生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_水虫治療用電解還元水
出願番号:2003377549
年次:2005
IPC分類:7,A61K35/02,A61P17/00,C02F1/46


特許情報キャッシュ

井上 愼二 JP 2005104950 公開特許公報(A) 20050421 2003377549 20031001 水虫治療用電解還元水 日本環境サイエンス株式会社 501288813 井上 愼二 7A61K35/02A61P17/00C02F1/46 JPA61K35/02A61P17/00 101C02F1/46 A 1 書面 3 4C087 4D061 4C087AA01 4C087BA01 4C087CA01 4C087MA17 4C087MA63 4C087NA14 4C087ZA90 4D061DA01 4D061DB08 4D061EA02 発明の詳細な説明 産業上の利用分野 この発明は,5人に1人は感染して悩んでいるとされる水虫やタムシの治療に,浸透力・奪酸素力・還元力に優れた特徴を持っている電解還元水を用いるようにした新しい治療法。 従来の治療法は,水虫の発生する場所と症状によって,指の間などの皮がただれたりむけたりする「趾間(しかん)型」,水疱(すいほう)ができる「小水疱型」,足のウラが硬くなる「角質増殖型」の3タイプと,爪が冒されて変形する「つめ水虫」というように区分して治療薬を用いていた。外用治療薬として,殺菌作用のある硝酸スルコナゾール,硝酸ミコナゾール,硝酸オキシコナゾール,ビホナゾール,クロトリマゾール,トルナフテート,かゆみ・痛みを鎮めるクロタミトン,リドカイン,I−メントール,ジフェンヒドラミン,炎症を抑えるグリチルレチン酸ニカリウム,消毒を行うイソプロピルメチルフェノール,2次感染を防ぐ塩酸クロルヘキシジン,皮膚の荒れを改善する尿素などが使用されている。飲用の飲み薬としてグリセオフルビン,テルビナフィン等が使用されている。他に漢方薬,木酢,ハーブなどが使用されている。 発明が解決しようとする課題 従来の治療薬には,痛みを伴うものが多かった。長期間同様のものを使用した場合,菌が耐性学習を行い効果が衰える。薬剤の浸透力が弱いため角質増殖型は効きにくい。つめ水虫は,医師が処方する飲み薬でないと効かない。かぶれなどの副作用が出ることもある。など多くの課題があった。よって,痛みを感じない,耐性をさせない,浸透力に優れた,副作用を無くす治療を可能にする。 課題を解決するための手段 白癬菌のライフサイクルは,皮膚の一番外側の角質層に寄生して,冬場の低温で乾燥しているときは,休眠状態。春先から夏場にかけて,高温で湿度が高まると,増殖して患部を悪化させる。住みかの角質層は,外部の刺激や雑菌から体を守るために,たいへん強固にできているため,いったん住み着くとクスリが浸透しにくく,なかなか退治できない。生命力は,はがれ落ちた皮膚の破片の中でも生き続けるという執念深さ。他の生き物に置き換えてみると,毒蛇のマ厶シによく似ている。マムシを殺す方法としては,窒息させる方法がある。そこで,白癬菌を窒息させるには,どのよにすればよいか考察した結果,優れた機能を有した電解還元水に辿り着いた。一般的なアルカリイオン水といわれる電解還元水は,求める還元力に乏しく,還元力を長期間安定することが不可能であった。よって,現在まで,白癬菌の治療に登場しなかったことが裏付けられる。しかし,優れた機能を有した電解還元水の特徴は,酸化還元電位−310mV,溶存酸素ほぼゼロ,クラスター極小という驚くべき数値を示した。このことにより,実験を行ったところ,成分が水であるため,刺激による傷みをほとんど感じない。クラスターが極小のため浸透力が強く,硬い角質層の上からも巻爪で白く変色した爪にも,さすると同時に浸透が認められ,角質層と白変した爪には軟化が認められた。痛み・かゆみに関しては,患部に塗布すると短時間の内に改善される。