タイトル: | 特許公報(B2)_パーマ剤及びパーマ方法 |
出願番号: | 1997037448 |
年次: | 2004 |
IPC分類: | 7,A61K7/09 |
瀬川 博嗣 綾野 祐一 JP 3557065 特許公報(B2) 20040521 1997037448 19970221 パーマ剤及びパーマ方法 タカラベルモント株式会社 000108672 瀧野 秀雄 100060690 松村 貞男 100108017 瀬川 博嗣 綾野 祐一 20040825 7 A61K7/09 JP A61K7/09 7 A61K 7/00 特開平5−78226(JP,A) 特開平8−133933(JP,A) 特公昭45−15397(JP,B2) FRAGRANCE JOURNAL,Vol.21,No.6,(1993−6),pp63−72 2 1998231235 19980902 9 19970812 2000012983 20000817 竹林 則幸 深津 弘 谷口 博 【0001】【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪の損傷を抑制し且つ施術時間を短縮できる、新規な酸化還元同時進行型のパーマネントウェーブ又は縮毛矯正(以下、これらを単にパーマと略称することがある。)用の剤及びそれを用いるパーマ方法に関する。【0002】【従来の技術】従来のパーマ施術には、チオグリコール酸、チオグリコール酸塩、システインなどの還元剤を主剤とし、アンモニア、モノエタノールアミン、炭酸水素アンモニウムなどのアルカリ剤を加えて、pHを9.6以下のアルカリ性に調整した第1剤を毛髪に塗布しながらロット等に巻き、10〜15分放置後にテストカールで毛髪が適度に可塑性を示すに至ったことを確認して、中間水洗で第1剤を十分洗い流し、その後ロット等に巻かれた毛髪に臭素酸塩や過酸化水素などの酸化剤を含有する第2剤を塗布し、10〜15分放置後にロット等を外し、更に水洗する方法が行われている。【0003】しかし、ロット等に巻かれた毛髪から第1剤を洗い流すには、少なくとも1〜3分の中間水洗が必要であるため、その間に毛髪が膨潤して、拡大したキューティクルの間隙から毛髪中のペプチドなどが流出し、毛髪が損傷する要因の一つとなっていた。またそれと共に、洗髪台で中間水洗をした後更に第2剤を塗布し、10〜15分放置されることは、被パーマ施術者にとって大きな苦痛を伴うことでもあった。【0004】これに対して、第2剤を必要としない一浴式パーマ剤が提案されているが、これは第1剤処理後に毛髪をロットに巻いた状態で中間水洗をして、十分に第1剤を除去し、更に毛髪をロットに巻いたままで15〜20分放置して空気による酸化を行う必要があり、第2剤を用いる二浴式パーマ剤の問題点は何ら改善されていないばかりか、酸化が不十分のために毛髪の損傷が大きくなるという欠点があった。【0005】【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来の二浴式パーマ剤や一浴式パーマ剤の欠点を改良しようとするもので、毛髪の損傷を抑制すると同時にパーマ施術の工程を簡素化し、且つ施術時間を短縮して被施術者の苦痛を緩和することができる、改良されたパーマ剤及びパーマ方法を提供することを目的とした。【0006】【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、チオグリコール酸及びチオグリコール酸塩より選ばれた1種以上のメルカプタンの1〜5%と、システイン及びアセチルシステインより選ばれた1種以上のメルカプタンの1〜2%と、ジチオジグリコール酸、ジチオジグリコール酸塩及びシスチンより選ばれた1種又は2種以上のジスルフィドの1.5〜17.5%とを含み、且つジスルフィド/メルカプタンの配合比率が0.75〜2.5であるパーマネントウェーブ用又は縮毛矯正用第1剤と、過酸化水素を含有するパーマネントウェーブ用又は縮毛矯正用第2剤とを、組み合わせてなることを特徴とする酸化還元同時進行型のパーマ剤を用いることによって、達成できる。【0009】【発明の実施の形態】本発明におけるパーマネントウェーブ第1剤に用いられるメルカプタンは、チオグリコール酸、チオグリコール酸塩、システイン及びアセチルシステインより選ばれた1種又は2種以上からなるものであるが、上記のチオグリコール酸塩としては、チオグリコール酸アンモニウム、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸カリウム、チオグリコール酸モノエタノールアミン、チオグリコール酸トリエタノールアミンなどであってよい。かかるメルカプタンの配合量は2〜7%の範囲内にあることが好ましい。2%未満ではウェーブ形成力が十分でなく、また7%を超えると毛髪の損傷が大きい。