生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_鎮痛・消炎の治療に用いる電解還元水
出願番号:2003357032
年次:2005
IPC分類:7,A61K35/02,A61K33/00,A61P3/00,A61P9/00,A61P21/02,A61P29/00,A61P39/06


特許情報キャッシュ

井上 愼二 JP 2005082593 公開特許公報(A) 20050331 2003357032 20030909 鎮痛・消炎の治療に用いる電解還元水 日本環境サイエンス株式会社 501288813 井上 愼二 7A61K35/02A61K33/00A61P3/00A61P9/00A61P21/02A61P29/00A61P39/06 JPA61K35/02A61K33/00A61P3/00A61P9/00A61P21/02A61P29/00A61P39/06 1 書面 5 4C086 4C087 4C086AA01 4C086HA01 4C086MA01 4C086MA04 4C086ZA08 4C086ZA94 4C086ZB11 4C086ZB21 4C087AA01 4C087BA01 4C087MA16 4C087MA52 4C087NA14 4C087ZA08 4C087ZA36 4C087ZA94 4C087ZB11 4C087ZC21 発明の詳細な説明 産業上の利用分野 この発明は,身体を動かす以上避けることのできない永遠のテーマである筋肉疲労からくる肩こり・腰痛・筋肉痛,軟部組織の損傷による打撲・打ち身等の痛みを和らげ,快復を早めるための手法として,細胞破壊を行う原因の活性酸素を電解還元水に含まれている活性水素と反応させて消去する新しい治療法。 外用薬として,代表的なものは痛みの症状によって,冷湿布・温湿布の使い分け。消炎・鎮痛剤としてサリチル酸メチル,サリチル酸グリコールなどを配合したもの。生薬系抗炎症・鎮痛剤としてオウバク,サンシシなどを配合したもの。強抗炎症・鎮痛剤としてインドメタシン,ピロキシカム,ケトプロフェン,フェルビナクなどを配合したもの。血行促進剤としてトウガラシエキス,ノニル酸ワニリルアミドなどを配合したもの。血管拡張剤としてビタミンE,セイヨウトチノミエキスなどを配合したもの。局所麻酔剤としてハッカ(Iーメントール),カンフル,チモールなどを配合したもの。 内服薬として,抗炎症・鎮痛剤としてエデンザミドなどを配合したもの。筋弛緩剤としてフェンプロパメート,メトカルバモールなどを配合したもの。生薬としてカッコンなどを配合したもの。抗炎症剤としてコンドロイチン硫酸ナトリウムなどを配合したもの。他にビタミン剤としてB1(チアミン),E(トコフェロール),オキソアミンなどを配合したもの等があった。 発明が解決しようとする課題 従来の治療薬による治療法では,アレルギーや使用部位制限等の細かな注意点が多く,誤って使用した場合など副作用の危険性を招く成分も使用されている。そこで,鎮痛・消炎効果が高く,アレルギーや使用上の部位を気にすることなく手軽に使用が可能で,すり傷程度の上からも安心して使用でき,副作用の心配を取り除くことを可能にする。 課題を解決するための手段 肩こり・腰痛・筋肉痛,軟部組織の損傷による打撲・打ち身等の痛みは,筋肉疲労による血行不良が原因。血行不良を引き起こすメカニズムは,運動のためのエネルギー作りの過程で,正常時だとブドウ糖は,酸素が豊富に供給されている限り,水と二酸化炭素に分解される過程でエネルギーを生産するが,酸素の供給が不十分であると,乳酸が生成され始める。筋肉内に乳酸が蓄積されることにより,乳酸が筋肉を萎縮硬化させて血管を圧迫し,血行不良を進行させるという図式となる。各種スポーツの運動中と,車の運転やデスクワークで長時間うつむいた姿勢を続けたときの首や肩の筋肉に同様の乳酸が蓄積される。筋肉の疲労・損傷具合によって乳酸は疲労物質を蓄積させ腫れる原因や痛みが増す原因となっている。同時に乳酸は筋肉を酸性化させ,大量に発生した活性酸素と併せて体をサビさせる最大の原因ともなっている。 従来の治療薬を検証した限りにおいては,筋肉疲労の原因であり,筋肉を酸性化にする乳酸は血行が促進されることで筋肉から消去されるため,血行促進剤,血管拡張剤,抗炎症・鎮痛剤や局所麻酔剤などが主であり,もう一つの,体をサビさせる最大の原因である『活性酸素』に対する抗酸化の外用治療薬が見あたらない。そこで抗活性酸素による外用治療法は実現できないかと挑戦した。 活性酸素の発生理由は,通常人間は呼吸によって酸素を取り入れて,食べ物などを燃焼させエネルギーに変えているが,このとき酸素の一部が変化して活性酸素が発生する。平常時では体内に取り込んだ酸素の約2%とされている。運動量(酸素消費量)に合わせて発生数は上昇する。活性酸素になった酸素はとても不安定な状態になっている。