生命科学関連特許情報

タイトル:特許公報(B2)_シクロプロピル基導入塩基を含有したDNA
出願番号:2001072393
年次:2005
IPC分類:7,C07H19/173,C12N15/09


特許情報キャッシュ

齋藤 烈 中谷 和彦 堂野 主税 小川 敦司 JP 3681338 特許公報(B2) 20050527 2001072393 20010314 シクロプロピル基導入塩基を含有したDNA 独立行政法人科学技術振興機構 503360115 野口 繁雄 100085464 齋藤 烈 中谷 和彦 堂野 主税 小川 敦司 20050810 7 C07H19/173 C12N15/09 JP C07H19/173 C12N15/00 A 7 C07H CA(STN) REGISTRY(STN) 特開昭62−252726(JP,A) 特表平6−505156(JP,A) BIOCHEMICAL JOURNAL, 2000,Vol.351, No,2,,pages 319-326 CHEMICAL ABSTRACTS 131:228917 (1999) 3 2002275193 20020925 10 20010314 伊藤 幸司 【0001】【発明の属する技術分野】 本発明はDNAに関するものである。【0002】【従来の技術】 DNAの酸化損傷は、細胞の老化や癌化に密接に関係している。DNAの酸化はDNAを構成する核酸塩基のうち最も酸化されやすいグアニン塩基で酸化損傷が起きやすい。また。最近の研究から、酸化損傷は最初に酸化されたグアニンだけでなく、距離的に離れた場所に位置するグアニンへ酸化損傷が伝搬することが分かってきた。【0003】 DNAが電子移動の良い媒体となり得るかどうかについて、ここ10年世界の第一線の研究グループにより活発に研究されてきた。電子移動の機構については研究者の間で未だ十分な合意が得られていないものの、DNAはある程度の効率で電子を通す媒体であることが多くの実験結果から示されている。当初DNAが一電子酸化されることにより生じたホールは、DNAの隅から隅まで瞬時に非局在化するという機構が提唱されていたが、最近の研究結果から、DNA塩基の中で最も酸化されやすいグアニン(G)塩基上にまずホール(Gラジカルカチオン)が形成され、その生じたホールがDNAの中を、Gを飛び石伝いに移動する「Gホッピング」機構が有力となっている。またごく最近では、酸化力の強い酸化剤を用いた場合には、Gだけでなくアデニン(A)塩基が、ホールホッピングのジャンプ台となっているのではないかと推測されている。【0004】 単独のGよりも低い酸化電位を有する連続G配列(GG,GGG)や8-oxo-Gをはじめとする修飾塩基を含むDNA中でホール移動を行なうと、ホール(ラジカルカチオン)はこれらの部位で高効率で捕捉される。これらは熱力学的要因によるものであり、DNA内ホール移動速度を制御する因子として詳しく調べられてきた。【0005】 DNA上に生成したGラジカルカチオンのたどる運命は大きく、1)ラジカルアニオンからの逆電子移動により消滅する、2)脱プロトン化の後、酸素や水と反応して分解に至る(トラップされる)、そして3)ホールホッピングによりGに再生するのいずれかに絞られる。従って、DNA上で効率よくホール移動が進行するためには、1)、2)の過程によりホールがトラップされる速度に比べて、ホール移動速度が十分速くなければならない。【0006】 ホール移動速度は、ホールドナーとホールアクセプターのポテンシャルエネルギー差を大きくすることにより、速くすることが可能である。しかし、ホールがトラップされる速度を変化させる手法は、今日まで報告されていない。極めて早い、もしくは遅いホールトラップ速度を持つ人工ヌクレオシドは、DNA上でのホール移動機構の解明に大きく寄与することが期待される。【0007】【発明が解決しようとする課題】 DNAの酸化損傷の伝搬を防止するためには、酸化損傷が伝搬する前に、直ちに無害化してしまう方法が有効であるが、そのような方法は現在まで知られていない。 そこで、本発明は酸化損傷の伝播を食いとめる部位をもったDNAを提供することを目的とするものである。【0008】【課題を解決するための手段】 シクロプロピル基導入塩基の一例は、グアニンのN2位又は8位にシクロプロピル基を導入したものである。 一例として、N2-シクロプロピルグアニンが結合したN2-シクロプロピル−2'−デオキシグアノシン(cpG)を図1に示す。N2-シクロプロピル−2'−デオキシグアノシンを、リボフラビン存在下で312nmの光を照射して一電子酸化すると、主生成物として2'−デオキシグアノシンが得られた。また、N2-シクロプロピル−2'−デオキシグアノシンと同等の酸化電位をもつN2-メチル−2'−デオキシグアノシンは同条件下では酸化されなかった。このことから、図2に示されるように、N2-シクロプロピルグアニン上に発生したラジカルカチオンは、N2位のシクロプロパン環の速やかな開環反応により直ちに消費され、開環生成物を与えるものと考えられる。 