タイトル: | 特許公報(B2)_アルキルポリグリコシドを主成分とする乳化のために使用される組成物と、その使用 |
出願番号: | 1996535445 |
年次: | 2009 |
IPC分類: | B01F 17/56,A61K 8/06,A61K 8/60,A61K 9/10,A61K 47/36,A61P 17/16,A61Q 17/04,B01F 17/00 |
アマルリック,シャンタル ミシェル,ヌリ JP 4335308 特許公報(B2) 20090703 1996535445 19960524 アルキルポリグリコシドを主成分とする乳化のために使用される組成物と、その使用 ソシエテ・デクスプロワタシオン・デ・プロデュイ・プール・レ・アンデュストリー・シミック・セピック 398057293 SOCIETE D’EXPLOITATION DE PRODUITS POUR LES INDUSTRIES CHIMIQUES SEPPIC 鈴江 武彦 100058479 蔵田 昌俊 100108855 河野 哲 100091351 中村 誠 100088683 福原 淑弘 100109830 峰 隆司 100075672 白根 俊郎 100095441 村松 貞男 100084618 野河 信久 100103034 幸長 保次郎 100119976 河野 直樹 100153051 砂川 克 100140176 風間 鉄也 100100952 勝村 紘 100101812 河井 将次 100070437 佐藤 立志 100124394 岡田 貴志 100112807 堀内 美保子 100111073 竹内 将訓 100134290 市原 卓三 100127144 山下 元 100141933 アマルリック,シャンタル ミシェル,ヌリ FR 95/06234 19950524 20090930 B01F 17/56 20060101AFI20090903BHJP A61K 8/06 20060101ALI20090903BHJP A61K 8/60 20060101ALI20090903BHJP A61K 9/10 20060101ALI20090903BHJP A61K 47/36 20060101ALI20090903BHJP A61P 17/16 20060101ALI20090903BHJP A61Q 17/04 20060101ALI20090903BHJP B01F 17/00 20060101ALI20090903BHJP JPB01F17/56A61K8/06A61K8/60A61K9/10A61K47/36A61P17/16A61Q17/04B01F17/00 B01F 17/56 国際公開第92/006778(WO,A1) 国際公開第93/007249(WO,A1) 14 FR1996000782 19960524 WO1996037285 19961128 1999505762 19990525 10 20030128 松浦 新司 本発明はアルキルポリグリコシド混合物と少なくとも一つの脂肪族アルコールを含む乳化のために使用される組成物(以下、乳化組成物と略称する)と、乳化剤の調製のための自己乳化組成物としてのこれらの組成物の使用、ならびにかかる乳化組成物を含有する乳剤に関するものである。ポリオキシエチル鎖のグラフト共重合によって得られた、親水型の、非イオン界面活性剤によって、とくに化粧品や皮膚科の分野で、乳剤を調製することは周知である。乳化性のあるこれらの非イオン界面活性剤は、自己乳化性である利点を示す脂肪族アルコール、酸またはエステルを主成分とする組成物の形を取ることができる。ここで「自己乳化性」とは水相で軽く撹拌して混合するだけで安定した乳剤が得られる組成物を意味するものとする。上述のポリオキシエチル鎖を含む非イオン界面活性剤は、しかしながら、程度の差はあっても刺激性であるという欠点がある。他方、これらの自己乳化組成物によって調製した乳剤が比較的短期間しか安定性を示さないということも確認できた。これらの欠点を解消するために出願人は、出願WO-92/06778において、脂肪族アルコールとアルキルポリグリコシドまたはアルキルポリオシドを主成分とする自己乳化組成物の使用を提案した。上記の出願に記載のような自己乳化組成物はS.E.P.P.I.C.社からMONTANOV(登録商標)68の商標で市販されている。これは脂肪鎖が16から18個の炭素原子を有するアルキルポリ−グリコシド混合物と、脂肪の鎖が同じ長さの脂肪族アルコールの混合物を有する。