生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_α−グルコシダーゼ阻害剤
出願番号:2003339331
年次:2005
IPC分類:7,A61K35/78,A23L1/30,A61P3/02,A61P3/04,A61P3/10,A61P9/00,A61P17/14,A61P17/16,A61P25/18,A61P29/00,A61P43/00,C12N9/99,A23G3/00,A23G3/30,A23L2/38,A23L2/52


特許情報キャッシュ

坪井 誠 高橋 達治 JP 2005104891 公開特許公報(A) 20050421 2003339331 20030930 α−グルコシダーゼ阻害剤 一丸ファルコス株式会社 000119472 坪井 誠 高橋 達治 7A61K35/78A23L1/30A61P3/02A61P3/04A61P3/10A61P9/00A61P17/14A61P17/16A61P25/18A61P29/00A61P43/00C12N9/99A23G3/00A23G3/30A23L2/38A23L2/52 JPA61K35/78 CA23L1/30 BA61P3/02A61P3/04A61P3/10A61P9/00A61P17/14A61P17/16A61P25/18A61P29/00A61P43/00 107A61P43/00 111C12N9/99A23L2/00 FA23G3/00 101A23G3/30A23L2/38 C 3 OL 29 4B014 4B017 4B018 4C088 4B014GB06 4B014GB07 4B014GB08 4B014GB13 4B014GG17 4B014GK12 4B014GP10 4B017LC03 4B017LC04 4B017LG15 4B017LL09 4B017LP01 4B018LB01 4B018LB08 4B018LE01 4B018LE05 4B018MD61 4B018ME01 4B018ME02 4B018ME03 4B018MF01 4C088AB66 4C088AC01 4C088AC03 4C088AC04 4C088AC05 4C088AC06 4C088AC11 4C088AC13 4C088CA03 4C088CA05 4C088CA06 4C088CA07 4C088MA52 4C088NA14 4C088ZA18 4C088ZA36 4C088ZA70 4C088ZA89 4C088ZA92 4C088ZB11 4C088ZB22 4C088ZC20 4C088ZC21 4C088ZC35 本発明は、糖質吸収阻害に有用であるα-グルコシダーゼ阻害剤。更に、これを応用した糖尿病の予防・治療、ダイエット、痩身等に有効な組成物に関する。 ケーキなどの食品中に含まれる砂糖(ショ糖、シュクロース)は、小腸にてα-グルコシダーゼ等の二糖類分解酵素によってグルコースに分解され、吸収される。このようにα-グルコシダーゼは、体内で糖質の消化酵素として重要な役割を果たしており、これらの酵素活性が血糖値に影響を与える。よって、糖尿病や肥満の予防および治療において、これらの酵素活性を制御することは重要である。 糖尿病には、インスリン依存型糖尿病(I型糖尿病)とインスリン非依存型糖尿病(II型糖尿病)の2タイプがあるが、全体の90%は後者のタイプである。インスリン非依存型糖尿病(II型糖尿病)は、過栄養によるインスリンの作用不足(例えば組織におけるインスリン感受性低下、膵臓のインシュリン分泌不足等)による糖−脂質代謝の異常が原因といわれている。インスリン非依存型糖尿病(II型糖尿病)は、薬物による治療により、まずは食事療法、運動療法でコントロールすることが基本とされるが、そのように自己管理がなされていても必ずしも代謝異常が是正されるとは限らず、薬に依存しがちである。 ところが、薬剤には、投与による副作用や使用量に制限の問題がある。また、これらは単一化された物質の混合によるものがほとんどであるため、単一物質の副作用、さらには長期に亘る服用により起こる安全性の面からも問題になっている。 従来このような糖質の代謝異常を是正する植物由来の物質としては、マオウ(特許文献1参照)、タマリンド種子(特許文献2参照)、シソ(特許文献3参照)などから得られる抽出物が知られている。これらの植物由来抽出物は、安全性の面から食品、医薬品等に応用しやすくするため、有効成分等について研究が行なわれている。特開平09−2963特開平09−291039特開2000−102383 本発明では、α-グルコシダーゼ阻害作用が強く、シュークロースの吸収により引き起こされる血糖値の上昇を抑制し、且つ生体に対して安全であり、日常的に摂取することの可能な、糖尿病予防・治療用組成物並びにダイエット用飲食品を提供することを課題とする。 このような背景の下、本発明者らは、アマチャ抽出物にα-グルコシダーゼに対する強い阻害効果があることを見出し本発明を完成するに至った。 更に、上記α-グルコシダーゼ阻害剤を含有することにより優れた糖尿病予防・治療用組成物を提供するに至った。 並びに、上記α-グルコシダーゼ阻害剤を含有することにより優れたダイエット用飲食品を提供するに至った。 本発明品のアマチャ抽出物はα-グルコシダーゼの酵素活性を阻害し、糖質の吸収を効果的に抑制することが出来る。また、本発明品を含有する糖尿病予防・治療用組成物は、糖質の吸収による血糖値の上昇を緩やかにするため、糖尿病や肥満の予防・治療に極めて有効である。更に本発明品を含有するダイエット用飲食品は、糖質の吸収が抑制されるため優れた痩身効果を有する。さらに、本発明は、日本特有の食品である甘茶であり、安全性が高く、副作用の心配がない。 本発明で使用する「アマチャ、生薬名:甘茶」とは、ユキノシタ科(Saxifragaceae)、アジサイ属(Hydrangea)の植物:アマチャ Hydrangea serrata Seringevar. thunbergii Sugimoto(=H.macrophylla Seringe var. thunbergii Makino)であり、花、花穂、果皮、果実、茎、葉、枝、枝葉、幹、樹皮、根茎、根皮、根、種子又は全草を用いることができるが、好適には葉及び/又は枝先を用いる。その他、ヤマアジサイ、アマギアマチャ、コアマチャ、オオアマチャなどを用いることもできる。更に、これらアマチャの葉を発酵させたものも用いることができる。また、一般的に市販されている甘茶を用いることもできる。 抽出溶媒としては、水、アルコール類(例えば、無水エタノール、エタノール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコールなど)、アセトンなどのケトン類、ジエチルエーテル、ジオキサン、酢酸エチルエステルなどのエステル類などの有機溶媒を、単独又は2種類以上の混液を任意に組み合わせて使用することができ、又、各々の溶媒抽出物が組み合わされた状態でも使用できる。 尚、製造方法は特に制限されるものはないが、通常、常温、常圧下での溶媒の沸点の範囲であれば良く、抽出後は濾過又はイオン交換樹脂を用い、吸着・脱色・精製して溶液状、ペースト状、ゲル状、粉末状とすれば良い。更に多くの場合は、そのままの状態で利用できるが、必要ならば、その効果に影響のない範囲で更に脱臭、脱色等の精製処理を加えても良く、脱臭・脱色等の精製処理手段としては、活性炭カラム等を用いれば良く、抽出物質により一般的に適用される通常の手段を任意に選択して行えば良い。 本発明によるα-グルコシダーゼ阻害剤におけるアマチャ抽出物の含有濃度は、固形分として0.01〜100質量%程度(以下、%で表わす)、好ましくは0.5〜50%程度含有していると使用性および良好な効果が得られる。 本発明品である糖尿病予防・治療用組成物は、インスリン非依存型糖尿病(II型糖尿病)の予防に適する。例えば、糖尿病予防剤として軟・硬カプセル剤または錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤の形態で経口投与することが出来る。 本発明品であるダイエット用飲食品としては、例えば、菓子類(ガム、キャンデー、キャラメル、チョコレート、クッキー、スナック、ゼリー、グミ、錠菓等)、麺類(そば、うどん、ラーメン等)、乳製品(ミルク、アイスクリーム、ヨーグルト等)、調味料(味噌、醤油等)スープ類、飲料(ジュース、コーヒー、紅茶、茶、炭酸飲料、スポーツ飲料等)をはじめとする一般食品や、健康食品(錠剤、カプセル等)、栄養補助食品(栄養ドリンク等)が挙げられる。また、インスタント食品に添加してもよい。本発明品であるアマチャ抽出物を粉末セルロースと共にスプレードライまたは凍結乾燥したものを、粉末、顆粒、打錠、溶液等にすることで容易に飲食品に含有させることができる。 本発明による糖尿病予防・治療用組成物並びに、ダイエット用飲食品におけるアマチャ抽出物の含有濃度は、固形分として0.001〜100質量%程度(以下、%で表わす)、好ましくは0.5〜50%程度含有していると使用性および良好な効果が得られる。 尚、本発明において得られるα-グルコシダーゼ阻害剤、更にこれを配合した糖尿病予防・治療用組成物並びにダイエット用飲食品は、本発明の効果を損なわない範囲内で、飲食品類等に使用される成分や添加剤を併用して製造することができる。 以下、製造例を示し本発明をより詳しく説明する。但し、本発明はこれらに限定されるものではない。(製造例1)アマチャの葉及び枝先の発酵物100gを精製水1Lにて約1時間加温抽出し、濾過して抽出液を約1.0kg得る。これを濃縮,乾燥し抽出乾燥粉末を約20gを得た。(製造例2)アマチャの葉及び枝先の発酵物100gを50%エタノール溶液1Lにて約1時間加熱抽出し、濾過して抽出液を約1.0kg得る。エバポレーターにて抽出溶媒を留去させ、抽出乾燥粉末約17gを得た。(製造例3)アマチャの葉及び枝先の乾燥物100gをエタノール溶液1Lにて約1時間加熱抽出し、濾過して抽出液を約1.0kg得る。エバポレーターにて抽出溶媒を留去させ、抽出乾燥粉末約15gを得た。(製造例4)アマチャの葉及び枝先の乾燥物100gを精製水1Lに室温で3昼夜浸漬し、ろ過して抽出液(乾燥固形分約0.7%)を約1.0kg得る。(製造例5)アマチャの葉及び枝先の発酵物100gを50%エタノール溶液に漬浸し、室温にて3昼夜抽出した後、ろ過して抽出液を約3.6kg得る。エバポレーターにて抽出溶媒を留去させ、抽出乾燥粉末約18gを得た。(製造例6)アマチャの葉及び枝先の発酵物100gをエタノール溶液1Lに浸漬し、室温にて3昼夜抽出した後、濾過して抽出液を約1.0kg得る。エバポレーターにて抽出溶媒を留去させ、抽出乾燥粉末約16gを得た。〈試験1〉α-グルコシダーゼ阻害作用 下記の測定方法により、本発明品のα-グルコシダーゼの阻害活性(%)を求めた。《試料》 検体溶液として、製造例1,2,5によって得られた本発明品をそれぞれ30,3,1.5mg/mLとなるよう精製水で調整し、試験に供した。また、標準溶液として精製水を用いた。《方法》 α-グルコシダーゼ液は、市販のSaccharomyces sp.由来のα-グルコシダーゼ(EC3.2.1.20)にpH6.0リン酸緩衝液を加えて溶解し、調整した。グルコース含量の測定はグルコースBテストワコー(和光純薬製)の試薬を用いた。 試験管に2%シュクロース溶液0.2mL、試料0.2mLを加え、酵素α-グルコシダーゼ液0.2mL加えた後、37℃のウォーターバス中で30分反応した。反応液を沸騰水中に10分間置き酵素を失活させ、澄明上澄み液のグルコース含量を測定した。澄明上澄み液20μLに発色試液3mL加え、37℃のウォーターバス中で20分反応した。505nmの吸光度を測定し、酵素反応量とした。α-グルコシダーゼ阻害活性は数1により求めた。図1〜3はその結果である。〈数1〉阻害活性(%)=(標準の酵素反応量−検体添加の酵素反応量)/標準の酵素反応量×100《結果》 図1〜3より、本発明品にはα-グルコシダーゼの阻害活性が非常に強く見られた。製造例1についてα-グルコシダーゼに対するIC50(50%阻害濃度)を求めたところ、0.62mg/mLであった。〈試験2〉ヒトへの糖負荷試験 本発明品の体内における糖質の吸収阻害作用を以下の条件で試験した。《試料》 製造例1の本発明品を試験に供した。《方法》 24歳女性を対象とし、シュクロース投与後の血糖値の変化を調べた。本発明品であるアマチャ抽出物400mg摂取5分後、シュクロース50gを摂取し、血糖値を測定した。シュクロース投与前、投与30分後、投与60分後、投与90分後、投与120分後に血糖自己測定器にて血糖値を測定した。対照として、シュクロース50g摂取後の血糖値を測定した。結果を図2に示す。《結果》 図2に示すように、コントロールでは、60分経過までに血糖値が急に上昇するのに対し本発明品を投与したものは、血糖値の上昇が緩やかになった。これは、本発明品であるアマチャ抽出物がα-グルコシダーゼの酵素活性を阻害し、糖質の分解反応を遅らせるためと考えられる。各種飲食品の処方例 本発明によるα-グルコシダーゼ阻害剤は、つぎの処方により飲食品に配合することができる。本発明はこれらの処方例に限定されるものではない。