シクロプロピル基の導入位置が8位である8-シクロプロピルグアニンについても同様の反応が起こる。【0009】 DNAの四種塩基中でGに次いで酸化電位の低いアデニンについてもシクロプロピル基を導入して検討した。N6-シクロプロピルアデニンが結合したN6-シクロプロピル−2'−デオキシアデノシンをアントラキノン存在下で365nmの光を照射して一電子酸化すると、主生成物として2'−デオキシアデノシンが得られた。また、N6-シクロプロピル−2'−デオキシアデノシンと同等の酸化電位をもつN6-メチル−2'−デオキシアデノシンは同条件下では酸化されなかった。このことから、シクロプロピルグアニンと同様に、N6-シクロプロピルアデニンについても、図3に示されるように、一電子酸化により生成するラジカルカチオンはN6位のシクロプロピル基の開裂反応によって速やかにトラップされると考えられる。 シクロプロピル基の導入位置が2位又は8位であるシクロプロピルアデニンについても同様の反応が起こる。【0010】 このように、N2位又は8位にシクロプロピル基を導入したグアニン、及びN6位、2位又は8位にシクロプロピル基を導入したアデニンは、シクロプロパン環の開環反応による速度論的要因に基づいたホール捕捉能を有する塩基である。【0011】 本発明のシクロプロピル基含有DNAは、シクロプロピル基導入塩基を少なくとも1個含有し、かつその塩基がグアニン又はアデニンであるものである。そのシクロプロピル基導入塩基は、上に示したように、N2位又は8位にシクロプロピル基を導入したグアニン、及びN6位、2位又は8位にシクロプロピル基を導入したアデニンからなる群から選ばれた塩基である。【0012】 通常のDNAの酸化では、図4(A)に示されるように、DNA塩基の中で最も酸化されやすいグアニン塩基上にホールが形成され、その生じたホールがDNAの中でグアニン塩基を飛び石伝いに移動する「Gホッピング」機構により、酸化損傷が伝播していく。それに対し、本発明により、シクロプロピル基導入塩基として例えばシクロプロピルグアニン(cpG)をDNA中に導入すると、図4(B)に示されるように、酸化により生じたホールはcpGにより捕捉され、それ以上は伝播しないようになる。シクロプロピルグアニンに限らず、シクロプロピルアデニンをDNAに導入した場合も同様である。 また、DNAに導入するシクロプロピル基導入塩基の数は1個に限らず、2個以上であってもよい。【0013】【発明の実施の形態】 シクロプロピルグアニンはフルオロイノシンとシクロプロピルアミンとの反応により合成することができる。また、シクロプロピルアデニンはクロロプリンとシクロプロピルアミンとの反応により合成することができる。これらの合成法は、他のアミン類について知られている手法をシクロプロピルアミンに適用したものである。【0014】 シクロプロピルグアニン含有DNAは、フルオロイノシンを含むDNAを合成した後、シクロプロピルアミンで置換することにより合成することができる。 シクロプロピルアデニン含有DNAは、クロロプリンを含むDNAを合成した後、シクロプロピルアミンで置換することにより合成することができる。【0015】【実施例】 次に、N2-シクロプロピルグアニン含有DNAの合成方法について図5、図6を参照して説明するが、他のシクロプロピル含有DNAについても同様に合成することができる。【0016】 図5は2−フルオロイノシンをDNAに導入する反応を示したものである。(1)2'−デオキシグアノシン(化合物(A))から化合物(D)を合成する反応は既知のものであり、例えば次の参考文献の論文にも報告されている。参考文献:Acedo, M.; Fabrega, C.; Avino, A.; Goodman, M.; Fagan, P.; Wemmer, D.; Eritja, R., Nucleic Acid Res., 1994, 22, 2982-2989.【0017】 化合物(A)から化合物(D)を合成する概略を示す。化合物(A)をジメチルホルムアミド(DMF)中で、イミダゾール存在下にターシャリーブチルジメチルシリルクロリド(TBDMSCl)を作用させ、二つの水酸基をシリル化して化合物(B)を得る。化合物(B)を1,4−ジオキサンを溶媒として、ジエチルアゾダイカルボキシレート(DEAD)、トリフェニルフォスフィン(PPh3)、パラニトロフェニルエタノール(NPE)を作用させ、化合物(C)を得る。化合物(C)をトルエン中ターシャリーブチルナイトライト(t-Butyl nitrite)を作用させジアゾニウム塩とした後、ポリビニルピリジンフッ化水素塩(PVPHF)と反応させて、アミノ基をフッ素に置換して化合物(D)を得る。