タイトル: | 特許公報(B2)_抗男性ホルモン剤、及び養毛化粧料、皮脂分泌抑制剤並びに前立腺肥大抑制剤 |
出願番号: | 2001163978 |
年次: | 2012 |
IPC分類: | A61K 36/18,A61P 5/28,A61P 13/08,A61P 17/08,A61P 17/14,A61P 43/00 |
木曽 昭典 川嶋 善仁 岸田 直子 JP 4869498 特許公報(B2) 20111125 2001163978 20010531 抗男性ホルモン剤、及び養毛化粧料、皮脂分泌抑制剤並びに前立腺肥大抑制剤 丸善製薬株式会社 591082421 流 良広 100107733 廣田 浩一 100107515 木曽 昭典 川嶋 善仁 岸田 直子 20120208 A61K 36/18 20060101AFI20120119BHJP A61P 5/28 20060101ALI20120119BHJP A61P 13/08 20060101ALI20120119BHJP A61P 17/08 20060101ALI20120119BHJP A61P 17/14 20060101ALI20120119BHJP A61P 43/00 20060101ALI20120119BHJP JPA61K35/78 CA61P5/28A61P13/08A61P17/08A61P17/14A61P43/00 111 A61K 36/30 CA/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN) JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamII) 特開平08−208499(JP,A) 9 2002363085 20021218 14 20080519 菊池 美香 【0001】【発明の属する技術分野】本発明は、テストステロン5α−レダクターゼ阻害作用及び/又はアンドロゲン受容体結合阻害作用を通じて、テストステロンの活性発現を阻害することができる抗男性ホルモン剤、及びこの抗男性ホルモン剤を含有し、男性ホルモン依存型の疾患である男性型禿頭、多毛症、脂漏症、座瘡、前立腺肥大症、前立腺腫瘍、男児性早熟等の予防・改善に有効な養毛化粧料、皮脂分泌抑制剤、並びに前立腺肥大抑制剤に関するものである。【0002】【従来の技術】多くのステロイドホルモンは産生臓器から分泌された分子型で受容体と結合してその作用を発現するが、アンドロゲンと総称される男性ホルモンの場合、例えば、テストステロンは標的臓器の細胞内に入ってテストステロン5α−レダクターゼにより5α−ジヒドロテストステロン(5α−DHT)に還元されてから受容体と結合し、アンドロゲンとしての作用を発現する。【0003】前記アンドロゲンは重要なホルモンであるが、それが過度に作用すると、男性型禿頭、多毛症、脂漏症、座瘡、前立腺肥大症、前立腺腫瘍、男児性早熟などの様々な好ましくない症状を誘発する。そこで、過剰のアンドロゲンの作用を抑制することによりこれら好ましくない症状を改善する手段が検討されている。具体的には、テストステロンを活性型5α−DHTに還元するテストステロン5α−レダクターゼの作用を阻害することにより活性な5α−DHTを生じるのを抑制する方法と、テストステロンから生じた5α−DHTが受容体と結合するのを阻害することによりアンドロゲン活性を発現させない方法とが提案されている。【0004】その結果、シプロテンアセテート、オキセンドロン、酢酸クロマジノン等の有効性が確認されたが、これらはステロイドホルモン誘導体であるホルモン様作用等の好ましくない副作用を有するという欠点がある。【0005】また、幾つかの生薬や植物体からの抽出物について、テストステロン5α−レダクターゼ阻害作用(特開昭60−1466829号公報等参照)、5α−DHTとその受容体との結合を阻害する作用(特開昭64−3126号公報等参照)が知られている。【0006】【発明が解決しようとする課題】しかしながら、安全性、及び生産性に優れ、かつ安価でありながら、高いテストステロン5α−レダクターゼ阻害作用及び/又はアンドロゲン受容体結合阻害作用を有する抗男性ホルモン剤に対する需要者の要望は極めて強く、未だ十分満足し得るものが提供されていないのが現状である。【0007】本発明は、このような状況下、従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、テストステロン5α−レダクターゼ阻害物質及び/又はアンドロゲン受容体結合阻害物質を有効成分として含む新規、かつ強力で安全な抗男性ホルモン剤、及びこの抗男性ホルモン剤を含有する養毛化粧料、皮脂分泌抑制剤、並びに前立腺肥大抑制剤を提供することを目的とする。