生命科学関連特許情報

タイトル:特許公報(B2)_魚類寄生虫の駆除剤及び駆除方法
出願番号:2001023312
年次:2011
IPC分類:A01N 47/46,A01K 61/00,A61K 31/26,A61P 33/00,A01P 7/04


特許情報キャッシュ

森田 淳 石原 守 溝口 秀城 畠山 英樹 JP 4695766 特許公報(B2) 20110304 2001023312 20010131 魚類寄生虫の駆除剤及び駆除方法 明治製菓株式会社 000006091 矢野 裕也 100086221 バイエル薬品株式会社 591144132 矢野 裕也 100086221 森田 淳 石原 守 溝口 秀城 畠山 英樹 20110608 A01N 47/46 20060101AFI20110519BHJP A01K 61/00 20060101ALI20110519BHJP A61K 31/26 20060101ALI20110519BHJP A61P 33/00 20060101ALI20110519BHJP A01P 7/04 20060101ALI20110519BHJP JPA01N47/46A01K61/00 BA61K31/26A61P33/00 171A01P7/04 A01K 61/00 A01N 47/46 A61K 31/26 A61P 33/00 CAplus/REGISTRY(STN) JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamII) 特開平11−113501(JP,A) 特開平11−092309(JP,A) 特開平11−060485(JP,A) 特開2000−300106(JP,A) 特開平06−316518(JP,A) Rev. Lat. - Amer. Microbiol.,1994年,36,197-203 Dis. Aquat. Org. ,1998年,195-199 Dis. Aquat. Org.,1998年,Vol.33,p.187-193 8 2004331498 20041125 7 20071210 高橋 直子 【0001】【発明の属する技術分野】本発明は、水産養殖分野において養殖魚に寄生する寄生虫の駆除剤及び駆除方法に関する。【0002】【従来の技術】魚類養殖において魚体外部に寄生する寄生虫の被害が著しいことから、その適確な駆除が要望されている。例えば、トラフグ等のフグ類養殖において、寄生虫症は安定生産の妨げとなるために、非常に大きな問題になっている。寄生虫症の中でも、とりわけヘテロボツリウム感染症は、日本のどの養殖場でも発生するために、トラフグ等の養殖において最も問題とされる感染症の一つである。【0003】トラフグ等のフグ類の寄生虫であるヘテロボツリウム〔単生類デクリドフォラ科の Heterobothrium okamotoi〕は、フグ類に寄生して鰓及びその周辺の肉質部から吸血するために、フグ類が成長不良を起こし、時には死ぬこともある(魚病学〔感染症・寄生虫編〕江草周三編、恒星社厚生閣、1983,p284−286)。本虫の生活史は、卵から孵化後4〜5ヶ月で一生を終えると考えられている。卵から孵化した孵化幼生が泳いで鰓に寄生して仔虫となり、5〜6mm程度に成長すると、鰓を囲む組織に移動して、親虫となり、産卵する。鰓弁上の幼虫、鰓腔壁の成虫ともに薬剤や浸透圧の変化に極めて強いため、該寄生虫の駆除方法に関しては、現在までのところ、2−シクロヘキシルカルボニル−1,2,3,6,7,11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ−[2,1−a]−イソキノリン−4−オン(一般名:プラジカンテル、バイエル株式会社製)を200mg/mg、3日間経口投与することで効果があるという報告はあるが(特開平11−92309号公報)、有効な駆虫法は開発されていないのが実情である。【0004】養殖現場での本虫に対する対策は、魚を定期的に800ppm前後のホルマリンで1時間程度薬浴するしかない。しかし、ホルマリンは発ガン性の物質であり、環境汚染等の点から問題が生じている。