスルホネート、アルキルスクシネート、アルキルスルホスクシネート、N−アルコイルサルコシネート、イセチオネート、N−アシルタウレート、メチルタウリドの脂肪酸アミド及びそれらの組合せから選択されたアニオン性乳化剤と、(c)化粧品に許容されるビヒクルと、を含み、組成物のpHが約5.7未満であり、組成物が約マイナス100ミリニュートン未満の法線力を有している化粧組成物を提供することである。 組成物は更に、酸性皮膚有益物質を含有し得る。本発明の目的に適う皮膚有益物質としては、アルファ−ヒドロキシカルボン酸、ベータ−ヒドロキシカルボン酸、ポリ−ヒドロキシカルボン酸、及び、それらの混合物がある。アルファ−ヒドロキシカルボン酸の具体例は、グリコール酸、乳酸、2−ヒドロキシオクタン酸及びそれらの混合物である。ベータ−ヒドロキシカルボン酸の具体例はサリチル酸である。その他の適当な酸性皮膚有益物質としては、フェルラ酸及びセバシン酸がある。 本発明はまた、本発明の組成物を皮膚に塗布することによって特に顔面領域の皮膚の脂性の外観及び/または感触を抑制または防止する化粧方法を提供する。 実施例及び比較例を除いて、または、異なる明白な指示がある場合を除いて、材料の量または反応の条件、材料の物理的特性及び/または使用を指示する本明細書中のすべての数値は“約”という用語で修飾されることを理解されたい。異なる指定がない限り全ての量は最終組成物中の重量基準の値である。 本文中に使用した“含む”という用語は、含んでいる、組合せられた、構成された、から成る、及び/または、から本質的に成る、ことを意味する。 本文中に使用した“皮膚”という用語は、顔、首、胸、背、腕、手、脚及び頭皮の皮膚を包含する。 本文中に使用した“固体”という用語は、材料が25℃で流動性でないことを意味する。 本文中に使用した“流体”という用語は、材料が25℃で流動性であることを意味する。 酸性セッケン配合物に許容されるpHの範囲外の低いpHで安定な伝統的なバニシングクリームの消費者に望まれる官能特性を提供するために、本発明の化粧組成物は、(a)少なくとも組成物の約4重量%の固体非対称粒子と、(b)アルキルスルフェート、アラルキルスルフェート、アルキルエトキシエーテルスルフェート、アルカリールスルホネート、アルキルスクシネート、アルキルスルホスクシネート、N−アルコイルサルコシネート、イセチオネート、N−アシルタウレート、メチルタウリドの脂肪酸アミド及びそれらの混合物から選択されたアニオン性乳化剤と、(c)化粧品に許容されるビヒクルと、を含み、組成物のpHが約5.7未満であり、組成物が約マイナス100ミリニュートン未満の法線力を有している。 好ましくは、非対称粒子が平板状であり、皮膚に塗布したときに粒子が剪断下で整列して皮膚表面で乾いた摩擦抵抗感として知覚される負の法線力を生じる。好ましい平板状非対称粒子は脂肪酸結晶である。 また、酸性セッケンネットワークに代えてpH安定構造化剤を使用することによっても製品の粘稠度が得られる。上述のようなアニオン性乳化剤はこのようなpH安定構造化剤であり、低pHでアニオン性有効成分として維持され系を安定させることができる。また、場合によっては非イオン性乳化剤をアニオン性乳化剤と併用してもよい。 組成物は更に、酸性皮膚有益物質を含有し得る。本発明の目的に適う皮膚有益物質としては、アルファ−ヒドロキシカルボン酸、ベータ−ヒドロキシカルボン酸、ポリ−ヒドロキシカルボン酸、及び、それらの混合物がある。アルファ−ヒドロキシカルボン酸の具体例は、グリコール酸、乳酸、2−ヒドロキシオクタン酸及びそれらの混合物である。ベータ−ヒドロキシカルボン酸の具体例はサリチル酸である。その他の適当な酸性皮膚有益物質としては、フェルラ酸及びセバシン酸がある。 本発明はまた、本発明の組成物を皮膚に塗布することによって特に顔面領域の皮膚の脂性の外観及び/または感触を抑制または防止する化粧方法を提供する。 本発明の組成物はクリーム様粘度を与えるために非対称固体粒子を使用する。更に、非対称であるため、それら粒子は高い皮膚摩擦を与える。