【0008】【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を解決するため、安全な数多くの植物類の中から、抗男性ホルモン効果を有するものについて鋭意検討を重ねた結果、ムラサキ科チシャノキ属(Ehretia)植物の抽出物が、優れたテストステロン5α−レダクターゼ阻害作用及びアンドロゲン受容体結合阻害作用を有することを知見した。【0009】即ち、ムラサキ科チシャノキ属(Ehretia)植物の抽出物、特にチャングバットの葉部、茎部、枝部又はこれらの混合部位の抽出物が、異なる作用点で男性ホルモン作用の発現を抑制するテストステロン5α−レダクターゼ阻害作用及びアンドロゲン受容体結合阻害作用を有し、男性ホルモン依存型の疾患である男性型禿頭、多毛症、脂漏症、座瘡、前立腺肥大症、前立腺腫瘍、男児性早熟等の予防、改善に有効な骨粗鬆症の予防や治療に有効な養毛化粧料、皮脂分泌抑制剤又は前立腺肥大抑制剤が得られることを見出し、本発明をなすに至った。【0010】従って、発明は、下記の抗男性ホルモン剤、及び養毛化粧料、皮脂分泌抑制剤並びに前立腺肥大抑制剤を提供する。【0011】請求項1の発明は、ムラサキ科チシャノキ属植物から抽出されるテストステロン5α−レダクターゼ阻害物質を有効成分として含むことを特徴とする抗男性ホルモン剤である。【0012】請求項2の発明は、ムラサキ科チシャノキ属植物から抽出されるアンドロゲン受容体結合阻害物質を有効成分として含むことを特徴とする抗男性ホルモン剤である。【0013】請求項3の発明は、ムラサキ科チシャノキ属植物が、チャングバット、マルバチチシャノキ、リュウキュウチシャノキ及びチシャノキから選ばれる1種又は2種以上である請求項1又は2記載の抗男性ホルモン剤である。【0014】請求項4の発明は、ムラサキ科チシャノキ属植物として、チャングバットの葉部、茎部、枝部又はこれらの混合部位を用いる請求項3記載の抗男性ホルモン剤である。【0015】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の抗男性ホルモン剤を含有することを特徴とする養毛化粧料である。【0016】請求項6の発明は、更に育毛主剤を養毛化粧料全体に対し0.01〜10質量%配合した請求項5記載の養毛化粧料である。【0017】請求項7の発明は、育毛主剤が、ビタミンE又はその誘導体、セファランチン、センブリ、ショウキョウ、レゾルシン、ピリドキシン又はその誘導体、カンゾウ抽出物、ニンジンエキス、ニンニクエキス、エンメイソウエキス、グリチルリチン酸又はその誘導体及びグリチルレチン酸又はその誘導体から選ばれる1種又は2種以上である請求項6記載の養毛化粧料である。【0018】請求項8の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の抗男性ホルモン剤を含有することを特徴とする皮脂分泌抑制剤である。【0019】請求項9の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の抗男性ホルモン剤を含有することを特徴とする前立腺肥大抑制剤である。【0020】なお、本発明の抗男性ホルモン剤の抽出原料であるムラサキ科チシャノキ属植物(特にチャングバット)は、民間薬、特に茶として飲用されてきた安全性の高いものであるが、異なる作用点であるテストステロン5α−レダクターゼ阻害作用及びアンドロゲン受容体結合阻害作用を有し、男性ホルモン依存型の疾患である男性型禿頭、多毛症、脂漏症、座瘡、前立腺肥大症、前立腺腫瘍、男児性早熟等の予防、改善に有効であることは全く知られておらず、このことは本発明者の新知見である。【0021】【発明の実施の形態】以下、本発明について更に詳しく説明する。本発明の抗男性ホルモン剤は、ムラサキ科チシャノキ属植物から抽出されるテストステロン5α−レダクターゼ阻害物質及びアンドロゲン受容体結合阻害物質を有効成分として含むものである。【0022】ここで、ムラサキ科チシャノキ属(Ehretia)植物としては、チャングバット(Ehretia microphylla Lam.)、マルバチチシャノキ(Ehretia dicksonii Hance)、リュウキュウチシャノキ(Ehretia dichotoma Bl.)及びチシャノキ(Ehretia ovalifolia Hassk.)から選ばれる1種又は2種以上が挙げられ、これらの中でも、チャングバットが好ましい。【0023】チャングバット(日本名「フクマンギ」と呼ばれる)は、ムラサキ科チシャノキ属に属する高さ1〜3mの常緑低木で、奄美大島以南の琉球、中国南部、マレーシア、インドに分布する。葉は濃緑色で短枝に束生し、倒卵形で長さ2〜5cmである。【0024】このチャングバットは民間薬、特に茶として飲用されてきたが、テストステロン5α−レダクターゼ阻害作用及びアンドロゲン受容体結合阻害作用を有することは全く知られていない。