生命科学関連特許情報

タイトル:特許公報(B2)_チゾキサニドおよびニタゾキサニドの薬剤の合成物
出願番号:1998548437
年次:2006
IPC分類:A61K 31/426,A61P 31/00,A61P 33/00,A61P 33/12,A61P 37/04,C07D 277/20,C07D 277/58


特許情報キャッシュ

ロッシグノル ジーン−フランコイス JP 3739802 特許公報(B2) 20051111 1998548437 19980506 チゾキサニドおよびニタゾキサニドの薬剤の合成物 ロマーク ラボラトリース, エル.シー. 堀 城之 ロッシグノル ジーン−フランコイス US 08/852,447 19970507 US 08/887,810 19970703 US 08/887,809 19970703 20060125 A61K 31/426 20060101AFI20060105BHJP A61P 31/00 20060101ALI20060105BHJP A61P 33/00 20060101ALI20060105BHJP A61P 33/12 20060101ALI20060105BHJP A61P 37/04 20060101ALI20060105BHJP C07D 277/20 20060101ALI20060105BHJP C07D 277/58 20060101ALI20060105BHJP JPA61K31/426A61P31/00A61P33/00A61P33/12A61P37/04C07D277/58 C07D277/58 A61531/426-80 A61P37/00-08 A61P31/00 A61P33/00-14 REGISTRY(STN) CAS(STN) MEDLINE 特表平9−511977(JP,A) 特開平6−321921(JP,A) 特開平7−247216(JP,A) 特開昭50−41858(JP,A) 大塚昭信 林信一編,粉体を中心とした製剤学,廣川書店株式会社,第4版,昭和51年 日本医薬品添加剤協会編,医薬品添加物辞典,株式会社薬事日報社,第1版,1994年 日本医薬品添加剤協会編,実用医薬品添加物,株式会社化学工業社,第215〜216頁,昭和49年 62 US1998009229 19980506 WO1998050035 19981112 2001503067 20010306 33 20000823 2003014911 20030801 竹林 則幸 弘實 謙二 福井 悟 発明の背景発明の技術分野本発明は化学式(I)および化学式(II)からなるグループの中から少なくとも1つ選択された化合物を活性剤として含有する薬剤の合成物に関する。活性剤は粒子の大きさが200μmより小さく平均粒子の大きさが10μmより大きい粒子の形が好ましい。本発明はまた少なくとも1つの薬剤的に許容可能な酸で安定させた薬剤の合成物に関する。薬剤の合成物は特に免疫系に障害のある、あるいは免疫系を抑制された人の日和見感染症の治療に有用である。関連技術の説明免疫系に障害のある人(エイズ、ガン患者、高齢者、老齢者、免疫抑制剤を用いての移植患者)が罹る数多くの寄生虫および細菌感染症の治療に関する方法の開発について急を要する必要性がある。もう一つの懸念の分野は吸虫感染症であり、特に熱帯地方におけるものである。このようなわけで免疫系が損なわれた人にも寛容で、熱帯環境においても貯蔵安定な薬剤の合成物を必要としている。さらにとりわけ、トキソプラズマ ゴンディ(Toxoplasma gondii)は原生動物で、世界の至る所で中枢神経系の潜伏感染を引き起こす最も優勢なものの一つである。多くの健常人が寄生虫に感染するが、通常は免疫系が生物を抑えている。トキソプラズマ ゴンディはエイズ患者の脳の最も一般的な日和見病原体である。現在では、エイズだけでなく免疫抑制剤の広範な使用のため(たとえば、臓器移植患者へ投与されるように)トキソプラズマ症は増加している問題となっている。トキソプラズマ症はたいていピリメタミンとスルファジアジンの併用で治療される。薬剤が効果的であるが、寄生虫のシストを殺さないため、治療は維持量として継続されなければならない。特に免疫抑制されている際に、毒性はしばしば薬剤の中断を余儀なくし、結果、再発となる。報告された免疫不全患者における約70%の死亡率と4ヶ月生存の中央値をもってして、統計は良好ではない。クリプトスポリジウム症は顕微鏡的な原生動物寄生虫クリプトスポリジウム パルバム(Cryptosporidium parvum)によって引き起こされる。正常な免疫機能を有する人では、クリプトスポリジウム パルバム起炎の下痢は激しく、長引くものの、自己制御性である。エイズ患者では、クリプトスポリジウム性の下痢はしばしば生命を脅かす。エイズ患者の15−20%がこの症状を被ると推定される。現在までのところ、一貫してクリプトスポリジウム症に対する効果的、あるいは承認された治療はなかった。エイズ患者で最も頻繁に同定される病原体は微胞子虫の寄生虫、エンテロサイトゾーン ビエヌーシ(Enterocytozoon bieneusi)で、患者のほぼ四分の一で検出される。現在、この小さな寄生虫がHIVに罹っている患者で見られる機能不全、下痢および体力消耗の多くの不明な症例の数多くの原因となる場合があることが判明している。今のところ効果的な治療法はわかっていない。エンセファリトゾーン ヘレム(Encephalitozoon hellem)およびエンセファリトゾーン カニクリ(Encephalitozoon cuniculi)、そしてセプタタ インテスティナリス(Septata intestinalis)と命名された新種を含めて、その他数種の微生物がHIV陽性患者に感染する。最近の報告は播種性微胞子性感染症が有意に増加していると示唆している。寄生虫イソスポーラ ベリ(Isospora belli)により感染は臨床的にクリプトスポリジウム症と識別不可能である。熱帯地方でもっとも一般的なイソスポーラベリは米国の患者の1%未満であると報告されてきたが、実際の発病率はおそらくもっと高頻度である。ニューモシスチス カリニ(Pneumocystis carinii)は原生動物寄生虫として一般的に分類されているが、真菌と一定の遺伝子配列を共有しているので、おそらく真菌であろうと示す研究論文もある。ニューモシスチス カリニはたいてい肺に感染する(ニューモシスチスカリニ肺炎(PCP))。特に免疫無防備状態の患者で薬物の毒性を含めて問題があるものの、治療は患者の40−60%で成功すると報告されている。小児におけるヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の多くの重篤な発症の中で、PCPはその高い発病率、特異の年齢分布、高頻度の死亡率のために突出している。PCPはHIV感染した小児の最も一般的な重篤な日和見感染症で、予防を受けずHIV感染した小児におけるPCPの発病率は生後1年で少なくとも12%であると推定される。多くの小児がPCPの発病により短命で死ぬのである。マイコバクテリウム アビウム コンプレックス(Mycobacterium avium complex)(MAC)は非常に類似した放線菌族の微生物であるマイコバクテリウム アビウム(Mycobacterium avium)およびマイコバクテリウム イントラセルラーレ(Mycobcterium intracellulare)による感染を示す。MACが非免疫無防備状態の人で生じると、通常、気道感染の形となる。エイズ患者では、MACはしばしば播種性(播種性MACすなわちDMAC)であり、ほとんどのあらゆる臓器器官が含まれる。最近の研究では、細菌性MACはエイズと診断されてから2年生存した患者の43%から検出された。播種性MACに関する標準的な治療法は確立されていない。たいてい薬剤の併用が処方されるが、成功しても一生治療を続けることを要求される。さらなる効果的な治療法が早急に必要とされる。HIV感染者は特に結核菌(Mycobacterium tuberculosis)に感染しやすく、病気の進行が加速される。非HIV感染患者では肺外の結核は稀であるが、HIV陽性の人では頻繁に起こる。連邦疾病管理センター、CDC(Centers for Disease Control and Prevention)は増大する多剤耐性結核(MDR−TB)の流行に取り組む結核の治療のためのガイドラインを発表した。MDR−TBに罹ったエイズ患者の死亡率は非常に高く(およそ80%)、病気の進行度は著しく速い。したがって、人および動物にかなり流行し、脅かしているこれら感染症の治療法の開発について急を要する必要性がある。吸虫感染の治療の簡素化に関する広域作用薬剤もまた必要である。現在、特定の吸虫病原体を診断し、その吸虫に特異的な薬物療法を処方することは必要である。発展途上国の多くは特定の吸虫を診断する術を与えられていない。広域作用薬剤が開発されれば診断の必要条件は排除されるであろう。住血吸虫、マンソン住血吸虫(Schistosoma mansoni)は住血吸虫症の作用原因となり、二番目に重要なヒトの熱帯性寄生虫病(マラリアに続き)で、ヒトの最も重要な吸虫感染症である。ビルハルツ住血吸虫(Schistosoma haematobium)はヒトに感染するもう一つの重要な種である。アメリカ合衆国での数十万人を含めて、世界中で2億人以上の人が住血吸虫症に罹っている。