タイトル: | 特許公報(B2)_薬物の経口投与用徐放性組成物 |
出願番号: | 2003362832 |
年次: | 2008 |
IPC分類: | A61K 9/22,A61K 31/366,A61K 31/4422,A61K 31/4439,A61K 31/64,A61K 45/00,A61K 47/36,A61K 47/38,A61P 3/06,A61P 3/10,A61P 5/38,A61P 9/04,A61P 9/12,A61P 11/06,A61P 11/10,A61P 21/02,A61P 25/20,A61P 29/00,A61P 31/04 |
禹 鐘守 池 文赫 JP 4177227 特許公報(B2) 20080829 2003362832 20031023 薬物の経口投与用徐放性組成物 ハンミ ファーム. シーオー., エルティーディー. 599139534 鈴江 武彦 100058479 河野 哲 100091351 中村 誠 100088683 蔵田 昌俊 100108855 峰 隆司 100075672 福原 淑弘 100109830 村松 貞男 100084618 橋本 良郎 100092196 禹 鐘守 池 文赫 KR 2002-064940 20021023 20081105 A61K 9/22 20060101AFI20081016BHJP A61K 31/366 20060101ALI20081016BHJP A61K 31/4422 20060101ALI20081016BHJP A61K 31/4439 20060101ALI20081016BHJP A61K 31/64 20060101ALI20081016BHJP A61K 45/00 20060101ALI20081016BHJP A61K 47/36 20060101ALI20081016BHJP A61K 47/38 20060101ALI20081016BHJP A61P 3/06 20060101ALI20081016BHJP A61P 3/10 20060101ALI20081016BHJP A61P 5/38 20060101ALI20081016BHJP A61P 9/04 20060101ALI20081016BHJP A61P 9/12 20060101ALI20081016BHJP A61P 11/06 20060101ALI20081016BHJP A61P 11/10 20060101ALI20081016BHJP A61P 21/02 20060101ALI20081016BHJP A61P 25/20 20060101ALI20081016BHJP A61P 29/00 20060101ALI20081016BHJP A61P 31/04 20060101ALI20081016BHJP JPA61K9/22A61K31/366A61K31/4422A61K31/4439A61K31/64A61K45/00A61K47/36A61K47/38A61P3/06A61P3/10A61P5/38A61P9/04A61P9/12A61P11/06A61P11/10A61P21/02A61P25/20A61P29/00A61P31/04 IPC A61K 31/00 〜 33/44 A61K 9/00 〜 9/72 A61K 47/00 〜 47/48 DB名 REGISTRY(STN) CA(STN) 米国特許第05128143(US,A) 国際公開第01/028517(WO,A1) 米国特許第05415872(US,A) 特表2002−531491(JP,A) 米国特許第06465014(US,B1) 米国特許第06270797(US,B1) 特開平06−001716(JP,A) 特表平11−507958(JP,A) 5 2004143175 20040520 12 20031023 福井 悟 本発明は、薬物、徐放化用の担体およびゲル水和促進剤を含む、24時間の間血中薬物の濃度を一定に保つことができる薬物の経口投与用徐放性組成物に関する。 薬物の生体内活性は、1回の投与ではその活性維持の期間が短いため、長期間薬物を投与する治療が必要な場合にはこれらの薬物を繰返して継続的に注射しなければならない。たとえば、高血圧の治療のためには、ニフェジピンのような薬物は1日に3回以上投与しなければならない。 したがって、24時間以上効果的な生体内薬物の濃度を保持できる徐放性製剤を開発するために多くの研究が行われてきた。