タイトル: | 公開特許公報(A)_検査装置 |
出願番号: | 2003327000 |
年次: | 2005 |
IPC分類: | 7,G01N21/956,G01M11/00,G02F1/13,G09F9/00 |
農宗 千典 佐々木 正明 松本 尚盛 本橋 茂之 内藤 宏 山田 隆明 JP 2005091239 公開特許公報(A) 20050407 2003327000 20030919 検査装置 日本電産トーソク株式会社 000220505 有限会社コア・ラボ 501173069 三好 千明 100088100 農宗 千典 佐々木 正明 松本 尚盛 本橋 茂之 内藤 宏 山田 隆明 7G01N21/956G01M11/00G02F1/13G09F9/00 JPG01N21/956 AG01M11/00 TG02F1/13 101G09F9/00 352 1 2 OL 6 2G051 2G086 2H088 5G435 2G051AA51 2G051AA90 2G051AB20 2G051CA04 2G086EE10 2G086EE12 2H088FA13 2H088FA30 5G435AA17 5G435AA19 5G435KK05 5G435KK10 本発明は、ディスプレイに発生するムラを検出した際に、このムラ位置を表示する検査装置に関する。 従来、プラズマディスプレイや液晶モニター等の被検査表示装置を検査する際には、検査装置が用いられていた。この検査装置では、図5に示すように、被検査表示装置101に検査用画像を表示するとともに、この表示画像をCCDカメラで取得し、取得された画像を解析してムラの有無を検査していた。 前記被検査表示装置101にてムラ111を発見した場合、そのムラ位置112を、検査モニタ113に表示するように構成されており、この検査モニタ113を監視することで、ムラ位置112を確認できるように構成されている。 しかしながら、このような従来の検査装置にあっては、検出されたムラ位置112を、検査モニタ113と被検査表示装置101とで照合しなければならず、確認作業に時間を要した。 本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、ムラ位置の確認を容易に行うことができる検査装置を提供することを目的とするものである。 前記課題を解決するために本発明の検査装置にあっては、被検査表示装置に表示信号を出力して画像を表示させるとともに、この画像をカメラで取得してムラの有無を検出する検査装置において、前記被検査表示装置で前記ムラが検出された際に、該ムラを囲む枠を表示させる枠表示信号を、前記表示信号に重畳して当該被検査表示装置に出力するムラ位置表示手段を備えている。 すなわち、被検査表示装置でのムラの発生を検査する際には、被検査表示装置に表示信号を出力して画像を表示させるとともに、この画像をカメラで取得してムラの有無を検出する。このとき、ムラが検出された際には、このムラを囲む枠を表示させる枠表示信号が、前記表示信号に重畳され当該被検査表示装置に出力される。 これにより、前記被検査表示装置には、検出されたムラが枠で囲まれた状態で表示される。 以上説明したように本発明の検査装置にあっては、被検査表示装置にてムラの発生が検査された際に、そのムラを枠で囲んだ状態で当該被検査表示装置に表示することができる。 したがって、検出されたムラ位置が検査モニタに表示される従来と比較して、検査モニタを見ること無く、ムラ位置を確認することができる。これにより、ムラ位置の確認時間を大幅に短縮することができる。 以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる検査装置1を示す図であり、該検査装置1は、プラズマディスプレイや液晶モニター等の被検査表示装置2に表示信号を出力して画像を表示させるとともに、この画像を取得してムラの有無を検出する装置である。 この検査装置1は、検査PC11を中心に構成されており、該検査PC11は、点灯制御部12を介して前記被検査表示装置2へ表示用の信号を出力するように構成されている。これにより、前記検査PC11からの信号に応じた画像を被検査表示装置2の表示画面13に表示して、当該被検査表示装置2に発生するムラの検査を行えるように構成されている。 