【0025】本発明においては、チャングバットの葉部、茎部及び枝部のいずれの部位を使用してもよく、異なる2種以上の部位を組み合わせて使用することもできる。【0026】ムラサキ科チシャノキ属(Ehretia)植物が含有するテストステロン5α−レダクターゼ阻害物質及びアンドロゲン受容体結合阻害物質の詳細は不明であるが、上記抽出原料を用いて、植物の抽出に一般に用いられている抽出方法により得ることができる。なお、抽出液、該抽出液の希釈液、該抽出液を乾燥して得られる乾燥物、又はこれらの粗精製物もしくは精製物のいずれもが含まれる。【0027】例えば、ムラサキ科チシャノキ属植物(特にチャングバットの葉部、茎部、枝部又はこれらの混合部位)を乾燥した後、そのまま又は粗砕機を用い粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができる。乾燥は天日で行ってもよいし、通常使用される乾燥機を用いて行ってもよい。また、チャングバットの葉部、茎部、枝部又はこれらの混合部位は、ヘキサン、ベンゼン等の非極性溶媒によって脱脂等の前処理を施してから抽出原料として使用してもよい。脱脂等の前処理を行うことにより、チャングバットの葉部、茎部、枝部又はこれらの混合部位の極性溶媒による抽出処理を効率よく行うことができる。【0028】抽出に用いる溶媒としては、水若しくは親水性有機溶媒又はこれらの混合液を室温乃至溶媒の沸点以下の温度で用いることが好ましい。【0029】抽出溶媒として使用し得る水としては、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等の他、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、滅菌、ろ過、イオン交換、浸透圧の調整、緩衝化等が含まれる。従って、本発明において抽出溶媒として使用し得る水には、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。【0030】前記親水性有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、イソプロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコールなどが挙げられ、これら親水性有機溶媒と水との混合溶媒などを用いることができる。なお、水と親水性有機溶媒との混合系溶媒を使用する場合には、低級アルコールの場合は水10質量部に対して1〜90質量部、低級脂肪族ケトンの場合は水10質量部に対して1〜40質量部、多価アルコールの場合は水10質量部に対して10〜90質量部添加することが好ましい。【0031】本発明において、テストステロン5α−レダクターゼ阻害物質及びアンドロゲン受容体結合阻害物質を抽出するにあたり特殊な抽出方法を採用する必要はなく、室温乃至還流加熱下で、任意の装置を用いて抽出することができる。【0032】具体的には、抽出溶媒を満たした処理槽に、ムラサキ科チシャノキ属植物(特にチャングバットの葉部、茎部、枝部又はこれらの混合部位)を投入し、必要に応じて時々攪拌しながら、30分〜2時間静置して可溶性成分を溶出した後、濾過して固形物を除去し、得られた抽出液から抽出溶媒を溜去し、乾燥することにより抽出物が得られる。抽出溶媒量は通常、抽出原料の5〜15倍量(質量比)であり、抽出条件は、抽出溶媒として水を用いた場合には、通常50〜95℃で1〜4時間程度である。また、抽出溶媒として水とエタノールとの混合溶媒を用いた場合には、通常40〜80℃で30分〜4時間程度である。なお、溶媒で抽出することにより得られる抽出液は、抽出溶媒が安全性の高いものであればそのまま配合して本発明の抗男性ホルモン剤の有効成分として用いることができるが、濃縮液又はその乾燥物としたもののほうが利用しやすい。【0033】得られた抽出液は、該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、該抽出液の乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物を得るために、常法に従って希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施してもよい。【0034】得られた抽出液はそのままでも抗男性ホルモン剤として使用することができるが、濃縮液又はその乾燥物としたものの方が利用しやすい。抽出液の乾燥物を得るにあたっては、吸湿性を改善するためにデキストリン、シクロデキストリン等のキャリアーを添加してもよい。