一般的な吸虫である肝蛭(Fasciola hepatica)は第1に羊の病気であるが、ヒトは偶発的な宿主である。寄生虫は精力旺盛な宿主の免疫応答を前に巧みに生き残る。ビチオノールは治療に提唱されてきたが、アメリカ合衆国では使用が承認されていない。このようなわけで熱帯環境においても貯蔵安定で、吸虫に対して広域作用のある薬剤の合成物の必要がある。発明の要約現在、動物の研究およびヒトの臨床研究において化学式(I)および(II)を用いての治療の効力は活性薬物の粒子の大きさおよび配合物の安定性に依存することが認められている。詳述された薬剤の合成物はマンソン住血吸虫、ビルハルツ住血吸虫、ジストーマ メコンギ(Schistosoma mekongi)、日本住血吸虫(Schistosoma japonicum)、ジストーマ インターカラタム(Schistosoma intercalatum)のようなジストーマ症や肝蛭および巨大肝蛭(Fasciola gigantica)、肥大吸虫(Fasciolopsis biski)のようなファスキオラ族、槍形吸虫(Dicrocoelium dendriticum)、異形吸虫(Heterophyes heterophyes)および横川吸虫(Metagonimus yokogawa)によって引き起こされるヒトおよび動物の吸虫感染の治療に適している。薬剤の合成物はまた、クリプトスポリジウム パルバム(Cryptosporidium parvum)、イソスポーラ ベリ(Isospora belli)、エンテロサイトゾーン ビエヌーシ(Enterocytzoon bieneusi)、エンセファリトゾーン インテスティナリス(Encepahlitozoon intestinalis)、マイコバクテリウム ツベキュローシス(Mycobcterium tuberculosis)、マイコバクテリウム アビウム イントラセルラーレ(Mycobacterium avium intracellulare)、ニューモシスチス カリニ(Pneumosystis carinii)、トキソプラズマ ゴンディ(Toxoplasma gondii)の日和見感染の免疫無防備状態での治療に効果的である。薬剤の合成物は固形剤形、液状懸濁液あるいはペーストとして経口投与に適した形状にして差し支えない。【図面の簡単な説明】本発明の性質および目的の完全なる理解のために、添付図面を取り入れた以下に続く詳細な説明によって参照が行われる。図1はエンセファリトゾーン インテスティナリス(E.intestinalis)に対するニタゾキサニドのパーセント阻害率(抑制率)および宿主細胞生存力を示す。図2はV.コルネア(V.corneae)に対するニタゾキサニドのパーセント阻害率(抑制率)および宿主細胞生存力を示す。図3はエンセファリトゾーン インテスティナリス(E.intestinalis)に対するアルベンダゾールのパーセント阻害率(抑制率)および宿主細胞生存力を示す。図4はV.コルネア(V.corneae)に対するアルベンダゾールのパーセント阻害率(抑制率)および宿主細胞生存力を示す。図5および図6は培地内の薬物濃度に対するそれぞれのトキソプラズマ ゴンディ(T.gondii)培養穴に対して得られた光学的濃度値(OD value)のプロット図を示す。図7は液状培養液中で発育しているマイコバクテリアに対するニタゾキサニドの有効性について測定をもとにした図表である。図8はφμmより小さいサイズを有する活性粒子の百分率を示す。発明の詳細な説明本発明の感染の治療に関する方法は、活性剤として、化学式(I)のデスアセチル−ニタゾキサニド(desacetyl-nitazoxanide)および化学式(II)のニタゾキサニドからなるグループから選ばれた少なくとも1つの化合物を含有する薬剤の合成物の投与からなる。化学式(II)の化合物ニタゾキサニド(NTZ)は、2−(アセトニトリル)−N−(5−ニトロ 2−チアゾーリー(thiazoly))ベンザミドに対する一般名で、1975年にロッシグノル(Rossignol)とキャビエール(Cavier)によって初めて合成された化合物である。ニタゾキサニド2mgはジメチルスルホキシド1mlに溶解する。ニタゾキサニドは経口で容易に吸収される。今までのところ、化学式(I)および/または化学式(II)の化合物が吸虫感染に対して広く効果的で、また、おそらく免疫無防備状態の患者にも耐えうるほど十分に非毒性であろうという証拠は何らなかった。ニタゾキサニドの調製および確立した使用法は米国特許第3,950,351号に開示され、同じく本発明者によって発表されている。化学式(I)の化合物デスアセチルニサドキサニドはチゾキサニドあるいはd−NTZとして呼ばれることもあり、ニタゾキサニドの代謝産物である。国際公開番号WO95/28393号において、本発明者は化学式(II)の純粋な化合物の製造に関する方法ならびに化学式(I)および化学式(II)の化合物の混合物を含有する合成物の使用を開示した。170から520μmの間の大きさの粒子(平均粒子サイズ=352μm)を有する化学式(I)、化学式(II)あるいはそれら混合物の化合物の固体粒子は、動物あるいはヒトに経口投与すると非常に限られた効力を有することが現在認められている。そのような粒子の効力は既存の医薬品よりも劣るがゆえに行政規則に、あるいは商業目的として受け入れられない。また、5μmより小さい粒子サイズを有する化学式(I)の化合物および化学式(II)の化合物の固体粒子1kgあたり50mgの単回投与の経口投与は動物に重篤な副作用をきたすことがイヌで認められている。寄生虫、細菌、真菌およびウイルスによる感染の効果的かつ安全な治療を行うために、薬剤の合成物は、固形剤型あるいは水性懸濁液のいずれかにおいて、200μmより小さいの粒子サイズを有し、化学式(I)の化合物および/または化学式(II)の化合物を含有し、活性固体粒子の平均粒子サイズが10μmより大きい固体粒子の形で有効量の活性剤を含まなければならないことがここで初めてわかった。5から200μmの間のサイズを有する粒子の含有に関して、200μmより大きいサイズを有する活性剤の粒子の高い含有量の存在は、化合物の化学療法活性を著しく減少させる。好ましくは、本発明の薬剤の合成物は、200μmより大きいサイズを有する活性固体粒子を重量で5%以上含まない。さらに好ましくは、本発明の薬剤の合成物は、実質上200μmより大きいサイズを有する活性固体粒子を一切含有しない。5から200μm間のサイズを有する粒子の含有に関して、5μm未満のサイズを有する活性剤の粒子の高い含有量の存在は、動物およびヒトに副作用をきたすことが可能である。さらに、5μm未満のサイズを有する粒子は消化管から血流中へ迅速に吸収され、通常そのために動物およびヒトの消化管内に生息する寄生虫、細菌、真菌およびウイルスに対してさほど効果的ではないことが認められた。熟練した科学者は、化学式(I)の化合物および化学式(II)の化合物の粒子サイズが動物およびヒトにおいて、その抗菌活性上そのような重大な悪影響を有するであろうということを予測できなかった。例えば、本発明者によって行われた研究では、アルベンダゾール、メベンダゾール、ニクロサミド、プラジカンテルおよびメトロニダゾールのような抗寄生虫性化合物はその粒子サイズに依存する動物およびヒトの抗寄生虫性活性においてそのような著しい差異を示さなかった。さらに、熟練した科学者は化学式(I)の化合物および化学式(II)の化合物の粒子サイズが前記活性剤の投与に耐える動物およびヒトの能力上、そのような有害な影響を有するとは予測できなかった。化学式(I)および化学式(II)の化合物は固形剤型あるいは水性懸濁液のいずれかでおそらく投与され、薬剤の合成物は200μmより小さい粒子サイズを有する化合物(I)および/または化合物(II)の固体粒子の形で活性剤の有効量を含有し、前記活性固体粒子の平均粒子サイズはコールター▲R▼カウンターLS100によって測定されるように10μmより大きいことが好まれる。この装置は粒子を光回析によって直径0.4から900μmの大きさで分けるため750nmのレーザ光を使用する。湿潤性を増し、粉末を分散させるため試料は少量のトリトンX−100入りの水溶液中で測定される。好適に、前記活性固体粒子の平均粒子サイズは10から100μmの間で、好ましくは20から50μmの間である。好ましい化合物の例は、・前記活性固体粒子の重量で10%未満の化合物は100μmより大きい粒子サイズを有し、・前記活性固体粒子の重量で少なくとも50%の化合物は50μmより小さい粒子サイズを有する。好適に、前記活性固体粒子の平均粒子サイズは10から100μmの間で、好ましくは20から50μmの間である。好ましい化合物の実施例どおりに、前記活性固体粒子の10%未満は5μmより小さい粒子サイズを有する。活性剤あるいは固形剤型あるいは懸濁液に使用される薬品は、都合よく200μmより小さい粒子サイズを有する化学式(I)および化学式(II)の化合物の固体粒子の混合物であり、0.5から20%の間で、好ましくは0.5から10%の間で含有される前記混合物の化学式(I)および化学式(II)の化合物の重量に係る化学式(I)の化合物の内容重量である。本発明はまた好適に少なくとも1つの薬剤的に許容可能な酸を含有する上記に詳述される薬剤の合成物に関する。そのような酸の例は、クエン酸、グルタミン酸、コハク酸、エタンスルホン酸、酢酸、酒石酸、アスコルビン酸、リンゴ酸、およびそれら混合物である。