たとえば、日本特開平6−1716号公報(1994.1.11公開;特許文献1)には、ヒドロキシプロピルメチルセルロースマトリックスを用いた固体分散製剤が、ヨーロッパ特許公開第521310A号公報(1993.1.7公開;特許文献2)には、水溶性ポリマーゲル化剤であるヒドロキシプロピルセルロースとヒドロキシプロピルメチルセルロースの製剤が開示されている。また、日本特開昭62−77335A号公報(1987.4.9公開;特許文献3)には、カルボキシビニルポリマーを用いたゲル層形成型徐放性製剤が、日本特開平3−169814号公報(1991.7.23公開;特許文献4)には、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドンおよびメチルセルロースのような水溶性ポリマーと微細結晶性セルロースのような水不溶性ポリマーを複合使用する製剤が、ヨーロッパ特許第274176号公報(1992.5.27公開;特許文献5)にはポリビニルピロリドンを用いた徐放性製剤が開示されている。しかし、これらの製剤は、製剤の外層にゲル層の膜を形成し、非ゲル化コア(non-gelated core)が残っているため、24時間の間一定の薬物放出濃度を保持できないという短所がある。 また、0次の一定な薬物放出パターンを示す浸透圧性放出調節製剤が報告されている(例えば、特許文献6〜8参照)。しかし、このような製剤の製造過程は非常に複雑であり、高コストである上に、製剤そのものに含有されている薬物がすべて生体利用されるのではないという問題がある(例えば、非特許文献1参照)。 本発明者らは、親水性媒質または水溶性媒質と接触時、24時間以上0次の一定な薬物放出速度を示すモノグリセリドゲル担体を用いて製造した薬物製剤を報告した(韓国特許第216624号(1999.5.31);特許文献9)。しかし、前記製剤は腐食型(erosion-type)であるため、胃腸管の収縮運動によって崩壊しやすいという問題がある。日本特開平6−1716号公報ヨーロッパ特許公開第521310A号公報日本特開昭62−77335A号公報日本特開平3−169814号公報ヨーロッパ特許第274176号公報米国特許第4765989A号米国特許第5208037A号公報米国特許第5019397A号公報韓国特許第216624号公報John S. Grundy及びRobert T. Foster著、1996年発行、Clin. Pharmacokinet, 30(1):pp28〜51 したがって、本発明の目的は、薬物を生体内(in vivo)に投与したとき、24時間以上0次の一定な薬物放出速度を保持し、胃腸管の運動にほとんど影響を受けない薬物の経口投与用徐放性組成物を提供することである。 本発明の一実施態様によって、本発明では、薬物、薬物の徐放化用の担体およびゲル水和促進剤を含む、薬物の経口投与用徐放性組成物が提供される。 本発明に係る薬物の経口投与用徐放性製剤は生体に投与したとき、薬物が24時間にわたって0次の反応速度で放出され、速いゲル水和によって非ゲル化コアを形成しないため、胃腸管の運動速度による溶出速度の違いを減少させることにより、生体内で薬物が一定の血中濃度で保持され得る。 以下、本発明をさらに詳細に説明する。 本発明の経口投与用徐放性組成物は薬物、薬物の徐放化用の担体およびゲル水和促進剤を含む。 担体としては、アルギン酸ナトリウムとキサンタンガムの混合物が、ゲル水和促進剤としてはヒドロキシプロピルメチルセルロースとアルギン酸プロピレングリコールの混合物が好ましい。 本発明の徐放性組成物は0次の薬物放出速度によって24時間以上一定した薬物の血中濃度を保つことができ、速いゲル水和によって非ゲル化コア(non-gelated core)を形成しないため、胃腸管運動速度によって影響されない。 本発明の組成物の成分をより詳しく説明すると次の通りである。 (i)薬理学的活性成分(薬物) 本発明の組成物のうち薬理学的活性成分は徐放性薬物製剤の対象薬物はすべて適用可能であり、その例としては、高血圧治療剤(ニフェジピン、ドキサゾシン、アモスルラロール、フェロジピン、レルカニジピン、ラシジピン、ニカルジピン、フォシノプリル、イミダプリル、クリザプリル、ペリンドプリル、リシノプリル、ロサルタン、イルベサルタン、カンデサルタン)、心臓血管系用薬剤(イスラジピン)、高脂血症治療剤(ロバスタチン、シンバスタチン)、非ステロイド性消炎剤、喘息治療剤、抗糖尿病薬(グリクラジド、グリメピリド、グリピジド)、鎮静剤、抗生剤、鎮痙剤、去痰剤、ステロイド類などを挙げることができ、特にニフェジピンが好ましい。 (ii)徐放化用担体 本発明の組成物の徐放化用担体としては、薬物の初期放出増加現象(initial burst effect)および薬物の放出量の変化を減らすために、アルギン酸ナトリウムとキサンタンガムが1:0.1〜10の混合比(重量/重量)、好ましくは1:0.2〜0.6の混合比(重量/重量)で混合された混合物が好ましい。 また、製剤の形状保持を向上するために、本発明では担体としてローカストビーンガムをさらに用いることができる。この際、アルギン酸ナトリウム:キサンタンガム:ローカストビーンガムの重量比は1:0.2〜10:0.1〜5、好ましくは1:1〜5:0.5〜3である。 (iii)ゲル水和促進剤 本発明の組成物に用いられるゲル水和促進剤は、製剤が水性媒質と接触時、非ゲル化コア(Non-gelated core)を形成することなく、一つの均質なゲル化コアを形成するに寄与する重要な成分である。本発明の組成物においてゲル水和促進剤としてはヒドロキシプロピルメチルセルロースとアルギン酸プロピレングリコールの混合物を用いることが好ましい。この際、ヒドロキシプロピルメチルセルロースは粘度が4,000〜100,000cpsのものが好ましい。ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよびアルギン酸プロピレングリコールの混合比(重量/重量)は1:0.05〜20の重量比、好ましくは1:0.1〜10の重量比で混合して使用してもよい。 本発明の組成物において薬物:徐放化用担体:ゲル水和促進剤の比率は1:3〜30:0.1〜15の重量比、好ましくは1:5〜25:0.5〜10の重量比である。 本発明の医薬組成物は経口投与の形態に製剤化されてもよい。経口投与用製剤としては、たとえば、錠剤、丸剤、硬質軟質カプセル剤、液剤、懸濁剤、乳化剤、シロップ剤、顆粒剤などがあるが、これらの製剤は有効成分以外に稀釈剤(例:ラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロースおよび/またはグリシン)、流動性を増加させるための滑沢剤(例:硬質無水珪酸、タルク、ステアリン酸およびその亜鉛、マグネシウムまたはカルシウム塩および/またはポリエチレングリコール)を含有している。錠剤はまたマグネシウムアルミニウムシリケート、澱粉ペイスト、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロースおよび/またはポリビニルピロリジン、ヒドロキシプロピルセルロースおよび/またはコポビドン(商品名:Kollidon VA64、製造元:BASF、ドイツ)のような結合剤を含有してもよく、場合に応じて、澱粉、寒天、アルギン酸またはそのナトリウム塩のような崩壊剤または沸騰混合物および/または吸収剤、着色剤、香味剤および甘美剤を含有してもよい。 前記組成物はさらに充填剤、防腐剤、抗酸化剤、安定化剤、香料、抗凝集剤、湿潤剤、香味剤、乳化剤などを含有してもよい。 本発明の医薬組成物は毎日投与してもよい。活性成分の通常の1日投与量は0.15〜2mg/kg体重であり、好ましくは0.5〜1.5mg/kg体重の範囲であり、1回または数回に分けて投与し得る。しかし、活性成分の実際投与量は治療する疾患、選択された投与経路、患者の年齢、性別および体重、および患者の症状を含む色々な関連因子を考慮して決定され、したがって、前記投与量は本発明の範囲を制限しない。 (実施例) 以下、本発明を下記実施例および試験例によってさらに詳細に説明する。ただし、これらは本発明を例示するためのものであり、本発明の範囲を制限しない。 また、下記固体混合物中の固体、液体中の液体、および液体中の固体に対して下記に与えられた百分率は、別に言及しない限り各々重量/重量、体積/体積および重量/体積に基づいたものである (実施例1〜21)錠剤の製造 下記表1のような成分比(単位:mg)を有するニフェジピン(製造元:Unique Chemicals、インド)、イスラジピン(製造元:Sun Pharm.、インド)、ロバスタチン(製造元:CKD Pharm.、韓国)、またはグリピジド(製造元:Sun Pharm.