【0010】本発明におけるパーマネントウェーブ第1剤に用いられるメルカプタンの組合せを、チオグリコール酸及びチオグリコール酸塩より選ばれた1種以上のメルカプタンの1〜5%と、システイン及びアセチルシステインより選ばれた1種以上のメルカプタンの1〜2%とすると、更に好ましい結果が得られる。【0011】本発明におけるパーマネントウェーブ第1剤に用いられるメルカプタンの組合せを、チオグリコール酸及びチオグリコール酸塩より選ばれた1種以上のメルカプタンの1%以下と、システイン及びアセチルシステインより選ばれた1種以上のメルカプタンの2〜7%とすると、第2剤を省略しても好ましい結果が得られる。【0012】本発明におけるパーマネントウェーブ第1剤に用いられるジスルフィドは、ジチオジグリコール酸、ジチオジグリコール酸塩及びシスチンより選ばれた1種又は2種以上のジスルフィドからなるものであるが、上記のジチオジグリコール酸塩としては、ジチオジグリコール酸アンモニウム、ジチオジグリコール酸ナトリウム、ジチオジグリコール酸カリウム、ジチオジグリコール酸モノエタノールアミン、ジチオジグリコール酸トリエタノールアミンなどであってよい。かかるジスルフィドの配合量は1.5〜17.5%の範囲内にあり、ジスルフィド/メルカプタンの配合比率が0.75〜2.5の範囲内にことが好ましい。ジスルフィド/メルカプタンの配合比率が0.75未満であると酸化作用が不十分となり、2.5を超えると還元作用が不十分となるので、共に適切なウェーブを形成することができない。【0013】本発明におけるパーマネントウェーブ第2剤に用いられる酸化剤は、過酸化水素、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウムなどであってよい。好ましくは、過酸化水素を1〜3%配合したものである。かかる第2剤中の過酸化水素の配合量が1%未満では酸化力が十分でなく、3%を超えると毛髪の損傷が大きくなるので好ましくない。【0014】本発明におけるパーマネントウェーブ第1剤、第2剤には、それぞれ本発明の効果を妨げない範囲において、必要に応じて他の成分、例えばカチオン性、アニオン性、両性又は非イオン性などの高分子又は低分子の界面活性剤、尿素、高級アルコール、タンパク加水分解物、アミノ酸、育毛料、酸性染料、香料などを添加、配合しておくことができる。【0015】従来のパーマ剤の作用機構は、チオグリコール酸などの還元剤を含有する第1剤によって、毛髪中のシスチン結合を約20%還元し(第1剤を塗布して10〜15分後、テストカールで毛髪の適度な可塑性を確認する)、毛髪をロット等に巻いたまま中間水洗で第1剤を洗い流したのち、ロット等に巻かれた毛髪に、酸化剤を含有する第2剤を塗布して10〜15分放置し、還元されたシスチン結合を再結合させてカール状態を固定するものであった。【0016】これに対して本発明の場合は、チオグリコール酸などのメルカプタンとジチオジグリコール酸などのジスルフィドを、ジスルフィド/メルカプタンの配合比率が0.75を超えるように配合すると、還元と酸化とが同時に進行して約20分程で平衡状態に達する。このときは還元された状態のシスチン結合が約5%程度残るが、ロットを外しても十分にウェーブを形成しており、従来の第1剤処理後の毛髪のような可塑性は残っていない。しかし、このまま仕上げた場合は1週間程でウェーブが取れてしまうことがあるので、ロットを外した毛髪に酸化剤を含有する第2剤を塗布して、残留する第1剤の働きを停止することにより、持ちのよいウェーブを形成するのがよい。【0017】従って、本発明においては原則的に第1剤のみによって還元と酸化とが進行するので、従来必要であった中間水洗が必ずしも必要でなく、水洗をしても毛髪の表面に残っている薬剤を除くのみでよく、極めて簡単に且つ短時間で十分であるから、毛髪中のペプチドなどが水洗により流出することがなく、毛髪の損傷は殆ど生じない。そしてまた、本発明における第2剤の使用も、第1剤による還元酸化反応に対しては本質的なものでなくて、単なる補助的なものであるから、毛髪全体に行き渡らせたのちにリンスを使用する感覚で、直ちに洗い流すことができる。それゆえ本発明では、短時間の簡単な処理でパーマ施術を終了することができるのである。【0018】【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの例によって何ら制限されるものではない。【0019】(実施例1)以下の〔表1〕〜〔表7〕に示す処方に従って、パーマネントウェーブ第1剤A〜C(本発明品)及びD,E(比較品)、並びに第2剤F,Gを用意し、これらを用いて、ウェーブ効率試験、還元率測定試験、ウェーブ保持率試験、毛髪強度試験を実施し、その結果を〔表8〕及び〔表9〕に示した。