クエン酸は非常に適している。前記酸の存在により活性剤あるいは薬剤の安定性を改善する。薬剤的に許容可能な酸の重量/前記活性固体粒子の重量の比率は好適には0.01から0.5の間で、好ましくは0.03から0.2の間である。好適には酸の量は懸濁液のpHを2から6の間に、好ましくは3から5の間に、さらに好ましくは3.5から4.5の間に調整するのに十分である。薬剤の合成物の固形および液状剤型の調製の技術および好まれる例は国際公開番号WO/95/28393号に開示されており、その開示は引例によってここに具体化される。化合物は湿潤剤を含み、できれば米国特許第5,578,621号公報に開示されたようなでん粉誘導剤を含有するのが有利であり、その内容はここに可能な湿潤剤およびでん粉誘導剤に関する引例によって具体化される。米国特許第5,578、621号公報に記載の前記湿潤剤は分散剤として有用である。そのような薬剤の化合物は、固形剤型、液状剤型あるいはペースト、軟膏のいずれであっても随意に抗生物質、抗ウイルス剤、あるいはプロトンポンプ抑制薬のような付加活性剤を含有できる。そのような処方薬が200μmより大きい化学式(I)および/または化学式(II)の活性固体粒子を含有することも有用ではないにしても可能である。前記合成物は経口投与に適した形に調製する目的として知られている賦形剤を含有できる。好適に、寄生虫、細菌、真菌およびウイルスの広域スペクトルに対する優れた効能を有するために、前記活性固体粒子の分布係数は0.8から2の間で、好ましくは1.1から1.9の間で、最も好ましくは1.5より大であり、以下の公式によって算出される前記分布係数である。F90%=(φ90%-φ10%)/((φ90%+φ10%)/2)上式において・F90%は90%での分布係数、・φ90%は前記活性固体粒子の90%に対応する粒子断片の最大粒子サイズ、・φ10%は前記活性固体粒子の10%に対応する粒子断片の最大粒子サイズである。本発明の具体的な実施例によれば、化学式(I)および/又は化学式(II)の化合物の粒子はこの上に記載された方法によって調製され、10%未満の前記活性粒子は100μmより大きく、50%未満の前記活性粒子は50μmより大きく、10%未満の前記活性粒子は5μmより小さく、平均粒子サイズは20から50μmの間となるように粉砕される。前記活性粒子はその後、活性固体粒子と少なくとも1つの顆粒剤を含有する混合物を用いて顆粒化される。顆粒剤の例としては、ポリビニルピロリドン、水、アルコール、シュークロースヒドロキシルセルロースおよびこれら混合物がある。好適には少なくとも1つの薬剤的に許容できる酸が顆粒過程の最中に添加される。本発明は錠剤、分散可能な錠剤、塗布された錠剤、マトリックスなどといった本発明の化合物を含有する固形剤型に関する。本発明の剤型は例えば、・200μmより小さい粒子サイズで、100μmより大きいサイズを有する前記粒子は10%未満で、50μmより大きいサイズを有する前記粒子は50%未満で、5μmより小さいサイズを有する前記粒子は10%未満で、平均粒子サイズは20から50μmの間である固形活性粒子であって、例えば、・少なくとも1つの顆粒剤と、・少なくとも1つの湿潤剤と、・少なくとも1つのでん粉誘導体と、・好ましくは顆粒化する過程において添加される少なくとも1つの薬剤的に許容可能な酸を含有する。本発明の水性懸濁液のような液状剤型は、例えば、・活性剤として、200μmより小さく、100μmより大きいサイズを有する前記粒子は10%未満で、50μmより大きいサイズを有する前記粒子は50%より少なく、5μmより小さいサイズを有する前記粒子は10%より少ない粒子サイズを有する化学式(I)および/または化学式(II)の化合物を含有する固体粒子と、・少なくとも1つの顆粒剤と、・少なくとも1つの湿潤剤と、・少なくとも1つの薬剤的に許容可能な酸で、懸濁液のpHが2から6の間に、好ましくは3から5の間に、さらに好ましくは3.5から4.5の間であって、・少なくとも1つの濃縮剤で、例えば、キサンタンガム、アガーガム、結晶性セルロース、カルバガム(carruba gum)、カルボキシメチルセルロースあるいはこれらの混合物を含有する。経口投与に適した本発明のペースト状あるいは軟膏型は、例えば、・活性剤として、200μmより小さく、100μmより大きいサイズを有する前記粒子は10%より少なく、50μmより大きいサイズを有する前記粒子は50%より少なく、5μmより小さいサイズを有する前記粒子は10%より少ない粒子サイズを有する化学式(I)および/または化学式(II)の化合物を含有する固体粒子と、・少なくとも1つの湿潤剤と、・少なくとも1つの薬剤的に許容可能な酸で、懸濁液のPHが2から6の間に、好ましくは3から5の間に、さらに好ましくは3.5から4.5の間であって、・少なくとも1つの濃縮剤で、例えば、キサンタンガム、アガーガム、結晶性セルロース、カルバガム(carruba gum)、カルボキシメチルセルロースあるいはこれらの混合物を含有する。局所用あるいは経膣塗布用の本発明のペースト状あるいは軟膏型は、例えば、・活性剤として、200μmより小さく、100μmより大きいサイズを有する前記粒子は10%より少なく、50μmより大きいサイズを有する前記粒子は50%より少なく、5μmより小さいサイズを有する前記粒子は10%より少ない粒子サイズを有する化学式(I)および/または化学式(II)の化合物を含有する固体粒子と、・少なくとも1つの湿潤剤と、・少なくとも1つの薬剤的に許容可能な酸で、懸濁液のPHが2から6の間に、好ましくは3から5の間に、さらに好ましくは3.5から4.5の間であって、・セチルアルコールおよび/又はグリセリン誘導体および/又はプロピレングリコールと、・少なくとも1つの濃縮剤で、例えば、キサンタンガム、アガーガム、結晶性セルロース、カルバガム(carruba gum)、カルボキシメチルセルロースあるいはこれらの混合物を含有する。薬剤の合成物の調製の説明化学式(I)の乾燥純粋化合物および化学式(II)の乾燥純粋化合物が粉砕され、網目ふるいによって一定のサイズに分類された。粉砕後、化学式(I)および化学式(II)およびそれらの混合物の化合物の粒子は図8に示されるように粒子サイズ分布を得た。図8はφμmより小さいサイズを有する粒子の百分率を示す。前記図から、・粒子の重量で10%未満は約5μmより小さい粒子サイズを有し、・粒子の重量で10%未満は約70μmより大きい粒子サイズを有し、・平均粒子サイズは約40μmで・粒子の分布係数は約1.73で、前記分布係数は下記の公式によって算出される。F90%=(φ90%-φ10%)/((φ90%+φ10%)/2)上式において、・ F90%は90%での分布係数、・ φ90%は前記活性固体粒子の90%に対応する粒子断片の最大粒子サイズ、・ φ10%は前記活性固体粒子の10%に対応する粒子断片の最大粒子サイズである。そのような化合物の具体例は下記の表で開示される。表1.活性剤として化学式(II)の化合物および化学式(I)の化合物を含有する経口投与用分散錠剤の化合物の例ニタゾキサニド(99%)+デスアセチル−ニタゾキサニド(1%) 200mg微晶質セルロースFMC-USA販売のアビセル(Avicel)pH102 116mgクロスポピドン(Crospovidone) 25mgステアリン酸マグネシウム 3mgコロイド状の二酸化ケイ素 5mgクエン酸 10mgロベルテット(Robertet)販売ストロベリーフレーバーNo.877720 10mgサッカリンナトリウム 2mg表2.活性剤として化学式(II)の化合物および化学式(I)の化合物を含有する経口投与用塗布錠剤の化合物の例ニタゾキサニド 500mgとうもろこしでん粉 60mgゼラチン化前のとうもろこしでん粉 70mgヒドロキシプロピルメチルセルロース 5mgシュークロース 20mgでん粉グリコール酸ナトリウム 30mgクエン酸 25mgタルク 8mgステアリン酸マグネシウム 7mgコーティング:錠剤に塗布された熱い砂糖液あるいはフィルムコーティングあるいは500mgの活性剤を含有する顆粒表3.活性剤として化学式(II)の化合物および化学式(I)の化合物を含有する経口投与用水性懸濁液の例。懸濁液のpHは約4.1。ニタゾキサニド(98%)+デスアセチル−ニタゾキサニド(2%) 2g蒸留水 100ml安息香酸ナトリウム 0.2gサッカロース 30.5gキサンタンガム 0.2g微晶質セルロースおよびカルボキシメチルセルロースナトリウムFMC-USA販売のアビセル(Avicel)pH102 0.8gクエン酸 0.2gクエン酸ナトリウム二水和物 50mgロベルテット(Robeltet)販売ストロベリーフレーバーNo.877720 125mg赤色色素第33D号およびC号 1mg表4.活性剤として化学式(II)の化合物および化学式(I)の化合物を含有する経口投与用ペーストの例。ニタゾキサニド(98%)+デスアセチル−ニタゾキサニド(2%) 500mgミネラルオイル 10gブラウンシュガー 1g微晶質セルロースおよびカルボキシメチルセルロースナトリウムFMC-USA販売のアビセル(Avicel)pH102 0.8gクエン酸 0.2g表5.活性剤として化学式(II)の化合物および化学式(I)の化合物を含有する経膣あるいは局所塗布用ペーストまたは軟膏処方、前記ペーストまたは軟膏用ペーストの例。