処方例1:ソフトカプセル 質量% 1.玄米胚芽油 87.O 2.乳化剤 12.0 3.製造例4の本発明品 1.0処方例2:清涼飲料 質量% 1.果糖ブドウ糖液糖 30.0 2.乳化剤 0.5 3.A:製造例1の本発明品 B:製造例2の本発明品 C:製造例3の本発明品 D:製造例5の本発明品 E:製造例6の本発明品 ※A〜E何れか1種 0.05 4.香料 微量 5.精製水 残余処方例3:清涼飲料 質量% 1.難消化デキストリン 1.0 2.乳化剤 0.5 3.製造例4の本発明品 1.0 4.香料 微量 5.精製水 残余処方例4:錠剤 質量% 1.乳糖 54.0 2.結晶セルロース 30.0 3.澱粉分解物 10.0 4.グリセリン脂肪酸エステル 5.0 5.製造例1の本発明品 1.0処方例5:錠菓 質量% 1.砂糖 76.5 2.グルコース 19.0 3.ショ糖脂肪酸エステル 0.2 4.A:製造例1の本発明品 B:製造例2の本発明品 C:製造例3の本発明品 D:製造例5の本発明品 E:製造例6の本発明品 ※A〜E何れか1種 0.5 5.精製水 3.9処方例6:チューインガム 質量% 1.砂糖 53.0 2.ガムベース 20.0 3.グルコース 10.0 4.水あめ 16.0 5.香料 0.5 6.製造例5の本発明品 0.5処方例7:グミ 質量% 1.還元水あめ 40.0 2.グラニュー糖 20.0 3.ブドウ糖 20.0 4.ゼラチン 4.7 5.水 9.68 6.ウメ果汁 4.0 7.ウメフレーバー 0.6 8.色素 0.02 9.製造例2の本発明品 1.0処方例8:キャンディー 質量% 1.砂糖 50.0 2.水あめ 33.0 3.水 14.4 4.有機酸 2.0 5.香料 0.1 6.製造例1の本発明品 0.5本発明品である製造例1のα-グルコシダーゼ阻害効果を示すグラフである。本発明品である製造例1のα-グルコシダーゼ阻害効果を示すグラフである。本発明品である製造例1のα-グルコシダーゼ阻害効果を示すグラフである。本発明品のヒトへの糖負荷試験結果を示すグラフである。アマチャ抽出物を含有することを特徴とするα-グルコシダーゼ阻害剤。請求項第1項記載のα-グルコシダーゼ阻害剤を含有することを特徴とする糖尿病予防・治療用組成物。請求項第1項記載のα-グルコシダーゼ阻害剤を含有することを特徴とするダイエット用飲食品。 【課題】α-グルコシダーゼ阻害作用が強く、シュークロースの吸収により引き起こされる血糖値の上昇を抑制し、且つ生体に対して安全であり、日常的に摂取することの可能な、糖尿病予防・治療用組成物並びにダイエット用飲食品を提供する。 【解決手段】アマチャ抽出物を含有するα-グルコシダーゼ阻害剤、またこれを含有する糖尿病予防・治療用組成物,ダイエット用飲食品を提供する。 【効果】本発明品はα-グルコシダーゼの酵素活性を阻害し、糖質の吸収を効果的に抑制することが出来る。また、本発明品を含有する糖尿病予防・治療用組成物は、糖質の吸収による血糖値の上昇を緩やかにするため、糖尿病や肥満の予防・治療に極めて有効である。更に本発明品を含有するダイエット用飲食品は、糖質の吸収が抑制されるため優れた痩身効果を有する。20030930A16330全文3 本発明は、糖質吸収阻害に有用であるα-グルコシダーゼ阻害剤。更に、これを応用した糖尿病の予防・治療、ダイエット、痩身等に有効な組成物に関する。 ケーキなどの食品中に含まれる砂糖(ショ糖、シュクロース)は、小腸にてα-グルコシダーゼ等の二糖類分解酵素によってグルコースに分解され、吸収される。このようにα-グルコシダーゼは、体内で糖質の消化酵素として重要な役割を果たしており、これらの酵素活性が血糖値に影響を与える。よって、糖尿病や肥満の予防および治療において、これらの酵素活性を制御することは重要である。 糖尿病には、インスリン依存型糖尿病(I型糖尿病)とインスリン非依存型糖尿病(II型糖尿病)の2タイプがあるが、全体の90%は後者のタイプである。インスリン非依存型糖尿病(II型糖尿病)は、過栄養によるインスリンの作用不足(例えば組織におけるインスリン感受性低下、膵臓のインシュリン分泌不足等)による糖−脂質代謝の異常が原因といわれている。インスリン非依存型糖尿病(II型糖尿病)は、薬物による治療により、まずは食事療法、運動療法でコントロールすることが基本とされるが、そのように自己管理がなされていても必ずしも代謝異常が是正されるとは限らず、薬に依存しがちである。 ところが、薬剤には、投与による副作用や使用量に制限の問題がある。また、これらは単一化された物質の混合によるものがほとんどであるため、単一物質の副作用、さらには長期に亘る服用により起こる安全性の面からも問題になっている。 従来このような糖質の代謝異常を是正する植物由来の物質としては、マオウ(特許文献1参照)、タマリンド種子(特許文献2参照)、シソ(特許文献3参照)などから得られる抽出物が知られている。これらの植物由来抽出物は、安全性の面から食品、医薬品等に応用しやすくするため、有効成分等について研究が行なわれている。特開平09−2963特開平09−291039特開2000−102383 本発明では、α-グルコシダーゼ阻害作用が強く、シュークロースの吸収により引き起こされる血糖値の上昇を抑制し、且つ生体に対して安全であり、日常的に摂取することの可能な、糖尿病予防・治療用組成物並びにダイエット用飲食品を提供することを課題とする。 このような背景の下、本発明者らは、アマチャ抽出物にα-グルコシダーゼに対する強い阻害効果があることを見出し本発明を完成するに至った。 更に、上記α-グルコシダーゼ阻害剤を含有することにより優れた糖尿病予防・治療用組成物を提供するに至った。 並びに、上記α-グルコシダーゼ阻害剤を含有することにより優れたダイエット用飲食品を提供するに至った。 本発明品のアマチャ抽出物はα-グルコシダーゼの酵素活性を阻害し、糖質の吸収を効果的に抑制することが出来る。また、本発明品を含有する糖尿病予防・治療用組成物は、糖質の吸収による血糖値の上昇を緩やかにするため、糖尿病や肥満の予防・治療に極めて有効である。更に本発明品を含有するダイエット用飲食品は、糖質の吸収が抑制されるため優れた痩身効果を有する。さらに、本発明は、日本特有の食品である甘茶であり、安全性が高く、副作用の心配がない。 本発明で使用する「アマチャ、生薬名:甘茶」とは、ユキノシタ科(Saxifragaceae)、アジサイ属(Hydrangea)の植物:アマチャ Hydrangea serrata Seringevar. thunbergii Sugimoto(=H.macrophylla Seringe var. thunbergii Makino)であり、花、花穂、果皮、果実、茎、葉、枝、枝葉、幹、樹皮、根茎、根皮、根、種子又は全草を用いることができるが、好適には葉及び/又は枝先を用いる。その他、ヤマアジサイ、アマギアマチャ、コアマチャ、オオアマチャなどを用いることもできる。更に、これらアマチャの葉を発酵させたものも用いることができる。また、一般的に市販されている甘茶を用いることもできる。 抽出溶媒としては、水、アルコール類(例えば、無水エタノール、エタノール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコールなど)、アセトンなどのケトン類、ジエチルエーテル、ジオキサン、酢酸エチルエステルなどのエステル類などの有機溶媒を、単独又は2種類以上の混液を任意に組み合わせて使用することができ、又、各々の溶媒抽出物が組み合わされた状態でも使用できる。 尚、製造方法は特に制限されるものはないが、通常、常温、常圧下での溶媒の沸点の範囲であれば良く、抽出後は濾過又はイオン交換樹脂を用い、吸着・脱色・精製して溶液状、ペースト状、ゲル状、粉末状とすれば良い。更に多くの場合は、そのままの状態で利用できるが、必要ならば、その効果に影響のない範囲で更に脱臭、脱色等の精製処理を加えても良く、脱臭・脱色等の精製処理手段としては、活性炭カラム等を用いれば良く、抽出物質により一般的に適用される通常の手段を任意に選択して行えば良い。 本発明によるα-グルコシダーゼ阻害剤におけるアマチャ抽出物の含有濃度は、固形分として0.01〜100質量%程度(以下、%で表わす)、好ましくは0.5〜50%程度含有していると使用性および良好な効果が得られる。 本発明品である糖尿病予防・治療用組成物は、インスリン非依存型糖尿病(II型糖尿病)の予防に適する。例えば、糖尿病予防剤として軟・硬カプセル剤または錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤の形態で経口投与することが出来る。 本発明品であるダイエット用飲食品としては、例えば、菓子類(ガム、キャンデー、キャラメル、チョコレート、クッキー、スナック、ゼリー、グミ、錠菓等)、麺類(そば、うどん、ラーメン等)、乳製品(ミルク、アイスクリーム、ヨーグルト等)、調味料(味噌、醤油等)スープ類、飲料(ジュース、コーヒー、紅茶、茶、炭酸飲料、スポーツ飲料等)をはじめとする一般食品や、健康食品(錠剤、カプセル等)、栄養補助食品(栄養ドリンク等)が挙げられる。また、インスタント食品に添加してもよい。本発明品であるアマチャ抽出物を粉末セルロースと共にスプレードライまたは凍結乾燥したものを、粉末、顆粒、打錠、溶液等にすることで容易に飲食品に含有させることができる。 本発明による糖尿病予防・治療用組成物並びに、ダイエット用飲食品におけるアマチャ抽出物の含有濃度は、固形分として0.001〜100質量%程度(以下、%で表わす)、好ましくは0.5〜50%程度含有していると使用性および良好な効果が得られる。 尚、本発明において得られるα-グルコシダーゼ阻害剤、更にこれを配合した糖尿病予防・治療用組成物並びにダイエット用飲食品は、本発明の効果を損なわない範囲内で、飲食品類等に使用される成分や添加剤を併用して製造することができる。例えば、下記に例示する成分や添加剤を任意に選択・併用して製造することができ、製剤中への含有量は特に規定しないが、通常0.0001〜50%が好ましい。(1)各種油脂類 アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂脂肪酸、ククイナッツ油、サフラワー油、シア脂、液状シア脂、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミンク油、卵黄油、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、牛脂、豚脂、スクワレン、スクワラン、プリスタン又はこれら油脂類の水素添加物(硬化油等)等。(2)ロウ類 ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウ、ライスワックス等。(3)鉱物油 流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタンワックス等。(4)脂肪酸類 ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、12-ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油、ラノリン脂肪酸等の天然脂肪酸、イソノナン酸、カプロン酸、2-エチルブタン酸、イソペンタン酸、2-メチルペンタン酸、2-エチルヘキサン酸、イソペンタン酸等の合成脂肪酸。(5)アルコール類 エタノール、イソピロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、フェノキシエタノール等の天然アルコール、2-ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール等の合成アルコール。(6)多価アルコール類 酸化エチレン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコール、酸化プロピレン、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ペンチルグリコール、グリセリン、ペンタエリトリトール、トレイトール、アラビトール、キシリトール、リビトール、ガラクチトール、ソルビトール、マンニトール、ラクチトール、マルチトール等。(7)エステル類 ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール等。(8)金属セッケン類 ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等。(9)ガム質、糖類又は水溶性高分子化合物 アラビアゴム、ベンゾインゴム、ダンマルゴム、グアヤク脂、アイルランド苔、カラヤゴム、トラガントゴム、キャロブゴム、クインシード、寒天、カゼイン、乳糖、果糖、ショ糖又はそのエステル、トレハロース又はその誘導体、デキストリン、ゼラチン、ペクチン、デンプン、カラギーナン、カルボキシメチルキチン又はキトサン、エチレンオキサイド等のアルキレン(C2〜C4)オキサイドが付加されたヒドロキシアルキル(C2〜C4)キチン又はキトサン、低分子キチン又はキトサン、キトサン塩、硫酸化キチン又はキトサン、リン酸化キチン又はキトサン、アルギン酸又はその塩、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸又はその塩、ヘパリン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイド又はその架橋重合物、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミン等。