【0020】【表1】パーマネントウェーブ第1剤A(処方1:本発明品)チオグリコール酸アンモニウム液 6.0g(チオグリコール酸として50%)ジチオジグリコール酸アンモニウム液 10.0g(ジチオジグリコール酸として40%)アンモニア水(25%)でpHを9に調整 適量ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム 0.4g乳化剤 3.0g精製水で全量を100mlに調整 適量【0021】【表2】パーマネントウェーブ第1剤B(処方2:本発明品)チオグリコール酸アンモニウム液 6.0g(チオグリコール酸として50%)塩酸システイン 1.5gジチオジグリコール酸アンモニウム液 10.0g(ジチオジグリコール酸として40%)アンモニア水(25%)でpHを9に調整 適量ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム 0.4g乳化剤 3.0g精製水で全量を100mlに調整 適量【0022】【表3】パーマネントウェーブ第1剤C(処方3:本発明品)チオグリコール酸モノエタノールアミン液 6.0g(チオグリコール酸として50%)塩酸システイン 7.3gジチオジグリコール酸アンモニウム液 20.0g(ジチオジグリコール酸として40%)アンモニア水(25%)でpHを7.9に調整 適量炭酸水素アンモニウム 3.0gポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム 0.4g乳化剤 3.0g精製水で全量を100mlに調整 適量【0023】【表4】パーマネントウェーブ第1剤D(処方4:比較品)チオグリコール酸アンモニウム液 8.0g(チオグリコール酸として50%)アンモニア水(25%)でpHを9に調整 適量ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム 0.4g乳化剤 3.0g精製水で全量を100mlに調整 適量【0024】【表5】パーマネントウェーブ第1剤E(処方5:比較品)チオグリコール酸アンモニウム液 13.6g(チオグリコール酸として50%)ジチオジグリコール酸アンモニウム液 2.0g(ジチオジグリコール酸として40%)アンモニア水(25%)でpHを8.1に調整 適量炭酸水素アンモニウム 4.0gポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム 0.4g乳化剤 3.0g精製水で全量を100mlに調整 適量【0025】【表6】パーマネントウェーブ第2剤F(処方6)臭素酸ナトリウム 7.0gポリオキシエチレンラウリル硫酸塩 1.0g精製水で全量を100mlに調整 適量【0026】【表7】パーマネントウェーブ第2剤G(処方7)過酸化水素水(35%) 6.6gピロリン酸ナトリウム 0.2gリン酸でpHを3.0に調整 適量ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 1.0g精製水で全量を100mlに調整 適量【0027】ウェーブ効率試験毛髪25本をキルビー法のウェーブ器具に巻き付け、これを第1剤に1分間浸漬したのち取り出し、空容器に入れて密閉し、容器のまま40℃の恒温槽に放置する。所定の時間経過後にウェーブ器具を取り出して水洗し、第2剤に所定の時間浸漬したのち水洗する。こうして処理した毛髪をウェーブ器具から取り外し、ウェーブ効率を測定した。【0028】還元率測定試験ウェーブ効率試験の第1剤処理後の毛髪を、0.5%亜硫酸ナトリウム水溶液で洗い、更に0.5%亜硫酸ナトリウム水溶液中に30分間浸漬し、1%ヨウ素酢酸ナトリウム水溶液に浸漬して湯浴上で1時間加熱したのち、水洗し、乾燥した。この毛髪を塩酸で加水分解し、アミノ酸分析を行って、第1剤処理前の毛髪中のシスチン量と第1剤処理後の毛髪中のカルボキシメチルシステイン量から、還元率を算出した。【0029】ウェーブ保持率試験ウェーブ効率試験でウェーブ効率を測定した毛髪を、7.6gの荷重をかけて室内に吊るし下げ、1週間後にウェーブ効率を測定して、パーマ処理直後のウェーブ効率を100としてウェーブ保持率を算出した。【0030】毛髪強度試験約20cmの毛髪20本の中央を金具で結び、中央から切断して2組の毛束を作る。一方の毛束を第1剤に1分間浸漬したのち取り出し、空容器に入れて密閉し、容器のまま40℃の恒温槽に放置する。所定の時間経過後に容器から取り出して水洗し、第2剤に所定の時間浸漬したのち水洗する。毛髪を自然乾燥させたのち、引張試験機(東洋ボールドウィン社製、テンシロンUMT−2−5HR)を用いて破断荷重を測定し、他方の未処理毛髪の破断荷重を100として相対値を算出して、毛髪強度とした。