、インド)をアルギン酸ナトリウム(商品名:Keltone(登録商標)HVCR、Keltone(登録商標)LVF、Kelcosol(登録商標)、Kelset(登録商標)、製造元:ISP、USA)、キサンタンガム(商品名:Keltrol(登録商標)F、製造元:Kelco、USA)、ローカストビーンガム(Cesagum(登録商標)LN1、LR200、製造元:Cesalpinia, Italy)、アルギン酸プロピレングリコールエステル(商品名:Kelcoloid(登録商標)HVF、LVF、製造元:ISP、USA)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(商品名:Meltose 90SH、4,000SR、100,000SR、製造元:信越、日本)およびコポビドン(商品名:Kollidon VA64、製造元:BASF、ドイツ)とともに混合機に充填した後約30分間混合した。この混合物にステアリン酸マグネシウム、硬質無水珪酸粉末を第30号メッシュ篩に通して加えた後、5分間混合して容器に移した。得られた混合物を通常の圧力を用いて打錠機で打錠して薬物の徐放性製剤を製造した。 (比較例1〜4) 各組成比を下記表2のように変更したことを除いては、実施例1と同様な方法で比較錠剤を製造した。(試験例1)インビトロ(in vitro)放出試験 実施例1で製造された錠剤と従来技術に開示された製剤(韓国特許第216624号)に対して大韓薬典に記述された一般試験法のうち放出試験第2法(パドル法)に従って放出試験を行い、2時間、4時間、6時間、10時間、12時間、16時間、20時間および24時間の間放出されたニフェジピンの量を下記のような条件で液体クロマトグラフィー法に従って測定した。この際、すべての試験操作は薬物の分解を防ぐために長波長の光(λ>420nm)で行った。 −放出試験装置:Erweka DT80 −放出液:2時間の間pH1.2の人工胃液500mlに放出試験後2.25%ラウリル硫酸ナトリウム(Sodium Lauryl Sulfate,SLS)を含有する0.235M Na2HPO4溶液400mlを加え、残った22時間の間放出試験(全体放出液:pH6.8、1%SLS) −放出液の温度:37±0.5℃ −回転速度:50、100、150rpmの3つの条件 −カラム:μ−Bondapak C18(登録商標)(Waters) −移動相:アセトニトリル:水(55:45v/v) −流速:1.2ml/min −検出器:紫外吸光光度計(350nm) −注入量:20μl −放出量計算:累積放出量(cumulative release amount)で計算。 前記放出試験結果を図1(1(a):本発明の製剤および1(b):韓国特許第216624号)に示す。図1から、本発明の製剤は韓国特許第216624号に開示された製剤よりも攪拌速度による放出差が少なく、これから本発明の製剤は胃腸管運動による放出速度の違いが少なく、生体投与の際、一定かつ再現性のある放出パターンを示すことが分かる。 (試験例2)インビトロ(in vitro)放出試験 実施例4で製造された製剤を用いて前記試験例1と同様な方法でインビトロ放出試験を行い、その結果を図2に示す。図2から、薬物としてロバスタチンを用いた場合も薬物が24時間0次反応速度で一定に溶出することが分かる。 (試験例3)インビトロ放出試験 徐放化担体であるアルギン酸ナトリウムの量による薬物放出速度を観察するために、実施例6〜11で製造された製剤を用いて前記試験例1と同様な方法でインビトロ放出試験を行った。その結果を図3(3(a):薬物放出速度および3(b):薬物の放出遅延時間)に示す。図3から、アルギン酸ナトリウムの量が増加するほど薬物放出速度が比例して減少し、薬物放出遅延時間は長くなることが分かる。 (試験例4)インビトロ放出試験 徐放化担体であるアルギン酸ナトリウムの量による薬物放出速度を観察するために、実施例12〜14で製造された製剤を用いて前記試験例1と同様な方法で放出試験を行った。その結果を図4(4(a):薬物放出速度および4(b):薬物の放出遅延時間)に示す。図4から、キサンタンガムの量が増加するほど薬物放出速度が比例して減少し、薬物放出遅延時間は長くなることが分かる。 (試験例5)インビトロ放出試験 ゲル水和促進剤であるアルギン酸プロピレングリコールの量による薬物放出速度を観察するために、実施例15〜17で製造された製剤を用いて前記試験例1と同様な方法で放出試験を行った。その結果を図5(5(a):薬物放出速度および5(b):薬物の放出遅延時間)に示す。図5から、アルギン酸プロピレングリコールエステルの量が増加するほど薬物放出速度が比例的に増加し、また、薬物放出遅延時間は短くなることが分かる。 (試験例6)インビトロ放出試験 薬物放出速度が徐放化用担体の量によって変化するかを観察するために、実施例18と19で製造された製剤を用いて前記試験例1と同様な方法で放出試験を行い、その結果を図6(6(a):実施例18の製剤および6(b):実施例19の製剤)に示す。