また、1998年に本症に対して認可された過酸化水素製剤(特開平06−04678公報)は、有効濃度と毒性発現濃度の範囲が狭くて使用しにくいなどの問題がある。以上のことから、魚類養殖にとって魚類外部寄生虫の適確な駆除に有効な薬剤の開発は強く望まれている。【0005】【発明が解決しようとする課題】本発明は、水産養殖分野における魚類寄生虫の駆除剤及び駆除方法を提供することを目的としている。特に、トラフグ等のフグ類の寄生虫であるヘテロボツリウム属の駆除剤及び駆除方法を提供することを目的としている。【0006】【課題を解決するための手段】 本発明は、特許請求の範囲に記載した、以下の発明を提供するものである。 (1)ニトロスカネート、又は、その薬学的に許容しうる塩を有効成分とすることを特徴とする、フグ類の寄生虫であるヘテロボツリウム・オカモトイの駆除剤。 (2)フグ類が、トラフグである請求項1記載の駆除剤。 (3)ニトロスカネート、又は、その薬学的に許容しうる塩をフグ類に投与することを特徴とする、フグ類の寄生虫であるヘテロボツリウム・オカモトイの駆除方法。 (4)フグ類が、トラフグである請求項3記載の駆除方法。 (5)請求項1記載の駆除剤を含有することを特徴とするフグ類用飼料。 (6)フグ類が、トラフグである請求項5記載のフグ類用飼料。 (7)ニトロスカネート、又は、その薬学的に許容しうる塩を有効量含有することを特徴とする、フグ類の寄生虫であるヘテロボツリウム・オカモトイ感染症治療のための注射剤。 (8)フグ類が、トラフグである請求項7記載の注射剤。【0007】【発明の実施の形態】本発明に用いる「ニトロスカネート」(nitroscanate、三共株式会社製)(動物用医薬品用具要覧1998年版、財団法人日本動物薬事協会編、p244−245)は、4−(4−ニトロフェノキシ)フェニル イソチオシアネートと称される化合物であり、犬及び猫等の線虫(C. Genchi, G. Traldi, and M.T. Manfredi. Field trials of the anthelmintinc efficacy of nitroscanate and mebendazole in dogs. Veterinary Rec.,1990, 27, 77-80)、条虫(J.C. Boray, M.B. Strong, J.R. Allison, M. von Orelli, G. Sarasin, and W. Gfeller. Nitroscanate a new broad spectrum anthelmintic against nematode and cestode of dogs and cats. Aust. Vet. J., 1979, 55, 45-53)及び吸虫(R.A. Cornish, and C. Bryant. Changes in energy metabolism due to anthemintics in Fascila hepatica maintained in vitro. Int. J. Parasitol., 1976, 6, p393-398)の駆除薬として知られているものである。【0008】これらの駆虫すべき条虫及び線虫等の寄生部位は、主に消化管及び肝臓等であり、ニトロスカネートを経口投与することにより、寄生虫は駆虫される。この作用機序は、アデノシン三リン酸の合成阻害であると考えられている(R.A. Cornish, and C. Bryant. Changes in energy metabolism due to anthelmintics in Fascila hepatica maintained in vitro. Int. J. Parasitol., 1976, 6, p393-398 )。【0009】そこで、本発明者らは、フグ類の寄生虫として知られるヘテロボツリウム・オカモトイを代表例とする魚類寄生虫に対するニトロスカネートの駆除効果について検討し、この物質が魚類寄生虫の駆除に利用できることを見出した。本発明においては、ニトロスカネートの他に、その薬学的に許容しうる塩も有効成分として用いることができる。