【0035】また、チャングバット等のムラサキ科チシャノキ属植物は特有の匂いを有しているため、その生理活性の低下を招かない範囲で脱色、脱臭等を目的とする精製を行うことも可能であるが、毛髪化粧料などに添加する場合には大量に使用するものではないから、未精製のままでも実用上支障はない。なお、精製は、具体的には活性炭処理、吸着樹脂処理、イオン交換樹脂処理等によって行うことができる。【0036】なお、本発明の抗男性ホルモン剤には、必要に応じて、他のテストステロン5α−レダクターゼ阻害作用及び/又はアンドロゲン受容体結合阻害作用を有する天然抽出物を配合して有効成分として用いることができる。【0037】このような天然抽出物としては、例えば、ランタナの根部抽出物、オウレン抽出物及びオウバク抽出物、ヒマラヤユキノシタ属植物抽出物(特にベルゲニア・クラッシフォリア又はベルゲニア・パープラセンスの抽出物)、ショウガ科植物抽出物(特にショウガ、ポンツクショウガ、ウコン、ハルウコン、クスリウコン、オオウコン、マンゴージンジャー、マンゴーガジュツ等の根茎部及び塊根部に含まれているクルクミン、デメトキシクルクミン、ビスデメトキシクルクミン等のクルクミノイド)、オレンジの果皮抽出物、セージの葉及び花抽出物、ペパーミントの葉抽出物、ユーカリの葉抽出物、ヨモギの葉抽出物、ラベンダーの花抽出物、ローズの花抽出物、又はローズマリーの葉抽出物などが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる(詳細については、特開平8−310923号公報、特開平9−255568号公報、特開平11−199503号公報、特開平11−335232号公報、特開平11−255651号公報等参照)。なお、有効成分の配合割合は、ムラサキ科チシャノキ属植物の抽出物:前記天然抽出物=1:0.01〜1:5(質量比)であることが好ましい。【0038】本発明のムラサキ科チシャノキ属植物の抽出物を有効成分として含有する抗男性ホルモン剤は、この種の植物抽出物製剤化の常法に従って単独で、あるいは適当な助剤を用いて、外皮用剤、内服剤、注射剤、座薬等の形に製剤化することができる。【0039】具体的には、外皮用剤の剤形としては、例えば、ヘアトニック、シャンプー、リンス、ローション、クリーム、乳液、パック、軟膏、浴用剤等、任意の剤形が可能であり、また、内服剤としては錠剤、カプセル剤、散剤、液剤等が可能である。この場合、製剤中におけるムラサキ科チシャノキ属植物(特にチャングバット)抽出物の配合量は、使用目的、性別、症状等を考慮して適宜調整することができ一概には規定できないが、抽出物の量で約0.005〜10質量%である。【0040】本発明の抗男性ホルモン剤は、男性型禿頭、多毛症、脂漏症、座瘡、前立腺肥大症等、テストステロン-5α-レダクターゼの作用を抑制すること、及び5α−DHTがアンドロゲン受容体と結合するのを阻害することに意味あるすべての用途に単独で利用することができる他、任意の皮膚外用剤、化粧料、医薬品、医薬部外品等の構成成分として広く利用することができるが、特に、養毛化粧料、皮脂分泌抑制剤、及び前立腺肥大抑制剤として好適なものである。【0041】この場合、本発明の抗男性ホルモン剤を養毛化粧料に配合する場合には、育毛主剤を養毛化粧料全体に対し0.01〜10質量%、特に0.1〜5質量%配合することが、育毛効果を高める観点から好ましい。【0042】前記育毛主剤としては、ビタミンE又はその誘導体、セファランチン、センブリ、ショウキョウ、レゾルシン、ピリドキシン又はその誘導体、カンゾウ抽出物、ニンジンエキス、ニンニクエキス、エンメイソウエキス、グリチルリチン酸又はその誘導体、グリチルレチン酸又はその誘導体などが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。【0043】なお、本発明の抗男性ホルモン剤を養毛化粧料、皮脂分泌抑制剤等の皮膚外用剤構成成分として用いる場合は、用途に応じた任意の生理活性物質や助剤、例えば、収斂剤、殺菌、抗菌剤、美白剤、紫外線吸収剤、保湿剤、細胞賦活剤、消炎・抗アレルギー剤、抗酸化・活性酸素消去剤等を併用すれば、より一般性のある製品となる。また、それにより、併用された他の有効成分との間の相乗作用が通常期待される以上の優れた効果をもたらす場合がある。【0044】前記収斂剤としては、例えば、クエン酸又はその塩類、酒石酸又はその塩類、乳酸又はその塩類、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム・カリウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛、硫酸亜鉛、ジユエキス、エイジツエキス、ハマメリスエキス、ゲンノショウコエキス、チャカテキン類、オドリコソウエキス、オトギリソウエキス、ダイオウエキス、ヤグルマソウエキス、キズタエキス、キューカンバーエキス、マロニエエキス、サルビアエキス、メリッサエキスなどが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。