ニタゾキサニド(98%)+デスアセチル−ニタゾキサニド(2%) 8gクレマフォール(Cremaphor)A6 2gクレマフォール(Cremaphor)A25 1.5gミネラルオイル 7gルビトール(Luvitol)EHO 7gグリセリン酸モノエステル 4gセチルアルコール 3gジメチルポリシロキサン 0.5gゲルマベン(Germaben)II 1gプロピレングリコール 3.5g蒸留水 62.5g本発明の薬剤の合成物は寄生虫、細菌、真菌およびウイルスに、特に経口投与する際に作用する広域スペクトルを有する合成物である。上記に開示した薬剤の合成物の効力および安全性は、動物およびヒトにおいて優れていた。特にヒト臨床試験では、上記に開示した薬剤の合成物の効用は170から520μmの間(平均粒子サイズは352μm)の粒子サイズを有する活性化合物を用いた同様の処方薬よりも寄生虫感染にかなり有効で、最も大きいサイズの粒子が3倍以上の投与量で長期間にわたって患者に投与されたときでも有効であることが認められた。得られた治癒率の例は下の表6に示される。表6.170から520μmの範囲(平均=352μm)の粒子サイズを有する化学式(I)および化学式(II)の化合物を用いたヒト臨床試験と5から200μmの範囲(平均=34μm)の粒子サイズを有する化学式(I)および化学式(II)を用いて得られた結果の比較表6に羅列したそれぞれの寄生虫について、治癒の割合は170から520μmの範囲の活性粒子で治療された患者よりも5から200μmの間の活性粒子で治療された患者に対して有意に良好で、それぞれの場合の統計的有意性はp<0.02(標準偏差X2試験を用いて)であった。これは最大粒子サイズの投与量の場合であったが、活性剤はたいてい高く、治療の持続性は200μmよりも小さい粒子サイズを有する活性剤の薬剤の合成物を受けた患者に投与されたものよりもしばしば長かった。報告されたどの患者グループに対しても重篤な副作用はなかった。上述のヒト試験に関する類似の結果が動物試験においても認められた。加えて、化学式(I)の化合物および化学式(II)の化合物の50mg/kgの単回投与の経口投与後のイヌに認められた副作用は、等量あるいはそれより多くの化合物を毎日90日間あるいはそれ以上投与したにも拘わらず、5から200μm(平均>10μm)の粒子サイズを有する化学式(I)の化合物および化学式(II)の化合物を用いた動物の広範な試験で認められなかった。さらに、前記化合物は安定であり(気温40℃、6ヶ月程度の相対湿度65%、液状懸濁液の場合、このような状況下で3ヶ月間水中に懸濁させたとき)、活性成分は劣化せず化合物は医薬品としてあるいは商業目的として適するように調整後一定期間その効力を維持することに関して確信している。以下に薬剤の合成物の効力を示す。実施例1クリプトスポリジウム パルバム予備臨床試験において、慢性的なクリプトスポリジウム性下痢症に罹っている30人のエイズ患者が1日あたり500から2000mgの経口ニタゾキサニド治療を受けた。下痢が続いた場合、患者は追加のニタゾキサニドを4週間、1日あたり2000mgまで受けた。28人の患者が2週間からそれ以上の治療を完了し、うち16人が8週間の治療によって治療応答に効果的であった。後者のグループでは、4人に検出不能な微生物があったものの、12人が1日あたりの便意頻度が50%あるいはそれ以下に減少し、10人が便中の寄生虫の減少あるいは根絶を兆した。6人の患者は恩恵として臨床的かつ寄生虫学的な応答基準にかなった。1日あたり高い薬剤投与量を長期間受けた患者は明確な応答を受ける傾向にあった。AIDS-relatedクリプトスポリジウム性の下痢に関するニタゾキサニドのOpen-label studyは1日あたり500,1000,あるいは2000mgの薬剤を服用したヒトの間で便意を減少させた。治験参加者は平均42細胞/mm3(0−303細胞/mm3の範囲)のCD4+数を有し、平均1日あたり6.7回の便意を平均15ヶ月間催し、便中にはクリプトスポリジウム パルバムのオーシストが存在し、その他の明らかな腸管病原体は保菌しなかった。参加者のほとんど全員がアジスロマイシンあるいはパロモマイシンによる治療に失敗した。23週間後、13人中9人が完全な臨床応答を有し(3人中1人は毎日便意を顕著に呈した)、13人中4人が部分的臨床応答を呈した(少なくとも1日あたり50%の便意減少あるいは少なくとも75%が形をなす便に変化)。治験終了までに、11人中8人が完全に寄生虫を根絶し、その他の3人は実質的にオーシストレベルでの減少を得た。1日あたり1000mgの投与量あるいはそれ以上の量で長期間の治療を行うことで良好なレスポンスへ向かう傾向があった。2人の参加者は蕁麻疹様の皮膚発心を呈した。90%以上が4週間以上のあいだ治験療法に専念した。実施例IIクリプトスポリジウム パルバムインビトロ投与情報ニタゾキサニドは滅菌性ジメチルスルフォキシド(DMSO)で溶解され、100μg/ml、10μg/ml、および0.1μg/mlの濃縮液で単層細胞に感染した無損傷のクリプトスポリジウム パルバムオーシストに対して検査された。二回目の治験は20μg/ml,2μg/ml,0.2μg/mlおよび0.02μg/mlの追加濃度で検査されたニタゾキサニドで行われた。これら濃縮液は完全なDMEMメディウムでの連続希釈によって0.5%の最終DMSO濃度になるよう作られた。メディウム対照もまた0.5%DMSOに加わった。本実験は、7mmチャンバーでクリプトスポリジウム パルバムとして発育したMDBKF5D2細胞の細胞培養を使用した。GCH1オーシストは、1穴あたり5×104ニタゾキサニド(実験的薬剤)に対するパロモマイシン(対照)を比較するために実施された。材料は免疫抗クリプトスポリジウム パルバムポロゾイトウサギ血清(0.1%)およびフルオレセイン接合ヤギ抗ウサギ抗体(1%)を含んだ。毒性試験定量法100,10,1および0.1μm/mlの濃度でニタゾキサニドを含有している200μlの培養液および正確な対照は融合するMDBKF5D2細胞単層を含む96穴プレートの2穴と単層のない2穴に挿入された。薬剤は前記単層上で37℃、8%CO2でインキュベートされた。24時間(治験1)および48時間(治験2)で、MTS(Owenの溶液)とPMSが各々の穴にそれぞれ333μm/mlおよび25μMの濃度で添加された。プレートは2時間発育させるため遮光の孵卵器に戻された。2時間で、100μlのそれぞれの上清は新しいマイクロタイタープレートに移され、ELISA(酵素結合免疫吸着検定))読取装置で490nmで読み取った。結果は記録、分析された。毒性率は培養液対照上清(薬剤なし)の平均光学濃度(OD)から薬剤上清の平均光学濃度(OD)を引いて培養液対照の平均光学濃度(OD)で割り、100をかけて計算された。無損傷のクリプトスポリジウム パルバムオーシスト定量1穴あたり5×104のクリプトスポリジウム パルバムオーシストがニタゾキサニド(100,20,10,2,1,0.2,0.1および0.02μg/ml)内で融合するMDBKF5D2細胞単層上で37℃(8%CO2)でインキュベートされた。それぞれの穴の感染の程度が免疫蛍光定量法によって24,48時間において決定、分析された。抑制率は培養液対照(薬剤なし)における10フィールドあたりの平均寄生虫数から薬剤試験穴中の10フィールドあたりの平均寄生虫数を引いて培養液対照数で割り、100をかけて計算された。結果:無損傷のクリプトスポリジウム パルバムオーシストに対するニタゾキサニドの影響治験1において、10,1および0.1の濃度でのニタゾキサニドはそれぞれ94.4,77.2および51.8%の寄生虫抑制レベルおよびそれぞれ65.1,8.3および19.3%の細胞毒性レベルという結果になった。10μg/mlで、ほぼ完璧な寄生虫感染の抑制があったが、高い毒性評価は明らかであった。1μg/mlのニタゾキサニドで、寄生虫抑制および細胞毒性は2mg/mlの濃度のパロモマイシンに匹敵した(ニタゾキサニド1μg/mlに対する77.2%の寄生虫抑制および8.3%の毒性はパロモマイシン2mg/mlに対する51%寄生虫抑制および23.8%の細胞毒性に匹敵した)。治験2では、最小毒性で良好な投与量分布を得るために薬剤が加減された。結果として、培養は治験1のように24時間の代わりに48時間でも発育可能なままであった。48時間のインキュベーションは双方の治験においてパロモマイシンの明らかな形成試験のように高度の相対的な細胞毒性という結果になった。単層細胞はまだ無損傷のようだったが、20μm/ml濃度のニタゾキサニドは48時間インキュベーションではまだ相当毒性があった。細胞機能に影響を及ぼすに違いない高い毒性はまた寄生虫の感染/発育にも影響を及ぼすことが可能である。2μg/mlのニタゾキサニドでは、低細胞毒性と相対的にかなりの寄生虫感染の抑制があった。さらに、希釈もまた有意な抑制または低毒性という結果になった。2μg/mlの薬剤濃度で、中度の細胞毒性と94.90%の抑制活性は2mg/mlでのインビトロのクリプトスポリジウム パルバム感染に関しては2μg/mlのニタゾキサニドがパロモマイシンよりも優れていることを示した(例えば1000倍高い濃度)。実施例IIIクリプトスポリジウム パルバムインビトロ投与量および保存情報ニタゾキサニドおよびデスアセチルニサドキサニド(NTZおよびNTZdes)は10,1,0.1,および0.01μg/mlの濃度で単層細胞に感染した無損傷のクリプトスポリジウム パルバムオーシストと脱嚢したスポロゾイトに対して検査された。