ここで、薬学的に許容しうる塩とは塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩などの無機酸塩;酢酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、トルエンスルホン酸塩、メタスルホン酸塩などの有機酸塩;ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩などの金属塩;トリメチルアミン塩、グアニジン塩、アンモニウム塩などの塩基との塩等を意味する。なお、本発明に係るニトロスカネート、又は、その薬学的に許容しうる塩は公知の化合物である。【0010】本発明が適用される魚類寄生虫としては、例えば単生類、線虫類、条虫類及び吸虫類が挙げられる。これらのうち単生類は、扁形動物門単生綱に属する(魚病学〔感染症・寄生虫編〕江草周三編、恒星社厚生閣、1983,p235−289)。単生類は、雌雄同体で、ほとんどが魚類の外部寄生虫である。体長は1mm以下の小型種から数cmに達するものまである。主として後端にある魚類への固着器官の構造によって、単後吸盤類と多後吸盤類に分けられる。【0011】多後吸盤類に属する主な寄生虫の分類群と種名としては、ミクロコチレ・セバスチス(Microcotyle sebastisci)、ビバギナ・タイ(Bivagina tai)、ヘテラキシン・ヘテロセルカ(Heteraxine heterocerca)、ヘテロボツリウム・オカモトイ(Heterobothrium okamotoi )、オイディプルズーン・ニッポカム(Eudiplozoon nipponicum)、ネオヘテロボツリウム・ヒラメ(Neoheterobothrium hirame)等が挙げられるが、本発明ではヘテロボツリウムに属する寄生虫、特にヘテロボツリウム・オカモトイが主要な対象である。単後吸盤類に属する主な寄生虫の分類群と種名としては、ダクチロギルス・イクステンスス(Dactyrogyrus extensus )、シュードダクチロギルス・ビニ(Peudoductylogyrus bini)、テトラオンクス・アワクライ(Tetraonchus awakurai)、ベネデニア・セリオラエ(Benedenia seriolae)、ネオベネデニア・ギレラエ(Neobenedenia girellae )等が挙げられる。【0012】条虫類は、扁形動物門条虫綱に属し(魚病学概論、室賀清邦・江草周三編集、恒星社厚生閣、1996、p98)、この属の主な寄生虫の分類群と種名としては、プロテオセファルス・ネグレクトゥス(Proteocephalus neglectus)等が挙げられる。また、線虫類は、線虫動物門に属し(魚病学概論、室賀清邦・江草周三編集、恒星社厚生閣、1996、p98)、この属の主な寄生虫の分類群と種名としては、アンギリコラ・クラスス(Anguillicolacrassus )等が挙げられる。【0013】吸虫類は、扁形動物門吸虫綱に属する(魚病学概論、室賀清邦・江草周三編集、恒星社厚生閣、1996、p98)。吸虫類に属する主な寄生虫の分類群と種名としては、カンパチの血管内吸虫パラデオンタシリクス・グランディスピヌス(Paradaeontacylix grandispinus )及びパラデオンタシリクス・カンパチ(Paradaeontacylix kampachi )等が挙げられる。【0014】次に、本発明が適用される魚類は、ニジマス等のニシン類及びコイ類を除く硬骨魚類の真骨類に属するものであり、スズキ類、フグ類、カレイ類、ウナギ類等が挙げられる。具体的には、スズキ類に属するハマチ、カンパチ、ヒラマサ、タイ、シマアジ;フグ類のカワハギ、ハコフグ、トラフグ、ハリセンボン、クサビフグ;カレイ類に属するヒラメ;ウナギ類のウナギ等が挙げられる。これらの魚類のうち、上記寄生虫に感染したもの、あるいは感染する恐れがあるものが本発明の適用対象となる。【0015】本発明に係るニトロスカネート、又は、その薬学的に許容しうる塩は、魚類寄生虫の駆除剤並びに駆除方法の他、これらを含有する飼料、注射剤などの形態で利用される。