生命科学関連特許情報

タイトル:特許公報(B2)_エアフィルタテスト方法及びそれに使用するテスト装置
出願番号:1997024556
年次:2005
IPC分類:7,G01N15/08


特許情報キャッシュ

瀧澤 清一 山田 猛 角野 景子 JP 3658126 特許公報(B2) 20050318 1997024556 19970124 エアフィルタテスト方法及びそれに使用するテスト装置 日本ケンブリッジフィルター株式会社 391017274 山崎 行造 100071010 瀧澤 清一 山田 猛 角野 景子 20050608 7 G01N15/08 JP G01N15/08 A 7 G01N 15/08 特開平08−110294(JP,A) 特開平04−077646(JP,A) 特開昭63−232816(JP,A) 特開昭59−010831(JP,A) 特開昭52−146288(JP,A) 2 1998206310 19980807 9 20031121 西村 直史 【0001】【産業上の利用分野】本発明は、エアフィルタ単体のスキャンテストに関し、詳細には高性能エアフィルタをスキャンテストするための方法及びそれに使用する装置に関する。【0002】【従来技術】HEPAフィルタ、ULPAフィルタ等の高性能フィルタは、製造後定格の捕集効率を満足すること、またフィルタに漏洩の無いことを確認するためにスキャンテストが行われる。そのスキャンテストの方法として、清浄空気が流れている試験エアフィルタの上流側に試験粒子を導入し、清浄空気により希釈混合された試験粒子を試験フィルタ全面に供給し、試験フィルタ下流側で走査する粒子検出器により試験フィルタを透過する粒子を検出する方法が一般的に行われている。【0003】上記先行技術は、下流側の粒子検出器がエアフィルタ全面を走査し終わるまで試験フィルタの上流側の表面全面に亘り試験粒子が同時に連続して供給されるので、エアフィルタに過剰の試験粒子を負荷させることになる。近年、精密機械、医薬品製造のためのクリーンルームについては、より清浄な環境が求められており、無塵環境を作る有効的な手段であるエアフィルタの高捕集効率化が要望されている。特に超高性能エアフィルタを全数検査してスキャンテストを行なう場合、上記の先行技術によるようなスキャンテストをするとエアフィルタ前後の圧力損失が上昇し、結果としてエアフィルタの性能が低下することになる。【0004】試験粒子を発生させるには、主として液中に浸漬したノズルから圧縮空気を導入し、バブリングによりエアロゾル化された試験粒子を得るラスキンノズル型粒子発生器が使われる。このラスキンノズル型粒子発生器から発生した試験粒子は、試験用エアフィルタまで流れる清浄空気の流路の途中で導入され装置内に懸濁するため、目的の粒子濃度を得るには粒子発生濃度を高くする必要があり、粒子供給器の台数を増加する等の手段がとられていた。したがって試験粒子の使用量が増加し試験に要する費用も大きくなっている。【0005】一方、特開平4−77646号は、粒子発生器から導かれるノズルを試験フィルタの上流側に設置し、試験フィルタの下流側において縦方向に複数のプローブを設置してこれらプローブを上下・左右に走査させ、各プローブ毎に漏洩検出器を接続してテストエアロゾルを検出する、試験フィルタ漏洩試験方法及びその装置を開示している。【0006】この先行技術による装置では、複数のプローブを走査させて、広い範囲に亘り検査を行なうことになるため、ノズルを試験フィルタの上流側の空気整流板のさらに上流の離隔した位置に設け、発生した粒子を空気中に均一に懸濁させ、試験フィルタ上流側の粒子濃度を一定なものにする必要がある。したがってこの装置では試験フィルタに到達するまで粒子供給器から発生した粒子濃度が多量の空気によって希釈される。したがって、試験フィルタのサイズが変わりフィルタの面積が大きくなると、空気の流量が増加するため希釈率が増加するので、粒子供給器から発生させる粒子の濃度を高くする必要がある。さらに試験粒子がエアフィルタ上流側装置内全域に懸濁して堆積し装置内が汚染されることになる。