しかしながら、出願人が最近確認したところでは、MONTANOV(登録商標)68型の、自己乳化組成物のような有用な乳化組成物は、低温に、さらには例えば、およそ-20℃未満の非常に低い温度に付したときに不安定な乳剤が得られることがある。しかるに、これらの乳化組成物の一部の使用者は調製した乳剤がこの程度の温度でも安定することを希望している。そこで本発明によって低温で、例えば、-20℃未満の温度で安定な乳剤を得ることを可能にする乳化組成物が提案される。これらの乳化組成物は、他方で、上述のポリオキシエチル化合物を主成分とする組成物の欠点は示さない。もっと具体的には、本発明によるこれらの乳化組成物は刺激性がない。さらに本発明による乳化組成物は自己乳化組成物として使用できる。したがって、本発明は重量で10から40%のアルキルポリグリコシド混合物と、R’が12から18個の炭素原子を有する、飽和または不飽和、線形または分岐した、脂肪族基である化学式R’OHの、重量で90から60%の少なくとも一つの脂肪族アルコールを含む乳化組成物において、アルキルポリグリコシド混合物が:(i)R1が12または14個の炭素原子を有する、線形または分岐した、脂肪族基であり、G1が糖の残基であり、X1が1と5の間に含まれる化学式(I):R1O(G1)X1 (I)の少なくとも一つのアルキルポリグリコシドと;(ii)R2が16個の炭素原子を有する、線形または分岐した、脂肪族基であり、G2が糖の残基であり、X2が1と5の間に含まれる化学式(II):R2O(G2)X2 (II)のアルキルポリグリコシドと;(iii)R3が18個の炭素原子を有する、線形または分岐した、脂肪族基であり、G3が糖の残基であり、X3が1と5の間に含まれる化学式(III):R3O(G3)X3 (III)のアルキルポリグリコシドを有し、化学式(I)のアルキルポリグリコシドと化学式(II)と(III)のアルキルポリグリコシドの重量比が0.4と5の間に含まれる:ことを特徴とする乳化組成物を第一の対象とする。ここで「化学式R’OHの脂肪族アルコール」は、天然脂肪酸であれ、化学合成によって得られたものであれ、脂肪酸から誘導されたアルコールを意味するものとする。なかんずく、それはオクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、エイコサン酸、ドカサン酸オクタデセン酸、エイカセン酸オクトデカジエン酸またはオクタデカトリエン酸から誘導することができる。有利な特徴によれば、化学式(I)のアルキルポリグリコシドと化学式(II)と(III)のアルキルポリグリコシドの重量比は0.5と1.5の間に含まれる。同一または異なるG1,G2,G3はデキストロース、サッカロース、フルクトース、ガラクトース、マルトース、マルトトリオース、ラクトース、セロビオース、マンノース、リボース、デキストラン、タロース、アロース、キシロース、レボグルコサン、セルロースおよびアミドン(amidon)の中から選択した糖の残基を表すことができる。好適には、糖の残基はグルコースまたはフルクトースの残基とする。さらに好適には、G1,G2,G3は同一で、それぞれグルコースの残基とする。化学式(I)、(II)と(III)のアルキルポリグリコシドは1.1と2の間に含まれる、同一または異なるX1,X2とX3の値を有する。本発明の他の有利な側面によれば、乳化組成物はR1が12個の炭素原子を有する脂肪族基である化学式(I)のアルキルポリグリコシドと、R1が14個の炭素原子を有する脂肪族基である化学式(I)のアルキルポリグリコシドを有する。他方、R2とR3は、R2がパルミチル基を表し、R3がステアリル基を表すように、アルキル基である。化学式(II)のアルキルポリグリコシドと化学式(III)のアルキルポリグリコシドの重量比は通常10/90と90/10の間に、好適には30/70と70/30の間に含まれる。通常、本発明による乳化組成物は先に規定したような、化学式R’OHの複数の脂肪族アルコールから成る。これらの脂肪族アルコールは:(i)12または14個の炭素原子を含む少なくとも一つの脂肪族アルコール、好適には12個の炭素原子を有する脂肪族アルコールと14個の炭素原子を有する脂肪族アルコールと;(ii)16個の炭素原子を有する脂肪族アルコールと18個の炭素原子を有する脂肪族アルコール、を含む混合物の形を取る。乳化組成物内に存在する脂肪族アルコールは好適には飽和したアルキル基R’を含んでいる。12個または14個の炭素原子を有する脂肪族アルコールと16個と18個の炭素原子を有する脂肪族アルコールの間の重量比は一般的に0.03と0.1の間に含まれる。