適当な固体粒子としては、脂肪酸結晶、マイカ、タルク、クレー及びそれらの混合物がある。好ましい固体粒子は、脂肪酸が12−22個の炭素原子を含む脂肪酸結晶から選択される。それらが廉価でありまたは美的にも最も受け入れ易いからである。最も好ましい脂肪酸はステアリン酸である。 本発明の組成物は、少なくとも4%の非対称固体粒子、好ましくは少なくとも10%、より好ましくは10%−25%、最良の感触、外観及び粘度を得るために、最も好ましくは12%−20%の固体粒子を含有している。正確な量は最終組成物及び該組成物中の他の成分の性質に依存する。しかしながら非対称固体粒子の量は、組成物にバニシングクリーム様粘稠度を与えるために十分な量、即ち、規定の測定条件下で3つの規定剪断速度で以下に特定した粘度プロフィルを有する組成物を得るために十分な量でなければならない。 本発明の組成物は3つの規定剪断速度でバニシングクリームの粘度プロフィルを有している。 容易に擦り込むことができるクリーム粘稠度を与えるためには、(1)1秒の逆数(s−1)の剪断速度で約10−約75パスカル−秒(PaS)、(2)10s−1の剪断速度で約2−約25PaS、及び、(3)100s−1の剪断速度で約0.6−約5PaSである。 好ましくは粘度プロフィルが、(1a)1s−1の剪断速度で約15−約60PaS、(2a)10s−1の剪断速度で約2.5−約15PaS、及び、(3a)100s−1の剪断速度で約0.8−約3PaSである。 最も好ましくは粘度プロフィルが、(1b)1s−1の剪断速度で約20−約50PaS、(2b)10s−1の剪断速度で約3−約7PaS、及び、(3b)100s−1の剪断速度で約1−約2PaSである。 粘度測定は以下の手順で行う。粘度は剪断力生成能力及び法線力変換器の付いたレオメーター(例えば、Rheometrics社のARES(Advanced Rheometric Expansion System))を使用して測定する。ギャップ(2つのプレート間の距離)100ミクロンに維持した直径25mmの平行プレート間でサンプルを圧縮する。剪断速度範囲0−10,000秒−1の剪断走査モードで測定を行う。測定は室内の温度(即ち25℃)及び圧力で行う。 本発明の組成物中で、固体非対称粒子は水に分散している。酸性皮膚有益物質及びアニオン性界面活性剤は、所望の皮膚有益効果を与えながらも本発明の組成物の高皮膚摩擦を損なわない量で使用される。 皮膚摩擦は法線力によって測定される。法線力は、剪断流中の材料が軸方向に作用させる力である。材料(製品)のミクロ構造が流動下で異方性になるときに法線力が生じる。剪断に誘発された秩序化のようなバルク“体積”の減少によって負の法線力が生じる。この挙動を示す材料は、結晶相(例えば、脂肪酸)、棒状、平板状、液晶、及び、界面活性ラメラメソ相である。 法線力は剪断力生成能力及び法線力変換器の付いたレオメーター(例えば、Rheometrics社のARES(Advanced Rheometric Expansion System))を使用して測定する。ギャップ(2つのプレート間の距離)100ミクロンに維持した直径25mmの平行プレート間でサンプルを圧縮する。剪断速度範囲0−10,000秒−1の剪断走査モードで測定を行う。法線力の値はゼロ剪断速度における力と最大剪断速度における力の差として計算した。負の差が−100ミリニュートン未満であるとき、製品/材料が摩擦抵抗感(高皮膚摩擦)を有していると判定する。測定は室温(25℃)で行う。 本発明の組成物は、約マイナス100ミリニュートン未満、好ましくはマイナス200ミリニュートン未満の法線力を有している、最も望ましい高い皮膚摩擦を得るために最も好ましくは約マイナス100ミリニュートン未満の法線力、例えば、約マイナス200ミリニュートン−約マイナス2000ミリニュートンの法線力を有している。 本発明に従って使用するための適当なアニオン性乳化剤は典型的には、酸形態で約5.7未満のpKaを有しており、いくつかの好ましい実施態様では約4.5未満のpKaを有し得る。