【0007】上記公報が開示する装置は複数のプローブによりテストエアロゾルを検出するので、同一面積のエアフィルタの試験では単一の粒子検出器を備えた試験装置に比し試験時間が短縮する利点があるが、複数のプローブのそれぞれに対して漏洩検出器を接続する必要があり、試験装置の製造コストが高くなる。【0008】【発明が解決しようとする課題】本発明は、高性能エアフィルタのスキャンテスト時にテスト装置内を過度に汚染することなく、また試験用エアフィルタヘの試験粒子の過負荷を防ぎ、且つ試験粒子の消耗を最低限に抑えることができるエアフィルタテスト方法及びそのテスト装置を提供することを目的とする。【0009】【課題を解決するための手段】本発明によれば、エアフィルタの上流側において粒子供給器からテストエアロゾルを供給し、前記エアフィルタの下流側において粒子検出器を上下・左右に走査して漏洩したテストエアロゾルを検出するエアフィルタテスト方法において、前記粒子供給器から発生するテストエアロゾルを前記エアフィルタの上流側から供給すると共に、前記粒子供給器からのテストエアロゾルを前記粒子検出器の上下・左右の走査運動に同調させて局所的に前記エアフィルタに供給し、もって漏洩したテストエアロゾルを検出することを特徴とするエアフィルタテスト方法、が提供される。【0010】さらに本発明によれば、エアフィルタの上流側に設置されテストエアロゾルを供給する粒子供給器と、前記エアフィルタの下流側に設置されて漏洩したテストエアロゾルを検出する上下・左右に移動可能な粒子検出器と、を含むエアフィルタテスト装置において、前記エアフィルタの上流側に設置されテストエアロゾルを局所的に前記エアフィルタに供給する前記粒子供給器にして、該粒子供給器は前記粒子検出器に対向したまま前記粒子検出器と共に上下・左右に移動可能である前記粒子供給器を特徴とするエアフィルタテスト装置、が提供される。【0011】【作用】本発明によるエアフィルタテスト方法及びそれに使用するテスト装置によりエアフィルタのスキャンテストを行なうと、試験粒子が装置のダクト全域に懸濁することがなく、装置内が汚染されることがない。また、粒子供給器が試験フィルタの近くに位置するため粒子濃度が希釈されることが殆どないので、試験フィルタのサイズを変更して試験流量が増加しても発生させる粒子濃度は常に一定としてよい。したがって必要最低限の試験粒子の濃度でエアフィルタに供給することができ、試験粒子の使用量を少なくすることができる。【0012】【実施例】以下本発明を実施するエアフィルタ試験装置としてのスキャンテスト装置の説明と実施例の説明をする。【0013】図1は本発明によるスキャンテスト装置の概略図である。この図1において、ダクト6の下流側にはスキャンテストの対象となる試験すべきエアフィルタとして、高さ610mm、幅610mm、奥行65mmの外形寸法のエアフィルタ1が設置され、ダクト6の上流側には送風機7が配置され、さらにその上流側にはHEPAフィルタ8が設置されている。送風機7により吸引される空気はHEPAフィルタ8を透過して清浄空気となり、ダクト6内に導入されるようになっている。【0014】本発明によるテスト装置でピンホールの検出が可能であるかどうかを調べるため、試験フィルタに8立方米/分の流量の空気を通過させた際、フィルタ上流側の塵埃を含む空気が0.0283乃至28.3cc/分漏洩する程度に数個のピンホールをランダムに設けた。【0015】一方、コンプレサー(図示せず)からは2kg/平方センチメートルの圧力の圧縮空気が弁14、パージフィルタ15、導管12を経由してラスキンノズル型発生器9中に設けたノズル11に導かれ、ノズル11から発生器9中のシリカ粒子分散液(図示せず)中に清浄な圧縮空気が吹き込まれフィルタテスト用シリカエアロゾル(特願平7−171644号)が発生するようになっている。図1に示すようにラスキンノズル型発生器9にはエアロゾル噴出口13が設けられ、ここから導管19が、試験フィルタの上流面から50mm離隔した上流位置に設けた粒子供給器2に延びている。又、導管12の途中で導管16が分岐して延び、この導管16は希釈調節バルブ17に接続され、希釈調節バルブ17から導管18が延びて導管19の途中で導管19に接続されている。