還元水が浸透することで,奪酸素作用によって白癬菌を窒息死(耐性不可能)させ,活性水素の還元力で菌による酸化と活性酸素の発生を抑制する効果が発揮される。細胞の酸化を抑制する作用は,ヒフを黄泉がえさせ傷の治癒を早める効果がある。以上の結果から,痛みを感じない,耐性をさせない,浸透力に優れた,副作用を無くす治療を可能にするよいう課題が全て解決したことになる。よって,ようやくこの発明を完成させることができた。この発明に関わる水虫の治療に用いる電解還元水は,電気分解によって作り出された活性水素を有する電解還元水(1)を,白癬菌など真菌が足や手の表面等に感染して起きた水虫やタムシに対して直接塗布することで,菌の死滅と傷の治癒促進を同時に行う。なお,無添加なものとしては,実施例のようにしてもよいが,関わる薬剤,香料などの組み合わせとして,その他にも採用できるものがいろいろと考えられることはいうまでもない。 作用 水虫治療用電解還元水は,電解還元水(1)に含まれる活性水素の還元反応によって,酸素を奪う作用で白癬菌を窒息死させ,活性酸素を抑制する作用で余分な酸化を防ぎ,血行を良化し細胞の活性を促す作用で治癒を促進する。水分子が小さいため,毛細管現象促進作用で角質層などの硬い患部にも浸透し,効果を高める。成分が水であるため,刺激による痛みや副作用も無い。 実施例1 電気分解によって作り出された活性水素を有する電解還元水(1)を,白癬菌など真菌が手や足の表面等に感染して起きた水虫やタムシに対して,直接塗布することで,菌の死滅と傷の治癒促進を同時に行う外用治療法に用いる。 発明の効果 この発明に関わる水虫治療用電解還元水においては,従来の治療薬と決定的に違うところは,成分が「水」ということです。だから,使用される方の男女年齢,使用部位を問いません。無色透明,無臭,無刺激。水分子が非常に小さいため,速やかに吸収され還元反応を開始します。効果を示した例は,指の間などの皮がただれたりむけたりする「趾間(しかん)型」,水疱(すいほう)ができる「小水疱型」,足のウラが硬くなる「角質増殖型」の3タイプと,爪が冒されて変形する「つめ水虫」の各症状に対して,全てに効果的があった。水虫やタムシの原因菌である白癬菌は,非常に生命力が強く何処にでも存在している菌であるため,治癒しても再感染の確率が高い。その都度,劇薬を常用していたのでは,体に対して悪影響を及ぼす可能性も出てきます。最近ではセントラルヒーティングの普及,女性のストッキングやブーツの使用など、冬場でも温度差が無く湿度の高い環境が,水虫を一年中元気にしています。このような状態では体を守るために,効果的で痛みや副作用が無く安全性の高い治療法が求められます。また,電解還元水には,有機物の酸化を防ぐ防腐効果によって,優れた消臭効果及び防臭効果が得られるため,従来の治療薬・治療法とは格段の差が生じ,次元の異なるものとなる。様々な需要者の満足に十分応えることができるため販路が拡大する。 電気分解によって作り出された活性水素を有する電解還元水(1)を,白癬菌など真菌が手や足の表面等に感染して起きた水虫やタムシに対して,直接塗布することで,菌の死滅と傷の治癒促進を同時に行う水虫治療用電解還元水。 【目的】 電気分解によって作り出された活性水素を有する電解還元水(1)を,白癬菌など真菌が手や足の表面等に感染して起きた水虫やタムシに対して,直接塗布することで,菌の死滅と傷の治癒促進を同時に行う水虫治療用電解還元水。【構成】 水虫治療用電解還元水は,電解還元水(1)に含まれる活性水素の還元反応によって,酸素を奪う作用で白癬菌を窒息死させ,活性酸素を抑制する作用で酸化を防ぎ,血行を良化し細胞の活性を促すことで治癒を促進する。水分子が小さいため,毛細管現象促進作用で角質層などの硬い患部にも浸透し,効果を高める。成分が水であるため,刺激による痛みや副作用も無い。有機物の酸化を防ぐ防腐効果によって,消臭効果が得られる。安全で優れた効果の新しい水虫治療法。


ページのトップへ戻る

生命科学データベース横断検索へ戻る