したがって、魚類へのこれらの物質の投与方法も様々であり、駆除剤として用いる場合は、該駆虫剤を溶解した飼育水に対象魚類を入れて直接的に接触させる方法が適用される。飼料として用いる場合は、経口投与が適用され、また注射剤として用いる場合には、魚類の適当な部位に注射する方法が採用される。なお、駆除方法として適用する場合は、上記した各種方法のいずれの形態も単独でもしくは組み合わせて採用することができる。【0016】寄生虫の駆除に際しては、有効成分である前記化合物を単独で用いる他、必要に応じて他の物質、例えば担体、安定剤、溶媒、賦形剤、希釈剤などの補助的成分と適宜組み合わせて用いることができる。【0017】担体としては、アルギン酸ナトリウム、乳糖、セルロース、デンプン、グルテン、カゼイン、第一リン酸カルシウム、ゼラチン、ポリエチレングリコール、軽質無水ケイ酸等が挙げられる。安定剤としては、プロピレングリコール、塩化マグネシウム、アスコルビン酸カルシウム、酢酸トコフェロール、エトキシキン、ピロ亜硫酸ナトリウム等が挙げられる。駆除剤を飼育水に溶解する際に用いる担体としては、溶媒又は溶解補助剤が挙げられる。溶媒としては水の他に、例えばエタノール、ブタノール、ベンジルアルコール、グリセロール等のアルコール類;プロピレングリコール、ポリエチレングリコール類、N―メチルピロリドン及びこれらの混合物が挙げられる。溶解補助剤としては、ポリビニルピロリドン、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ポリビニルアルコール等が挙げられる。【0018】本発明の駆除剤は、対象の魚類寄生虫を駆除するために有効な量の前記化合物を含有していればよく、該化合物を単独で用いてもよく、担体、その他の成分と組み合わせて用いてもよい。一般的に、寄生虫駆除剤における有効成分である前記化合物の濃度は、0.01〜20%、好ましくは0.05〜10%であるが、必要に応じて、更に前述の安定剤0.5〜10%、賦形剤0.1〜10%を適宜添加しても良い。なお、該化合物を単独で用いた駆除剤の場合、使用時に上記濃度となるように、補助成分で希釈して用いると良い。【0019】本発明の寄生虫駆除剤を飼料に配合する場合、該駆除剤の有効成分であるニトロスカネート、又は、その薬学的に許容しうる塩は、ゼラチン、メチルセルロース、エチルセルロース、酢酸フタル酸セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のコーティング剤でコーティングして用いることが好ましい。コーティング方法としては、流動層コーティング、ワースターコーティング、ジェット気流分散コーティング等の公知の方法が挙げられる。コーティングした上記化合物を用いることにより、飼料の嗜好性の低下を防止すると共に、給餌した飼料から有効成分である前記化合物が漏出しにくくなる等の効果が奏されるので好ましい。【0020】また、本発明の寄生虫駆除剤を配合する飼料は、魚類の飼育に用いられている成分を含むものであれば良く、例えば魚粉、イカミール、オキアミミール、飼料用酵母、イワシミンチ、モイストペレット等を単独で、もしくは2種以上を適宜組み合わせたものが挙げられる。なお、有効成分である前記化合物の飼料への配合量は、上記駆除剤の場合と同じである。【0021】本発明の寄生虫駆除剤を注射(筋肉内、皮下、静脈内、腹腔内)剤として用いる場合は、有効成分である前記化合物を適当な溶媒中に溶解又は懸濁させ、必要に応じて添加物、例えば溶解剤、等張化剤としての酸類、塩基類又は緩衝塩類、酸化防止剤及び防腐剤などを適宜加えることにより製造され、殺菌処理し、必要に応じて濾過した後、瓶、その他の容器に充填する。この場合に用いられる溶媒としては、生理学的に許容可能な溶媒、例えば水、アルコール類(例えばエタノール、ブタノール、ベンジルアルコール、グリセロール)、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール類、N―メチルピロリドン及びこれらの混合物が挙げられる。また、注射用の生理学的に許容可能な植物性油類又は合成性油類の中に有効成分である前記化合物を溶解させることもできる。