したがってエアロゾル噴出口13から導管19を経て粒子供給器2に導かれるシリカエアロゾルは、希釈調節バルブ17を調節することによりパージフィルタ15からの清浄な圧縮空気により希釈され、所望の試験粒子濃度のシリカエアロゾルが得られるようになっている。【0016】ラスキンノズル型発生器9から発生した試験粒子であるシリカエアロゾルは、上記のように希釈され、導管19を通って、粒子供給器2から試験フィルタ1に局所的に供給される。この粒子供給器2の開口部は、高さ75mm、幅31mmの寸法を有し、粒子供給器走査装置3により図2に示す矢印のとおり上下・左右に移動し、試験フィルタの上流面に局所的に試験粒子を連続して供給する。試験フィルタの奥行き寸法が大きくなると、粒子供給器と粒子検出器との距離が大きくなり、粒子供給器から試験フィルタの上流側表面に局所的に供給される試験粒子を供給した時点で、試験フィルタの下流側表面で同時に試験粒子を検出することができずタイムラグを生じる。これによる検出の遅れを補正するためには、粒子供給器を任意の1点における粒子検出器に対向する位置より若干先行する位置関係において走査させてもよい。【0017】試験フィルタ1の下流側には、試験フィルタ下流面から25mm離隔した下流位置に粒子検出器4が設置されている。この粒子検出器4の開口部は高さ55mm、幅20mmの寸法を有する。粒子検出器4は粒子供給器2と常に相対向して位置し、粒子検出器走査装置5により互いに同調して上下・左右に移動するようになっており、粒子検出器4が試験フィルタ1を透過する試験粒子を検出する。試験フィルタ下流面を走査して検出した試験粒子は、ハイアックロイコ社製のパーティクルカウンタ Micro Air l00である粒子計測器10により計測される。【0018】上記のスキャンテスト装置を使用して、送風機7を駆動してHEPAフィルタ8を透過した0.04リットル/平方センチメートル/秒の流速の清浄空気を8立方米/分の流量でダクト6内に導入し、同時にラスキンノズル型発生器9を作動させ発生したテストエアロゾルをダクト6内の粒子供給器2から試験フィルタ1に供給する。【0019】まず、コンプレッサーを作動させ、弁14を開け、希釈調節バルブ17を調整して、粒子供給器2の開口部から0.04リットル/平方センチメートル/秒の流速でテストエアロゾルを排出させる。粒子供給器2の開口部は、高さ7.5センチメートル、幅3.1センチメートルであるから開口面積は23.25平方センチメートルであり、したがって粒子供給器2の開口部から排出されるテストエアロゾルの流量は0.04リットル/秒×23.25=0.93リットル/秒である。粒子供給器走査装置3及び粒子検出器走査装置5により、粒子検出器4及び粒子供給器2を互いに対向させたまま図2に示す矢印にしたがって移動させ、試験フィルタ1の上流側と下流側を走査させた。それらの走査速度は5センチメートル/秒とし、水平走査線と水平走査線間の距離は5センチメートルとした。このようにして粒子供給器2からテストエアロゾルを排出させながら、試験フィルタ1の上流側で粒子供給器2を下流側で粒子検出器4を155秒の間走査させた。【0020】したがって、この155秒の時間で粒子供給器2の開口部から排出されるテストエアロゾルの流量は0.93リットル/秒×155秒=144.15リットルとなり、144.15リットルのテストエアロゾルが試験フィルタに供給されたことになる。一方、エアロゾル中のシリカ粒子の濃度は8.48×109 個/立方米、すなわち8.48×109 個/1000リットルとなるように調整してあるので、試験フィルタに供給された試験粒子の総量は、8.48×109 個/1000リットル×144.15リットル=1.22×109 個となる。以上の実施例では、シリカ粒子はダクト6内に殆ど堆積せず、ダクト6を汚染しなかった。【0021】次に粒子供給器2から試験フィルタ上流面までの距離と、粒子供給器2から発生した試験粒子の試験フィルタ上流面までの到達率との関係を調べた。【0022】試験装置としては、実施例に使用したテスト装置の中、図1の粒子検出器4と粒子検出器走査装置5を取り外し、粒子検出器4の代わりにφ3のチューブを取り付け、実施例と同様にシリカ粒子及びラスキンノズル型発生器9を使用して、希釈調節バルブ17を調節してテストエアロゾルを発生させた。