これらは式(I): R Y X (I)に対応し、式中の、Rは、6−30個の炭素原子を含んでいるアルキル及び/またはアルケニル アラルキル、アルカリールラジカルを表し、Yは、親水性アニオン性ヘッド基を表し、Xは、アルカリ金属及び/またはアルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウムまたはグルカンモニウムを表す。 好ましいアニオン性乳化剤は、低pHでアニオン性に維持され、約5.7未満、幾つかの実施態様では4.5未満のpKa値を有している乳化剤である。 好ましいアニオン性乳化剤は、アニオン性のスルフェート、スルホネート及びサルコシネート乳化剤の塩(例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、及び、モノ−、ジ−及びトリエタノールアミン塩のような置換アンモニウム塩)を包含する。 その他の好ましいアニオン性乳化剤としてはまた、アシルイセチオネートのようなイセチオネート、N−アシルタウレート、メチルタウリドの脂肪酸アミド、アルキルスクシネート及びスルホスクシネート、スルホスクシネートのモノエステル(特に、飽和及び不飽和のC12−C18モノエステル、例えば、オレイルコハク酸ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸アンモニウム)、スルホスクシネートのジエステル(特に、飽和及び不飽和のC6−C18ジエステル)、N−アシルサルコシネートがある。 本発明に使用するための適当なアニオン性スルフェート乳化剤は、線状及び分枝状の第一アルキルスルフェート、アルキルエトキシスルフェート、脂肪族オレイルグリセロールスルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルスルフェート、C5−C17アシルN−(C1−C4アルキル)及び−N−(C1−C2ヒドロキシアルキル)グルカミンスルフェート、及び、アルキルポリグルコシドのスルフェートのようなアルキル多糖のスルフェート、並びに、それらの組合せ、特に、それらのナトリウム、マグネシウム、アンモニウム、モノ−、ジ−及びトリ−エタノールアミン塩を包含する。アルキル基は一般に、6−30個の炭素原子を含んでおり、好ましくは脂肪族アルキル基である。アルキルエトキシエーテルスルフェートは、1分子あたり1−30個のエチレンオキシド単位またはプロピレンオキシド単位を含むことができ、好ましくは1分子あたり2−10個のエチレンオキシド単位を含有している。好ましい具体例は、セチル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、トリエタノールアミンラウリルスルフェート、C14−C16オレフィンスルホン酸ナトリウム、Pareth−25硫酸アンモニウム(合成C12−15脂肪族アルコール類の混合物の硫酸化ポリエチレングリコールエーテルのアンモニウム塩)、ミリスチルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸アンモニウムである。 本発明に使用するための適当なアニオン性スルホネート乳化剤としては、C5−C20の線状アルキルベンゼンスルホネート、アルキルエステルスルホネート、C6−C22の第一または第二アルカンスルホネート、C6−C24のオレフィンスルホネート、アルキルグリセロールスルホネート、脂肪族アシルグリセロールスルホネート、脂肪族オレイルグリセロールスルホネートの塩及びそれらの任意の混合物がある。好ましい具体例は、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びトリエタノールアミンドデシルベンゼンスルホネートである。 その他の適当なアニオン性界面活性剤は、式:R−C(O)N(R1)CH2COOMで示されるアルカリ金属サルコシネートであり、式中の、RはC5−C20の線状または分枝状のアルキルまたはアルケニル基であり、R1はC1−C4のアルキル基であり、Mはアルカリ金属イオンである。