(10)界面活性剤 アニオン界面活性剤(アルキルカルボン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(アルキルアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤:カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型、ベタイン型)、硫酸エステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エステル型両性界面活性剤、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤、エーテルエステル型非イオン界面活性剤、エステル型非イオン界面活性剤、ブロックポリマー型非イオン界面活性剤、含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活性剤、タンパク質加水分解物の誘導体、高分子界面活性剤、チタン・ケイ素を含む界面活性剤、フッ化炭素系界面活性剤)等。(11)各種ビタミン類 ビタミンA群:レチノール、レチナール(ビタミンA1)、デヒドロレチナール(ビタミンA2)、カロチン、リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群:チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチン類、コリン、イノシトール類、ビタミンC群:ビタミンC酸又はその誘導体、ビタミンD群:エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビタミンD3)、ジヒドロタキステロール、ビタミンE群:ビタミンE又はその誘導体、ユビキノン類、ビタミンK群:フィトナジオン(ビタミンK1)、メナキノン(ビタミンK2)、メナジオン(ビタミンK3)、メナジオール(ビタミンK4)、その他、必須脂肪酸(ビタミンF)、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロット酸、ビタミンP類(ルチン、エリオシトリン、ヘスペリジン)、ビタミンU等。(12)各種アミノ酸類 バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジン等や、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、或いはピロリドンカルボン酸のごときアミノ酸誘導体等。(13)植物又は動物系原料由来の種々の添加物 これらは、添加しようとする製品種別、形態に応じて常法的に行われる加工(例えば、粉砕、製粉、洗浄、加水分解、醗酵、精製、圧搾、抽出、分画、ろ過、乾燥、粉末化、造粒、溶解、滅菌、pH調整、脱臭、脱色等を任意に選択、組合わせた処理)を行い、各種の素材から任意に選択して供すれば良い。 尚、抽出に用いる溶媒については、供する製品の使用目的、種類、或いは後に行う加工処理等を考慮した上で選択すれば良いが、通常では、水、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブタノール、ペンタンジオール等の低級アルコール或いは含水低級アルコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール或いは含水多価アルコール、アセトン、酢酸エチル等の各種有機溶媒の中から選ばれる1種若しくは2種以上の混液を用いるのが望ましい。但し、用途により有機溶媒の含有が好ましくない場合においては、水のみを使用したり、あるいは抽出後に除去しやすいエタノールを採用し、単独又は水との任意の混液で用いたりすれば良く、又、搾取抽出したものでも良い。 尚、植物又は動物系原料由来の添加物を、全身用又は局所用の外用剤、化粧品類に供する場合、皮膚や頭髪の保護をはじめ、保湿、感触・風合いの改善、柔軟性の付与、刺激の緩和、芳香によるストレスの緩和、細胞賦活(細胞老化防止)、炎症の抑制、肌質・髪質の改善、肌荒れ防止及びその改善、発毛、育毛、脱毛防止、光沢の付与、清浄効果、疲労の緩和、血流促進、温浴効果等の美容的効果のほか、香付け、消臭、増粘、防腐、緩衝等の効果も期待できる。 又、飲食品においては、栄養補給、疲労回復、強壮、細胞賦活(細胞老化防止)等の健身並びに美容的効果をはじめ、味覚の改善、色調や芳香、光沢の付与、安定化、増粘、防腐等の目的で使用することができる。更にこの他にも、これまでに知られている各原料素材の様々な美容的、薬剤的効果を期待し、これらを組合わせることによって目的とする効果の増進を図ったり、或いは多機能的な効果を期待した製品とすることも可能である。 原料とする具体的な植物(生薬)としては、例えば、アーモンド(へん桃)、アイ(藍葉)、アオカズラ(清風藤)、アオキ(青木)、アオギリ又はケナシアオギリ(梧桐)、アオツヅラフジ(木防巳)、アオテンマ、アカシア、アカショウマ(赤升麻)、アカスグリ「果実」、アカツメクサ、アカブドウ、アカミノキ(ログウッド)、アカメガシワ(赤芽柏)、アカミノアカネ又はセイヨウアカネ又はアカネ(茜草根)、アカヤジオウ又はジオウ(地黄)、アギ(阿魏)、アキカラマツ、アキニレ(榔楡皮)、アグアイー・グァスー、アグアヘ(オオミテングヤシ)、アケビ(木通)、アサ(麻子仁)、マルバアサガオ又はアサガオ(牽牛子)、アジサイ(紫陽花)、アシタバ(明日葉)、アズキ(赤小豆)、アスナロ、アセロラ、アセンヤク(阿仙薬)、アチラ(ショクヨウカンナ)、アニス、アビウ、アビウラーナ、アブラナ、アベマキ「果実」、アボカド、アマ、アマチャヅル、アマドコロ(玉竹)、アマナ(光慈姑)、アマランサス(ヒユ、ハゲイトウ、ヒモゲイトウ、センニンコク、スギモリゲイトウ、ホソアオゲイトウ、アオゲイトウ、ハリビユ、アオスズラン、アマラントウス・ヒポコンドリアクス)、アミガサユリ又はバイモ(貝母)、アリストロメリア(ユリズイセン)、アルカナ(アルカンナ)、アルガローボ(キャベ)、アルテア、アルニカ、アルピニア又はカツマダイ(ソウズク)、アロエ(蘆薈)、アロエベラ、アンジェリカ、アンズ又はホンアンズ(杏仁)、アンソッコウ(安息香)、イエローサポテ、イガコウゾリナ(地胆頭)、イカリソウ又はヤチマタイカリソウ(インヨウカク)、イグサ(灯心草)、イタドリ(虎杖根)、イチイ(一位)、イチゴ、イチジク(無花果「果実、葉」)、イチハツ(一初)、イチビ(冬葵子)、イチヤクソウ(一薬草)、イチョウ(銀杏「種子、葉」)、イトヒメハギ(遠志)、イナゴマメ、イヌナズナ(テイレキシ)、イヌビユ(ホナガイヌビユ)、イネ「種子、種皮」、イノンド「種子」、イブキジャコウソウ、イラクサ、イランイラン、イワタバコ(岩萵苣)、イワヒバ又はイワマツ(巻柏)、インゲンマメ、ウーロン茶、ウイキョウ(茴香)、ウィート(チブサノキ)、ウキヤガラ(三稜)、ウグイスカグラ「果実」、ヒメウイキョウ、ウコン(鬱金)、ウキクサ(浮萍)、ウスバサイシン又はケイリンサイシン又はオウシュウサイシン(細辛)、ウスベニアオイ、ウスベニタチアオイ、ウチョウラン、ウツボグサ(夏枯草)、ウド又はシシウド(羌活、独活、唐独活)、ウニャデガト(ウンカリア、キャッツクロー)、ウバ茶、ウメ(烏梅「種子、果肉」)、ウラジロガシ、ウワウルシ(クサコケモモ)、ウンシュウミカン(陳皮)、ウンボク、エストラゴン、エゾウコギ(蝦夷五加)、エゾスズラン、エチナシ(ホソバムラサキバレンギク)、エニシダ、エノキタケ(榎茸)、エビスグサ又はカッシア・トーラ(決明子)、エルカンプレ、エルダーベリー「果実」、エレミ、エリンギィ又はプレロータスエリンジ、エンジュ(槐花、槐花米)、エンドウ、オウギ又はキバナオウギ(黄耆)、ナルコユリ又はカギクルマバナルコユリ(黄精)、オウヒササノユキ又はササノユキ、オウレン(黄連)、オオガタホウケン、オオカラスウリ(カロコン)、オオグルマ(土木香)、オオツヅラフジ(防己)、オオバコ(車前子、車前草)、オオバナアザミ(祁州漏芦、白頭翁)、オオハシバミ(榛子)、オオハシラサボテン、オオバナオケラ又はオケラ(白朮)、オオバナサルスベリ(バナバ)、オオバヤシャブシ「果実」、オオヒラタケ、オオホシグサ(穀精草)、オオミアカテツ、オオミサンザシ又はサンザシ(山査子)、オオミヤシ、オオムギ(大麦)、オカ、オカゼリ(蛇床子)、オクラ「果実」、オグルマ(旋覆)、オクルリヒゴタイ(禹州漏芦、藍刺頭)、オタネニンジン又はトチバニンジン (人参)、オトギリソウ又はコゴメバオトギリソウ又はセイヨウオトギリソウ(弟切草)、オドリコソウ(続断)、オナモミ(蒼耳子)、オニグルミ、オニドコロ又はトコロ又はナガドコロ(ヒカイ)、オニノヤガラ(天麻)、オニユリ又はササユリ又はハカタユリ(百合)、オノエラン、オノニス、オヒョウ(裂葉楡)、オミナエシ(敗醤)、オユーコ、オランダカラシ(クレソン)、オランダゼリ、オランダビユ、オランダミツバ、オリーブ「果実、種子、葉」、オレガノ、オレンジ「果実、果皮」、カイケイジオウ(熟地黄)、カカオ「果実、果皮、種子」、カキ(柿蒂「葉」)、カギカズラ(釣藤鈎)、カキドオシ又はカントリソウ(蓮銭草)、カキラン、ガクアジサイ、カシア、カジノキ(楮実「果実」)、ガジュツ(莪朮)、カシワ(槲樹、槲葉)、カスカリラ、カスカラサグラダ、カスミソウ、カセンソウ、カニクサ(金沙藤)、カニーワ、カーネーション、カノコソウ(吉草根)、カバ、カバアナタケ、カバノキ又はシダレカンバ(白樺)、ガーベラ、カボチャ、カポックノキ「種子」、カホクサンショウ(蜀椒)、ガマ(蒲黄)、カミツレ又はローマカミツレ、カミヤツデ(通草)、カムカム(カモカモ)、カラグワ又はヤマグワ(桑椹)、カラー、カラクサケマン、カラスウリ又はシナカラスウリ(王瓜)、カラスビシャク(半夏)、カラスムギ、ガラナ「種子」、カラホオ(厚朴)、カラヤ、ガリュウ、カリン(木瓜)、ガルシニア、カワミドリ、カワラサイコ(委陵菜、翻白草)、カワヂシャ、カワラタケ、カワラナデシコ(石竹)又はエゾカワラナデシコ(瞿麦、瞿麦子)、カワラニンジン(青蒿)、カワラヨモギ(茵?蒿)、カンスイ(甘遂)、カンゾウ(甘草)、カンタラアサ、カンデリラ、カントウ、カンナ、カンラン、キイチゴ(エゾイチゴ、オランダイチゴ、エビガライチゴ、ナワシロイチゴ、モミジイチゴ、ヨーロッパキイチゴ)、キウイ「果実、葉」、キカラスウリ(瓜呂根)、キキョウ(桔梗、桔梗根)、キク(菊花、シマカンギク、チョウセンノギク)、キクタニギク、キササゲ(梓実)、ギシギシ(羊蹄根)、キジツ(枳実)、キズタ、キダチアロエ、キダチハッカ、キナ、キナノキ(シンコーナ、アカキナノキ)、キヌア(キノア)、キハダ(黄柏)、キマメ、ギムネマ・シルベスタ、キメンカク、キャベツ、キャベブ「未熟果」、キャラウェー、キュウリ、ギョリュウ(西河柳、てい柳)、キラジャ・サポナリア、キラヤ、キランソウ(金瘡小草)、キンカン「果実」、キンキジュ、ギンセカイ、キンブセン、キンマ、キンミズヒキ(仙鶴草)、キンラン、ギンラン、キンリョウヘン、グァペーバ・ヴェルメーリャ、グアバ「果実」、グアユーレ、クェルクス・インフェクトリア(没食子)、ククイナッツ、クゲヌマラン、クコ(枸杞、枸杞子、枸杞葉、地骨皮)、クサスギカズラ(天門冬)、クズ(葛根)、クスノキ、グースベリー「果実」、クソニンジン(黄花蒿)、クティティリバー、クチナシ(山梔子)、クヌギ(樸ソウ)、クプアス、クベバ、クマザサ、クマツヅラ(馬鞭草)、クララ(苦参)、クランベリー「果実」、クリ「種子、果実、渋皮」、クルクリゴ・ラチフォリア「果実」、グレープフルーツ「果実・葉」、クロウメモドキ、クロガネモチ(救必応)、カメバヒキオコシ又はクロバナヒキオコシ又はヒキオコシ(延命草)、クローブ(丁子、丁香)、グンバイナズナ(セキメイ、セキメイシ)、ケイガイ(荊芥、荊芥穂)、ケイトウ(鶏冠花、鶏冠子)、ゲッカビジン、ゲッケイジュ(月桂樹)、ケナシサルトリイバラ(土茯苓、山帰来)、ゲンチアナ、ゲンノショウコ(老鸛草)、ケンポナシ(キグシ)、コウキセッコク、キシュウミカン(コウジ、タチバナ、オオベニミカン、フクレミカン、サガミコウジ、ポンカン、サンタラ(橘皮))、コウシンバラ(月季花)、コウスイハッカ、コウゾ「果実」、コウチャ(紅茶)、コウホネ(川骨)、コウホン(藁本、唐藁本)、コウリャン、コウリョウキョウ(高良姜)、コエンドロ「果実」、コオウレン(胡黄連)、コガネバナ(黄ゴン)、コケモモ(越橘)、ココヤシ「果実」、ゴシュユ(呉茱萸)、ゴショイチゴ(覆盆子)、コショウ(胡椒)、コスモス、コパイババルサム、コーヒー「種子、葉」、コフキサルノコシカケ(梅寄生)、コブシ又はモクレン(辛夷)、ゴボウ(牛蒡、牛蒡子)、コボタンヅル、ゴマ(胡麻)、ゴマノハグサ(玄参)、ゴミシ(五