それぞれの化合物は100%ジメチルスホキシド(DMSO)で溶解され、滅菌したDMEMで希望の濃度に希釈された。それぞれの濃度のニタゾキサニドと培養液対照はコンスタントとして0.025%のDMSOを含有した。本実験は、7mmチャンバーで、クリプトスポリジウム パルバムとして発育したMDBKF5D2細胞の細胞培養を使用した。GSH1オーシストは1穴あたり5×104で、ニタゾキサニド(実験薬剤)に対してパロモマイシン(陽性対照)を比較して実施された。原料は免疫抗クリプトスポリジウム パルバムスポロゾイトウサギ血清(0.1%)とフルオレセイン接合ヤギ抗ウサギ抗体(1%)を含有した。毒性試験定量法前述した濃度でニタゾキサニド溶液を含む200μlの培養液と正確な対照は融合するMDBKFD2単層細胞を含む96穴プレートの2穴と単層細胞のない2穴に入れられた。薬剤は単層上で37℃、8%CO2でインキュベートされた。48時間で、MTS(Owenの溶液)とPMSがそれぞれ333μg/mlおよび25μMの濃度で各々の穴に添加された。プレートは2時間発育させるため再び暗がりの孵卵器に戻された。2時間で、それぞれの上清の100μlは新しいマイクロタイタープレートに移され、ELISA(酵素結合免疫吸着検定))読取装置で490nmで読み取られた。結果は記録、分析された。毒性率は培養液対照上清(薬剤なし)の平均光学濃度(OD)から薬剤上清の平均光学濃度(OD)を引いて培養液対照の平均光学濃度(OD)で割り、100をかけて計算された。細胞毒性作用スコアは以下のように設けられた。0.5%毒性=0,6−25%毒性=1,26−50%毒性=2,51−75%毒性=3および76−100%毒性=4.基準として、0または1の細胞毒性作用スコアは許容可能な毒性レベルとみなされることになる。2,3,4の毒性スコアは高レベルあるいは単層細胞への毒性作用ありとみなされる。無損傷のクリプトスポリジウム パルバムオーシスト定量1穴あたり5×104のクリプトスポリジウム パルバムオーシストが前述の濃度のニタゾキサニド内で融合するMDBKF5D2細胞単層上で37℃(8%CO2)でインキュベートされた。48時間でのそれぞれの穴の感染のレベルが免疫蛍光定量法によって決定され、コンピュータ解析された。抑制率は培養液対照(薬剤なし)におけるフィールドあたりの平均寄生虫数から薬剤試験穴中のフィールドあたりの平均寄生虫数を引いて培養液対照数で割り、100をかけて計算された。結果クリプトスポリジウム パルバムオーシスト定量(48時間)濃度−μg/ml、寄生虫−平均寄生虫数/フィールド(12フィールド分析した)抑制率−寄生虫感染の抑制率、毒性率−薬剤による細胞への毒性NTZdesの抑制活性は実施例IIのNTZと同じであることが上記から理解できる。ニタゾキサニドとデスアセチル−ニタゾキサニドは、平行して検査したところ10および1μg/mlのそれぞれの化合物でそれぞれ98%および94%の抑制率を得たクリプトスポリジウム パルバムに対してインビトロで同様に効果的であった。50%抑制率は0.2,0.1および0.02μg/mlのように低濃度のニタゾキサニドで得られたが、ニタゾキサニド1μg/mlは90%以上の抑制率を与える最も低い濃度であったからである。同様の実験状態で、陽性対照として使用されたパロモマイシンは2,000μg/mlの濃度で51−83%の幅の抑制率濃度を示し2,000倍効果薄であった。実施例IVエンセファリトゾーン インテスティナリスおよびV.コルネア2RK−13細胞(ウサギ腎細胞ライン)が1穴あたり2.6×105細胞(1.0ml培養液;2mMのL−グルタミン酸入りRPMI1640および5%加熱不活化胎児ウシ血清)の濃度で24穴培養プレートに添加された。皿は37℃、CO2培養器で一晩インキュベートされ、そのとき穴は融合された(1重で、1穴あたり5×105細胞に概算して)。セプタタ インテスティナリス(Septata intestinalis)(組織培養由来)生物体は概算した宿主細胞と比較して3:1の割合で、あるいは1穴あたり15×106の生物体を加えられた。この割合はおよそ宿主細胞の50%が感染するという結果になった。薬剤は1.0mg/mlの菌株を発育させるためDMSO、水あるいはメタノールで溶解された(溶解度に依存する)。菌株は−70℃で保存された。本実験に用いられた希釈液は完全な組織培養液で作成された。全希釈液はまったく同じ3穴で検査された。培養液は毎3−4日毎に取り替えられた(新鮮な希釈された薬剤を含有)。6日目に(寄生虫および薬剤を添加後)、細胞は毒性について検査された。薬剤を与えられたが寄生虫は与えられなかった対照細胞は、集密度、細胞の形態、および死んだか、あるいは浮遊している細胞の有無を調べられた。寄生虫と共にインキュベートされた細胞だけは寄生虫が感染性であること(例えば、寄生虫を有する空胞の存在)を確認するため調べられた。寄生虫と薬剤をインキュベートする細胞は宿主細胞毒性と寄生虫を有する空胞の相対的な数について評価された(例えば高度、中度あるいは低度)。10日目に、宿主細胞膜を破り、ミクロスポリディアの放出を生じさせるため100μlの10%SDS(0.5%最終濃度)が培養穴に加えられた。それぞれの穴に存在する寄生虫の総数は血球計算盤で部分標本をカウントして決定された。結果は抑制率として示された(薬剤を与えられない感染細胞に関して)。結果は図1から図4に示された。実施例Vトキソプラズマ ゴンディニタゾキサニドおよびデスアセチル−ニタゾキサニドが寄生虫に対して、とりわけ、トキソプラズマ ゴンディのRH菌株で検査されマウスでの連続継代によって維持された。96穴マイクロプレートで培養されたMRC5線維芽細胞(Bio-Merieux、フランス)の細胞培養はトキソプラズマ ゴンディに接種された。200の新鮮な状態で採取されたタキゾイトが8の対照穴(陰性対照)を除いてそれぞれの培養液に添加された。インキュベーションから4時間後、薬剤希釈液が培地内に加えられた。ニタゾキサニド(NTZ)およびデスアセチル−ニタゾキサニド(dNTZ)は8.10-4から40mg/Lの間の濃度範囲で調べられた。薬剤は最初、DMSOで2mg/mlの濃度で溶解され、それから培養液で連続希釈が行われた。沈降物は認められなかった。希釈薬剤が培養液(それぞれの希釈に8穴)に添加され、それから培養プレートは72時間インキュベートされた。培養液はそれから冷たいメタノールで固定された。トキソプラズマ ゴンディの発育の評価はペルオキシダーゼ標本ウサギ抗トキソプラズマ ゴンディ抗体を用いてELISAで行われた。光学的濃度値はそれぞれの穴に対して記録された。結果はそれぞれの培養穴について得られた光学的濃度に対する培養液中の薬剤の濃度をプロットして与えられた。統計学的解析はそれぞれの薬剤にについて得られた光学的濃度から、95%信頼区間の回帰分析と投与量−応答曲線の決定にあった。プレート1枚が培養液中の細胞変性効果を調べるためギムザ染色で染色された。3つに分かれた実験が実施された。それぞれの実験で、2つの培養プレートがそれぞれの化合物に対し使用された。それぞれの培養プレートにはそれぞれの薬剤の濃度に対して8つの再生穴が使用された。結果同様の結果が3セットの実験で得られた。それぞれの薬剤に対する1代表実験の結果の図示表示は図5に示される。5a、b、cおよび6a、b、cである。ニタゾキサニド(図5a、b、c)10-4mg/lからから0.3mg/Lの濃度範囲に関する抑制効果は示されなかった。有意な効果は濃度についての完全なトキソプラズマの発育の抑制と共に濃度について示された。しかしながら、注目した毒性はの濃度範囲に関する単層細胞で示された。単層の顕微鏡検査はNTZが1.25mg/L濃度で寄生虫に寄生された細胞で細胞変性効果を引き起こし、寄生虫を有する空胞の増大と細胞内寄生の数の減少を伴うことを示した。回帰分析から、50%抑制の濃度はおそらく1.2mg/Lと見積もられる。デスアセチル−ニタゾキサニド(図7a、b、c)同様の結果がデスアセチル−ニタゾキサニドで得られた。10-4mg/Lからから0.3mg/Lの間の範囲の濃度については効果がなく、濃度に対して抑制があり、の濃度で毒性を示した。50%抑制濃度はおそらく1.2mg/Lと見積もられる。得られた結果はそれぞれの薬剤濃度についての反復培養による薬剤抑制効果の評価とともに3つに分かれた実験で再現可能であった。NTZおよびデスアセチルNTZのどちらについても、注目したトキソプラズマの発育の抑制は寄生虫を有する空胞の変性を伴って、しかし寄生虫そのものの変性は示されず、およそ1.2mg/Lの濃度で観察されるであろう。これらの結果はこれら薬剤はトキソプラズマ ゴンディに対して良好な活性度を有し、血清あるいは組織中で得ている約1mg/Lの濃度に基づき、インビボにおける治療法が期待できることを示した。実施例VIマイコバクテリアニタゾキサニドはTB組織に対する抗菌作用を有するために発見された。以下に基づく表は寒天希釈法によるマイコバクテリウム イントラセルラーレに対するニタゾキサニドおよびチゾキサニドの最小発育阻止濃度(MIC)に関する定量を示す。これらの結果はいくつかの実験に基づいており、ミドルブロック寒天での寒天希釈法に関し、それぞれの実験は約3週間かかった。