【0018】(2)2-Fluoro-5'-O-(4,4'-dimethoxytrityl)-O6-(p-nitrophenetyl)2'-deoxyinosine(図5中の化合物(E))の合成 図5中の化合物(D)(2-fluoro-3'-O, 5'-O-Bis(tert-butyldimethylsilyl)-O6-(p-nitrophenetyl)-2'-deoxyinosine)650.0mg(1.01mmol)と酢酸145mL(2.53mmol)を含むTHF(テトラヒドロフラン)溶液12mLにテトラブチルアンモニウムフルオライド(TBAF)の1M THF溶液2.5mL(2.50mmol)を加え、90分間撹拌した。溶媒を留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相はn-hexane(ヘキサン):ethyl acetate(酢酸エチル)=1:1)を行い、2-Fluoro-2'-deoxyinosineを得た。【0019】 得られた粗生成物とジメチルアミノピリジン(DMAP)1.3mg(0.01mmol)の無水ピリジン溶液10mLにジメトキシトリチルクロライド(DMTrCl)375.0mg(1.11mmol)を加え、室温で4時間撹拌した。溶媒を留去した後、反応混合物を酢酸エチルで抽出し、水、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去して濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相はn-hexane:ethyl acetate=1:1)により精製して、無色泡状の化合物(E)484.0mg(0.671mmol,2段階合計収率67%)を得た。【0020】 化合物(E)の核磁気共鳴スペクトルデータ:1H NMR (CDCl3, 400 MHz) 2.50 (ddd, 1H, J = 13.2, 6.4, 4.0 Hz), 2.74 (ddd, 1H, J = 13.2, 6.8, 6.4 Hz), 3.28 (t, 2H, J = 6.8 Hz) 3.34 (dd, 1H, J = 10.2, 5.0 Hz), 3.40 (dd, 1H, J = 10.2, 4.6 Hz), 3.72 (m, 1H), 3.74 (s, 6H), 4.64 (m, 1H), 4.80 (t, 2H, J = 6.8 Hz), 6.34 (pseudo t, 1H, J = 6.6 Hz), 6.74-6.78 (4H), 7.14-7.37 (9H), 7.46 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 8.02 (s, 1H), 8.14 (d, 2H, J = 8.8 Hz); FABMS m/z 722 [(M+H)+].【0021】(3)2-Fluoro-5'-O-(4,4'-dimethoxytrityl)-2'-deoxyinosine 3'-O-(2-cyanoetyl N,N-diisopropylphosphoramidite)(図5中の化合物(F))の合成 化合物(D)111.8mg(0.155mmol)をアセトニトリルで共沸した後、アセトニトリル(1.5mL)に溶かし、テトラゾール16mg(0.228mmol)、2-シアノエチル-N,N,N',N'-テトライソプロピルホスホロアミダイト65mL(0.226mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物は酢酸エチルで抽出し、水、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去して濃縮した。得られた淡黄色泡状の化合物(F)を158.5mg得た。 この化合物(F)は、そのまま続くDNA合成に使用した。【0022】(4)N2-シクロプロピルグアニン含有DNAの合成 図6に示されるように、N2-シクロプロピルグアニンを含むDNAは、まず2-フルオロイノシンを含むDNAの合成を行った後にポストモディフィケーションにより2-フルオロイノシンをN2-シクロプロピル−2'−デオキシグアノシンに変換することによって合成した。【0023】 その2-フルオロイノシンを含むDNAの合成は、ホスホロアミダイト(化合物(F))を用いた標準的な固相合成法により行なった。合成したDNAは支持体に保持したまま取り出し、そのまま0.5MのDBU(1,8-ジアザビシクロウンデセン)のアセトニトリル溶液で室温で20分間処理することで6位のP-Nitrophenetyl基をはずし、1%トリエチルアミンのアセトニトリル溶液、及びアセトニトリルで洗浄を行った。さらに、6Mシクロプロピルアミン水溶液で60℃で16時間処理を行なうことで2位へのシクロプロピル基の導入、脱保護及び支持体からの切り出しを同時に行い、逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により精製することによりN2-シクロプロピルグアニンを含むDNAを得た。【0024】(N2-シクロプロピルグアニンを含むDNAの作用) DNAオリゴマー ATT TAT AG8T XTG TAG15 GTA TTTの5'末端を放射ラベルした後、その相補鎖AAA TAC CTA CAC ACCNBPU ATA AATと二本鎖を組ませた。