図6から、本発明に係る製剤は徐放化用担体の量にかかわらず、0次の薬物反応速度を保つことが分かる。すなわち、担体組成の混合比率が変化しない場合、製剤は一定の薬物放出速度を保持することが分かる。 (試験例7)インビトロ放出試験 担体としてローカストビーンガムを添加した場合の薬物放出速度の変化を観察するために、実施例20および21で製造された製剤を用いて前記試験例1と同様な方法で放出試験を行い、その結果を図7(7(a):実施例20の製剤および7(b):実施例21の製剤)に示す。図7(a)および7(b)から、徐放化用担体としてアルギン酸ナトリウム、キサンタンガムおよびローカストビーンガムを混合して用いる場合、優れた徐放性を有することが分かる。 (試験例8)インビトロ放出試験および非ゲル化コアとゲル化コアの形成比率の測定 本発明およびその他の製剤の放出速度を比較するために、実施例20および比較例1〜4で製造された製剤を用いて前記試験例1と同様な方法で放出試験を行った。その結果を図8(a)、(b)及び図9(c)、(d)(a:比較実施例1.b:比較実施例2、c:比較実施例3、およびd:比較実施例4)に示す。図8及び図9から分かるように、比較例1〜4で製造された製剤の時間によるインビトロ薬物放出様相は本発明のものと異なっている。すなわち、比較製剤は0次の薬物放出様相を示さなかった。 また、放出試験を開始してから4時間経過後、錠剤を取出してその断面を観察し、ゲル化コアと非ゲル化コアの比を測定し(K. N. Park, R. J. Mrsny, Controlled Drug Delivery, 18-23 (2000))、その結果を表3に示す。 前記表3から分かるように、ゲル化コアは比較例1〜4で製造された製剤に比べて本発明の製剤においてさらに多いことが分かる。インビトロ薬物放出量の経時変化を示すグラフであり、(a)は本発明による製剤、(b)は韓国特許第216624号による製剤による製剤である。本発明に係る製剤のインビトロ薬物放出量の経時変化を示すグラフ。(a)はアルギン酸ナトリウムの量による薬物放出速度を示すグラフ、(b)はアルギン酸ナトリウムの量による薬物放出遅延時間を示すグラフである。(a)はキサンタンガムの量による薬物放出速度を示すグラフ、(b)はキサンタンガムの量による薬物放出遅延時間を示すグラフである。(a)はプロピレングリコールエステルの量による薬物放出速度を示すグラフ、(b)はプロピレングリコールエステルの量による薬物放出遅延時間を示すグラフである。徐放化担体の量による薬物放出速度の変化を示すグラフであり、(a)は実施例18で製造された製剤、(b)は実施例19で製造された製剤である。ローカストビーンガムを製剤に添加した時に観察される薬物放出速度の変化を示すグラフであり、(a)は実施例20で製造された製剤、(b)は実施例前駆体21で製造された製剤である。本発明に係る徐放性製剤のインビトロ薬物放出量と比較製剤のインビトロ薬物放出量の経時変化を比較したグラフであり、(a)は比較製剤として比較例1で製造された製剤であり、(b)は比較例2で製造された製剤である。本発明に係る徐放性製剤のインビトロ薬物放出量と比較製剤のインビトロ薬物放出量の経時変化を比較したグラフであり、(c)は比較製剤として比較例3で製造された製剤、(d)は比較例4で製造された製剤である。 薬物、薬物の徐放化用担体およびゲル水和促進剤を含む薬物の経口投与用徐放性組成物において、薬物:徐放化用担体:ゲル水和促進剤の重量比が1:3〜30:0.1〜15の範囲であり、徐放化用担体が、アルギン酸ナトリウムとキサンタンガムとの、重量比が1:0.1〜10の混合物であり、ゲル水和促進剤が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースとアルギン酸プロピレングリコールエステルとの、重量比が1:0.05〜20の混合物である、薬物の経口投与用徐放性組成物。 担体がさらにローカストビーンガムを含む請求項1記載の組成物。 アルギン酸ナトリウム、キサンタンガムおよびローカストビーンガムの重量比が1:0.2〜10:0.1〜5である請求項2記載の組成物。 前記薬物が、高血圧治療剤、心臓血管系用薬剤、高脂血症治療剤、非ステロイド性消炎剤、喘息治療剤、抗糖尿病薬、鎮静剤、抗生剤、鎮痙剤、去痰剤、ステロイド類およびその混合物からなる群から選ばれる薬物である請求項1記載の組成物。 前記薬物が、ニフェジピン、イスラジピン、ロバスタチンおよびグリピジドからなる群から選ばれる薬物である請求項1記載の組成物。