得られたデータは、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)からのマイコバクテリウム イントラセルラーレの標準菌株を使用し、標準寒天希釈法を用いるとニタゾキサニドは2μg/mlのマイコバクテリアおよびに対してMICを有し、チゾキサニドは4μg/mlのMICを有することを示す。*MICは3週間、ミドルブロック7H11寒天を使用して標準寒天希釈法によって決定された。マイコバクテリウム イントラセルラーレATCC13950、標準菌株が本実験に使用された。図7は液体ブロスで発育するマイコバクテリアに対するニタゾキサニドの有効性に関する定量に基づくチャート図である。我々は寒天計測法で3週間かかるところを4時間で発育の決定ができるMTS比色定量を用いた。図7のデータから理解できるように、72時間後にニタゾキサニドが添加されたときから培養が始まり、対照培養だけの発育と比べると継続した発育に即効的な効果があった。3μg/mlのニタゾキサニド投与が続く24時間の発育を停止し、その後続く2日間遅発育であった。50μg/mlの投与は培養の144時間を通じて完全に静菌的であった。実施例VIIクリプトスポリジウム パルバムニタゾキサニドの効果はクリプトスポリジウム パルバムに対して実験的に感染したマウスで調べられた。ニタゾキサニドはフロリダ州、タンパにあるロマークラボラトリース,エル.シー.(Romark Laboratories,L.C.)によって供給された。総ヒト投与量(1g/日を7日間、つまり7g)はパジェット(Paget)およびバーンズ(Barnes)によってマウス用に加減された。ヒト投与量は朝晩7日連続でそれぞれの宿主に必要とされる薬剤の総量を得るため、マウス用(重量約20g)に0.0026掛された。それぞれのマウスは2.6mg/日(7000mg×0.0026/7)受けた。本投与は先端の注射針周囲に備えられるプラスチックシリンジを用いて経口投与された。22日齢の哺乳マウスは、感染した仔ウシから得たクリプトスポリジウム パルバムの100,000個のオーシストの経口投与によって感染した。マウスに投与する前に、オーシストはファイヤーおよびエリス(Fayer & Ellis)によって詳述された技法による砂糖溶液を用いて濃縮された。それぞれのマウスからの直腸スワブが毎日採取され、グラクズィク(Graczyk)らによって詳述された変法チールネルゼン染色法を用いて検査された。オーシスト発散は動物の経口感染から2日後に糞便中に現れた。動物の感染に続く3日目に、10匹のマウスが朝晩7日間連続で、1.3mgのニタゾキサニドを受け、残る10匹は未治療対照としてそのまま維持された。直腸スワブはそれぞれ治療の7日間および治療後に続くそれぞれ7日間について毎日採取された。オーシストは油浸で浮遊され、顕微鏡下で100視野あたりをカウントされた。結果以下の表に示した結果は、1日投与量2.6mg/日で連続7日間投与されたニタゾキサニドは、対照動物と比較すると、感染したマウスの糞便中のオーシスト数を減少させ、クリプトスポリジウム パルバムに対して効果的であったことを明らかに示す。試験薬剤は治療3日目の最後に治療を受けた10匹中6匹のマウスでオーシスト発散を減少させた。治療7日目の最後に、未治療対照マウスと比較すると、糞便検査で陰性であった治療を受けた全ての動物でオーシスト発散の完全な減少があった。この効果は治療後3から7日で調べた陰性検査結果によって示されるように少なくとも治療後7日間持続した。実施例VIIIマイコバクテリウムニタゾキサニドはイゾニアジド抗生物質に対して比較された。実験計画案はマイコバクテリウム菌株としてBCG(Calmette-Guerin桿菌)を用いた。本菌株の感受性はほぼマイコバクテリウム ツベキュローシス(M.Tuberculosis)と同じであったが、本菌株はより一層無害で、そのようなわけで高レベルの結核病原体の汚染を要さなかった。1日あたりひまわり油0.2ml中の4mg/マウスがマウスに投与された。ニタゾキサニドで治療を受けたマウスの結果はイゾニアジドで治療を受けたグループと同等であった。実施例IX肝蛭ニタゾキサニドとデスアセチル−ニタゾキサニドのインビボ有効性が肝蛭に対して調べられた。生育した肝蛭はロサンゼルス州バンキーのハーディーズ精肉業者で肥大吸虫症によって廃棄された3頭の仔ウシの肝臓の胆管からルイジアナ獣医科大学臨床検査室で回収された。吸虫は滅菌生理食塩水で1時間洗浄され、滅菌生理食塩水またはRPMI(pH7.4)に追加3時間移された。吸虫はその後滅菌RPMIウサギ血清(50:50v/v)あるいは滅菌RPMI(pH7.4)に37℃、5%CO2と共に一晩保管された。インビトロ培養(37℃、5%CO2)はイバラおよびジェンキンス(Ibarra and Jenkins)の変法によって行われた(Z.Parasitenkd.70:655-661,1984)。無菌技術を用いて、吸虫は2回、ハンクの平衡塩類溶液(Hank's blanced salt solution)(pH7.2)で2−3分間洗浄され、培養液中の指定された希釈薬剤の10ml部分標本を内容に持つ6穴のリンブロ(Linbro)培養プレートの穴に個別に据えられた。後者は2%ウサギ血液+100ppmペニシリンおよび100ppmストレプトマイシン入り滅菌50:50v/vRPMIウサギ血清から成る。通常の活性と形態を持つ吸虫のみが使用された。NTZあるいはその代謝産物であるロマルク(Romark)によって提供されたD−NTZの保存液はDMSO(2000μg/ml)に溶解され100ml容積フラスコを用いて特定の薬剤濃度を生産するために(100,50,25,10,5,3,1μg/ml)培養液で希釈された。2つの対照吸虫はそれぞれの複製に、1つは赤血球と共に直接培養液に、1つは赤血球と共に非薬用培養液に包含された。吸虫は逆光パネルおよび3倍拡大光レンズを用いて、未治療対照吸虫と比較して、死、運動性障害あるいは形態変化によって明らかにされるような薬剤治療の効果について調べられた。結果実験1 D−NTZについて、50および100μg治療薬中の吸虫は1時間以内に瀕死の状態かあるいは死んだ。25μg治療薬中の7匹中の4匹の吸虫が瀕死の状態で、2匹は活性、1匹は最初の1時間で衰え、3時間で衰えた2匹を除いて全滅し、唯1匹衰えた吸虫が4時間後に生存した。10μgでは、低下した活性度は1,3および4時間で示され、7時間までに全て瀕死の状態かあるいは死んだ。5μgおよび3μgグループでは3μgで若干遅い発現を伴って、いくつかの個体で低下した活性度が24時間までに見られ、3および5μg治療薬穴で、それぞれのグループで衰えた1匹の吸虫を除いて全てが50時間までに死んだ。いくらかの活性度の遅延が42−74時間で1μgのグループで示され、わずか活発な3匹と1匹の瀕死の状態の吸虫のみが91時間で生存し、115時間では1/gグループで唯1匹の瀕死の吸虫が残った。赤血球を伴う対照グループでの死亡率は66時間(1吸虫)、91時間(1吸虫)および115時間(4吸虫)で認められた。赤血球なしの対照グループでは、91時間では全て生存し、115時間では1匹が死んだ。実験2 NTZについて、D−NTZについての結果と比較して、8回の反復で早期効果によって運動率スコアと死亡率に若干大きな活性度が示された。100,50および25μgのグループで、25μgグループの1時間での1匹の吸虫を除き、それは3時間で死んだが、全ての吸虫が死亡あるいは瀕死の状態であった。投与量に関係する運動率の低下はそれぞれ別の治療を受けたグループで最初の1時間に見られた。10μgで、唯1匹の吸虫が16時間まで生存した。5μgでは、唯3匹の吸虫が6時間で活発であり、16時間で全滅した。23時間までに、3μgグループでは唯2匹の瀕死の状態の吸虫が生き延びた。これらは41時間までに死んだ。1μgのグループについては、1匹の吸虫が16時間までに、3匹が41時間までに、5匹が74時間までに死に、91時間で3匹は活発なままで、1匹は115時間まで活発だった。赤血球入りの対照グループは74時間で8匹中7匹の吸虫が生存し、91時間で3匹が生存し、115時間では2匹が生き残った。赤血球のない対照のグループでは、74時間で8匹中6匹は活発で、91時間では4匹が活発で、115時間で残る2匹は活発であった。高い投与量(25,50,100μg)での吸虫の死滅は迅速で、収細化と腹側「治療」に関係した。低い投薬レベルでは、ほとんどの吸虫は期間中、緩慢であり、瀕死の状態あるいは死んだときかなりリラックスかつ「平坦」であった。汚染は91時間で開始するいくつかの反復試験での実験的結果に限った。D−NTZ実験については、2つの反復プレートで大部分の細菌および真菌の異常増殖と関係する大量死が115時間までに起こった。NTZ実験に関しては、反復プレート全体で異常増殖および吸虫の大量死が91時間(2反復)、115時間(5反復)までに生じた。139時間観察はほとんどのプレートで通常の汚染があるため、有効とみなされなかった。結果ニタゾキサニドによる強力な殺吸虫剤的効果は、双方の薬剤試験での実験により提示される。肝蛭に対する幾分優れている殺吸虫剤的活性は、肝レベルで活性的であると考えられている主な代謝産物のデスアセチル−ニタゾキサニドよりもニタゾキサニドのほうで認められた。迅速な吸虫の死は50μg以上のインビトロD−NTZ投薬割合では1時間以内に、25μgでは4時間で、10μgでは6−7時間で起こった。単回治療後6−8時間以上で組織レベルが維持されることを薬物速度論的データが示すならば、10μgはおそらく適切な単回治療の対象薬物供給の割合となろう。