好ましい具体例は、ミリスチル及びオレイルメチルサルコシネート、それらのナトリウム塩の形態のN−ラウロイルサルコシン酸ナトリウムである。 最も好ましいアニオン性界面活性剤は、セチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、トリエタノールアミンラウリルスルフェート、ラウリルエーテル硫酸ナトリウムモノ−エチレン−オキシド、ラウリルエーテル硫酸ナトリウムジ−エチレン−オキシド、ラウリルエーテル硫酸ナトリウムトリ−エチレン−オキシド、ラウリル硫酸アンモニウム及びラウリルエーテル硫酸アンモニウムモノ−エチレン−オキシド、ラウリルエーテル硫酸アンモニウムジ−エチレン−オキシド、及び、ラウリルエーテル硫酸アンモニウムトリ−エチレン−オキシド、並びに、それらの混合物である。 組成物中のアニオン性乳化剤の量は、約0.1−約10重量%、好ましくは約0.5−約5重量%、より好ましくは約0.75−約3重量%の範囲である。 場合によっては、選択された非イオン性乳化剤を含有させてもよく、また含有させるのが好ましい。非イオン性乳化剤は好ましくは固体であり、12−20個の炭素原子、好ましくは14−18個の炭素原子を含有するモノ脂肪族アルキル基を有しているのが好ましく、また飽和しているのが好ましい。非イオン性乳化剤の例を以下に示す。これらは単独でまたは組合せて使用する。−エトキシル化アルキルエーテル。例えば、ICI,Wilmington,Delawareから商標Brijで市販されているBrijシリーズの少なくともC12のアルキル鎖を含むポリオキシレンアルキルキエーテル;−ソルビタンエステル。例えば、ICI,Wilmington,Delawareから商標Spanで市販されているSpan60またはSpan40のような乳化剤、;−エトキシル化ソルビタンエステル。例えば、ICI,Wilmington,Delawareから商標Tweenで市販されているTween60(登録商標)またはTween61(登録商標)のような少なくともC12のアルキル鎖を含有するポリソルベート;−エトキシル化ステアレートのようなエトキシル化脂肪酸エステル。例えば、ICI,Wilmington,Delawareから商標MYRJで市販されているMYRJ(登録商標)シリーズのポリエチレングリコール(PEG)ステアレートのような乳化剤;及び、−脂肪族アルコール、エトキシル化脂肪族アルコール、グリセリン及び脂肪酸のエステル。 非イオン性乳化剤が存在するとき、アニオン性乳化剤対非イオン性乳化剤の重量比は、高摩擦スキンクリーム組成物が上記に特定した3つの剪断速度下で同様の粘度プロフィルを示し、また、組成物がマイナス100ミリニュートン未満の法線力の値を示すように設定される。 アニオン性乳化剤対非イオン性乳化剤の重量比は、典型的には1:0.0000001−1:9、好ましくは3:2−1:7、最も好ましくは1:1−1:4でよい。 場合によっては、本発明の組成物に皮膚有益物質、特に酸性皮膚有益物質を含有させてもよく、また含有させるのが好ましい。皮膚有益物質は皮膚に有益な効果を与える活性化合物であると定義される。本発明の意図する酸性皮膚有益物質という用語は、総合組成物に酸性を与え酸性製品中でより活性である皮膚有益物質、及び、それ自体では総合組成物をより酸性にはしないが酸性条件下でより活性である皮膚有益物質を意味する。 酸性皮膚有益物質の例としては、アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、ポリヒドロキシ酸、皮膚明色化剤及びそれらの混合物がある。好ましい酸性皮膚有益物質の具体例は、グリコール酸、乳酸、2−ヒドロキシオクタン酸、サリチル酸、フェルラ酸及びセバシン酸、または、それらの組合せである。 酸性皮膚有益物質の量は好ましくは組成物の少なくとも約0.001重量%である。 場合によっては存在するその他の適当な皮膚有益材料及び化粧品添加剤に関しては、疎水的に改質された高分子乳化剤、典型的にはB.F.Goodrich Co.,Cleveland,OHによって供給されている商標Pemulen TRシリーズの乳化剤が、例えば0.001−2重量%のレベルで、場合によっては本発明の組成物中に補助構造化剤として存在し得る。 