別の側面によれば、本発明は少なくとも一つの水相と油相を含む乳剤にも関するものであり、前記乳剤には先に規定したような、本発明による乳化組成物が含まれる。乳剤を構成する油相は下記の油から選択した一つの油で構成することができる:・植物性油、例えば、甘扁桃油、コプラ油、ひまし油、ホホバ油、オリーブ油、菜種油、落花生油、はしばみ油、パーム油、シアバターノキの油脂、杏核油、カロフィラム(calophyllum)油;・動物性油脂、例えば、ペルヒドロールスクアレン・鉱物油、例えば、パラフィン油、ワセリン油、および沸点が300と400℃の間に含まれる、石油の留分から得られるものを始めとする、鉱物油;・合成油、例えば、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸プロピル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ヘキサデシル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸ドデシル、ラウリン酸ヘキシル、ジカプリル酸(dicaprylate)、プロピレングリコール、ラノリン酸誘導エステル、例えば、ラノリン酸イソプロピル、ラノリン酸イソセチル、イソパラフィン、およびシリコン油。後者の中でさらに、とくにジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミノ修飾シリコンアミン、脂肪酸によって修飾されたシリコン、アルコールによって修飾されたシリコン、アルコールと脂肪酸によって修飾されたシリコン、ポリエステル基によって修飾されたシリコン、修飾エポキシシリコン、フッ素を含む基によって修飾されたシリコン、環式シリコン、およびアルキル基によって修飾されたシリコンを挙げることができる。これらの乳剤は、本発明による乳化組成物を、水または極性のある溶剤内で、例えば、50と80℃の間に含まれる温度で、高温で分散させて調製できる;この分散は単純な撹拌、とくに機械式の、緩慢な撹拌によって実現される。乳剤が先に規定したような油を含有するとき、後者は、50と80℃の間に含まれる温度で、本発明による乳化組成物によって溶かすことができる。得られた混合物はつぎに、50と80℃の間に含まれる温度にした、水または極性のある溶剤内で分散される。一般的に、本発明による乳剤は先に規定した乳化組成物を重量で1から10%含有している。別の側面によれば、本発明は安定した乳剤の、とくに-20℃未満で安定した乳剤の調製のための自己乳化剤としての乳化組成物の使用に関するものであり、ここで前記乳化組成物と前記乳剤は先に規定したものとする。さらに、ヒト、または動物の身体の衛生においてこのように調製された乳剤の使用、ならびに日光への曝露に結びつくヒトまたは動物の身体の皮膚疾患の予防または対症治療法の実施のためのこのように調製したクリームも対象とする。下記の例は本発明を説明することを目的とする。実施例1:本発明による乳化組成物の調製法多機能反応装置の中に下記の組成(重量%)を有する脂肪族アルコールの留分を投入する:・ラウリルアルコール(C12) 12.5%・ミリスチルアルコール(C14) 17.5%・パルミチルアルコール(C16) 29.0%・ステアリルアルコール(C18) 41.0%脂肪族アルコールとグルコースのモル比が6:1になるように反応装置内にグルコースも投入する。ついで、触媒として硫酸の存在の下で、100と105℃の間に含まれる温度で5時間の間グルコースを脂肪族アルコールと反応させる。反応は水銀柱15mm(2kPa)の部分的真空内で実現する。得られた組成物は下記の含有率(重量%)で75.5%の遊離脂肪族アルコールを含んでいる:・C12 9.5・C14 13.0・C16 22.0・C18 31.0反応後、塩基によって触媒を中和する。反応混合物内に存在するC12とC14のアルコールは薄膜蒸発器上の蒸留によって部分的に除去される。所望の組成物を得るために、反応媒体内に、16から18個の炭素原子を含む脂肪族アルコールを添加する。得られた組成物は下記を含有する:-遊離脂肪族アルコール(重量%):・C12 ≦1.2・C14 ≦2.0・C16 26.0・C18 36.0-アルキルポリグリコシド(重量%)・C12 5.76・C14 7.44・C16 9.60・C18 13.2実施例2:本発明による乳化組成物の調製法本発明による乳化組成物の調製のために、それぞれアルキルポリグリコシドと遊離脂肪族アルコールの混合物を主成分とする、組成物2と組成物3を混合した。組成物2は国際出願WO-92/06778に記載の方法によって調製した。