74時間(3日間)までの強力な殺吸虫剤的効果は3および5μg投与量では双方の化合物に対し認められた。長期の生存方法は、未治療対照吸虫とは同等ではないが、1μg投与量で認められた。3,4日間、肝組織で吸虫にこのレベルの薬剤を供給した場合、恐らく寄生虫への不充分な治療効果をもたらすであろう。実施例X巨大肝蛭ニタゾキサニドは実験的に感染させたウサギにおいて未熟および成熟巨大肝蛭に対して調べられた。メタセルカリア(EMC)に包嚢された巨大肝蛭は、アブデル−ガニィ(Abdel-Ghany)によって詳述された手法を用いて巨大肝蛭ミラシジウムによるL.カルウディ(L.calludi)マキ貝の感染から28−35日後にセロファンシート上に収集され、そこでマキ貝は清潔な脱塩素化した水道水中で人工光に毎日30分間曝された。結果、包嚢に包まれたメタセルカリアは4℃の冷蔵庫で水面下にて実験動物に感染させるために用いられるまで5から8日間保存された。それぞれ1.5から2kgの体重のボスキャットウサギが実験に含まれ、20匹の動物の2つの治療グループに割り当てられた。グループ1からの動物はキャベツの葉でくるんだ35−40個の包嚢に包まれたメタセルカリアを動物の舌根に押しこまれて経口的に感染させられた。動物の口は包嚢に包まれたメタセルカリアが飲み込まれるまで手で抑えつけた。これらグループ1の動物は未熟段階(4−5齢)の巨大肝蛭に対するニタゾキサニドの有効性試験に用いられた。グループ2からの動物は上述のように10−15個の包嚢に包まれたメタセルカリアに経口的に感染させられ、早熟吸虫(10週齢以上)に対するニタゾキサニドの有効性試験に用いられた。グループ1からの10匹の動物は寄生サイクルの未熟段階での感染から4週間後に朝晩連続7日間、35mgのニタゾキサニドを受けた。グループ1の残る10匹の動物は未治療対照とされた。グループ2からの10匹の動物は寄生虫の成熟段階での感染から10週間後に朝晩連続7日間、35mgのニタゾキサニドを受けた。グループ2の残る10匹の動物は未治療対照とされた。全ての動物が実験終了まで乾燥飼料を与えられた。ニタゾキサニドの最終投与量の投与から7日後、それぞれのグループの全てのウサギが実験の犠牲となった。特に寄生サイクルの未熟段階での壊死性、転移性溝の有無について肝臓の表面が調べられた。これら壊死性領域はエル−バヒィ(El-Bahy)によって詳述された手法によって幼若な転移性吸虫を抽出するために2本の外科用針を用いて調べられた。肝臓は存在している吸虫を抽出するため、特に転移性溝の周辺を小片に薄切され、顕微鏡下で解離された。腹腔および臓腹面は温水で洗浄された。洗浄水は回収され、篩にかけられ幼若吸虫の同定を調べられた。集められた全ての寄生虫ならびにそれらの断片はグループ1およびグループ2双方の治療および未治療の動物のいずれでも数えられた。生存している吸虫が無損傷の被蓋を示しながらピンク色で半透明を現わすのに対し、死んだ吸虫は灰色がかった色で、あいまいな、壊れた壊死性表面を示した。ニタゾキサニドの有効性は下に示した公式を用いて計算された。結果表7に示すように、研究の結果は対照グループに比べて治療を受けたグループのウサギの肝臓から回収された幼若吸虫の数において著しい減少を示した。減少率の平均値は46.77%と計算された(範囲:40−60%)。それら感染の早期成熟段階で、ニタゾキサニドは完全な有効性(100%減少)を示し、治療を受けたウサギの肝臓を調べたところ、表8に示すように未治療対照の動物と比較していかなる蠕虫も見られなかった。70mg/日量を連続7日間として投与したニタゾキサニドは幼若段階の巨大肝蛭に対して適度に効果的であり、早熟段階の寄生虫に対しては完全に効果的であった。実施例XIIIジストーマニタゾキサニドは実験的に感染させたマウスでマンソン住血吸虫およびビルハルツ住血吸虫に対して調べられた。30から50グラムの体重の40匹の白マウスは20匹ずつの2つの治療グループに割り当てられた。第1グループは、0.25mlの蒸留水に浮遊させ、それぞれのマウスに腹腔内注射で投与した活性制約を受けない300から500個の住血吸虫セルカリエで感染した。第2グループは同じ方法で感染したが、ビルハルツ住血吸虫セルカリエによってであった。これら2つのグループはその後、合計70日間検査室に保存された。動物の感染から70日間後、それぞれのグループから10匹のマウスは朝晩、連続7日間の1.3mg経口投与量投与によるニタゾキサニドで治療された。治療の最後から7日後、全てのマウスが犠牲となり、蠕虫はそれぞれのマウスの肝臓から微温水(37℃)を用いた灌流によって抽出された。抽出した住血吸虫は全ての治療および対照マウスについて数を数えられた。ニタゾキサニドの有効性は下に示す公式を用いて計算された。結果表9および10に示した結果は、1日投与量2.6mg/日を連続7日間投与したニタゾキサニドは、対照動物と比較したときマンソン住血吸虫ではわずか59.91%の蠕虫減少であったのに対し、対照動物と比較したとき、82.85%の蠕虫減少が認められたビルハルツ住血吸虫に対してはかなり効果的であることを明らかに示す。結果は、ニタゾキサニドはマンソン住血吸虫に対してはニタゾキサニドでの治療後の陽性卵数によって示されるように患者に効果的ではなかったというアバザら(Abaza et al.)によるこれらの報告に一致する。 化学式(I)の化合物および化学式(II)の化合物からなるグループから少なくとも1つ選ばれた化合物を活性剤として含有し、前記活性剤は200μmより小さい粒子サイズで10μmより大きい平均粒子サイズを有する活性粒子からなる経口薬剤の組成物。 前記活性固形粒子の平均粒子サイズは10から100μmの間である請求項1に記載の組成物。 前記活性固形粒子の平均粒子サイズは20から50μmの間である請求項1に記載の組成物。 前記活性固形粒子の重量で10%未満は100μmより大きい粒子サイズを有する請求項1に記載の組成物。 前記活性固形粒子の重量で少なくとも50%は50μmより小さい粒子サイズを有する請求項1に記載の組成物。 前記活性固形粒子の重量で10%未満は5μmより小さい粒子サイズを有する請求項1に記載の組成物。 前記活性固形粒子の分布係数は0.8から2の間で、該分布係数はF90%は90%での分布係数であり;φ90%は前記活性固形粒子の90%に対応する粒子断片の最大粒子サイズであり;φ10%は前記活性固形粒子の10%に対応する粒子断片の最大粒子サイズであり;以下の公式F90%=(φ90%−φ10%)/((φ90%+φ10%)/2)によって算出される請求項1に記載の組成物。 前記活性固形粒子の分布係数は1.1から1.9の間で、該分布係数はF90%は90%での分布係数であり;φ90%は前記活性固形粒子の90%に対応する粒子断片の最大粒子サイズであり;φ10%は前記活性固形粒子の10%に対応する粒子断片の最大粒子サイズであり;以下の公式F90%=(φ90%−φ10%)/((φ90%+φ10%)/2)によって算出される請求項1に記載の組成物。 化学式(I)の化合物および化学式(II)の化合物からなるグループから少なくとも1つ選ばれた化合物を活性剤として含有し、安定性改善量の薬剤的に許容可能な酸を含有し、前記活性剤は200μmより小さい粒子サイズで10μmより大きい平均粒子サイズを有する活性粒子からなる、経口薬剤の組成物。 薬剤的に許容可能な酸はクエン酸、グルタミン酸、コハク酸、エタンスルホン酸、酢酸、酒石酸、アスコルビン酸、メタンスルホン酸、フマル酸、アジピン酸、リンゴ酸およびそれら混合物からなるグループから選ばれた請求項9に記載の組成物。 薬剤的に許容可能な酸/前記活性固形粒子の重量の重量比は0.01から0.5の間である請求項9に記載の組成物。 薬剤的に許容可能な酸/前記活性固形粒子の重量の重量比は0.03から0.2の間である請求項9に記載の組成物。 クリプトスポリジウム パルバム(Cryptosporidium parvum)、イソスポーラ ベリ(Isospora belli)、エンテロサイトゾーン ビエヌーシ(Enterocytzoon bieneusi)、エンセファリトゾーン インテスティナリス(Encephalitozoon intestinalis)、マイコバクテリウム ツベキュローシス(Mycobacterium tuberculosis)、マイコバクテリウム アビウムイントラセルラーレ(Mycobacterium avium intracellulare)、ニューモシスチス カリニ(Pneumocystis carinii)およびトキソプラズマ ゴンディ(Toxoplasma gondii)からなるグループから選ばれた微生物によって免疫無防備状態にある哺乳動物の感染治療用の薬剤の組成物であって、化学式(I)の化合物および化学式(II)の化合物からなるグループから少なくとも1つ選ばれた化合物を活性剤として含有し、前記活性剤は200μmより小さい粒子サイズで10μmより大きい平均粒子サイズを有する活性粒子からなることを特徴とする組成物。 前記活性剤は20から50μmの間の平均粒子サイズを有する粒子からなる請求項13に記載の組成物。 前記薬剤の組成物はさらに少なくとも1つの薬剤的に許容可能な酸を含有する請求項13に記載の組成物。 前記薬剤的に許容可能な酸はクエン酸、グルタミン酸、コハク酸、エタンスルホン酸、酢酸、酒石酸、アスコルビン酸、メタンスルホン酸、フマル酸、アジピン酸、リンゴ酸およびそれら混合物からなるグループから選ばれる請求項15に記載の組成物。 