特に組成物のpHを有意に低下させ得るある種の酸性有効成分の存在下では、必要ならば、所望のpHを維持するためにpH調整剤を使用してもよい。好ましいpH調整剤は、水酸化アンモニウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム及びトリエタノールアミンのような無機または有機の塩基を包含する。好ましいpH調整剤としてはまた塩酸のような無機酸がある。 シリコーン油または合成エステルのグループから選択された皮膚緩和材料(流動性油)も本発明の組成物に含有させ得る。油は、本発明の組成物の高皮膚摩擦を損なわない量で使用される。これらは、固体粒子即ち脂肪酸に対して、組成物が上記に定義した測定条件下で−100ミリニュートン(mN)未満の法線力の値を示すような重量比で存在する。皮膚緩和材料対固体粒子の重量比は、1.0未満、好ましくは0.5未満、最も好ましくは0.2未満でよい。組成物中に使用された油性の日光遮断剤は皮膚緩和材料であると考えることができる。これに関しては以下により詳細に説明する。 シリコーン油は皮膚緩和材料として組成物に含有させ得る。これらは、約3−約9個、好ましくは約4−約5個のケイ素原子を含有している環状または線状のポリジメチルシロキサンから選択されるのが好ましい。また、ポリアルキルシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン及びポリエーテルシロキサンコポリマー(例えば、ジメチコーンコポリオール)のような別のシリコーン油を含有させてもよい。本発明に有用なポリアルキルシロキサンとしては例えば、25℃で約5−約100,000センチストークスの粘度を有しているポリジメチルシロキサン、好ましくは25℃で約10−約400センチストークスの粘度を有しているポリジメチルシロキサンがある。 適当なエステル皮膚緩和剤は、脂肪酸またはアルコールと炭化水素とのエステル、好ましくは脂肪酸のC8−C20アルキルエステル、例えば、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、イソステアリルパルミテート、トリデシルサリチレート、C12−C15オクタノエート及びイソプロピルステアレートまたはそれらの任意の混合物を包含する。 油は単独で使用してもよく、または、互いに混合して使用してもよい。 本発明の組成物が、化粧用クリームの安定性を改善するために酸化防止剤、還元剤、キレート化剤及びそれらの混合物から成るグループから選択される成分を更に含むのが極めて好ましい。これらの成分は化粧用クリーム中の皮膚有益物質に追加の酸化防御レベルを提供する。本発明の配合物に適した常用の酸化防止剤、還元剤及びキレート化剤の具体例は、CTFA International Cosmetic Ingredient Dictionary 4th Edition,The Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Association,Inc.,Washington,D.C.,1991に見出すことができる。 好ましい還元剤は、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、メタ亜硫酸水素ナトリウム、チオ亜硫酸ナトリウムまたはその他のチオール類、例えば、チオグリセロール、チオウレア、チオグリコール酸、システインなどである。好ましい酸化防止剤は、rac−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−tetra−メチルクロマン−2−カルボン酸(トロロックス)、プロピルガレート、n−プロピルトリヒドロキシベンゾエート、t−ブチルヒドロキノン及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、酢酸トコフェリル、アスコルビルパルミテート、ヒドロキノン、ジブチルヒドロキノンなどである。 