生命科学関連特許情報

タイトル:特許公報(B2)_コリノイドと合成油脂または植物油脂とからなる、皮膚疾病を局所治療するための外用医薬組成物
出願番号:1995501350
年次:2007
IPC分類:A61K 31/714,C07H 23/00,A61P 17/00,A61P 17/04,A61P 37/08,A61P 17/06,A61P 17/08


特許情報キャッシュ

クリンゲルヘラー, カルステン JP 3889037 特許公報(B2) 20061208 1995501350 19940615 コリノイドと合成油脂または植物油脂とからなる、皮膚疾病を局所治療するための外用医薬組成物 レーゲネラツィオ ファルマ アクチエンゲゼルシャフト 506270097 矢野 敏雄 100061815 山崎 利臣 100094798 久野 琢也 100099483 アインゼル・フェリックス=ラインハルト 100114890 クリンゲルヘラー, カルステン DE P4319629.2 19930615 20070307 A61K 31/714 20060101AFI20070215BHJP C07H 23/00 20060101ALI20070215BHJP A61P 17/00 20060101ALI20070215BHJP A61P 17/04 20060101ALI20070215BHJP A61P 37/08 20060101ALI20070215BHJP A61P 17/06 20060101ALI20070215BHJP A61P 17/08 20060101ALI20070215BHJP JPA61K31/714C07H23/00A61P17/00A61P17/04A61P37/08A61P17/06A61P17/08 A61K 31/00 - 33/44 A61P 17/00 - 17/16 A61P 37/00 - 37/08 CA(STN) REGISTRY(STN) EMBASE(STN) BIOSIS/MEDLINE/WPIDS(STN) 特開昭61−015809(JP,A) 特開昭62−072611(JP,A) 特開昭55−113721(JP,A) 特開昭57−131721(JP,A) 特公昭49−27337(JP,B1) 2 EP1994001951 19940615 WO1994028907 19941222 1996511260 19961126 5 20010502 山田 拓 本発明は、顕著な作用を示すコリノイド(Corrinoiden)と合成油脂または植物油脂とからなる、皮膚疾病、殊に炎症性および異常増殖性皮膚病、たとえば乾せん、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎および他の湿疹性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、神経皮膚炎を局所治療するための外用医薬組成物に関する。皮膚疾病、殊に慢性皮膚疾病の治療は、これが殆ど治癒しないので、医学的に大きな問題である。これら疾病の治療は、多くの場合患者に僅かな緩解を与えるにすぎず、多くの場合に治療効果は全く観察されない。これに加えて、多数の使用される作用物質、たとえばコルチゾンは副作用を有する。本発明の課題は、できるだけ副作用を示さない、殊に上記した皮膚疾病を治療するための有効な作用物質を提供することである。ところで意外にも、作用物質として式I[式中RはCN,OH,CH3またはH2Oを表わす]を有する化合物と合成油脂または植物油脂とからなる、乾せん、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎及び他の湿疹性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、神経皮膚炎を局所治療するための外用医薬組成物が見い出された。式Iを有する化合物は、コバラミン(Cobslamine)またはビタミンB12の名称でも知られている。このものは、医学においてたとえば悪性貧血の治療のために錠剤の形でないしは注射液として経口的または皮下的に投与される。上記の使用に対し投与すべき用量は、使用される化合物、投与形式ならびに治療形式に依存する。式Iを有する1種または数種の化合物を1×10-4〜1×10-2重量%の濃度で毎日1回または数回局所的に投与すれば、極めて良好な結果が得られる。投薬形は、製薬工業において常用のふ形剤ないしは希釈剤を含有することができる。適当な剤形の例は、溶液、乳濁液、懸濁液、ローシヨン、ゲル、軟膏またはクリームである。式Iを有する化合物は、好ましくは合成または天然産の油と組み合わせて適用される。植物油、殊にへんとう油、落花生油、ごま油、オリーブ油、コムギ胚芽油、トウモロコシ胚芽油、デイーステル(Diestel)油、大豆油、ひまわり種子油、ヤシ油、アボカド油、パーム核油およびカカオ脂の使用が特に適当であることが判明した。式Iを有する化合物の作用は次ぎの試験から明らかである:実施例軟膏の製造:アボカド油350ml,蒸留水350ml,D−パンテノール70ml,シアノコバラミン525ml,ヒドロキシコバラミン175mlおよび乳化剤(たとえばEuxyl K,LamecremeまたはEmulusanの商品名で入手可能)100gを混合し、引き続き1000mlにする。例1乾せんにおける作用乾せんに罹った被験者10人のグループにおいて、上記に製造した軟膏を皮膚の罹病箇所に毎日3回塗布した。罹病した皮膚に対する本発明による軟膏の作用を、10cm2の皮膚面積につき観察した。例2神経皮膚炎における作用例1におけるように、神経皮膚炎に罹った被験者10人のグループにおいて、上記に製造した軟膏を毎日3回罹病した皮膚に塗布した。罹病した皮膚に対する本発明による軟膏の作用を10cm2の皮膚表面につき観察した。上記実施例から、式Iを有する化合物の本発明による使用は緩解だけではなく、罹病した皮膚を比較的短期間に面積0cm2にまで減少することが明らかである。 作用物質として式[式中RはCN,OH,CH3またはH2Oを表わす]を有する化合物と合成油脂または植物油脂とからなる、乾せん、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎及び他の湿疹性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、神経皮膚炎を局所治療するための外用医薬組成物。 常用のふ形剤および/または希釈剤を使用する請求項1記載の医薬組成物。


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