【0031】【表8】【0032】〔表8〕の結果をみると、本発明品のパーマ第1剤Aは、通常のパーマ第1剤Dの半分以下の還元率でありながら同程度のウェーブ効率を示すことが分かる。これは、還元工程と酸化工程とが平行して進行していることを示している。しかも、通常のパーマ第2剤の放置時間が約15分必要であるのに対して、約3分の1の時間で十分なウェーブ保持率を有することも分かる。更に、本発明品のパーマ第1剤Cでは、第2剤処理を省略しても、しっかりしたウェーブを形成し、十分なウェーブ保持率を有していることも分かる。【0033】【表9】【0034】また〔表9〕の結果から、本発明品によるパーマ処理では、通常のパーマ処理と比較して、殆ど毛髪強度の低下がないことが分かる。【0035】(実施例2)以下の〔表10〕及び〔表11〕に示す処方に従って、パーマネントウェーブ第1剤H(本発明品)及び第2剤Iを用意し、これらを用いて、以下のようにしてパーマ処理を行った。すなわち、先ずパーマ第1剤Hを毛髪に塗布しながらロットに巻き、加温機で50℃以下で温めながら約20分間放置した後、第1剤Hを洗い流し、すぐにロットを外した。次いでパーマ第2剤Iを毛髪に塗布し、約1分後に水洗した。このような処理の結果、第2剤で処理する前にロットから外し、また第2剤の処理が約1分と非常に短時間でありながら、弾力のあるしっかりしたウェーブが形成されており、1週間の後もウェーブダウンは認められなかった。【0036】【表10】パーマネントウェーブ第1剤H(処方8:本発明品)チオグリコール酸アンモニウム液 8.0g(チオグリコール酸として50%)塩酸システイン 1.5gアセチルシステイン 0.5gシスチン 0.2gジチオジグリコール酸アンモニウム液 20.0g(ジチオジグリコール酸として40%)アンモニア水(25%)でpHを8.5に調整 適量炭酸水素アンモニウム 1.0gポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム 0.8g乳化剤 20.0g精製水で全量を100mlに調整 適量【0037】【表11】パーマネントウェーブ第2剤I(処方9)過酸化水素水(35%) 6.6gピロリン酸ナトリウム 0.2gリン酸でpHを3.0に調整 適量乳化剤 20.0g精製水で全量を100mlに調整 適量【0038】(実施例3)以下の〔表12〕に示す処方に従って、一浴式の縮毛矯正剤Jを用意し、これを用いて、以下のようにしてストレート処理を行った。すなわち、先ず縮毛矯正剤Jを縮毛に塗布し、荒目の櫛で毛髪を伸ばすようにしながら約20分間放置した後、水洗した。 このような処理の結果、縮毛は矯正され、損傷がなくて艶やかな直毛が形成され、1週間の後も縮毛への戻りは認められなかった。【0039】【表12】一浴式の縮毛矯正剤J(処方10)塩酸システイン 7.3gチオグリコール酸モノエタノールアミン液 1.0g(チオグリコール酸として50%)ジチオジグリコール酸アンモニウム液 10.0g(ジチオジグリコール酸として40%)アンモニア水(25%)でpHを7.9に調整 適量炭酸水素アンモニウム 3.0g乳化剤 20.0g精製水で全量を100mlに調整 適量【0040】【発明の効果】本発明によれば、毛髪の損傷を極めて少なく抑制しながら強力なパーマ施術を行うことができる。そして更に、テストカールや中間水洗の省略の他、第2剤処理の際の放置時間の短縮又は省略が可能となり、パーマ施術の時間短縮と、工程の簡素化とを同時に実現できる効果がある。 チオグリコール酸及びチオグリコール酸塩より選ばれた1種以上のメルカプタンの1〜5%と、システイン及びアセチルシステインより選ばれた1種以上のメルカプタンの1〜2%と、ジチオジグリコール酸、ジチオジグリコール酸塩及びシスチンより選ばれた1種又は2種以上のジスルフィドの1.5〜17.5%とを含み、且つジスルフィド/メルカプタンの配合比率が0.75〜2.5であるパーマネントウェーブ用又は縮毛矯正用第1剤と、過酸化水素を含有するパーマネントウェーブ用又は縮毛矯正用第2剤とを、組み合わせてなることを特徴とする酸化還元同時進行型のパーマ剤。 チオグリコール酸及びチオグリコール酸塩より選ばれた1種以上のメルカプタンの1〜5%と、システイン及びアセチルシステインより選ばれた1種以上のメルカプタンの1〜2%と、ジチオジグリコール酸、ジチオジグリコール酸塩及びシスチンより選ばれた1種又は2種以上のジスルフィドの1.5〜17.5%とを含み、且つジスルフィド/メルカプタンの配合比率が0.75〜2.5であるパーマネントウェーブ用又は縮毛矯正用第1剤を毛髪に塗布しながらロット等に巻き、所定の時間放置した後第1剤を洗い流し、直ちにロット等を外して過酸化水素を含有するパーマネントウェーブ用又は縮毛矯正用第2剤を塗布し、毛髪全体に行き渡らせたのち直ちに洗い流すことを特徴とするパーマ方法。