また、前記検査装置1は、前記被検査表示装置2での表示を撮影するCCDカメラ21を備えている。該CCDカメラ21は、カメラインターフェース22を介して、前記検査PC11に接続されており、当該CCDカメラ21で撮影された画像が前記検査PC11へ送られるように構成されている。 この検査PC11は、内部に記憶されたプログラムに従って動作するように構成されており、前記被検査表示装置2への表示制御と、前記CCDカメラ21で取得した画像の画像処理とを行うとともに、その画像処理結果等を検査モニタ31へ出力して表示できるように構成されている。 以上の構成にかかる本実施の形態を、図2に示すフローチャートを用いて説明する。 すなわち、前記検査PC11が前記被検査表示装置2の検査を行う際には、予め検査用の表示信号を点灯制御部12へ出力して被検査表示装置2の表示画面13に検査用の表示画像を表示させるとともに、CCDカメラ21で前記表示画面13の表示画像の取得して、図3に示すように、この取得画像41を検査PC11に入力する(S1)。 そして、この取得画面41を、複数のブロック45,・・・に分割して分割画面46を形成した後(S2)、各ブロック45,・・・内に発生したムラ47のムラ度を計測する(S3)。このとき、ムラ47が、線状に現れる線状ムラか、点状に現れる点状ムラか、又は通常の現れる通常ムラかも判断する。 次に、計測されたムラ度が、予め定められたしきい値を越えているか否かを各ブロック45,・・・で判断し、しきい値を越えていた場合には、そのブロック45をNGブロック51,・・・としたNGブロック画像52を形成する(S4)。 そして、検出された各NGブロック51,・・・の総てを囲む枠55を表示させる為の枠表示信号を形成し、この枠表示信号を、現在出力中の前記表示信号に重畳するとともに、この重畳信号を、前記点灯制御部12を介して前記被検査表示装置2へ出力する(S5)。このとき、前記しきい値を越えたと判断されたムラ度を持つ前記ムラ47が線状ムラの場合には、前記枠55を黄色で表示し、前記ムラ47が点状ムラの場合には、前記枠55を青色で表示する。また、前記ムラ47が通常ムラの場合には、前記枠55を赤色で表示する。なお、前記枠表示信号が重畳された前記重畳信号は、検査モニタ31へも出力するものとする。 これにより、前記被検査表示装置2には、検出されたムラ47が前記枠55で囲まれた枠表示画像61が表示され、前記被検査表示装置2にしきい値を超えるムラ度が計測された際には、図4にも示すように、そのムラ47を枠55で囲んだ状態で当該被検査表示装置2に表示することができる。 したがって、検出されたムラ位置が検査モニタ31のみに表示される従来と比較して、検査モニタ31を見ること無く、被検査表示装置2を見るだけでムラ位置を確認することができる。これにより、ムラ位置の確認時間を大幅に短縮することができ、作業効率を高めることができる。本発明の一実施の形態を示すブロック図である。同実施の形態の動作を示すフローチャートである。同実施の形態の動作を示す説明図である。同実施の形態の動作を説明図する模式図である。従来の検査装置での動作を説明する模式図である。符号の説明 1 検査装置 2 被検査表示装置 11 検査PC 21 CCDカメラ被検査表示装置に表示信号を出力して画像を表示させるとともに、この画像をカメラで取得してムラの有無を検出する検査装置において、 前記被検査表示装置で前記ムラが検出された際に、該ムラを囲む枠を表示させる枠表示信号を、前記表示信号に重畳して当該被検査表示装置に出力するムラ位置表示手段を備えたことを特徴とする検査装置。 【課題】 ムラ位置の確認を容易に行うことができる検査装置を提供する。【解決手段】 検査用の表示信号を点灯制御部12へ出力して被検査表示装置2に検査用の表示画像を表示させ、CCDカメラ21で表示画面13の表示画像の取得して検査PC11に入力する(S1)。取得画面41をブロック45分割し(S2)、各ブロック45内のムラ度を計測する(S3)。計測されたムラ度が、予め定められたしきい値を越えていた場合、そのブロック45をNGブロック51とする(S4)。各NGブロック51の総てを囲む枠55を表示させる為の枠表示信号を形成し、この枠表示信号を現在出力中の表示信号に重畳して被検査表示装置2へ出力する(S5)。これにより、被検査表示装置2にムラ47を枠55で囲んだ表示を行う。【選択図】 図2