試験フィルタは上流側の粒子が下流側に50%以上、透過する程度のフィルタを設置し、試験フィルタの上流面から30mm、50mm、80mm、それぞれ離隔した各上流位置に設置した粒子供給器2からシリカ粒子を発生させた。【0023】試験フィルタの下流側では、試験フィルタ下流面から25mm離隔した位置で、実施例における粒子検出器4の開口面積に相当する範囲内の複数の測定点において、試験フィルタを透過したシリカ粒子をハイアックロイコ社製のパーティクルカウンタ ROYCO 226である粒子計測器10により計測した。その他の試験条件は、実施例と同様に気流速度を0.4m/秒、空気流量を8立方米/分、すなわち133.33リットル/秒として行なった。【0024】表1に上記試験の結果、粒子供給器2から発生した試験粒子の試験フィルタ上流面までの到達率を表す値を複数の測定ポイント毎に示した。【0025】表1から判るように、試験フィルタから粒子供給器2までの距離を長くすると、当然のことながら粒子供給器2から発生する試験粒子の拡散が大きくなり、試験粒子の試験フィルタ上流面までの到達率が低下する。しかし試験フィルタから粒子供給器2までの距離が長くても、粒子供給器2の開口面積が粒子検出器の開口面積の2倍程度とすることにより、粒子検出器の開口面積に相当する面積の範囲内では試験粒子を概ね均一な濃度分布となり、テスト装置内の過度の汚染及び試験用エアフィルタの過負荷を防止しつつエアフィルタをテストすることができる。【0026】本発明の目的である試験粒子発生量の抑制、試験フィルタ汚染の防止等を達成するためには、試験フィルタ上流面までの試験粒子の到達率は10%以上であることが望ましい。すなわち、粒子検出器の開口面積に相当する面積の範囲内での拡散率が1/10以内となることが好ましい。なお、試験粒子の拡散を可能な限り制限するためには、粒子供給器の上流側に整流手段を設けることも可能であり、それにより粒子供給器を試験フィルタ面からさらに離隔させることもできる。【0027】実際のフィルタの試験では、試験粒子の拡散を考慮して試験時のテストエアロゾル濃度を設定する必要がある。従って、前記実施例におけるテストエアロゾルの発生濃度は、試験フィルタの上流面における粒子濃度が従来濃度例と同程度の濃度となるように設定した。【0028】次に従来行なわれてきた方法の例として、概略図である図3のスキャンテスト装置を使用してスキャンテストを行なった。図3において、ダクト20の下流側にはエアフィルタとして、高さ610mm、幅610mm、奥行65mmの外形寸法の試験フィルタ28を設置し、ダクト20の上流側には送風機24が配置され、さらにその上流側にはHEPAフィルタ21が設置されている。送風機24により吸引される空気はHEPAフィルタ21を透過して清浄空気となり、ダクト20内に導入される。送風機24を駆動してHEPAフィルタ21を透過した0.04リットル/平方センチメートル/秒の流速の清浄空気を133.33リットル/秒の流量でダクト20内に導入し、同時にラスキンノズル型発生器23を作動させ発生したテストエアロゾルを送風機24の前方に設けた、ラスキンノズル型発生器23から導管22の末端に接続されたノズル25から排出させ送風機24でダクト20内に導入した。ノズル25から排出されたテストエアロゾルは、ダクト20内で希釈され拡散して試験フィルタ28の全面に供給される。【0029】試験フィルタ28の下流側には、試験フィルタ下流面から25mm離隔した下流位置に粒子検出器26が設置されている。この粒子検出器26は実施例で使用した粒子検出器2と同じ寸法の開口部を有し、粒子検出器走査装置27により実施例と同じく図2に示す矢印のとおり上下・左右に移動するようになっており、試験フィルタ28を透過する試験粒子を検出する。検出された試験粒子は、粒子計測器29によりカウントされる。試験粒子は実施例と同様にテストエアロゾルを使用し、ダクト20内におけるシリカ粒子の濃度が3.67×109 個/立方米となるように調整し、155秒の間、テストエアロゾルを試験フィルタ28の全面に供給した。