その塩基配列を図7に示す。Aはアデニン、Tはチミン、Gはグアニン、Cはチミンである。この二本鎖中、Xは、G、N2-メチルG、又はN2-シクロプロピルG(cpG)を、CNBPUはシアノベンゾフェノン置換ウリジンを示す。CNBPUは、312nmの光照射により励起され、相補鎖側のG8からの電子移動を促進し、酸化損傷をまずG8に発生させることが出来る。【0025】 このDNAオリゴマーに所定の処理を施した後、そのDNAオリゴマーをポリアクリルアミドゲル電気泳動で解析した結果を図8に示す。 図8の写真で、最上段は泳動レーンを表わしている。その下のXはその位置の核酸塩基の種類を表わし、hνは312nmの光を0℃で15分間照射する酸化反応処理、piperidineはピペリジン中、90℃で20分間の加熱処理を表わし、○はその処理を行ったこと、Xは行なわなかったことを表わしている。【0026】 泳動パターンで、一番上の黒い部分が、元の長さのDNAである。レーン1は、配列を示すマーカレーンで、このDNAオリゴマーをマクサム−ギルバート法で処理した結果であり、GとAの位置にバンドが確認される。【0027】 レーン2はXがG,レーン3はXがN2-メチルG、レーン4〜6はXがN2-シクロプロピルGであるDNAを用いた実験結果を表わしている。レーン2と3では、G15の位置にバンドが生じていることから、G8に発生した酸化損傷がDNAを伝搬し、G15まで到達していることが分かる。レーン4では、G15の位置のバンド強度がレーン2,3のバンド強度に比べて著しく低下していることから、酸化損傷の伝搬が抑えられていることがわかる。レーン2とレーン4では、DNAの違いはXがGかcpGであるかの違いであり、このことは、cpGがG8からG15への酸化損傷の伝搬を抑制していることが分かる。レーン5,6は、レーン4のコントロール実験であり、本実験の信頼性の高さを示している。 図8の電気泳動の結果は、シクロプロピルグアニンがDNA内でのグアニン酸化損傷の拡散を防止していることを示している。【0028】【発明の効果】 通常のDNAでは多数のグアニン又はアデニンで酸化損傷が起こるが、本発明のシクロプロピル基含有DNAでは、シクロプロピル基導入塩基を少なくとも1個含有し、かつその塩基がグアニン又はアデニンであるようにしたので、シクロプロピル基導入塩基の極めて迅速な反応により、他のグアニンやアデニンの酸化分解を防止することができる。このように、本発明のシクロプロピル基含有DNAは、損傷の伝搬を防止することが出来る。【0029】 近年の遺伝子科学の進展により、遺伝子レベルでの診断、例えばDNAチップなどの利用により、DNAの産業上での需要が急速に伸びている。これら遺伝子診断に用いられるDNAも当然酸化損傷を受け、DNAが切断されるなどして診断精度の低下を来す。シクロプロプルグアニンやシクロプロプルアデニンを含有しておくことにより、DNAの酸化分解を防止できる。【0030】 DNAとDNA、DNAと蛋白の反応や相互作用により、発色、吸収などの化学信号を発する塩基は「リポーター塩基」として、遺伝子診断の信号の検出に利用されている。シクロプロピル基導入塩基は、DNAに導入され、DNAの酸化を検知することにより、速やかにアルキルラジカルが発生する。即ちシクロプロピル基導入塩基は新規なラジカル発生リポーター塩基となる。アルキルラジカルの発生は、エレクトロンスピン共鳴分光法により高感度での検出が可能である。【図面の簡単な説明】【図1】 N2-シクロプロピル−2'−デオキシグアノシンを示す化学式である。【図2】 N2-シクロプロピル−2'−デオキシグアノシンの酸化反応機構を示す化学反応式である。【図3】 N6-シクロプロピル−2'−デオキシアデノシンの酸化反応機構を示す化学反応式である。【図4】 DNAの酸化反応機構を示す化学反応式であり、(A)は通常のDNAの場合、(B)は本発明によるシクロプロピルグアニン含有DNAの場合である。【図5】 2-フルオロイノシンをDNAに導入する反応を示す化学反応式である。【図6】 N2-シクロプロピルグアニン含有DNAの合成反応を示す化学反応式である。【図7】 評価に用いたシクロプロピルグアニン含有DNAの塩基配列を示す化学式である。【図8】 N2-シクロプロピルグアニン含有DNAオリゴマーに各種処理を施した後、ポリアクリルアミドゲル電気泳動で解析した結果を示す泳動パターンの写真である。【配列表】 シクロプロピル基導入塩基を少なくとも1個含有し、かつ前記塩基がグアニン又はアデニンであることを特徴とするシクロプロピル基含有DNA。 前記シクロプロピル基導入塩基は、N2位又は8位にシクロプロピル基を導入したグアニンである請求項1に記載のシクロプロピル基含有DNA。 前記シクロプロピル基導入塩基は、N6位、2位又は8位にシクロプロピル基を導入したアデニンである請求項1に記載のシクロプロピル基含有DNA。


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