味子)、サネカズラ又はビナンカズラ又はマツブサ、コムギ(小麦)、米又は米糠「赤糠、白糠」、コメ油、コーラ・アクミナタ「種子」、コーラ・ベラ「種子」、コレウス・フォルスコリ、コロニーリャ、コロハ「果実」、コロンボ、コンズランゴ、コンブ、コンニャク、コンフリー(鰭張草)、サイザル(サイザルアサ)、サイハイラン、サカネラン(エゾサカネラン)、サキシマボタンヅル又はシナボタンヅル又はシナセンニンソウ(威霊仙)、サクラ(オオシマザクラ、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、エドヒガシ、マメザクラ、ミヤマザクラ、ソメイヨシノ、タカネザクラ、カスミザクラ、コヒガン、サトザクラ、カンザクラ「葉、花、果実、樹皮(桜皮)」)、サクランボ、ザクロ、ササ、ササバギンラン、サザンカ、サジオモダカ(沢瀉)、サツマイモ、サトウキビ、サトウダイコン、サネブトナツメ(酸棗仁)、サフラン(番紅花、西紅花)、サポジラ、サポテアマリヨ、ザボン「果実」、サボンソウ、サーモンベリー「果実」、サラシナショウマ(升麻)、サランシトウ(砂藍刺頭)、サルビア(セージ)、サワギキョウ(山梗菜)、サワグルミ(山胡桃)、サンカクサボテン、サングレデグラード(クロトン)、サンシクヨウソウ、サンシチニンジン(三七人参)、サンシュユ(山茱萸)、サンショウ(山椒)、サンズコン(山豆根)、シア(カリテ)、シアノキ「果実」、シイタケ(椎茸)、シオン(紫苑)、シカクマメ、ジキタリス、シクンシ(使君子)、シソ又はアオジソ又はチリメンジソ又はカタメンジソ(紫蘇葉、紫蘇子)、シタン、シナノキ、シナホオノキ、シナレンギョウ(連翹)、シメジ(ヒンシメジ、シャカシメジ、ハタケシメジ、オシロイシメジ、ブナシメジ、ホンジメシ、シロタモギタケ)、シモクレン(辛夷)、シモツケソウ、ジャガイモ、シャクヤク(芍薬)、シャジン(沙参)、ジャスミン(マツリカ)、ジャノヒゲ(麦門冬)、ジュウロクササゲ、シュクコンカスミソウ、シュクシャミツ(砂仁、縮砂)、ジュズダマ、シュロ「果実」、シュンラン、ジョウオウヤシ、ショウガ(生姜)、ジョウザンアジサイ(常山)、ショウブ(菖蒲、菖蒲根)、ショズク「果実」、シラカシ「種子」、シラン(ビャッキュウ)、シロゴチョウ「種子」、シロツメクサ(クローバー)、シロトウアズキ(鶏骨草)、シロバナイリス(ニオイイリス)、シロバナツタ「花」、シロバナルーピン、シロミナンテン(南天実)、シンコナサクシルブラ、ジンチョウゲ(瑞香、瑞香花、沈丁花)、シンナモン、シンナモムム・カッシア(桂皮)、スイカ(西瓜)、スイカズラ(金銀花、忍冬)、スイバ(酸模)、スイムベリー「果実」、スターアップル、ステビア、ストロベリー「果実」、スズサイコ(徐長卿)、スギナ(問荊)、スベリヒユ(馬歯けん、馬歯けん子)、スモモ「果実」、スルガラン(オラン)、セイヨウアカマツ「球果」、セイヨウカラマツ、セイヨウキズタ、セイヨウグルミ、セイヨウサンザシ、セイヨウスノキ、セイヨウタンポポ、セイヨウトチノキ(マロニエ)、セイヨウナシ「果実」、セイヨウナツユキソウ、セイヨウニワトコ(エルダー)、セイヨウネズ(ジュニパー、杜松)、セイヨウノコギリソウ(ミルフォイル)、セイヨウバラ、セイヨウフウチョウボク、セイヨウヤドリギ、セイヨウハッカ又はセイヨウヤマハッカ、セイヨウワサビ、セキショウ(石菖根)、セッコク(サクラセッコク、コウキセッコク、オオバナセッコク、オキナワセッコク、ホンセッコク、コチョウセッコク、シカクセッコク、キバナノセッコク)(デンドロビウム、石斛)、セドロン(ボウシュウボク)、ゼニアオイ、ヒロハセネガ、セネガ、セリ、セロリ、センキュウ(川キュウ)、センシンレン(穿心連)、センダン、センニンサボテン、センナ「果実、葉」、センニンソウ(大蓼)、センブリ(当薬)、センボク、ソウカ(草果)、ゾウゲチュウ、ソシンロウバイ、ソバ「種実」、ソメモノイモ、ソラマメ、ダイオウ(大黄)、大根、大豆、ダイダイ(橙皮、枳実)、タカサゴルリヒゴタイ(東南藍刺頭)、タカサブロウ(旱蓮草)、タカトウダイ(大戟)、タカワラビ(狗脊)、ダークスィートチェリー「果実」、タチアオイ、タチジャコウソウ(タイム、百里香)、タチドコロ(ヒカイ)、タチヤナギ、タマリンド「種子」、タマネギ、タムシバ(辛夷)、タラノキ「果実、葉、根皮」、タラヨウ(大葉冬青、一葉茶、苦丁茶、苦灯茶)、ダリア(テンジクボタン)、タルウィ、タンキリマメ、タンシウチワ、タンジン(丹参)、タンポポ(蒲公英)又はシロバナタンポポ又はモウコタンポポ、ダンマル、チェリー「果実」、チガヤ「果実、根、芽」、チクセツニンジン(竹節人参)、チコリ、チャンカピエドラ(キダチコミカンソウ)、チューリップ、チョコノステイ、チョウセンアザミ(アーティチョーク)、チョウセンダイオウ(大黄)、チョウセンニレ(蕪夷)、チョウセンヨモギ(艾葉)、チョレイマイタケ(猪苓)、チョロギ、ツキミソウ、ツクシサカネラン、ツクリタケ(マッシュルーム)、ツチアケビ、ツバキ、ツボクサ、ツメクサ(漆姑草)、ツユクサ(鴨跖草)、ツルアズキ(赤小豆)、ツルツチアケビ、ツルドクダミ(何首烏)、ツルナ(蕃杏)、ツルニンジン(四葉参)、ツルマメ、ツワブキ、デイコ、テウチグルミ、デュベリー「果実」、テングサ、テンチャ(甜茶)、テンダイウヤク(烏薬)、トウガ(冬瓜子)、トウカギカズラ、トウガラシ(番椒)、トウキ(当帰)、トウキンセンカ(マリーゴールド)、トウサイカチ、トウナベナ(川断)、トウモロコシ又はトウモロコシ毛(南蛮毛)、トウネズミモチ(女貞子)、トウリンドウ又はチョウセンリンドウ(竜胆)、トクサ(木賊)、ドクダミ(十薬)、トコン(吐根)、トシシ又はマメダオシ又はネナシカズラ、トチュウ(杜仲「樹皮、葉、根」)、トネリコ(秦皮)、トマト、トラガント、トリアカンソス「種子」、トリュフ(セイヨウショウロタケ)、トルコキキョウ、トルメンチラ、ドロノキ、トロロアオイ、トンカマメ、ナイゼリアベリー「果実」、ナガイモ又はヤマノイモ(山薬)、ナギイカダ(ブッチャーブルーム)、ナギナタコウジュ、ナズナ、ナタネ、ナタマメ又はタテハキ(刀豆)、ナツミカン、ナツメ(大棗)、ナニワイバラ(金桜子)、ナベナ(続断)、ナメコ、ナンキンマメ(落花生)、ナンテン(南天実)、ナンバンカラムシ(苧麻)、ニオイスミレ、ニガキ(苦木)、ニガヨモギ(苦艾)、ニクズク、ケイ又はニッケイ又はセイロンニッケイ又はヤブニッケイ(桂皮)又はケイシ(桂枝)、ニョホウチドリ、ニラ(韮子)、ニワトコ(接骨木「果実、花、茎、葉」)、ニンニク(大蒜)、ヌルデ(五倍子)、ネギ、ネムノキ又はネブ又はネビ又はネムリノキ又はジゴクバナ(合歓)、ノアザミ(大薊)、ノイバラ(営実)、ノウゼンカズラ(凌霄花)、ノゲイトウ、ノコギリソウ、ノダケ(前胡)、ノバラ、ノモモ、パイナップル「果実」、ハイビスカス(ブッソウゲ、フウリンブッソウゲ、ローゼル)、ハイリンドウ、ハウチワ、パウ・ドーセ、ハカマウラボシ(骨砕補)、ハクカユマトウ、ハクサンチドリ、ハクセン(白癬皮)、ハクルベリー「果実」、ハコベ(繁縷)、ハシバミ(榛子)、ハシリドコロ(ロート根)、バジル、ハス(蓮、蓮肉、蓮子)、パセリ(オランダゼリ)、ハダカムギ、バタタ、ハチク又はマダケ(竹茹)、パチョリー、ハッカ(薄荷、薄荷葉)、ハッショウマメ、ハトムギ(ヨクイニン)、ハナスゲ(知母)、バナナ、ハナハッカ、ハナビシ(シツリシ、シシツリ)、バニラビンズ、パパイヤ、ハハコグサ(鼠麹草)、パハロボボ、ハブ「全草、茎、葉」、パプリカ、ハマカキラン、ハマゴウ又はミツバハマゴウ(蔓荊子)、ハマスゲ(香附子)、ハマビシ(シツ莉子)、ハマナス(マイカイ花)、ハマボウフウ(浜防風)、ハマメリス、パーム、バラ(薔薇)、バラータ、バラタゴムノキ、ハラタケ(ハラタケ、シロオオハラタケ、ウスキモリノカサ)、ハラン、パリウルス(セイヨウハマナツメ)、パリエタリア、ハルカンラン、バルサミーナ(ツルレイシ、ニガウリ)、ハルニレ(楡皮、楡白皮、楡葉)、バルバスコ、ハルリンドウ、ハンダイカイ(胖大海)、パンノキ、ヒオウギ(射干)、ヒカゲツルニンジン(党参)、ピーカンナッツ、ヒガンバナ(石蒜、蔓珠沙華)、ヒグルマダリア、ヒゴタイ、ヒシ(菱実)、ピスタチオ、ビート、ヒトツバ(石葦)、ヒトツバエニシダ、ヒナギク(デージー)、ヒナタイノコズチ(牛膝)、ヒナチヨドリ、ヒノキ、ヒバ、ヒマシ、ヒマワリ、ピーマン、ヒメウズ(天葵)、ヒメガマ(香蒲)、ヒメマツタケ(カワリハラタケ、ヒロマツタケ)、ヒメムヨウラン、ピメンタ「果実」、ビャクシ、ビャッキュウ、ヒユ「果実」、ヒヨコマメ、ヒラマメ、ビロウドアオイ、ヒロハオキナグサ(白頭翁)、ビワ「果実、葉、茎」、ビンロウ(大服皮、檳榔子)、プーアル茶(普?茶)、フウトウカズラ(南籐)、フキ、フキタンポポ(款冬花、款冬葉)、フジバカマ(蘭草)、フジマメ(扁豆)、フジモドキ(チョウジザクラ、芫花)、ブドウ「果実、果皮、種子、葉」、ブナ、フユムシナツクサタケ(冬虫夏草)、ブラジルカンゾウ、ブラジルニンジン、ブラジルヤシ、ブラジルゾウゲヤシ、ブラックカーラント「果実」、ブラックベリー、ブラーニェン、プラム「果実」、フルセラリア、ブルーベリー(セイヨウヒメスノキ)、プルーン、フローラルブランカ、ブロンドサイリウム、ブンドウ(緑豆)、ヘーゼルナッツ、ヘチマ、ヘツカラン、ベニバナ(紅花)、ヘネケン、ベラドンナ、ベリー「果実」、ペルセア、ペルビアンバーグ、ペレスキア・グランディフォリア、ベンケイソウ又はイキクサ(景天)、ボイセンベリー「果実」、ホウキギ又はニワクサ又はネンドウ又はハハキギ・コキア(地膚子)、ホウサイラン、ホウセンカ(鳳仙、急性子、透骨草)、ポウテリア・サポタ、ポウテリア・ルクマ、ホウノキ、ホウレンソウ、ホオズキ(登呂根)、ホオノキ(和厚朴、朴)、ボケ(木瓜)、ホソバアブラギク(苦ヨク)、ホソバオグルマ、ホソバナオケラ(蒼朮)、ホソバノキリンソウ(景天三七)、ホソババレンギク、ボダイジュ(菩醍樹)、ボタン(牡丹「花、葉、茎、樹皮」)、ボタンピ(牡丹皮)、ホップ、ホホバ、ボリジ(ルリチシャ)、ボルドー、ホワートルベリー「果実」、ホンオニク(肉じゅ蓉、大芸)、ホンセッコク(鉄皮石斛、雀山石斛)、マイズルテンナンショウ(天南星)、マイタケ(舞茸)、マオウ(麻黄)、マカ、マカデミアナッツ、マーガレット(モクシュンギク)、マクリ(海人草)、マグワ(桑白皮「樹皮、葉」)、マグノリア・スプレンゲリ、マサランヅーバ、マサランズーバ・ド・セアラー、マシェイラ・デ・ボイ、マシュア(タマノウゼンハレン、キュウコンキンレンカ)、マタタビ(木天蓼)、マツカサ、松「葉、樹皮、根」、マッタ・オーリョ、マツタケ(松茸)、マツホド(茯苓)、マティコ(コルドンシージョ)、マヨラム(ハナハッカ)、マルバノジャジン(苦参)、マルベリー「果実」、マルメロ、マレイン(ビロウドモウズイカ)、マンゴー、マンゴスチン、マンサーニャ(アンデスカミツレ)、マンシュウグルミ、マンダリン「果実」、マンネンタケ(霊芝)、キジツ(枳実「果実」)、ミシマサイコ(柴胡)、ミズオオバコ又はミズアサガオ(竜舌草)、ミゾカクシ(半辺蓮)、ミソハギ(千屈菜)、ミチヤナギ又はニワヤナギ(篇蓄)、ミツガシワ、ミツバ、ミドリサポテ、ミドリハッカ、ミモザ、ミョウガ、ミラクルフルーツ「果実」、ミルラ、ミロバラン、ムギワラギク、ムクゲ(木槿)、ムクノキ、ムクロジ(延命皮)、ムニャ、ムラサキ(紫根)、ムラサキシキブ又はオオムラサキシキブ(紫珠)、ムラサキトウモロコシ、ムラサキナツフジ(昆明鶏血藤)、メガカンサ・オプンティカ、メシマコブ(桑黄)、メハジキ(益母草)、メボウギ、メマツヨイグサ(月見草)、メラロイカ、メリッサ、メリロート、メロン「果実」、モウコヨモギ、モウソウチク、モクキリン、モジェ(コショウボク)、モチノキ、モッコウ(木香)、モミジバダイオウ、モモ(桃「葉、種子、花、果実」)、モヤシ、モレロチェリー「果実」、モロヘイヤ(黄麻)、ヤカワムラサキイモ、ヤクチ(益智)、ヤクヨウガレーガ、ヤグルマソウ(ヤグルマギク)、ヤグルマハッカ、ヤーコン、ヤーバサンタ、ヤシャブシ(矢車)又はヒメヤシャブシ又はオオバヤシャブシ「果実、果皮、果穂」、ヤチヤナギ、ヤツデ(八角金盤)、ヤドリギ(柳寄生)、ヤナギ(カワヤナギ、タチヤナギ、シダレヤナギ、アカメヤナギ、ネコヤナギ、イヌコリヤナギ、キヌヤナギ、コリヤナギ、ウンリュウヤナギ、ミヤマヤナギ、ヤシ、ヤマヤナギ、オオバヤナギ、タイリクキヌヤナギ、キツネヤナギ、ドロノキ)、ヤナギタデ「葉、茎」、ヤーバサンタ、ヤブガラシ、ヤブコウジ(紫金牛)、ヤブタバコ(鶴虱、天名精)、ヤマゴボウ(商陸)、ヤマドリタケ(ポルチーニ、セップ、シュタインピルツ)、ヤマハンノキ(山榛)、ヤマモモ(楊梅皮)、ヤマヨモギ、 ユーカリ、ユキノシタ(虎耳草)、ユッカ又はフレビフォリア、ユズ「果実」、ユリ、ヨロイグサ、ヨモギ(艾葉)、ライガン(雷丸)、ライム「果実」、ライムギ、ラカンカ「果実」、ラズベリー「葉、果実」、ラタニア(クラメリア)、ラッキョウ又はエシャロット(薤白)、ラベンダー、リュウガン(竜眼肉)、リュウゼツラン(アオノリュウゼツラン、フクリンリュウゼツラン)、リョクチャ(緑茶)、リンゴ「果実、種子、葉、根」、リンドウ、ルバス又はスアビシムス(甜涼)、ルリタマアザミ(ウラジロヒゴタイ、新彊藍刺頭)、レイシ(茘枝、茘枝核)、レタス(チシャ)、レッドカーラント「果実」、レッドピタヤ、レモン「果実」、レモングラス、レンギョウ又はシナレンギョウ(連翹)、レンゲソウ、ロウバイ(蝋梅)、ロウヤシ、ロコン(ヨシ、蘆根)、ローガンベリー「果実」、ローズマリー(マンネンロウ)、ローズヒップ(ノバラ)、ワサビ、ワタフジウツギ(密蒙花)、ワレモコウ(地楡)等が挙げられる。 