その他の試験条件についても実施例と同様である。この従来例のスキャンテストの結果、ダクト20内にシリカ粒子が堆積し、装置内が汚染されていることが観察された。【0030】ダクト20内に導入された清浄空気の流量は133.33リットル/秒であるから、155秒では、133.33リットル/秒×155秒=20666.15リットルとなり、テストエアロゾルを含む20666.15リットルの空気が試験フィルタに供給されたことになる。この空気中のシリカ粒子の濃度は3.67×109 個/立方米、すなわち3.67×109 個/1000リットルとなるように調整してあるので、試験フィルタに供給された試験粒子の総量は、3.67×109 個/1000リットル×20666.15リットル=3.67×109 個×20,666、すなわち75.8×109 個であった。【0031】上記数値を本発明の実施例による数値である1.22×109 個と比較すると、60倍以上も試験粒子の供給量が多いことが判る。【0032】【発明の効果】本発明によるエアフィルタテスト装置でスキャンテストを行なうと、粒子供給器から直接試験フィルタ上流側の直前に試験粒子を供給することができるため、試験粒子をダクト内全域に懸濁させることがないので、ダクト内を過度に汚染することなく試験フィルタの汚染を防止することができる。また、試験粒子が清浄空気により希釈されることがなく、試験粒子の使用量を最低限に抑えられ経済的効果が大きい。【図面の簡単な説明】【図1】図1は本発明に使用したスキャンテスト装置の概略図である。【図2】図2は試験フィルタの下流側からみた粒子検出器4又は粒子検出器19又は粒子供給器2の走査方向を示す図である。【図3】図3は従来例としての試験に使用したスキャンテスト装置の概略図である。【符号の説明】1 試験フィルタ2 粒子供給器3 粒子供給器走査装置4 粒子検出器5 粒子検出器走査装置6 ダクト7 送風機8 HEPAフィルタ9 ラスキンノズル型発生器10 粒子計測器11 ラスキンノズル型発生器のノズル12 導管13 エアロゾル噴出口14 弁15 パージフィルタ16 導管17 調整弁18 導管19 導管20 従来例の試験に使用する装置のダクト21 従来例の試験に使用する装置のHEPAフィルタ22 従来例の試験に使用する装置の導管23 従来例の試験に使用する装置のラスキンノズル型発生器24 従来例の試験に使用する装置の送風機25 従来例の試験に使用する装置のノズル26 従来例の試験に使用する装置の粒子検出器27 従来例の試験に使用する装置の粒子検出器走査装置28 従来例の試験に使用する装置の試験フィルタ29 従来例の試験に使用する装置の粒子計測器 エアフィルタの上流側において粒子供給器からテストエアロゾルを供給し、前記エアフィルタの下流側において粒子検出器を上下・左右に走査して漏洩したテストエアロゾルを検出するエアフィルタテスト方法において、 前記粒子供給器から発生するテストエアロゾルを前記フィルタの上流側から供給すると共に、前記粒子供給器からのテストエアロゾルを前記粒子検出器の上下・左右の走査運動に同調させて局所的に前記エアフィルタに供給し、もって漏洩したテストエアロゾルを検出するエアフィルタテスト方法であって、 前記粒子供給器を、前記粒子検出器に対向する位置より先行する位置関係において走査させることを特徴とするエアフィルタテスト方法。 エアフィルタの上流側に設置されテストエアロゾルを供給する粒子供給器と、前記エアフィルタの下流側に設置されて漏洩したテストエアロゾルを検出する上下・左右に移動可能な粒子検出器と、を含むエアフィルタテスト装置において、 前記エアフィルタの上流側に設置されテストエアロゾルを局所的に前記エアフィルタに供給する前記粒子供給器にして、該粒子供給器は前記粒子検出器に対向したまま前記粒子検出器と共に上下・左右に移動可能である前記粒子検出器を備えるエアフィルタテスト装置であって、 前記粒子供給器を、前記粒子検出器に対向する位置より先行する位置関係において移動させることを特徴とするエアフィルタテスト装置。


ページのトップへ戻る

生命科学データベース横断検索へ戻る