適当なキレート化剤の非限定例は、EDTA、クエン酸、酒石酸、有機アミノホスホン酸、及び、Monsantoから販売されている数種類の市販DequestTM化合物のような有機ホスホン酸成分である。1−ヒドロキシエチレン、(1.1−二ホスホン酸)が好ましい。 有機アミノホスホン酸は、少なくとも1つのホスホン酸基と少なくとも1つのアミノ基とを含む有機化合物である。本発明に使用するための適当な有機アミノホスホン酸成分としては、アミノアルキレンポリ(アルキレンホスホン酸)及びニトリロトリメチレンホスホン酸がある。この種の有機アミノホスホン酸成分の具体例は、Monsantoから販売されている数種類の市販DequestTM化合物である。 アミノトリ(メチレンホスホン酸)(Dequest 2006(登録商標))、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)及びヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)が好ましい。 本発明に使用するための適当な別の追加の重金属イオン封鎖剤としては、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミノ四酢酸のようなポリアミノカルボン酸、または、エチレントリアミン五酢酸がある。 本発明に使用するためのまた別の適当な追加の金属イオン封鎖剤は、2−ヒドロキシエチル二酢酸またはグリセリルイミノ二酢酸のようなイミノ二酢酸誘導体である。 酸化防止剤は、0.01−10%、好ましくは0.1−5%、最も好ましくは0.2−4%の量で本発明の組成物に含有される。還元剤は、0.01−10%、好ましくは0.1−5%、最も好ましくは0.2−4%の量で本発明の組成物に含有される。キレート化剤は、0.01−1%、好ましくは0.05−0.5%、最も好ましくは0.05−0.3%の量で本発明の組成物に含有される。 その他の様々な種類の有効成分を本発明の化粧組成物に存在させ得る。有効成分は、皮膚緩和剤及び組成物の物理的特性を改善するだけの成分以外の皮膚または毛髪に有益な物質であると定義される。一般的な例として皮膚明色化剤(酸性皮膚有益物質以外)、日光遮断剤及び日焼け剤が挙げられるが、これらの種類に限定はされない。 日光遮断剤は紫外光線を遮断するために使用される常用の材料である。代表的な化合物は、PABA、シンナメート及びサリチレートの誘導体である。例えば、オクチルメトキシシンナメート及び2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(オキシベンゼンとしても知られる)を使用できる。オクチルメトキシシンナメート及び2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンはそれぞれパルソールMCX及びベンゾフェノン−3という商標で市販されている。 エマルジョン中に使用される日光遮断剤の正確な量は、太陽の紫外線に対する所望の防御度次第で変更される。しかしながら、添加量の日光遮断剤が皮膚緩和材料について上記に定義したような本発明の組成物の高い皮膚摩擦を損なうことがあってはならない。 その他の好ましい任意成分は、必須脂肪酸(EFA)、即ち、全ての細胞の原形質膜の形成に必須である脂肪酸から選択される。ケラチノサイト中のEFAの欠損は細胞を過剰増殖性にする。これはEFAの補給によって是正される。EFAはまた、表皮の脂質生合成を増進させ、表皮の障壁形成用脂質を供給する。必須脂肪酸は好ましくは、リノール酸、ガンマリノレン酸、ホモ−ガンマ−リノレン酸、コロンビン酸、エイコサ−(n−6,9,13)−トリエン酸、アラキドン酸、ガンマリノレン酸、チムノドン酸、ヘキサエン酸及びそれらの混合物から選択される。 その他の任意成分としては、着色剤、乳白剤及び顔料(例えば、二酸化チタン、シリカ)及び香料がある。これらの材料の量は、組成物の0.001−20重量%までの範囲内の任意の値でよい。 