海藻類としては、海藻[緑藻類:クロレラ・ブルガリス、クロレラ・ピレノイドサ、クロレラ・エリプソイデイア、アオノリ(ウスバアオノリ、スジアオノリ、ヒラアオノリ、ボウアオノリ、ホソエダアオノリ)、アナアオサ(アオサ)]、海藻[褐藻類:コンブ(マコンブ、リシリコンブ、ホソメコンブ、ミツイシコンブ)、ワカメ、ヒロメ、アオワカメ、ジャイアントケルプ(マクロシスティス・ピリフェラ、マクロシスティス・インテグリフォリア、ネオシティス・ルエトケアーナ)、ヒジキ、ヒバマタ、ウミウチワ、ウスバウミウチワ、キレバノウミウチワ、アカバウミウチワ、コナウミウチワ、オキナウチワ、ウスユキウチワ、エツキウミウチワ]、海藻[紅藻類:ヒジリメン、マクサ(テングサ)、ヒラクサ、オニクサ、オバクサ、カタオバクサ、ヤタベグサ、ユイキリ、シマテングサ、トサカノリ、トゲキリンサイ、アマクサキリンサイ、キリンサイ、ビャクシンキリンサイ、ツノマタ、オオバツノマタ、トチャカ(ヤハズツノマタ)、エゾツノマタ、トゲツノマタ、ヒラコトジ、コトジツノマタ、イボツノマタ、マルバツノマタ、ヒラコトジ、スギノリ、シキンノリ、カイノリ、ヤレウスバノリ、カギウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウスバノリ、アカモミジノリ]等が代表的なものとして挙げられる。 又、その他の藻類、例えば、緑藻類(クラミドモナス属:クラミドモナス、アカユキモ、ドゥナリエラ属:ドゥナリエラ、クロロコッカス属:クロロコッカス、クワノミモ属:クワノミモ、ボルボックス属:オオヒゲマワリ、ボルボックス、パルメラ属、ヨツメモ属、アオミドロ属:ヒザオリ、アオミドロ、ツルギミドロ属、ヒビミドロ属:ヒビミドロ、アオサ属:アナアオサ、アミアオサ、ナガアオサ、カワノリ属:カワノリ、フリッチエラ属、シオグサ属:オオシオグサ、アサミドリシオグサ、カワシオグサ、マリモ、バロニア属:タマゴバロニア、タマバロニア、マガタマモ属:マガタマモ、イワヅタ属:フサイワヅタ、スリコギヅタ、ヘライワヅタ、クロキヅタ、ハネモ属、ミル属:ミル、クロミル、サキブチミル、ナガミル、ヒラミル、カサノリ属:カサノリ、ジュズモ属:フトジュズモ、タマジュズモ、ミゾジュズモ、ミカヅキモ属、コレカエテ属、ツヅミモ属、キッコウグサ属:キッコウグサ、ヒトエグサ属:ヒトエグサ、ヒロハノヒトエグサ、ウスヒトエグサ、モツキヒトエ、サヤミドロ属、クンショウモ属、スミレモ属:スミレモ、ホシミドロ属、フシナシミドロ属等)。 藍藻類(スイゼンジノリ属:スイゼンジノリ、アオコ属、ネンジュモ属:カワタケ、イシクラゲ、ハッサイ、ユレモ属、ラセンモ(スピルリナ)属:スピルリナ、トリコデスミウム(アイアカシオ)属等)。 褐藻類(ピラエラ属:ピラエラ、シオミドロ属:ナガミシオミドロ、イソブドウ属:イソブドウ、イソガワラ属:イソガワラ、クロガシラ属:グンセンクロガシラ、カシラザキ属:カシラザキ、ムチモ属:ムチモ、ヒラムチモ、ケベリグサ、アミジグサ属:アミジグサ、サキビロアミジ、サナダグサ属:サナダグサ、フクリンアミジ、コモングサ属:コモングサ、ヤハズグサ属:エゾヤハズ、ヤハズグサ、ウラボシヤハズ、ジガミグサ属:ジガミグサ、ウミウチワ属:ウミウチワ、コナウミウチワ、アカバウミウチワ、ナミマクラ属:ヒルナミマクラ、ソメワケグサ属:ソメワケグサ、ナバリモ属:ナバリモ、チャソウメン属:モツキチャソウメン、マツモ属:マツモ、ナガマツモ属:ナガマツモ、オキナワモズク属:オキナワモズク、ニセフトモズク属:ニセフトモズク、フトモズク属:フトモズク、イシモズク属:イシモズク、クロモ属:クロモ、ニセモズク属:ニセモズク、モズク属:モズク、イシゲ属:イシゲ、イロロ、イチメガサ属:イチメガサ、ケヤリ属:ケヤリ、ウミボッス属:ウミボッス、ウルシグサ属:ウルシグサ、ケウルシグサ、タバコグサ、コンブモドキ属:コンブモドキ、ハバモドキ属:ハバモドキ、ハバノリ属:ハバノリ、セイヨウハバノリ属:セイヨウハバノリ、コモンブクロ属:コモンブクロ、エゾブクロ属:エゾブクロ、フクロノリ属:フクロノリ、ワタモ、チシマフクロノリ属:チシマフクロノリ、カゴメノリ属:カゴメノリ、ムラリドリ属:ムラチドリ、サメズグサ属:サメズグサ、イワヒゲ属:イワヒゲ、ヨコジマノリ属:ヨコジマノリ、カヤモノリ属:カヤモノリ、ウイキョウモ属:ウイキョウモ、ツルモ属:ツルモ、アナメ属:アナメ、スジメ属:スジメ、ミスジコンブ属:ミスジコンブ、アツバミスジコンブ、コンブ属:ガツガラコンブ、カキジマコンブ、オニコンブ、ゴヘイコンブ、ナガコンブ、エンドウコンブ、オオチヂミコンブ、トロロコンブ属:トロロコンブ、アントクメ属:アントクメ、カジメ属:カジメ、ツルアラメ、クロメ、キクイシコンブ属:キクイシコンブ、ネジレコンブ属:ネジレコンブ、クロシオメ属:クロシオメ、ネコアシコンブ属:ネコアシコンブ、アラメ属:アラメ、アイヌワカメ属:アイヌワカメ、チガイソ、オニワカメエゾイシゲ属:エゾイシゲ、ヤバネモク属:ヤバネモク、ラッパモク属:ラッパモク、ジョロモク属:ウガノモク、ジョロモク、ヒエモク、ホンダワラ属:タマナシモク、イソモク、ナガシマモク、アカモク、シダモク、ホンダワラ、ネジモク、ナラサモ、マメタワラ、タツクリ、ヤツマタモク、ウミトラノオ、オオバモク、フシズシモク、ハハキモク、トゲモク、ヨレモク、ノコギリモク、オオバノコギリモク、スギモク属:スギモク、ウキモ属:オオウキモ、ブルウキモ属:ブルウキモ、カヤモノリ属:カヤモノリ等)。 紅藻類(ウシケノリ属:ウシケノリ、フノリノウシケ、アマノリ属:アサクサノリ、スサビノリ、ウップルイノリ、オニアマノリ、タサ、フイリタサ、ベニタサ、ロドコルトン属:ミルノベニ、アケボノモズク属:アケボノモズク、コナハダ属:ハイコナハダ、ヨゴレコナハダ、アオコナハダ、ウミゾウメン属:ウミゾウメン、ツクモノリ、カモガシラノリ、ベニモズク属:ベニモズク、ホソベニモズク、カサマツ属:カサマツ、フサノリ属:フサノリ、ニセフサノリ属:ニセフサノリ、ソデガラミ属:ソデガラミ、ガラガラ属:ガラガラ、ヒラガラガラ、ヒロハタマイタダキ属:ヒロハタマイタダキ、タマイタダキ属:タマイタダキ、カギケノリ属:カギノリ、カギケノリ、テングサ属:ヒメテングサ、ハイテングサ、オオブサ、ナンブグサ、コヒラ、ヨヒラ、キヌクサ、ヒビロウド属:ヒビロウド、ヒメヒビロウド、イソムメモドキ属:イソムメモドキ、 ミチガエソウ属:ミチガエソウ、リュウモンソウ属:リュウモンソウ、ヘラリュウモン、ニセカレキグサ属:ニセカレキグサ、オキツバラ属:オオバオキツバラ、アカバ属:アカバ、マルバアカバ、ナミノハナ属:ホソバナミノハナ、ナミノハナ、サンゴモドキ属:ガラガラモドキ、シオグサゴロモ属:シオグサゴロモ、イワノカワ属:エツキイワノカワ、カイノカワ属:カイノカワ、カニノテ属:カニノテ、サンゴモ属:サンゴモ、ムカデノリ属:ムカデノリ、スジムカデ、カタノリ、ヒラムカデ、キョウノヒモ、サクラノリ、ニクムカデ、タンバノリ、ツルツル、フダラク、マルバフダラク、イソノハナ属:ヌラクサ、クロヌラクサ、オオムカデノリ、ヒラキントキ属:ヒラキントキ、マタボウ属:マタボウ、キントキ属:チャボキントキ、キントキ、マツノリ、コメノリ、トサカマツ、ヒトツマツ、フシキントキ、ツノムカデ、ナガキントキ、スジムカデ、カクレイト属:オオバキントキ、イトフノリ属:イトフノリ、ナガオバネ属:ナガオバネ、フノリ属:ハナフノリ、フクロフノリ、マフノリ、カレキグサ属:カレキグサ、トサカモドキ属:ホソバノトサカモドキ、ヒロハノトサカモドキ、ヤツデガタトサカモドキ、クロトサカモドキ、ネザシノトサカモドキ、ユウソラ、エツキノトサカモドキ、ナンカイトサカモドキ、ヒメトサカモドキ、キヌハダ属:キヌハダ、エゾトサカ属:エゾトサカ、ツカサノリ属:エナシカリメニア、オオツカサノリ、ハナガタカリメニア、ホウノオ属:ホウノオ、ヒカゲノイト属:ヒカゲノイト、ウスギヌ、ニクホウノオ属:ニクホウノオ、ベニスナゴ属:ベニスナゴ、ススカケベニ属:ススカケベニ、オカムラグサ属:ヤマダグサ、ミリン属:ミリン、ホソバミリン、トサカノリ属:キクトサカ、エゾナメシ属:エゾナメシ、イソモッカ属:イソモッカ、ユカリ属:ユカリ、ホソユカリ、イバラノリ属:イバラノリ、サイダイバラ、タチイバラ、カギイバラノリ、キジノオ属:キジノオ、イソダンツウ属:イソダンツウ、アツバノリ属:アツバノリ、オゴノリ属:オゴノリ、ツルシラモ、シラモ、オオオゴノリ、ミゾオコノリ、カバノリ、ベニオゴノリ、フクレシノリ、ムラサキカバノリ、シンカイカバノリ、トゲカバノリ、カタオゴノリ、リュウキュウオゴノリ、セイヨウオゴノリ、イツツギヌ、ユミガタオゴノリ、クビレオゴノリ、モサオゴノリ、キヌカバノリ、テングサモドキ属:ハチジョウテングサモドキ、フシクレノリ属:フシクレノリ、ナミイワタケ属:ナミイワタケ、カイメンソウ属:カイメンソウ、オキツノリ属:オキツノリ、サイミ属:イタニグサ、サイミ、ハリガネ、ハスジグサ属:ハスジグサ、スギノリ属:イカノアシ、ホソイボノリ、ノボノリ、クロハギンナンソウ属:クロハギンナンソウ、アカバギンナンソウ属:アカバギンナンソウ、ヒシブクロ属:ヒシブクロ、マダラグサ属:トゲマダラ、エツキマダラ、タオヤギソウ属:タオヤギソウ、ハナサクラ、フクロツナギ属:フクロツナギ、スジコノリ、ハナノエダ属:ハナノエダ、ヒラタオヤギ属:ヒラタオヤギ、ダルス属:ダルス、マサゴシバリ、アナダルス、ウエバグサ属:ウエバグサ、ベニフクロノリ属:ベニフクロノリ、フシツナギ属:フシツナギ、ヒメフシツナギ、ヒロハフシツナギ、ワツナギソウ属:ヒラワツナギソウ、ウスバワツナギソウ、イギス属:イギス、ケイギス、ハリイギス、ハネイギス、アミクサ、エゴノリ属:エゴノリ、フトイギス、サエダ属:サエダ、チリモミジ属:チリモミジ、コノハノリ科:ハブタエノリ、コノハノリ、スズシロノリ、ウスベニ属:ウスベニ、ハスジギヌ属:ハスジギヌ、ナガコノハノリ属:ナガコノハノリ、スジギヌ属:スジギヌ、アツバスジギヌ、ハイウスバノリ属:カギウスバノリ、ヤレウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウスバノリ、ウスバノリモドキ属:ウスバノリモドキ、アヤニシキ属:アヤニシキ、アヤギヌ属:アヤギヌ、ダジア属:エナシダジア、シマダジア属:イソハギ、シマダジア、ダジモドキ属:ダジモモドキ、イトグサ属:モロイトグサ、フトイグサ、マクリ属:マクリ、ヤナギノリ属:ハナヤナギ、ユナ、ヤナギノリ、モツレユナ、ベニヤナギコリ、モサヤナギ、ササバヤナギノリ、ソゾ属:クロソゾ、コブソゾ、ハネソゾ、ソゾノハナ、ハネグサ属:ハネグサ、ケハネグサ、コザネモ属:コザネモ、イソムラサキ、ホソコザネモ、ヒメゴケ属:ヒメゴケ、クロヒメゴケ、ヒオドシグ属:キクヒオドシ、ヒオドシグサ、ウスバヒオドシ、アイソメグサ属:アイソメグサ、スジナシグサ属:スジナシグサ、イソバショウ属:イソバショウ、フジマツモ属:フジマツモ、ノコギリヒバ属:ハケサキノコギリヒバ、カワモズク属:カワモズク、アオカワモズク、ヒメカワモズク、イデユコゴメ属:イデユコゴメ、オキチモズク属:オキチモズク、イトグサ属、チノリモ属:チノリモ、チスジノリ属:チスジノリ等)。 車軸藻類(シャジクモ属、シラタマモ属、ホシツリモ属:ホシツリモ、リクノタムヌス属、フラスコモ属:ヒメフラスコモ、チャボフラスコモ、トリペラ属等)、黄色藻類(ヒカリモ属:ヒカリモ等)等。 又、動物系原料由来の素材としては、鶏冠抽出物、牛又は豚、人の胎盤抽出物、牛又は豚の胃、十二指腸、腸、脾臓の抽出物若しくはその分解物、牛又は豚の脳組織の抽出物、牛・豚又は魚類のコラーゲン加水(酸、アルカリ、酵素等)分解物や水溶性コラーゲン又はアシル化コラーゲン等のコラーゲン誘導体、牛・豚又は魚類のエラスチン又はエラスチン加水分解物(酸、アルカリ、酵素等)又は水溶性エラスチン誘導体、ケラチン及びその分解物又はそれらの誘導体、シルク蛋白及びその分解物又はそれらの誘導体、豚又は牛血球蛋白分解物(グロビンペプチド)、牛又は豚へモグロビン分解物(ヘミン、ヘマチン、ヘム、プロトヘム、ヘム鉄等)、牛乳、カゼイン及びその分解物又はそれらの誘導体、脱脂粉乳及びその分解物又はそれらの誘導体、ラクトフェリン又はその分解物、鶏卵成分、魚肉分解物、核酸関連物質(リボ核酸、デオキシリボ核酸)等。 又、植物又は動物系原料由来の素材としては、遺伝子組み替え体や細胞融合体由来の任意の部位、細胞、組織、器官、代謝物等も使用することができる。更に、任意の部位、細胞、組織、器官等を細胞培養することで得られる、例えば未分化細胞群や分化途中の細胞群等も使用することができる。(14)海洋成分 深層水等の海水類、例えば、海水塩、海水乾燥物、死海又は大西洋又は太平洋の海より得た無機塩(塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム等)、海泥又は泥(ファンゴ)類、例えば、イタリアファンゴ、ドイツファンゴ、アイフェルファンゴ、フライブルグファンゴ等の各地の海泥又は泥(含有成分:二酸化珪素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化マンガン、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、クロム、鉄、銅、ニッケル、亜鉛、鉛、マンガン、ヒ素、水)、聖徳石、黒耀石等。