【0022】溶解剤としては、有効成分であるニトロスカネート、又は、その薬学的に許容しうる塩の溶媒中での溶解を促進させるか、又はその沈殿を防止するものであればよく、例えばポリビニルピロリドン、ポリオキシエチル化されたヒマシ油及びポリオキシエチレンソルビタンエステル類等が挙げられ、これらを単独でもしくは組み合わせて用いる。防腐剤としては、ベンジルアルコール、トリクロロエタノール、p−ヒドロキシ安息香酸類及びn−ブタノールが挙げられ、これらも単独で用いる他、組み合わせて用いる。【0023】本発明の寄生虫駆除剤の投与量については、経口投与の場合、1日当り魚体重1kgに対して有効成分である前記化合物を1mg〜2g、好ましくは1mg〜1gの範囲で投与する。駆除剤は1回もしくは数回に分割して投与する。投与期間は1〜10日間が適当である。また、飼育水に寄生虫駆除剤を溶解し、これに魚体を浸漬し、直接接触させる場合は、有効成分の濃度が0.5〜500ppmとなるように溶解させた飼育水に、対象の魚類を10分間〜2日間入れて接触させる。注射投与の場合は、1回に0.1mg〜200mg、好ましくは0.5mg〜100mgを投与する。この場合の投与期間は1〜3日間が適当である。【0024】【実施例】以下に、本発明を実施例により詳しく説明するが、本発明はこれらによって制限されるものではない。実施例1試験区はニトロスカネート100mg/kg体重の腹腔内投与区、及び対照区として3%のポリオキシエチレンモノラウリン酸ソルビタンを含む生理食塩水を腹腔内投与する区の計2区とした。試験は、ニトロスカネート投与区当りトラフグ2尾、対照区当りトラフグ3尾を供試した。ニトロスカネート100mg又はポリオキシエチレンモノラウリン酸ソルビタン150μLを容器に加えた後、生理食塩水を加えて最終容量を5mLとして、それぞれの注射液を調製した。試験には、ヘテロボツリウム・オカモトイに感染した平均魚体重171gのトラフグ5尾を用いた。【0025】ヘテロボツリウム・オカモトイに感染したトラフグの腹腔内に1mL/200g魚体重になるように上記の注射液を投与した。投与終了後、4日目にトラフグを取り上げて、剖検して大動脈を切断し、放血させた後に鰓を取りだし、鰓弁ごとに細切して10%のホルマリン溶液に浸漬し、スターラーで10分間よく撹拌した。撹拌した鰓弁はプランクトンネットを下に置いた網の上に流し、残った鰓弁を網に擦り付けるようによく洗った。次に、網をはずして、プランクトンネットをよく洗い、海水が十分に外に流れ出たところで、プランクトンネットに残った海水を回収した。この操作を3回繰り返した。回収した海水をシャーレに流し込み、実体顕微鏡下で検鏡して、ヘテロボツリウム・オカモトイの寄生数を測定した。ニトロスカネートによる駆虫率を、対照区の寄生数に対する薬剤投与区の寄生数の割合で求めたところ、98.3%であった。【0026】【発明の効果】本発明により、養殖魚の寄生虫駆除剤及び駆除方法が提供される。この駆除剤を用いることによって、養殖魚の寄生虫を効果的に駆除することができる。また、この駆除剤を添加した飼料を養殖魚に摂取させることにより、寄生虫の感染を予防、又は治療することができる。 ニトロスカネート、又は、その薬学的に許容しうる塩を有効成分とすることを特徴とする、フグ類の寄生虫であるヘテロボツリウム・オカモトイの駆除剤。 フグ類が、トラフグである請求項1記載の駆除剤。 ニトロスカネート、又は、その薬学的に許容しうる塩をフグ類に投与することを特徴とする、フグ類の寄生虫であるヘテロボツリウム・オカモトイの駆除方法。 フグ類が、トラフグである請求項3記載の駆除方法。 請求項1記載の駆除剤を含有することを特徴とするフグ類用飼料。 フグ類が、トラフグである請求項5記載のフグ類用飼料。 ニトロスカネート、又は、その薬学的に許容しうる塩を有効量含有することを特徴とする、フグ類の寄生虫であるヘテロボツリウム・オカモトイ感染症治療のための注射剤。 フグ類が、トラフグである請求項7記載の注射剤。


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