【0045】前記殺菌・抗菌剤としては、例えば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル、塩化ジステアリルメチルアンモニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、感光素101号、感光素201号、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、ソルビン酸、ハロカルバン、レゾルシン、パラクロロフェノール、フェノキシエタノール、ビサボロール、ヒノキチオール、メントール、キトサン、キトサン分解物、ジユエキス、クジンエキス、エンメイソウエキス、ビワエキス、ユッカエキス、アロエエキス、ケイヒエキス、ガジュツエキスなどが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。【0046】前記美白剤としては、例えば、アスコルビン酸又はその誘導体、イオウ、胎盤加水分解物、エラグ酸又はその誘導体、コウジ酸又はその誘導体、グルコサミン又はその誘導体、アルブチン又はその誘導体、ヒドロキシケイヒ酸又はその誘導体、グルタチオン、アルニカエキス、オウゴンエキス、ソウハクヒエキス、サイコエキス、ボウフウエキス、マンネンタケ菌糸体培養物又はその抽出物、シナノキエキス、モモ葉エキス、エイジツエキス、クジンエキス、ジユエキス、トウキエキス、ヨクイニンエキス、カキ葉エキス、ダイオウエキス、ボタンピエキス、ハマメリスエキス、マロニエエキス、オトギリソウエキス、油溶性カンゾウエキス(カンゾウ疎水性フラボン、グラブリジン、グラブレン、リコカルコンA)などが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。【0047】前記紫外線吸収剤としては、例えば、β-イソプロピルフラノン誘導体、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、オキシベンゾン、オキシベンゾンスルホン酸、テトラヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシベンゾフェノン、シノキサート、ジイソプロピルケイヒ酸メチル、メトキシケイヒ酸オクチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチル安息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、酸化チタン、β-カロチン、γ-オリザノール、コメヌカエキス、アロエエキス、カバノキエキス、シラカンバエキス、カミツレエキス、ヘンナエキス、チョウチグルミエキス、イチョウ葉エキス、カミツレエキス、セイヨウサンザシエキス、油溶性カンゾウエキスなどが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。【0048】前記保湿剤としては、例えば、セリン、グリシン、スレオニン、アラニン、コラーゲン、加水分解コラーゲン、ヒドロネクチン、フィブロネクチン、ケラチン、エラスチン、ローヤルゼリー、コンドロイチン硫酸ヘパリン、グリセロリン脂質、グリセロ糖脂質、スフィンゴリン脂質、スフィンゴ糖脂質、リノール酸又はそのエステル類、エイコサペンタエン酸又はそのエステル類、ペクチン、ビフィズス菌発酵物、乳酸発酵物、酵母抽出物、レイシ菌糸体培養物又はその抽出物、小麦胚芽油、アボガド油、米胚芽油、ホホバ油、ダイズリン脂質、γ-オリザノール、ビロウドアオイエキス、ヨクイニンエキス、ジオウエキス、タイソウエキス、カイソウエキス、キダチアロエエキス、ゴボウエキス、マンネンロウエキス、アルニカエキス、小麦フスマなどが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。【0049】前記細胞賦活剤としては、例えば、リボフラビン又はその誘導体、ピリドキシン又はその誘導体、ニコチン酸又はその誘導体、パントテン酸又はその誘導体、α−トコフェロール又はその誘導体、アルニカエキス、ニンジンエキス、ナタネニンジンエキス、ヘチマエキス(サポニン)、シコンエキス、オウバクエキス、ボタンピエキス、シャクヤクエキス、ムクロジエキス、ベニバナエキス、アシタバエキス、ビワ葉エキス、ヒキオコシエキス、ユキノシタエキス、黄杞エキス、サルビアエキス、ニンニクエキス、マンネンロウエキスなどが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。