(15)微生物培養代謝物 酵母代謝物、酵母菌抽出エキス、細菌代謝物、細菌抽出エキス、カビ又は放線菌代謝物、カビ又は放線菌抽出エキス、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、米発酵エキス、米糠(赤糠、白糠)発酵エキス、ユーグレナ抽出物又はその分解物又はそれら水溶性誘導体、トレハロース又はその誘導体、生乳又は脱脂粉乳の乳酸発酵物、マメ科植物の乳酸菌発酵物、ココヤシ属植物の乳酸菌発酵物等。(16)α-ヒドロキシ酸類 グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸等。(17)無機顔料 無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミン等。(18)紫外線吸収/遮断剤 ベンゾフェノン誘導体(2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン−スルホン酸ナトリウム、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン等)、パラアミノ安息香酸誘導体(パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル等)、メトキシ桂皮酸誘導体(パラメトキシ桂皮酸エチル、パラメトキシ桂皮酸イソプロピル、パラメトキシ桂皮酸オクチル、パラメトキシ桂皮酸2-エトキシエチル、パラメトキシ桂皮酸ナトリウム、パラメトキシ桂皮酸カリウム、ジパラメトキシ桂皮酸モノ-2-エチルヘキサン酸グリセリル等)、サリチル酸誘導体(サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸ミリスチル、サリチル酸メチル等)、アントラニル酸誘導体(アントラニル酸メチル等)、ウロカニン酸誘導体(ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等)、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンB6誘導体、ウンベリフェロン、エスクリン、桂皮酸ベンジル、シノキサート、オキシベンゾン、ジオキシベンゾン、オクタベンゾン、スリソベンゾン、ベンゾレソルシノール、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、ネオヘリオパン、エスカロール、酸化亜鉛、タルク、カオリン等。(19)美白剤 パラアミノ安息香酸誘導体、サルチル酸誘導体、アントラニル酸誘導体、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンC又はその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ビタミンE又はその誘導体、コウジ酸又はその誘導体、オキシベンゾン、ベンゾフェノン、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、胎盤エキス、エラグ酸、ルシノール等。(20)チロシナーゼ活性阻害剤 ビタミンC又はその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ハイドロキノン又はその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル等)、コウジ酸又はその誘導体、ビタミンE又はその誘導体、N−アセチルチロシン又はその誘導体、グルタチオン、過酸化水素、過酸化亜鉛、胎盤エキス、エラグ酸、アルブチン、ルシノール、シルク抽出物、植物エキス(カミツレ、クワ、クチナシ、トウキ、ワレモコウ、クララ、ヨモギ、スイカズラ、キハダ、ドクダミ、マツホド、ハトムギ、オドリコソウ、ホップ、サンザシ、ユーカリ、セイヨウノコギリソウ、アルテア、ケイヒ、マンケイシ、ハマメリス、カラグワ又はヤマグワ、延命草、桔梗、トシシ、続随子、射干、麻黄、センキュウ、ドッカツ、サイコ、ボウフウ、ハマボウフウ、オウゴン、牡丹皮、シャクヤク、ゲンノショウコ、葛根、甘草、五倍子、アロエ、ショウマ、紅花、緑茶、紅茶、阿仙薬)等。(21)メラニン色素還元/分解物質 フェニル水銀ヘキサクロロフェン、酸化第二水銀、塩化第一水銀、過酸化水素水、過酸化亜鉛、ハイドロキノン又はその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル)等。(22)ターンオーバーの促進作用/細胞賦活物質 ハイドロキノン、乳酸菌エキス、胎盤エキス、霊芝エキス、ビタミンA、ビタミンE、アラントイン、脾臓エキス、胸腺エキス、酵母エキス、発酵乳エキス、植物エキス(アロエ、オウゴン、スギナ、ゲンチアナ、ゴボウ、シコン、ニンジン、ハマメリス、ホップ、ヨクイニン、オドリコソウ、センブリ、トウキ、トウキンセンカ、アマチャ、オトギリソウ、キュウリ、タチジャコウソウ、マンネンロウ、パセリ)等。(23)収斂剤 コハク酸、アラントイン、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、カラミン、パラフェノールスルホン酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム、レゾルシン、塩化第二鉄、タンニン酸(カテキン化合物を含む)等。(24)活性酸素消去剤 SOD、カタラーゼ、グルタチオンパーオキシダーゼ等。(25)抗酸化剤 ビタミンC又はその塩、ステアリン酸エステル、ビタミンE又はその誘導体、ノルジヒドログアセレテン酸、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ヒドロキシチロソール、パラヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、セサモール、セサモリン、ゴシポール、プロポリス等。(26)過酸化脂質生成抑制剤 β-カロチン、植物エキス(ゴマ培養細胞、アマチャ、オトギリソウ、ハマメリス、チョウジ、メリッサ、エンメイソウ、シラカバ、サルビア、マンネンロウ、南天実、エイジツ、イチョウ、緑茶)等。(27)抗炎症剤 イクタモール、インドメタシン、カオリン、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸メチル、アセチルサリチル酸、塩酸ジフェンヒドラミン、d-カンフル、dl-カンフル、ヒドロコルチゾン、グアイアズレン、カマズレン、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルリチン酸又はその塩、グリチルレチン酸又はその塩、甘草エキス、シコンエキス、エイジツエキス、プロポリス等。(28)抗菌・殺菌・消毒薬 アクリノール、イオウ、グルコン酸カルシウム、グルコン酸クロルヘキシジン、スルファミン、マーキュロクロム、ラクトフェリン又はその加水分解物、塩化アルキルジアミノエチルグリシン液、トリクロサン、次亜塩素酸ナトリウム、クロラミンT、サラシ粉、ヨウ素化合物、ヨードホルム、ソルビン酸又はその塩、プロピオン酸又はその塩、サルチル酸、デヒドロ酢酸、パラヒドロキシ安息香酸エステル類、ウンデシレン酸、チアミンラウリル硫酸塩、チアミンラウリル硝酸塩、フェノール、クレゾール、p-クロロフェノール、p-クロロ-m-キシレノール、p-クロロ-m-クレゾール、チモール、フェネチルアルコール、O-フェニルフェノール、イルガサンCH3565、ハロカルバン、ヘキサクロロフェン、クロロヘキシジン、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、2-フェノキシエタノール、1,2-ペンタンジオール、ジンクピリジオン、クロロブタノール、イソプロピルメチルフェノール、非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等)、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンカリウム等)、カチオン界面活性剤(臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルロザニリン)、ホルムアルデヒド、ヘキサミン、ブリリアントグリーン、マラカイトグリーン、クリスタルバイオレット、ジャーマル、感光素101号、感光素201号、感光素401号、N-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及びその酸附加塩、酸化亜鉛、ヒノキチオール、クジン、プロポリス等。(29)保湿剤 グリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、トリカプリルカプリン酸グリセリン、グリコール酸(αーヒドロキシ酸)、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸又はその塩、水溶性キチン又はその誘導体或いはキトサン誘導体、ピロリドンカルボン酸又はその塩、乳酸ナトリウム、尿素、ソルビトール、アミノ酸又はその誘導体(バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジンや、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、或いはピロリドンカルボン酸)、油脂類「アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂脂肪酸、クインスシード油、ククイナッツ油、サフラワー油、シア脂、液状シア脂、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ホホバ油、パーシック油、ヒマシ油、ヒマワリ油、綿実油、落花生油、タートル油、ティートリー油、ミンク油、卵黄油、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、ユーカリ油、牛脂、豚脂、スクワレン、スクワラン、プリスタン又はこれら油脂類の水素添加物(硬化油)」、ロウ類(ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウ、ライスワックス)、鉱物油(流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタンワックス)、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、絹繊維抽出物、植物エキス(赤松樹液、アロエ、葛根、カミツレ、甘草、キュウリ、甘草、米又は米糠、紫根、白樺又は白樺樹液、センブリ、桑白皮、琵琶葉、ヘチマ、牡丹皮、蓬)等。(30)エラスターゼ活性阻害剤 フロオロリン酸ジイソプロピル、植物エキス(オウゴン、オトギリソウ、クララ、桑の葉、ケイヒ、ゲンノショウコ、コンフリー、サルビア、セイヨウニワトコ、ボダイジュ、ボタンピ)、海藻エキス等。(31)頭髪用剤 二硫化セレン、臭化アルキルイソキノリニウム液、ジンクピリチオン、ビフェナミン、チアントール、カスタリチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、塩酸キニーネ、強アンモニア水、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、チオグリコール酸等。(32)抗アンドロゲン剤 卵胞ホルモン(エストロン、エストラジオール、エチニルエストラジオール等)、イソフラボン、オキセンドロン等。(33)末梢血管血流促進剤 ビタミンE又はその誘導体、センブリエキス、ニンニクエキス、人参エキス、アロエエキス、ゲンチアナエキス、トウキエキス、セファランチン、塩化カルプロニウム、ミノキシジル等。(34)刺激剤 トウガラシチンキ、ノニル酸バニルアミド、カンタリスチンキ、ショウキョウチンキ、ハッカ油、l-メントール、カンフル、ニコチン酸ベンジル等。(35)代謝活性剤 感光素301号、ヒノキチオール、パントテン酸又はその誘導体、アラントイン、胎盤エキス、ビオチン、ペンタデカン酸グリセリド等。(36)抗脂漏剤 ピリドキシン又はその誘導体、イオウ、ビタミンB6等。(37)角質溶解剤 レゾルシン、サリチル酸、乳酸,尿素等。(38)酸化剤 過酸化水素水、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化尿素、過炭酸ナトリウム、過酸化トリポリリン酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過酸化ピロリン酸ナトリウム、過酸化オルソリン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム過酸化水素付加体、硫酸ナトリウム過酸化水素付加体、塩化ナトリウム過酸化水素付加体、β-チロシナーゼ酵素液、マッシュルーム抽出液等。