この組成物2は下記を含有していた(重量%):・C12のアルキルポリグリコシド 10.0%・C14のアルキルポリグリコシド 10.0%・セチルステアリルアルコール 80.0%組成物3はS.E.P.P.I.C.の名前で1994年11月16日に出願された、国際出願PCT/FR/94/01336の実施例3に記載の方法によって、アルコールの適切な混合物にグルコースを反応させて調製された。もっと正確には、この組成物3には下記も含まれている(重量%):・C12のアルキルポリグリコシド 14.4%・C14のアルキルポリグリコシド 18.6%・C16のアルキルポリグリコシド 09.0%・C18のアルキルポリグリコシド 18.0%・ラウリルアルコール 03.0%・ミリスチルアルコール 04.0%・パルミチルアルコール 06.0%・ステアリルアルコール 27.0%組成物2と3は固体の形であった。ついで、成分とそれらの相対的比率が上述の実施例1で得られたものと同一の、本発明による乳化組成物を得るために適切な比率で、それらを70℃で一緒に溶かした。実施例3:日焼け止めクリーム下記の化合物を含む日焼け止めクリームを調製する(重量%):*A相):・実施例2の乳化組成物 5.0%・ジメチコーン 5.0%・シクロメチコーン 10.0%・ベンゾフェノン-3 0.5%・オクチル パラメトキシケイ皮酸塩 5.0%*B相):・セピシドHB(1) 0.5%・セピシドCl(2) 0.2%・香料 0.1%*C相):水 q.s.p. 100%(1):S.E.P.P.I.C.によって市販されている保存剤(2):S.E.P.P.I.C.によって市販されている保存剤日焼け止めクリームは次のようにして得られた:・A相)を70℃で溶かす;・C相)を75℃に加熱する;・乳剤を形成するために軽く撹拌しながらA相)とC相)を混合する;・形成された乳剤が40℃になったとき、その中にB相)を導入する;・必要ならば、pHを6に調節する。得られた乳剤は輝く白いクリーム状の外観である。その粘度は25000mPa.sである(Brookfield LVF,module IV,毎分6回転)。得られた乳剤の低温安定性を評価するために、下記の試験にかけた:・乳剤を30mlの2個のガラス瓶内に包装した。瓶の一方を-26℃で冷凍し、他の瓶(対照乳剤)は環境温度で保存した。後者の瓶内に入れられた乳剤は基準の役割を果たす。試験した乳剤は-26℃に18時間置き、ついで6時間の間環境温度で自然に解凍させた。試験乳剤と対照乳剤はつぎに比較目視試験にかけ、下記のように評点をつけた:・0:均質で、なめらかで光沢のある外観に関して、試験乳剤は対照乳剤に相当する。・X:試験乳剤は対照乳剤よりも表面に艶となめらかさがない。・XX:試験乳剤ははるかに粒状の*、輝きのない表面を有し、特徴的な、対照乳剤と比較しないでも容易に識別できる外観である。・XXX:試験乳剤は型くずれし、表面に水が滲出している。*外観は粒状であるが、乳剤をのばすと粒子の物理的存在は認められない;これは検査と目視評価にすぎない。上述の方法によって得られた日焼け止めクリームを、先に規定した、低温試験にかけて、評点を付けた。実施例4:植物油クリーム下記の化合物(重量%)を含有する植物油クリームを調製した:*A相):・実施例2の乳化組成物 5.0%・ホホバ油 5.0%・はしばみ油 5.0%・甘扁桃油 10.0%・DLα-トコフェロール 0.05%*B相):・セピシドHB(1) 0.3%・セピシドCl(2) 0.2%・香料 0.4%*C相):水 q.s.p. 100%(1):S.E.P.P.I.C.によって市販されている保存剤(2):S.E.P.P.I.C.によって市販されている保存剤植物油クリームは次のようにして調製した:・A相)を70℃で溶かす;・C相)を75℃に加熱する;・乳剤を形成するために軽く撹拌しながらA相)とC相)を混合する;・形成された乳剤がおよそ40℃になったとき、その中にB相)を導入する;・必要ならば、pHを6に調節する。得られた乳剤は輝く象牙色のクリーム状の外観である。その粘度は23000mPa.sである(Brookfield LVF,module IV,毎分6回転)。この植物油クリームを上記の実施例3に記載の低温試験にかけた。この試験にかけた組成物の目視検査の結果、評点は:0が付けられた。実施例5:下記(重量%)を含む各種の乳剤を調製した:・アルキルポリグリコシドと脂肪族アルコールを主成分とする乳化組成物 5.0%・油 20%・水 q.s.p. 100%使用された乳化組成物は実施例2のもの(組成物1)、または上記実施例2に規定した乳化組成物2である。