【0050】前記消炎・抗アレルギー剤としては、例えば、アズレン、アラントイン、アミノカプロン酸、インドメタシン、塩化リゾチーム、イプシロンアミノカプロン酸、オキシベンゾン、グリチルリチン酸又はその誘導体、グリチルレチン酸又はその誘導体、感光素301号、感光素401号、塩酸ジフェンヒドラミン、トラネキサム酸又はその誘導体、アデノシンリン酸、エストラジオール、エスロン、エチニルエストラジオール、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾン、プロゲステロン、コルチコステロン、アルニカエキス、インチンコウエキス、サンシシエキス、ジュウヤクエキス、カンゾウエキス、トウキエキス、ヨモギエキス、ワレモコウエキス、リンドウエキス、サイコエキス、センキュウエキス、セイヨウノコギリソウエキス、オウレンエキス、シソエキスなどが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。【0051】前記抗酸化・活性酸素消去剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没子食酸プロピル、バイカリン、バイカレイン、スーパーオキサイドディスムターゼ、カタラーゼ、ローズマリーエキス、メリッサエキス、オウゴンエキス、エイジツエキス、ビワ葉エキス、ホップエキス、ハマメリスエキス、シャクヤクエキス、セージエキス、キナエキス、カミツレエキス、ユーカリエキス、シソエキス、イチョウ葉エキス、タイムエキス、カルダモンエキス、キャラウェイエキス、ナツメグエキス、メースエキス、ローレルエキス、クローブエキス、ターメリックエキス、ヤナギタデエキスなどが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。【0052】本発明の抗男性ホルモン剤を前立腺肥大抑制剤として用いる場合には、一般食品、健康食品、保健機能食品、医薬部外品及び医薬品などに添加して使用される。一般食品としては、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲料等の飲料(これらの飲料の濃縮原液及び調整用粉末を含む);アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の冷菓;そば、うどん、はるさめ、ぎょうざの皮、しゅうまいの皮、中華麺、即席麺等の麺類;飴、チューインガム、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子等の菓子類;かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品;加工乳、発酵乳等の乳製品;サラダ油、てんぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシング等の油脂及び油脂加工食品;ソース、たれ等の調味料;スープ、シチュー、サラダ、惣菜、漬物;その他種々の形態の健康・栄養補助食品;錠剤、カプセル剤、ドリンク剤、トローチ等の医薬品、医薬部外品などが挙げられ、これらを製造するに当り通常用いられる補助的な原料や添加物と共に添加することができる。【0053】なお、本発明の抗男性ホルモン剤は、上述した用途以外にも、脱毛の予防と治療等の目的で、ドッグフード、キャットフードなどの愛玩動物や家畜のための食品に添加することもできる。【0054】【実施例】以下、製造例及び実施例を示して本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に何ら限定されるものではない。【0055】〔製造例1〕 チャングバット抽出物チャングバット(学名:Ehretia microphylla)の各部位(葉、茎及び枝)の乾燥物を細切りしたもの100gに抽出溶媒である50質量%エタノール(水とエタノールとの質量比1:1)1000mLを加え、還流抽出器で80℃、2時間加熱抽出し、熱時濾過した。残渣について同様の抽出処理を行った。得られた2回の抽出液を合わせて減圧下に濃縮し、乾燥して各部位の抽出物を得た。各部位毎の抽出物の収率は表1に示したとおりであった。【0056】【表1】【0057】〔実施例1〕製造例1のチャングバットの各部位抽出物について、下記の試験法によりテストステロン5α−レダクターゼ阻害作用を試験した。【0058】<テストステロン5α−レダクターゼ阻害作用試験>テストステロン(東京化成(株)製)4.2mgをプロピレングリコール1mLに溶解し、その20μLに、1mg/mLのNADPH含有5mMトリス塩酸緩衝液(pH7.2)825μLを加えて混合した。【0059】更に、各試料溶液80μL及びS−9(ラット肝臓ホモジネート:オリエンタル酵母(株)製)75μLを加えて混合し、37℃で30分間インキュべ−トした。