前記活性剤は化学式(I)の化合物である請求項13に記載の組成物。 前記活性剤は化学式(II)の化合物である請求項13に記載の組成物。 前記哺乳動物はヒトであり、前記活性剤は1日あたり500から2000mgの量で投与される請求項13に記載の組成物。 吸虫による寄生虫の感染治療用の薬剤の組成物であって、化学式(I)の化合物および化学式(II)の化合物からなるグループから少なくとも1つ選ばれた化合物を活性剤として含有し、前記活性剤は200μmより小さい粒子サイズで10μmより大きい平均粒子サイズを有する活性粒子からなることを特徴とする組成物。 吸虫はジストーマ(Schistosoma)、肝蛭(Fasciola)、ファスキオラ(Fasciolopsis)、槍形吸虫(Dicrocoelium)、異形吸虫(Heterophyes)および巨大吸虫(Metagoniums)からなるグループから選ばれた請求項20に記載の組成物。 吸虫はマンソン住血吸虫(Schistosoma mansoni)、ビルハルツ住血吸虫(Schistosoma haematobium)、ジストーマ メコンギ(Schistosoma mekongi)、日本住血吸虫(Schistosoma japonicum)、ジストーマ インターカラタム(Schistosoma intercalatum)、肝蛭(Fasciola hepatica)、巨大肝蛭(Fasciola gigantica)、肥大吸虫(Fasciolopsis biski)、槍形吸虫(Dicrocoelium dendriticum)、異形吸虫(Heterophyes heterophyes)および横川吸虫(Metagonimus yokogawa)からなるグループから選ばれた請求項20に記載の組成物。 前記活性剤は20から50μmの間の平均粒子サイズを有する粒子からなる請求項20に記載の組成物。 前記薬剤の組成物はさらに少なくとも1つの薬剤的に許容可能な酸を含有する請求項22に記載の組成物。 前記薬剤的に許容可能な酸はクエン酸、グルタミン酸、コハク酸、エタンスルホン酸、酢酸、酒石酸、アスコルビン酸、メタンスルホン酸、フマル酸、アジピン酸、リンゴ酸およびそれら混合物からなるグループから選ばれる請求項24に記載の組成物。 薬剤的に許容可能な酸/前記活性粒子の重量の重量比は0.01から0.5の間である請求項24に記載の組成物。 前記活性剤は化学式(I)の化合物である請求項22に記載の組成物。 前記活性剤は化学式(II)の化合物である請求項22に記載の組成物。 活性剤として化学式(I)の化合物および化学式(II)の化合物からなるグループから選ばれた少なくとも1つの化合物の固体粒子を備え、前記粒子は200μmより小さい粒子サイズと10μmより大きい平均粒子サイズを有し、かつ少なくとも1つの濃縮剤と、少なくとも1つの湿潤剤と、少なくとも1つの薬剤的に許容可能な酸を備え、pHは2から6の間にある局所投与用薬剤のペースト。 前記ペーストはさらにセチルアルコール、グリセリン誘導体、プロピレングリコールおよびそれら混合物からなるグループから選ばれた少なくとも1つの添加剤を備える請求項29に記載の薬剤のペースト。 顆粒剤の存在において顆粒化された活性剤を含有し、前記活性剤は化学式(I)の化合物および化学式(II)の化合物からなるグループから選ばれた少なくとも1つの化合物の固形活性粒子の形からなり、前記活性粒子は200μmより小さい粒子サイズと10μmより大きい平均粒子サイズを有する経口投与用薬剤の組成物。 前記顆粒剤はポリビニルピロリドン、水、アルコール、シュークロース、ヒドロキシルセルロースおよびそれら混合物からなるグループから選ばれる請求項31に記載の組成物。 前記顆粒状活性固体粒子は少なくとも1つの薬剤的に許容可能な酸を含有する請求項31に記載の組成物。 前記薬剤的に許容可能な酸はクエン酸、グルタミン酸、コハク酸、エタンスルホン酸、酢酸、酒石酸、アスコルビン酸、メタンスルホン酸、フマル酸、アジピン酸、リンゴ酸およびそれら混合物からなるグループから選ばれた請求項33に記載の組成物。 前記薬剤的に許容可能な酸/前記活性剤の重量の重量比は0.01から0.5の間である請求項33に記載の組成物。 活性剤、湿潤剤およびでんぷん誘導体を含有し、前記活性剤は化学式(I)の化合物および化学式(II)の化合物からなるグループから選ばれた少なくとも1つの化合物の固形活性粒子の形からなり、前記活性粒子は200μmより小さい粒子サイズと10μmより大きい平均粒子サイズを有する経口投与用薬剤の組成物。 さらに少なくとも1つの薬剤的に許容可能な酸を備える請求項36に記載の薬剤の組成物。 前記活性粒子は重量で2から99.7%の前記活性化合物と重量で0.03から10%の顆粒化剤を含有する顆粒状活性剤を形成するため顆粒剤の存在で顆粒化される請求項36に記載の薬剤の組成物。 前記顆粒剤はポリビニルピロリドン、水、アルコール、シュークロース、ヒドロキシルセルロースおよびそれら混合物からなるグループから選ばれる請求項38に記載の薬剤の組成物。 活性剤として化学式(I)の化合物および化学式(II)の化合物からなるグループから選ばれた少なくとも1つの化合物の固体粒子を含有し、前記活性剤は200μmより小さい粒子サイズで10μmより大きい平均粒子サイズを有する活性粒子からなり、かつ少なくとも1つの薬剤的に許容可能な酸を含有し、pHが2から6の間にある経口投与用活性剤の液状懸濁液。 懸濁液のpHは3から5の間にある請求項40に記載の懸濁液。 さらに顆粒剤を備える請求項40に記載の懸濁液。 化学式(I)の化合物および化学式(II)の化合物からなるグループから少なくとも1つ選ばれた化合物を活性剤として含有し、さらに安定性改善量の薬剤的に許容可能な酸を含有する薬剤の組成物であって、前記活性剤は200μmより小さい粒子サイズで10μmより大きい平均粒子サイズを有する活性粒子からなることを特徴とする組成物。 薬剤的に許容可能な酸はクエン酸、グルタミン酸、コハク酸、エタンスルホン酸、酢酸、酒石酸、アスコルビン酸、メタンスルホン酸、フマル酸、アジピン酸、リンゴ酸およびそれら混合物からなるグループから選ばれた請求項43に記載の薬剤の組成物。 前記薬剤的に許容可能な酸はクエン酸である請求項44に記載の組成物。 前記薬剤的に許容可能な酸はアスコルビン酸である請求項44に記載の組成物。 化学式(II)の化合物を活性剤として含有し、前記活性剤は200μmより小さい粒子サイズで5μmより大きい平均粒子サイズを有する活性粒子からなることを特徴とし、さらに前記薬剤の組成物が水に接触した時に前記薬剤の組成物のpHが2から6となるために十分な量の薬剤的に許容可能な酸を含有し、薬剤的に許容可能な酸の薬剤の組成物に対する重量比が0.01から0.5の間である薬剤の組成物。 薬剤的に許容可能な酸の薬剤の組成物に対する重量比が0.03から0.2の間である請求項47に記載の組成物。 前記組成物は固形の剤形であり、前記活性粒子は顆粒化された活性固形粒子を形成するために少なくとも1つの顆粒剤の存在において顆粒化された請求項44に記載の組成物。 前記活性粒子の前記平均粒子サイズは10から100μmの間である請求項47に記載の組成物。 前記顆粒化された活性固形粒子は重量で2から99.97%の前記活性化合物および重量で0.03から10%の前記顆粒剤からなる請求項49に記載の組成物。 前記顆粒剤はポリビニルピロリドン、水、アルコール、シュークロース、ヒドロキシルセルロースおよびそれら混合物からなるグループから選ばれる請求項49に記載の組成物。 顆粒化された活性固形粒子において、薬剤的に許容可能な酸/活性剤の重量の重量比は0.01から0.5の間である請求項49に記載の組成物。 前記薬剤的に許容可能な酸はクエン酸、グルタミン酸、コハク酸、エタンスルホン酸、酢酸、酒石酸、アスコルビン酸、メタンスルホン酸、フマル酸、アジピン酸、リンゴ酸およびそれら混合物からなるグループから選ばれた請求項49に記載の組成物。 前記組成物は化学式(I)および化学式(II)の少なくとも1つの化合物の固形粒子の液体中の懸濁液の形態である請求項44に記載の組成物。 前記懸濁液形成前の前記活性粒子は顆粒化された活性固形粒子を形成するために少なくとも1つの顆粒剤の存在において顆粒化された請求項55に記載の組成物。 前記液体は水である請求項55に記載の組成物。 前記懸濁液のpHは2から6の間である請求項55に記載の組成物。 前記懸濁液のpHは3から5の間である請求項55に記載の組成物。 前記組成物は化学式(I)および化学式(II)の少なくとも1つの化合物の活性粒子、湿潤剤および濃縮剤からなるペーストの形態である請求項44に記載の組成物。 前記薬剤的に許容可能な酸はクエン酸、グルタミン酸、コハク酸、エタンスルホン酸、酢酸、酒石酸、アスコルビン酸、メタンスルホン酸、フマル酸、アジピン酸、リンゴ酸およびそれら混合物からなるグループから選ばれた請求項60に記載の組成物。 前記活性粒子は200μmより小さい粒子サイズを有し、前記粒子の重量で10%未満は100μmより大きいサイズを有し、前記粒子の重量で50%未満は50μmより大きいサイズを有し、前記粒子の重量で10%未満は5μmより小さいサイズを有する請求項60に記載の組成物。


ページのトップへ戻る

生命科学データベース横断検索へ戻る