使用した油は下記のものであった:・PRIMOL 352:ESSOから市販されているパラフィン油・LANOL 1688:S.E.P.P.I.C.社から市販されているオクタン酸セテアリル・甘扁桃油(HAD);・DC 200/350:Dow Corning社から市販されているジメチコーン。得られた乳剤を実施例3に記載の低温試験にかけた。得られた結果は下の表1に示されている:得られた結果は、本発明による組成物は低温に置かれたときに従来技術による乳剤よりも明らかに安定性があることを示している。 重量で30から40%のアルキルポリグリコシド混合物と、R’が12から18個の炭素原子を有する、飽和または不飽和アルキル基である化学式R’OHの、重量で70から60%の少なくとも一つの脂肪族アルコールを含む乳化のために使用される組成物において、アルキルポリグリコシド混合物が:(i)R1が12または14個の炭素原子を有する、線形または分岐した、脂肪族基であり、G1が糖の残基であり、X1が1と5の間に含まれる化学式(I):R1O(G1)X1 (I)の少なくとも一つのアルキルポリグリコシドと;(ii)R2が16個の炭素原子を有する、線形または分岐した、脂肪族基であり、G2が糖の残基であり、X2が1と5の間に含まれる化学式(II):R2O(G2)X2 (II)のアルキルポリグリコシドと;(iii)R3が18個の炭素原子を有する、線形または分岐した、脂肪族基であり、G3が糖の残基であり、X3が1と5の間に含まれる化学式(III):R3O(G3)X3 (III)のアルキルポリグリコシドを有し、化学式(I)のアルキルポリグリコシドと化学式(II)と(III)のアルキルポリグリコシドの重量比が0.4と5の間に含まれ化学式(II)のアルキルポリグリコシドと化学式(III)のアルキルポリグリコシドの重量比が30/70と70/30の間に含まれ、前記アルキルポリグリコシド混合物は、脂肪族アルコールの混合物をグルコースと反応させて得られたものであることを特徴とする乳化組成物。 請求項1に記載の組成物において、化学式(I)のアルキルポリグリコシドと化学式(II)と(III)のアルキルポリグリコシドの重量比が0.5と1.5の間に含まれることを特徴とする組成物。 請求項1または2のいずれか一つに記載の組成物であって、G1,G2,G3がたがいに独立してグルコースまたはフルクトースの残基を表す組成物。 請求項3に記載の組成物において、G1,G2,G3がグルコースの残基を表すことを特徴とする組成物。 請求項1から4のいずれか一つに記載の組成物において、同一または異なるX1,X2とX3が、それぞれ1.1と2の間に含まれることを特徴とする組成物。 請求項1から5のいずれか一つに記載の組成物において、R1が12個の炭素原子を有する脂肪族基である化学式(I)のアルキルポリグリコシドと、R1が14個の炭素原子を有する脂肪族基である化学式(I)のアルキルポリグリコシドを有することを特徴とする組成物。 請求項1から6のいずれか一つに記載の組成物において、R2がパルミチル基を表し、R3がステアリル基を表すことを特徴とする組成物。 請求項1から7のいずれか一つに記載の組成物において、一般化学式R’OHの複数の脂肪族アルコールの混合物から成り、前記混合物が:(i)12または14個の炭素原子を含む少なくとも一つの脂肪族アルコールと;(ii)16個の炭素原子を有する脂肪族アルコールと18個の炭素原子を有する脂肪族アルコール;を含むことを特徴とする組成物。 請求項8に記載の組成物であって、C12の遊離脂肪族アルコール1.2%未満;C14の遊離脂肪族アルコール2.0%未満;C16の遊離脂肪族アルコール26%;C18の遊離脂肪族アルコール36%;C12のアルキルポリグリコシド5.76%;C14のアルキルポリグリコシド7.44%;C16のアルキルポリグリコシド9.60%;C18のアルキルポリグリコシド13.20%;を含む組成物。 少なくとも一つの水相と油相を有する乳剤において、請求項1から9のいずれか一つに記載の乳化のために使用される組成物を含むことを特徴とする乳剤。 請求項10に記載の乳剤において、油相がシリコン油、植物性油、及びパラフィン油の中から選択した少なくとも一つの化合物から成ることを特徴とする乳剤。 請求項10と11のいずれか一つに記載の乳剤において、請求項1から10のいずれか一つに記載の乳化のために使用される組成物を重量で1から10%含むことを特徴とする乳剤。 人体または動物の身体の衛生における請求項10から12のいずれか一つに記載の乳剤の使用。 請求項9記載の組成物を含み、日光への曝露に結びつくヒトまたは動物の身体の皮膚疾患の予防または治療処置法の実施のためのクリーム。