なぜなら普通の酸素が2個の電子ペアになっているのに対し,活性酸素は電子が1個欠けた危険な状態になっている。よって,活性酸素は他の電子を横取りしようとしたりして,次々と細胞を傷つけさまざまな病気を引き起こす最悪な原因としてみなされている。 筋肉疲労の新しい外用治療法として,ポイントとなる活性酸素を消去する手段についてさまざまと考察した。抗酸化活性を示す抗酸化活性物質には,ビタミンC(アスコルビン酸),ビタミンE,βカロチン,セレン(セレニウム),フラボノイド類(カテキン,ケルセチン),ポリフェノールなどがある。いずれも内服用には適するが,皮膚吸収性から考慮した場合には,吸収性が乏しいため外用治療には不向きであった。次に奇跡の水として紹介されたフランスのルルドの泉の水やドイツのノルデナウの洞窟の水に着目した。紹介には,天然水が活性水素反応を示し,活性酸素を消去する抗酸化作用をもつ還元水であるとなっていた。 活性水素は活性酸素と反応して水となり反応を停止するので活性酸素の理想的な消去剤となる可能性がある。活性水素を作り出す方法として,水はH+とOH−に弱く解離しているが,弱い電流により,H+は容易に還元されて活性水素Hになり,ついでに水素分子H2となる。この反応はOH−から酸素が発生する反応より容易に起こる。以上の内容から電気分解を行い還元水を求めたが,アルカリ域を示すpHが時間経過と共にダウン。天然物も同様のダウンを行い短命と判明。 副作用ゼロを求める都合上,活性酸素に反応する活性水素の安全性は魅力的であるため,天然の奇跡の水を越える還元水を目指した。ようやく特殊な電気分解を繰り返す内に誕生した納得のいく電解還元水を作り出すことができた。この電解還元水はアルカリ性金属等を用いることなくアルカリ性性質を示すpH12という「高いpH」を示し,常温密閉容器内で2年間以上の長期間維持を可能とする。ほぼ0(ゼロ)の「低い溶存酸素値」を示し,「極度に高い溶存水素値」を示す。マイナス310mVという「極度にマイナスの酸化還元電位値」を示し,「原子状水素(H)」の作用を示すSOD様活性が高い反応を示す。以上の項目が還元水として理想の内容数値であったことから,ようやくこの発明を完成させることができた。この発明に関わる鎮痛・消炎の治療に用いる電解還元水は,電気分解によって作り出された活性水素を有する電解還元水(1)を筋肉疲労からくる肩こり・腰痛・筋肉痛,軟部組織の損傷による打撲・打ち身等の鎮痛・消炎の外用治療法に用いる。なお,無添加なものとしては,実施例のようにしてもよいが,関わる薬剤,香料などの組み合わせとしてその他にも採用できるものがいろいろと考えられることはいうまでもない。 作用 鎮痛・消炎の治療に用いる電解還元水は,電解還元水(1)に含まれる活性水素の還元反応力によって,筋肉疲労・損傷時に大量に発生する余分な活性酸素を消去し,弱った筋肉細胞に水分補給を促し,血行の促進を助け,乳酸の除去を早め,鎮痛・消炎の効果を高める。 実施例1 電気分解によって作り出された活性水素を有する電解還元水(1)を筋肉疲労からくる肩こり・腰痛・筋肉痛,軟部組織の損傷による打撲・打ち身等の鎮痛・消炎の外用治療法に用いる。 発明の効果 この発明に関わる鎮痛・消炎の治療に用いる電解還元水において,従来の治療薬と決定的に違うところは,成分が「水」ということです。だから,使用される方の男女年齢,使用部位を問いません。無色透明,無臭,無刺激。水分子が非常に小さいため,速やかに吸収され還元反応を開始します。効果を示した例は,筋肉痛,肩こりに伴う肩の痛み,腰痛,指・手・手首・ひじの痛み,関節痛,打撲,捻挫など。特筆べき効果としては,濡れた大理石の上で横転した際に血がにじむほど思いっきり腰を打ち付けたが,すぐに電解還元水を塗布したところ,通常だと1ヶ月以上も青タンが残って仕方がない打ち身であったが,痛みも早急に癒えて,青あざができないままに完治した。カラオケで喉を痛めたが治りが早かった。ニキビに効いた。歯茎の痛みに効いた。水虫のカユミが取れた。等々,活性酸素が及ぼす疾病に対して,かなりの範囲で鎮痛・消炎効果が期待できます。 電気分解によって作り出された活性水素を有する電解還元水(1)を筋肉疲労からくる肩こり・腰痛・筋肉痛,軟部組織の損傷による打撲・打ち身等の鎮痛・消炎の外用治療法に用いる電解還元水。 【目的】 電気分解によって作り出された活性水素を有する電解還元水(1)を筋肉疲労からくる肩こり・腰痛・筋肉痛,軟部組織の損傷による打撲・打ち身等の鎮痛・消炎の外用治療法に用いる。【構成】 この発明は,身体を動かす以上避けることのできない永遠のテーマである筋肉疲労からくる肩こり・腰痛・筋肉痛,軟部組織の損傷による打撲・打ち身等の痛みを和らげ,快復を早めるための手法として,細胞破壊を行う原因の活性酸素を電解還元水に含まれている活性水素と反応させて消去する新しい治療法。


ページのトップへ戻る

生命科学データベース横断検索へ戻る