(39)除毛剤 硫酸ストロンチウム、硫化ナトリウム、硫化バリウム、硫化カルシウム等の無機系還元剤、チオグリコール酸又はその塩類(チオグリコール酸カルシウム、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸リチウム、チオグリコール酸マグネシウム、チオグリコール酸ストロンチウム)等。(40)毛髪膨潤剤 エタノールアミン、尿素、グアニジン等。(41)染料剤 5-アミノオルトクレゾール、2-アミノ-4-ニトロフェノール、2-アミノ-5-ニトロフェノール、1-アミノ-4-メチルアミノアントラキノン、3,3′-イミノジフェノール、塩酸2,4-ジアミノフェノキシエタノール、塩酸2,4-ジアミノフェノール、塩酸トルエン-2,5-ジアミン、塩酸ニトロパラフェニレンジアミン、塩酸パラフェニレンジアミン、塩酸N-フェニルパラフェニレンジアミン、塩酸メタフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、酢酸N−フェニルパラフェニレンジアミン、1,4-ジアミノアントラキノン、2,6-ジアミノピリジン、1,5-ジヒドロキシナフタレン、トルエン-2,5-ジアミン、トルエン-3,4-ジアミン、ニトロパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラニトロオルトフェニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、パラメチルアミノフェノール、ピクラミン酸、ピクラミン酸ナトリウム、N,N′-ビス(4-アミノフェニル)-2,5-ジアミノ-1,4-キノンジイミン、5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-2-メチルフェノール、N-フェニルパラフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、硫酸5-アミノオルトクレゾール、硫酸2-アミノ-5-ニトロフェノール、硫酸オルトアミノフェノール、硫酸オルトクロルパラフェニレンジアミン、硫酸4,4′-ジアミノジフェニルアミン、硫酸2,4-ジアミノフェノール、硫酸トルエン-2,5-ジアミン、硫酸ニトロパラフェニレンジアミン、硫酸パラアミノフェノール、硫酸パラニトロオルトフェニレンジアミン、硫酸パラニトロメタフェニレンジアミン、硫酸パラフェニレンジアミン、硫酸パラメチルアミノフェノール、硫酸メタアミノフェノール、硫酸メタフェニレンジアミン、カテコール、ジフェニルアミン、α−ナフトール、ヒドロキノン、ピロガロール、フロログルシン、没食子酸、レゾルシン、タンニン酸、2-ヒドロキシ-5-ニトロ-2′,4′-ジアミノアゾベンゼン-5′-スルホン酸ナトリウム、ヘマテイン等。(42)香料 ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリス等の天然動物性香料、アニス精油、アンゲリカ精油、イランイラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油、カナンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、クミン精油、黒文字精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、コリアンデル精油、シソ精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジンジャーグラス精油、杉精油、スペアミント精油、西洋ハッカ精油、大茴香精油、チュベローズ精油、丁字精油、橙花精油、冬緑精油、トルーバルサム精油、バチュリー精油、バラ精油、パルマローザ精油、桧精油、ヒバ精油、白檀精油、プチグレン精油、ベイ精油、ベチバ精油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳樟精油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベンダー精油、リナロエ精油、レモングラス精油、レモン精油、ローズマリー(マンネンロウ)精油、和種ハッカ精油等の植物性香料、その他合成香料等。(43)色素・着色剤 赤キャベツ色素、赤米色素、アカネ色素、アナトー色素、イカスミ色素、ウコン色素、エンジュ色素、オキアミ色素、柿色素、カラメル、金、銀、クチナシ色素、コーン色素、タマネギ色素、タマリンド色素、スピルリナ色素、ソバ全草色素、チェリー色素、海苔色素、ハイビスカス色素、ブドウ果汁色素、マリーゴールド色素、紫イモ色素、紫ヤマイモ色素、ラック色素、ルチン等。(44)甘味料 砂糖、甘茶、果糖、アラビノース、ガラクトース、キシロース、ステビア、マンノース、麦芽糖、蜂蜜、ブドウ糖、ミラクリン、モネリン、甘草抽出物等。(45)栄養強化剤 貝殻焼成カルシウム、シアノコラバミン、酵母、小麦胚芽、卵黄粉末、ヘミセルロース、ヘム鉄等。(46)乳製品 牛乳、チーズ、生クリーム、バター、マーガリン、粉乳、ホエー、練乳等。(44)その他 ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖類及びその分解物、動・植物性糖蛋白質及びその分解物、血流促進剤、抗炎症剤・消炎剤・抗アレルギー剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、酵素、精製水(電子水、小クラスター化等)、口腔用剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料等が挙げられ、これらと併用することによって、本発明効果の相加的又は相乗的向上が期待できる。 以下、製造例を示し本発明をより詳しく説明する。但し、本発明はこれらに限定されるものではない。(製造例1)アマチャの葉及び枝先の発酵物100gを精製水1Lにて約1時間加温抽出し、濾過して抽出液を約1.0kg得る。これを濃縮,乾燥し抽出乾燥粉末を約20gを得た。(製造例2)アマチャの葉及び枝先の発酵物100gを50%エタノール溶液1Lにて約1時間加熱抽出し、濾過して抽出液を約1.0kg得る。エバポレーターにて抽出溶媒を留去させ、抽出乾燥粉末約17gを得た。(製造例3)アマチャの葉及び枝先の乾燥物100gをエタノール溶液1Lにて約1時間加熱抽出し、濾過して抽出液を約1.0kg得る。エバポレーターにて抽出溶媒を留去させ、抽出乾燥粉末約15gを得た。(製造例4)アマチャの葉及び枝先の乾燥物100gを精製水1Lに室温で3昼夜浸漬し、ろ過して抽出液(乾燥固形分約0.7%)を約1.0kg得る。(製造例5)アマチャの葉及び枝先の発酵物100gを50%エタノール溶液に漬浸し、室温にて3昼夜抽出した後、ろ過して抽出液を約3.6kg得る。エバポレーターにて抽出溶媒を留去させ、抽出乾燥粉末約18gを得た。(製造例6)アマチャの葉及び枝先の発酵物100gをエタノール溶液1Lに浸漬し、室温にて3昼夜抽出した後、濾過して抽出液を約1.0kg得る。エバポレーターにて抽出溶媒を留去させ、抽出乾燥粉末約16gを得た。〈試験1〉α-グルコシダーゼ阻害作用 下記の測定方法により、本発明品のα-グルコシダーゼの阻害活性(%)を求めた。《試料》 検体溶液として、製造例1,2,5によって得られた本発明品をそれぞれ30,3,1.5mg/mLとなるよう精製水で調整し、試験に供した。また、標準溶液として精製水を用いた。《方法》 α-グルコシダーゼ液は、市販のSaccharomyces sp.由来のα-グルコシダーゼ(EC3.2.1.20)にpH6.0リン酸緩衝液を加えて溶解し、調整した。グルコース含量の測定はグルコースBテストワコー(和光純薬製)の試薬を用いた。 試験管に2%シュクロース溶液0.2mL、試料0.2mLを加え、酵素α-グルコシダーゼ液0.2mL加えた後、37℃のウォーターバス中で30分反応した。反応液を沸騰水中に10分間置き酵素を失活させ、澄明上澄み液のグルコース含量を測定した。澄明上澄み液20μLに発色試液3mL加え、37℃のウォーターバス中で20分反応した。505nmの吸光度を測定し、酵素反応量とした。α-グルコシダーゼ阻害活性は数1により求めた。図1〜3はその結果である。〈数1〉阻害活性(%)=(標準の酵素反応量−検体添加の酵素反応量)/標準の酵素反応量×100《結果》 図1〜3より、本発明品にはα-グルコシダーゼの阻害活性が非常に強く見られた。製造例1についてα-グルコシダーゼに対するIC50(50%阻害濃度)を求めたところ、0.62mg/mLであった。〈試験2〉ヒトへの糖負荷試験 本発明品の体内における糖質の吸収阻害作用を以下の条件で試験した。《試料》 製造例1の本発明品を試験に供した。《方法》 24歳女性を対象とし、シュクロース投与後の血糖値の変化を調べた。本発明品であるアマチャ抽出物400mg摂取5分後、シュクロース50gを摂取し、血糖値を測定した。シュクロース投与前、投与30分後、投与60分後、投与90分後、投与120分後に血糖自己測定器にて血糖値を測定した。対照として、シュクロース50g摂取後の血糖値を測定した。結果を図2に示す。《結果》 図2に示すように、コントロールでは、60分経過までに血糖値が急に上昇するのに対し本発明品を投与したものは、血糖値の上昇が緩やかになった。これは、本発明品であるアマチャ抽出物がα-グルコシダーゼの酵素活性を阻害し、糖質の分解反応を遅らせるためと考えられる。各種飲食品の処方例 本発明によるα-グルコシダーゼ阻害剤は、つぎの処方により飲食品に配合することができる。本発明はこれらの処方例に限定されるものではない。処方例1:ソフトカプセル 質量% 1.玄米胚芽油 87.O 2.乳化剤 12.0 3.製造例4の本発明品 1.0処方例2:清涼飲料 質量% 1.果糖ブドウ糖液糖 30.0 2.乳化剤 0.5 3.A:製造例1の本発明品 B:製造例2の本発明品 C:製造例3の本発明品 D:製造例5の本発明品 E:製造例6の本発明品 ※A〜E何れか1種 0.05 4.香料 微量 5.精製水 残余処方例3:清涼飲料 質量% 1.難消化デキストリン 1.0 2.乳化剤 0.5 3.製造例4の本発明品 1.0 4.香料 微量 5.精製水 残余処方例4:錠剤 質量% 1.乳糖 54.0 2.結晶セルロース 30.0 3.澱粉分解物 10.0 4.グリセリン脂肪酸エステル 5.0 5.製造例1の本発明品 1.0処方例5:錠菓 質量% 1.砂糖 76.5 2.グルコース 19.0 3.ショ糖脂肪酸エステル 0.2 4.A:製造例1の本発明品 B:製造例2の本発明品 C:製造例3の本発明品 D:製造例5の本発明品 E:製造例6の本発明品 ※A〜E何れか1種 0.5 5.精製水 3.9処方例6:チューインガム 質量% 1.砂糖 53.0 2.ガムベース 20.0 3.グルコース 10.0 4.水あめ 16.0 5.香料 0.5 6.製造例5の本発明品 0.5処方例7:グミ 質量% 1.還元水あめ 40.0 2.グラニュー糖 20.0 3.ブドウ糖 20.0 4.ゼラチン 4.7 5.水 9.68 6.ウメ果汁 4.0 7.ウメフレーバー 0.6 8.色素 0.02 9.製造例2の本発明品 1.0処方例8:キャンディー 質量% 1.砂糖 50.0 2.水あめ 33.0 3.水 14.4 4.有機酸 2.0 5.香料 0.1 6.製造例1の本発明品 0.5本発明品である製造例1のα-グルコシダーゼ阻害効果を示すグラフである。本発明品である製造例1のα-グルコシダーゼ阻害効果を示すグラフである。本発明品である製造例1のα-グルコシダーゼ阻害効果を示すグラフである。本発明品のヒトへの糖負荷試験結果を示すグラフである。


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特許公報(B2)_α−グルコシダーゼ阻害剤

生命科学関連特許情報

タイトル:特許公報(B2)_α−グルコシダーゼ阻害剤
出願番号:2003339331
年次:2010
IPC分類:A61K 36/18,A61P 43/00,C12N 9/99


特許情報キャッシュ