その後、塩化メチレン1mLを加えて反応を停止させ、激しく振とうした。その後、遠心分離し、塩化メチレン層を分取して、反応生成物であるジヒドロキシテストステロン、アンドロスタンジオール等の反応生成物をガスクロマトグラフィーにより定量した。【0060】別に、コントロールとして、試料溶液の代わりに試料溶媒を同量(80μL)用いた場合について同様に処理して、反応生成物を定量した。このコントロールにおける反応生成物量(総ピーク面積量)に対する試料添加時における反応生成物量(総ピーク面積量)の比率を算出することにより、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害率(%)を求めた。同様にして、試料濃度を種々変化させて、各濃度におけるテストステロン5α−レダクターゼ活性阻害率(%)を求め、その結果から内挿法により、酵素活性を50%阻害する試料濃度IC50を求めた。結果を表2に示す。【0061】【表2】【0062】〔実施例2〕製造例1のチャングバットの各部位抽出物について、下記の試験法によりアンドロゲン受容体結合阻害作用を試験した。【0063】<アンドロゲン受容体結合阻害作用試験>アンドロゲン依存性マウス乳癌細胞SC−3細胞を、2%FBS含有MEM培地(以下、MEM−2と略記する)を用いて1.0×104cells/well/100μLの細胞密度にて96穴マイクロプレートに播種し、37℃、5%CO2−95%airの下で培養した。24時間後、試料及び10−9モル濃度のDHTを添加した0.5%BSA含有Ham F12+MEM培地(以下、HMB培地と略記する)に培地を交換して48時間培養した。【0064】その後、培地を0.97mM MTTを含むMEM−2培地に交換し、2時間培養後、培地をイソプロパノールに交換して細胞内に生成したブルーホルマザンを抽出した。溶出したブルーホルマザンを含有するイソプロパノールについて、ブルーホルマザンの吸収極大点がある570nmの吸光度を測定した。【0065】なお、付着細胞の影響を補正するため、同時に650nmの吸光度も測定し、両吸光度の差をもってブルーホルマザンの生成量に比例する値とした(下記結合阻害率の計算式における吸光度はこの補正済み吸光度である)。【0066】上記と並行して、各試料溶液単独でSC−3細胞に及ぼす影響をみるため、HMB培地にDHTを添加せず各試料溶液のみを添加して、同様の培養と測定を行った。更に、コントロールとして、試料溶液及びDHTを添加しないHMB培地で培養した場合、及び試料溶液を添加せずDHTのみを添加したHMB培地で培養した場合についても同様の測定を行った。それぞれの測定結果より、抗アンドロゲン作用を示す結合阻害率(%)を次式により算出した。【0067】【数1】但し、A:DHT添加、試料溶液無添加の場合の吸光度B:DHT無添加、試料溶液無添加の場合の吸光度C:DHT添加、試料溶液添加の場合の吸光度D:DHT無添加、試料溶液添加の場合の吸光度【0068】次に、試料溶液の濃度を段階的に減少させて同様に、各濃度におけるアンドロゲンの結合阻害率(%)を求め、50ppm添加時におけるアンドロゲン結合阻害率を算出した。結果を表3に示す。【0069】【表3】【0070】〔実施例3〕男性型脱毛症及び頭部脂漏性皮膚炎の症状を有する30歳から47歳までの男性10名を5人ずつの使用群と不使用群に分け、使用群には製造例1のチャングバット茎50%エタノール抽出物を0.2質量%含有する50%エタノール水溶液を3週間、一日2回朝と夜に、通常使用しているヘアトニックに代えて同じ条件で使用させた。【0071】試験開始日と試験終了日(3週間後)に同一条件で全員に洗髪させて、そのときの脱毛本数を測定した。なお、条件を揃えるため、これら脱毛本数計数のための洗髪の24時間前にも同一条件で洗髪させた。結果を表4に示す。【0072】【表4】表4の結果から、本発明のチャングバット抽出物を使用することにより、明らかな脱毛数の減少効果が認められた。【0073】〔実施例4〕 養毛ヘアトニック下記の原料をヘアトニック製造の常法により処理して、養毛ヘアトニックを製造した。精製水 70.0質量部チャングバット茎50%エタノール抽出物(製造例1) 0.2質量部塩酸ピリドキシン 0.1質量部レゾルシン 0.01質量部D−パントテニルアルコール 0.1質量部グリチルリチン酸ジカリウム 0.1質量部l−メントール 0.05質量部1,3−ブチレングリコール 4.0質量部ニンジンエキス 0.5質量部エタノール 25.0質量部香料 適量【0074】〔実施例5〕 養毛ヘアトニック下記の原料をヘアトニック製造の常法により処理して、養毛ヘアトニックを製造した。