本発明の組成物の用途は主として、ヒトの皮膚に外用塗布するための化粧品、特に、皮膚の色を明るくするか皮膚の色素沈着を除去するため、皮膚を状態調整し皮膚を滑らかにするため、及び、皮膚のしわまたは老化の外観を予防または抑制するための化粧品である。 使用の際には、少量例えば1−5mlの組成物を適当な容器またはアプリケーターから皮膚の露出領域に塗布し、必要ならば手、指または適当なデバイスを使用して皮膚に塗り延ばすか及び/または皮膚に擦り込む。 組成物はその粘度及び消費者の所期用途に適した適当な容器に包装できる。例えば、組成物を非変形性のびん、または、チューブのような絞り出し容器、または、蓋付きのつぼに保存するだけでよい。 従って本発明はまた、本文中に定義した化粧品に許容される組成物を収容している閉鎖容器(再シール可能でもよい)を提供する。 以下の特定実施例は本発明をさらに例示するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。 (実施例1−5) 本発明の配合物の実施例を表1にまとめる。 表1に示した配合物を以下の手順で調製する。相A成分を75℃に加熱する。相Aの容器とは別の容器で相Bを75℃に加熱する。その後、これらの相を加熱を中止してかき混ぜながら合わせる。相Cを62℃に加熱し、62℃の相A/Bに混合する。混合物を40℃まで冷却し、次いで包装する。 (実施例6−13) −100ミリニュートン未満の法線力の値を実現することができ、また、規定の剪断速度でバニシングクリームに必要な粘度範囲、即ち、1s−1の剪断速度で10−75PaS、10s−1の剪断速度で2−20PaS、100s−1の剪断速度で0.6−5PaSの粘度範囲を実現することができるように配合することによって得られた特別な利点を証明するために、一連の比較組成物を調製した。比較のために酸性セッケン基剤のバニシングクリーム組成物(実施例6)も調製し、そのレオロジー特性を同様にして測定した。比較実施例6−13の組成、pH及びレオロジー特性を以下の表2にまとめる。 剪断力生成能力及び法線力変換器を備えた強制歪みレオメーター(例えば、Rheometrics Corporation社のARES(Advanced Rheometric Expansion System))を使用して法線力及び粘度を測定した。表2に示した法線力の測定値及び後続実施例の法線力の測定値は以下の手順で測定した。直径25mm及び間隔100ミクロンの平行プレート間でサンプルを圧縮した。0−10,000秒−1の剪断速度範囲において剪断走査モードで測定を行った。法線力の値はゼロ剪断速度における力と最大剪断速度における力との差として計算した。測定は室温25℃で行った。 表1及び2に示した好ましい実施例について熟練パネリストが行った官能評価は、酸性セッケンから製造されたバニシングクリームに匹敵することが証明された。 (実施例14) この実施例は、定義した剪断速度で正の法線力を有しておりまたバニシングクリームの範囲外の粘度プロフィルを有している本発明の範囲外の典型的組成物を示す。組成を表3に示す。 組成物はpH=3.8を有している。 表3に示した実施例14の組成物は以下の手順で調製した。1.相Aを80℃に加熱する。2.別の容器で相Bを75℃に加熱する。3.BをAに加えて加熱を中止して30分間かき混ぜる。4.50℃で相Cを加えて10分間かき混ぜる。 表4は実施例14の組成物の法線力及び粘度の値を示す。 表4に示すように、実施例14の組成物は、正の法線力を有している。その理由は、この組成物が不十分なステアリン酸レベルをもち、また、表3に示すような本発明の範囲外の高い油対ステアリン酸比を有しているからである。 本文中に記載の実施態様が単なる例示であり、当業者が本発明の要旨及び範囲を逸脱することなく多くの変更及び変形を作製し得ることは理解されよう。従って、このような変更及び変形は特許請求の範囲に定義された本発明の範囲内に包含されるものである。 (a)少なくとも組成物の4重量%の固体非対称粒子と、(b)アルキルスルフェート、アラルキルスルフェート、アルキルエトキシエーテルスルフェート、アルカリールスルホネート、アルキルスクシネート、アルキルスルホスクシネート、N−アルコイルサルコシネート、イセチオネート、N−アシルタウレート、メチルタウリドの脂肪酸アミド及びそれらの混合物からなる群から選択されたアニオン性乳化剤と、(c)化粧品に許容されるビヒクルと、を含み、 組成物のpHが5.7未満であり、 組成物がマイナス100ミリニュートン未満の法線力を有しており、 25℃で測定した組成物の粘度が、1s−1、10s−1及び100s−1の剪断速度でそれぞれ10−75Pas、2−25Pas及び0.5−6Pasであり、 組成物がリーブオン組成物である化粧組成物。 更に、非イオン性乳化剤を含む請求項1に記載の組成物。 非イオン性乳化剤が、ソルビタンエステル、エトキシル化ソルビタンエステル、エトキシル化アルキルエーテル、エトキシル化脂肪酸エーテル、脂肪族アルコール、エトキシル化脂肪族アルコール及びグリセリンと脂肪酸とのエステルからなる群から選択される請求項2に記載の組成物。 アニオン性乳化剤対非イオン性乳化剤の比が1:0.0000001−1:9の範囲である請求項2に記載の組成物。 アニオン性乳化剤が低pHでアニオン性に維持される請求項1に記載の組成物。 アニオン性乳化剤が組成物の0.1重量%−10重量%の量で存在する請求項1に記載の組成物。 アニオン性乳化剤対非イオン性乳化剤の比は、組成物が1s−1、10s−1及び100s−1の剪断速度でそれぞれ10−75Pas、2−25Pas及び0.5−6Pasの25℃で測定した粘度プロフィルを示すように設定され、組成物がマイナス100ミリニュートン未満の法線力を有している請求項2に記載の組成物。 固体非対称粒子が組成物の10重量%−25重量%を構成する請求項1に記載の組成物。 固体非対称粒子が組成物の12重量%−20重量%を構成する請求項1に記載の組成物。 固体非対称粒子が結晶質である請求項1に記載の組成物。 固体非対称粒子が脂肪酸粒子、マイカ、タルク、クレー及びそれらの混合物からなる群から選択される請求項1に記載の組成物。 固体非対称粒子が、12−22個の炭素原子を含む脂肪酸の粒子である請求項1に記載の組成物。 更に、酸性皮膚有益物質を含む請求項1に記載の組成物。 酸性皮膚有益物質の量が少なくとも組成物の0.0001重量%である請求項13に記載の組成物。 酸性皮膚有益物質が、アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、ポリ−ヒドロキシ酸、皮膚明色化剤及びそれらの混合物からなる群から選択される請求項13に記載の組成物。 酸性皮膚有益物質が、グリコール酸、乳酸、2−ヒドロキシオクタン酸、サリチル酸、フェルラ酸、セバシン酸及びそれらの組合せからなる群から選択される請求項13に記載の組成物。 固体非対称粒子が、ステアリン酸の粒子である請求項1に記載の組成物。 (a)組成物の10重量%ないし25重量%の固体非対称粒子であって、粒子がステアリン酸であるものと、(b)組成物の0.5重量%ないし5重量%のアルキルスルフェート、アラルキルスルフェート、アルキルエトキシエーテルスルフェート、アルカリールスルホネート、アルキルスクシネート、アルキルスルホスクシネート、N−アルコイルサルコシネート、イセチオネート、N−アシルタウレート、メチルタウリドの脂肪酸アミド及びそれらの混合物からなる群から選択されたアニオン性乳化剤と、(c)非イオン性乳化剤と、(d)化粧品に許容されるビヒクルと、を含み、 組成物のpHが5.7未満であり、 組成物がマイナス100ミリニュートン未満の法線力を有しており、 25℃で測定した組成物の粘度が、1s−1、10s−1及び100s−1の剪断速度でそれぞれ10−75Pas、2−25Pas及び0.5−6Pasであり、 アニオン性乳化剤対非イオン性乳化剤の比が、3:2ないし1:7であり、 組成物がバニシングクリームである化粧組成物。


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