坪井 誠 高橋 達治 JP 4574973 特許公報(B2) 20100827 2003339331 20030930 α−グルコシダーゼ阻害剤 一丸ファルコス株式会社 000119472 坪井 誠 高橋 達治 20101104 A61K 36/18 20060101AFI20101014BHJP A61P 43/00 20060101ALI20101014BHJP C12N 9/99 20060101ALI20101014BHJP JPA61K35/78 CA61P43/00 107A61P43/00 111C12N9/99 A61K 36/00−36/9068 A61Q 1/00−99/00 A61K 8/97 CAplus/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN) JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamII) 特開2004−244396(JP,A) 特開2002−138044(JP,A) 特開平07−327602(JP,A) 1 2005104891 20050421 8 20060913 田村 聖子 本発明は、糖質吸収阻害に有用であるα-グルコシダーゼ阻害剤。更に、これを応用した糖尿病の予防・治療、ダイエット、痩身等に有効な組成物に関する。 ケーキなどの食品中に含まれる砂糖(ショ糖、シュクロース)は、小腸にてα-グルコシダーゼ等の二糖類分解酵素によってグルコースに分解され、吸収される。このようにα-グルコシダーゼは、体内で糖質の消化酵素として重要な役割を果たしており、これらの酵素活性が血糖値に影響を与える。よって、糖尿病や肥満の予防および治療において、これらの酵素活性を制御することは重要である。 糖尿病には、インスリン依存型糖尿病(I型糖尿病)とインスリン非依存型糖尿病(II型糖尿病)の2タイプがあるが、全体の90%は後者のタイプである。インスリン非依存型糖尿病(II型糖尿病)は、過栄養によるインスリンの作用不足(例えば組織におけるインスリン感受性低下、膵臓のインシュリン分泌不足等)による糖−脂質代謝の異常が原因といわれている。インスリン非依存型糖尿病(II型糖尿病)は、薬物による治療により、まずは食事療法、運動療法でコントロールすることが基本とされるが、そのように自己管理がなされていても必ずしも代謝異常が是正されるとは限らず、薬に依存しがちである。 ところが、薬剤には、投与による副作用や使用量に制限の問題がある。また、これらは単一化された物質の混合によるものがほとんどであるため、単一物質の副作用、さらには長期に亘る服用により起こる安全性の面からも問題になっている。 従来このような糖質の代謝異常を是正する植物由来の物質としては、マオウ(特許文献1参照)、タマリンド種子(特許文献2参照)、シソ(特許文献3参照)などから得られる抽出物が知られている。これらの植物由来抽出物は、安全性の面から食品、医薬品等に応用しやすくするため、有効成分等について研究が行なわれている。特開平09−2963特開平09−291039特開2000−102383 本発明では、α-グルコシダーゼ阻害作用が強く、シュークロースの吸収により引き起こされる血糖値の上昇を抑制し、且つ生体に対して安全であり、日常的に摂取することの可能な、糖尿病予防・治療用組成物並びにダイエット用飲食品を提供することを課題とする。 このような背景の下、本発明者らは、アマチャ抽出物にα-グルコシダーゼに対する強い阻害効果があることを見出し本発明を完成するに至った。 更に、上記α-グルコシダーゼ阻害剤を含有することにより優れた糖尿病予防・治療用組成物を提供するに至った。 並びに、上記α-グルコシダーゼ阻害剤を含有することにより優れたダイエット用飲食品を提供するに至った。 本発明品のアマチャ抽出物はα-グルコシダーゼの酵素活性を阻害し、糖質の吸収を効果的に抑制することが出来る。また、本発明品を含有する糖尿病予防・治療用組成物は、糖質の吸収による血糖値の上昇を緩やかにするため、糖尿病や肥満の予防・治療に極めて有効である。更に本発明品を含有するダイエット用飲食品は、糖質の吸収が抑制されるため優れた痩身効果を有する。さらに、本発明は、日本特有の食品である甘茶であり、安全性が高く、副作用の心配がない。 本発明で使用する「アマチャ、生薬名:甘茶」とは、ユキノシタ科(Saxifragaceae)、アジサイ属(Hydrangea)の植物:アマチャ Hydrangea serrata Seringevar. thunbergii Sugimoto(=H.macrophylla Seringe var. thunbergii Makino)であり、花、花穂、果皮、果実、茎、葉、枝、枝葉、幹、樹皮、根茎、根皮、根、種子又は全草を用いることができるが、好適には葉及び/又は枝先を用いる。その他、ヤマアジサイ、アマギアマチャ、コアマチャ、オオアマチャなどを用いることもできる。更に、これらアマチャの葉を発酵させたものも用いることができる。また、一般的に市販されている甘茶を用いることもできる。 抽出溶媒としては、水、アルコール類(例えば、無水エタノール、エタノール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコールなど)、アセトンなどのケトン類、ジエチルエーテル、ジオキサン、酢酸エチルエステルなどのエステル類などの有機溶媒を、単独又は2種類以上の混液を任意に組み合わせて使用することができ、又、各々の溶媒抽出物が組み合わされた状態でも使用できる。 尚、製造方法は特に制限されるものはないが、通常、常温、常圧下での溶媒の沸点の範囲であれば良く、抽出後は濾過又はイオン交換樹脂を用い、吸着・脱色・精製して溶液状、ペースト状、ゲル状、粉末状とすれば良い。更に多くの場合は、そのままの状態で利用できるが、必要ならば、その効果に影響のない範囲で更に脱臭、脱色等の精製処理を加えても良く、脱臭・脱色等の精製処理手段としては、活性炭カラム等を用いれば良く、抽出物質により一般的に適用される通常の手段を任意に選択して行えば良い。 本発明によるα-グルコシダーゼ阻害剤におけるアマチャ抽出物の含有濃度は、固形分として0.01〜100質量%程度(以下、%で表わす)、好ましくは0.5〜50%程度含有していると使用性および良好な効果が得られる。 本発明品である糖尿病予防・治療用組成物は、インスリン非依存型糖尿病(II型糖尿病)の予防に適する。例えば、糖尿病予防剤として軟・硬カプセル剤または錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤の形態で経口投与することが出来る。 本発明品であるダイエット用飲食品としては、例えば、菓子類(ガム、キャンデー、キャラメル、チョコレート、クッキー、スナック、ゼリー、グミ、錠菓等)、麺類(そば、うどん、ラーメン等)、乳製品(ミルク、アイスクリーム、ヨーグルト等)、調味料(味噌、醤油等)スープ類、飲料(ジュース、コーヒー、紅茶、茶、炭酸飲料、スポーツ飲料等)をはじめとする一般食品や、健康食品(錠剤、カプセル等)、栄養補助食品(栄養ドリンク等)が挙げられる。また、インスタント食品に添加してもよい。本発明品であるアマチャ抽出物を粉末セルロースと共にスプレードライまたは凍結乾燥したものを、粉末、顆粒、打錠、溶液等にすることで容易に飲食品に含有させることができる。 本発明による糖尿病予防・治療用組成物並びに、ダイエット用飲食品におけるアマチャ抽出物の含有濃度は、固形分として0.001〜100質量%程度(以下、%で表わす)、好ましくは0.5〜50%程度含有していると使用性および良好な効果が得られる。 尚、本発明において得られるα-グルコシダーゼ阻害剤、更にこれを配合した糖尿病予防・治療用組成物並びにダイエット用飲食品は、本発明の効果を損なわない範囲内で、飲食品類等に使用される成分や添加剤を併用して製造することができる。 以下、製造例を示し本発明をより詳しく説明する。但し、本発明はこれらに限定されるものではない。(製造例1)アマチャの葉及び枝先の発酵物100gを精製水1Lにて約1時間加温抽出し、濾過して抽出液を約1.0kg得る。これを濃縮,乾燥し抽出乾燥粉末を約20gを得た。(製造例2)アマチャの葉及び枝先の発酵物100gを50%エタノール溶液1Lにて約1時間加熱抽出し、濾過して抽出液を約1.0kg得る。エバポレーターにて抽出溶媒を留去させ、抽出乾燥粉末約17gを得た。(製造例3)アマチャの葉及び枝先の乾燥物100gをエタノール溶液1Lにて約1時間加熱抽出し、濾過して抽出液を約1.0kg得る。エバポレーターにて抽出溶媒を留去させ、抽出乾燥粉末約15gを得た。(製造例4)アマチャの葉及び枝先の乾燥物100gを精製水1Lに室温で3昼夜浸漬し、ろ過して抽出液(乾燥固形分約0.7%)を約1.0kg得る。(製造例5)アマチャの葉及び枝先の発酵物100gを50%エタノール溶液に漬浸し、室温にて3昼夜抽出した後、ろ過して抽出液を約3.6kg得る。エバポレーターにて抽出溶媒を留去させ、抽出乾燥粉末約18gを得た。(製造例6)アマチャの葉及び枝先の発酵物100gをエタノール溶液1Lに浸漬し、室温にて3昼夜抽出した後、濾過して抽出液を約1.0kg得る。エバポレーターにて抽出溶媒を留去させ、抽出乾燥粉末約16gを得た。〈試験1〉α-グルコシダーゼ阻害作用 下記の測定方法により、本発明品のα-グルコシダーゼの阻害活性(%)を求めた。《試料》 検体溶液として、製造例1,2,5によって得られた本発明品をそれぞれ30,3,1.5mg/mLとなるよう精製水で調整し、試験に供した。また、標準溶液として精製水を用いた。《方法》 α-グルコシダーゼ液は、市販のSaccharomyces sp.由来のα-グルコシダーゼ(EC3.2.1.20)にpH6.0リン酸緩衝液を加えて溶解し、調整した。グルコース含量の測定はグルコースBテストワコー(和光純薬製)の試薬を用いた。 試験管に2%シュクロース溶液0.2mL、試料0.2mLを加え、酵素α-グルコシダーゼ液0.2mL加えた後、37℃のウォーターバス中で30分反応した。反応液を沸騰水中に10分間置き酵素を失活させ、澄明上澄み液のグルコース含量を測定した。澄明上澄み液20μLに発色試液3mL加え、37℃のウォーターバス中で20分反応した。505nmの吸光度を測定し、酵素反応量とした。α-グルコシダーゼ阻害活性は数1により求めた。図1〜3はその結果である。〈数1〉阻害活性(%)=(標準の酵素反応量−検体添加の酵素反応量)/標準の酵素反応量×100《結果》 図1〜3より、本発明品にはα-グルコシダーゼの阻害活性が非常に強く見られた。製造例1についてα-グルコシダーゼに対するIC50(50%阻害濃度)を求めたところ、0.62mg/mLであった。〈試験2〉ヒトへの糖負荷試験 本発明品の体内における糖質の吸収阻害作用を以下の条件で試験した。《試料》 製造例1の本発明品を試験に供した。《方法》 24歳女性を対象とし、シュクロース投与後の血糖値の変化を調べた。本発明品であるアマチャ抽出物400mg摂取5分後、シュクロース50gを摂取し、血糖値を測定した。シュクロース投与前、投与30分後、投与60分後、投与90分後、投与120分後に血糖自己測定器にて血糖値を測定した。対照として、シュクロース50g摂取後の血糖値を測定した。結果を図2に示す。《結果》 図2に示すように、コントロールでは、60分経過までに血糖値が急に上昇するのに対し本発明品を投与したものは、血糖値の上昇が緩やかになった。これは、本発明品であるアマチャ抽出物がα-グルコシダーゼの酵素活性を阻害し、糖質の分解反応を遅らせるためと考えられる。各種飲食品の処方例 本発明によるα-グルコシダーゼ阻害剤は、つぎの処方により飲食品に配合することができる。本発明はこれらの処方例に限定されるものではない。処方例1:ソフトカプセル 質量% 1.玄米胚芽油 87.O 2.乳化剤 12.0 3.製造例4の本発明品 1.0処方例2:清涼飲料 質量% 1.果糖ブドウ糖液糖 30.0 2.乳化剤 0.5 3.A:製造例1の本発明品 B:製造例2の本発明品 C:製造例3の本発明品 D:製造例5の本発明品 E:製造例6の本発明品 ※A〜E何れか1種 0.05 4.香料 微量 5.精製水 残余処方例3:清涼飲料 質量% 1.難消化デキストリン 1.0 2.乳化剤 0.5 3.製造例4の本発明品 1.0 4.香料 微量 5.精製水 残余処方例4:錠剤 質量% 1.乳糖 54.0 2.結晶セルロース 30.0 3.澱粉分解物 10.0 4.グリセリン脂肪酸エステル 5.0 5.製造例1の本発明品 1.0処方例5:錠菓 質量% 1.砂糖 76.5 2.グルコース 19.0 3.ショ糖脂肪酸エステル 0.2 4.A:製造例1の本発明品 B:製造例2の本発明品 C:製造例3の本発明品 D:製造例5の本発明品 E:製造例6の本発明品 ※A〜E何れか1種 0.5 5.精製水 3.9処方例6:チューインガム 質量% 1.砂糖 53.0 2.ガムベース 20.0 3.グルコース 10.0 4.水あめ 16.0 5.香料 0.5 6.製造例5の本発明品 0.5処方例7:グミ 質量% 1.還元水あめ 40.0 2.グラニュー糖 20.0 3.ブドウ糖 20.0 4.ゼラチン 4.7 5.水 9.68 6.ウメ果汁 4.0 7.ウメフレーバー 0.6 8.色素 0.02 9.製造例2の本発明品 1.0処方例8:キャンディー 質量% 1.砂糖 50.0 2.水あめ 33.0 3.水 14.4 4.有機酸 2.0 5.香料 0.1 6.製造例1の本発明品 0.5本発明品である製造例1のα-グルコシダーゼ阻害効果を示すグラフである。本発明品である製造例1のα-グルコシダーゼ阻害効果を示すグラフである。本発明品である製造例1のα-グルコシダーゼ阻害効果を示すグラフである。本発明品のヒトへの糖負荷試験結果を示すグラフである。アマチャ抽出物を含有することを特徴とするα-グルコシダーゼ阻害剤(但し、糖尿病予防・治療剤、肥満の予防・治療剤を除く)。


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