精製水 70.0質量部チャングバット茎50%エタノール抽出物(製造例1) 0.2質量部塩酸ピリドキシン 0.1質量部レゾルシン 0.01質量部D−パントテニルアルコール 0.1質量部センブリ 0.1質量部l−メントール 0.05質量部1,3−ブチレングリコール 4.0質量部ビタミンE 0.5質量部エタノール 25.0質量部香料 適量【0075】〔実施例6〕 ローション下記の原料をローション製造の常法により処理して、皮脂分泌抑制作用を有するローションを製造した。精製水 70.0質量部チャングバット枝50%エタノール抽出物(製造例1) 0.2質量部グリチルリチン酸ジカリウム 0.2質量部1,3−ブチレングリコール 4.0質量部オレイルアルコール 4.0質量部ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(20E.O) 1.5質量部ポリオキシエチレンラウリルエーテル(20E.O) 0.5質量部エタノール 15.0質量部防腐剤 適量香料 適量【0076】〔実施例7〕 クリーム下記の原料をクリーム製造の常法により処理して、皮脂分泌抑制作用を有するクリームを製造した。ステアリルグリチルレチネート 0.1質量部チャングバット葉50%エタノール抽出物(製造例1) 0.2質量部ビーズワックス 10.0質量部セタノール 5.0質量部親水ラノリン 8.0質量部スクワラン 35.5質量部グリセリルモノステアレート 2.0質量部γ−オリザノール 0.05質量部精製水 40.0質量部ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(20E.O) 2.0質量部ポリエチレングリコール 0.5質量部防腐剤 適量香料 適量【0077】〔実施例8〕 飴下記の原料を飴製造の常法により処理して、前立腺肥大抑制作用を有する飴を製造した。ショ糖 70質量部水飴 30質量部クエン酸 1質量部香料 0.1質量部チャングバット茎50%エタノール抽出物(製造例1) 0.01質量部【0078】〔実施例9〕 チューインガム下記の原料をチューインガム製造の常法により処理して、前立腺肥大抑制作用を有するチューインガムを製造した。チューインガムベース 70質量部ショ糖 54質量部水飴 20質量部軟化剤 4質量部香料(ハッカ油) 1質量部チャングバット枝50%エタノール抽出物(製造例1) 1質量部【0079】なお、本発明に係る実施例4〜実施例7については、使用により、皮膚又は頭皮に対する刺激性、感作性、副作用は認められず、また、いずれも良好な保存安定性を示した。【0080】【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、テストステロン5α−レダクターゼ阻害作用及びアンドロゲン受容体結合阻害作用を有することにより、異なる作用点で男性ホルモン作用の発現を抑制する効果を有し、且つ、安全性及び安定性の良好な抗男性ホルモン剤を得ることができる。【0081】また、本発明の抗男性ホルモン剤を含有する養毛化粧料、皮脂分泌抑制剤及び前立腺肥大抑制剤は、男性ホルモン依存型の疾患である男性型禿頭、多毛症、脂漏症、座瘡、前立腺肥大症、前立腺腫瘍、男児性早熟等の予防・改善に極めて有効なものである。 ムラサキ科チシャノキ属植物であるチャングバットの葉部、茎部、枝部又はこれらの混合部位から抽出されるテストステロン5α−レダクターゼ阻害物質を有効成分として含むことを特徴とする抗男性ホルモン剤。 ムラサキ科チシャノキ属植物であるチャングバットの葉部、茎部、枝部又はこれらの混合部位から抽出されるアンドロゲン受容体結合阻害物質を有効成分として含むことを特徴とする抗男性ホルモン剤。 チャングバットの葉部、茎部、枝部又はこれらの混合部位を、水若しくは親水性有機溶媒又はこれらの混合液からなる抽出溶媒を用いて、室温乃至抽出溶媒の沸点以下の温度で抽出してなる請求項1又は2記載の抗男性ホルモン剤。 チャングバットの葉部、茎部、枝部又はこれらの混合部位を、50質量%エタノールを用いて80℃で抽出してなる請求項1乃至3のいずれか1項記載の抗男性ホルモン剤。 請求項1乃至4のいずれか1項記載の抗男性ホルモン剤を含有することを特徴とする養毛化粧料。 更に育毛主剤を養毛化粧料全体に対し0.01〜10質量%配合した請求項5記載の養毛化粧料。 育毛主剤が、ビタミンE又はその誘導体、セファランチン、センブリ、ショウキョウ、レゾルシン、ピリドキシン又はその誘導体、カンゾウ抽出物、ニンジンエキス、ニンニクエキス、エンメイソウエキス、グリチルリチン酸又はその誘導体及びグリチルレチン酸又はその誘導体から選ばれる1種又は2種以上である請求項6記載の養毛化粧料。 請求項1乃至4のいずれか1項記載の抗男性ホルモン剤を含有することを特徴とする皮脂分泌抑制剤。 請求項1乃至4のいずれか1項記載の抗男性ホルモン剤を含有することを特徴とする前立腺肥大抑制剤。